ちゅんたろーの旅行記

2012年5月17日 (木)

よろり上海*4 山塘街へ運河クルーズ

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「ここが蘇州の城の西の門のひとつ胥門(ショモン)、歴史、古いよー」
蘇州を都としたのは紀元前6〜5世紀の春秋時代の呉の国。
呉越同舟、臥薪嘗胆の舞台です。
司馬遷の「史記」だー。
でも、中国の歴史は古すぎて広すぎて記述が大げさで細かすぎて、よくわからなーい。
くすす。
「東洋のヴェニス」といわれているけれど、ヴェニスよりずっと古い街です。


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「呉の偉かった人よ、総理大臣みたいな人よ、城壁を築いてこの街をデザインしたのが、この胥さんね」
ガイドのちんさんが熱弁をふるってくれましたが、どうもよく伝わってきません。


この大男の像の伍子胥(ごししょ)は楚の名家の出の人です。
父兄を楚王に殺され、復讐をちかって、呉で王をたすけ政治力をふるい、楚を討ちます。
恨みの楚王の墓をあばいて鞭打った「死者に鞭打つ」の激しい伍子胥です。
呉の王が夫差の代になると、うるさい強面じいさん伍子胥は次第に疎まれ、自害に追い込まれます。
「私の目玉を門にかかげよ、呉が越にほろぼされるのを見られるように」と言い残したように
伍子胥の死後、呉は越にやられてしまいました。


目玉をかかげよといったのは東の門らしく、ここではないようです。


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城壁の外側を流れる運河です。
同行10名の貸し切りちびた舟で、さあ、出発。


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長くなった日がまだ残っています。
ぼちぼちと灯りがともりはじめました。


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いい気候です。
風がとてもここちよい。


運河のほとりでは
散歩をしたり、おしゃべりする人があづまやに集っていたり
ゆるい時間に流れていきます。


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城壁はとぎれとぎれに残っているようです。
薄暗い中、ぼぉっと見ることができました。


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「蘇州は橋の博物館、いわれてるよ」
ひとつずつデザインの違う橋をくぐります。
上海にならい、こうやってライトアップするようになったそうです。


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うわぁ、きれいだなぁ。
舟がいったん止まりました。
広い運河はここまでです。


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狭い運河にはいると雰囲気がぐっと変わります。


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ゆらり、ゆうるり。


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左右の岸の生活の気配が、すぐそこです。


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開け放った古いすかしの窓
なにかのお店らしい。


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「山塘街です。あと少しでおりますから」


写真を見ていただきたいので
次回へつづきます。。。。




Banner_02伍子胥は2mをこえる大男だったそうです。2500年も前のおとこの像なんて〜



2012年5月15日 (火)

よろり上海*3 蘇州料理はあっさりめ

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ジーンズをはいたまま眠って
うう…と起き上がりました。
5時半にはロビーに集合して夕ごはんに出発です。
窓の外はどこまでも広がる街は殺風景です。


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バスで10分くらい市街地を走って、着いたレストラン。
見上げると「金満楼」。
すごい名前だね。
くすす。


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地元の人たちはすでに食事をはじめています。
一般的には仕事は9時から5時で、それから間なしの夕食時間なのだそうです。
「日本人は残業して、夕食、おそいね?」とガイドのちんさん。


大きな丸いテーブルを囲んで
頼んだビールはチンタオの大瓶1本は30元(約400円)
ビールはよく冷えてるけれど、味は薄くて水みたいです。
食感のいい細長いゆばと豚の三枚肉のスープ煮に
奥は鶏スープの茶碗蒸し
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山椒のかおりほんのり、もっと辛くてもいい麻婆豆腐
同行の「辛い~~~」発言に、そうかなぁと思うわたしです。


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上海近辺の魚料理に使われる魚は淡水魚です。
ここもそう。
魚と高菜のピリ辛煮、高菜がよく合って、くさみもなくおいしい。


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皿ごと蒸した肉粽です。
もっちり。


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小骨が残ってる鶏の甘酢かけ。
うまいです。


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湖や河川でとれる小さなエビです。
丸ごとバリバリいただきます。


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蘇州名物だそうです、おこげ料理。
キクラゲとトマトがなかなかマッチしています。


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ほうれん草炒め、青菜炒めはいいですね。
右後方の茶色のは炒飯です。
麻婆豆腐を乗せて食べると、うまい。

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ツアー同行10人
みんなで一緒に食べるのが苦手な人にはつらいかもしれないけれど
いろんなものが少しずつ食べられるのはなかなかよろしい。
蘇州のおそば、鶏のスープがあっさりして、つるつるといけます。
デザートはすいか。
食欲はなかったけれど、ちゃんと食べないとね。
全種類、しっかり味見もして
油もきつくないし、味もよくて食べやすい。
うん、おいしかった。


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レストランの前に、バイクでくだものを売りにきている人たちがいます。
「ダメ、ダメですから。買わないで」とちんさん。
「あれは、農薬がいっぱいかけてあるです。見た目きれいだけど、おなかこわすよ」
そうなんだ。
「ダイジョブなのは言いますから。餃子のことありましたけど、ダイジョウブですから」
…ん?
ちんさん、意味不明です。
ま、観光客相手のものは気をつけたほうがいいんだね。


これから、運河クルーズへ。
蘇州は水の都です。


Banner_02_2油も味も濃くなくて、おいしかったです。



2012年5月12日 (土)

よろり上海*2 蘇州の中肉包は1,5元

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上海浦東国際空港は広い広い空港です。
トランクが出てくるのを待っているあいだ、おっちゃんに日本円を元に両替してもらいます。
麻薬犬なのか、出てくる荷物を数匹でチェックしています。
待っていてくれたのは、ガイドのちんさん。
ツアー同行は10名です。


目指すは上海の西へ、バスで2時間と少し。
江蘇省の蘇州です。
車窓の景色を楽しみたかったけれど、もうろうとして
窓からの陽射しがきつくって、乱暴な運転でがたがたして
ときおり高層マンションの団地がにょきにょき茂る単調な道中
またしてもとろとろ眠っておりました。


少し落ちついた街に入ったな、と思ったら、蘇州。
想像していたのは「ザ・田舎」だったので、その街ぶりにへぇと目が覚めたあたりで、ホテルに到着です。



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蘇州雅都大酒店
蘇州でのお宿です。
中国とは時差1時間。
チェックインしたのは2時過ぎです。
少々古いホテルだけれど、吹き抜けロビーは開放感があります。



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5時半に夕食に出かけるまでフリータイムです。
「どうする?」
わたし、休んでいたい。
「そうやなー。ホテルのまわりを少しだけ歩くか」
うん、コンビニで水買いたい。


南と東に窓がある角部屋で、明るいです。



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よく言えば、クラッシックな調度品で
昔はシックでモダンで素敵だったかも、な室内。
チェアはぼこっとお尻が沈みます。
くすす。
アメニティも一応そろっていて、バストイレ一体型
シャワーは固定で、ちびっと使いにくい。
清潔なので、合格といたしましょう。


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ホテルの正面から左へ曲がった筋を少しゆき、細い運河をこえると
コンビニのようなスーパーと書かれた店内が薄暗い地元密着商店がありました。
元気なら何が売られているか興味深く探検するところです。
ちんたおビール4本とミネラルウォーターを買って、15元(約200円)
店主のおじさんは外国人に慣れてるふうです。


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地元のメシ屋さんに食指を示すおっちゃん、小腹がすいてて当然の時間だけど
わたしはそんなにいらないの、歩きたくないホテルに戻りたいとつぶやいてたらば
すたすたとはっきり目的に向かって直線歩行のおっちゃんです。
おお、肉まん屋さんだ。
ホテルのすぐ隣、よく見つけたね、おっちゃん。
笑顔がやさしいお店のおばちゃんです。



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中肉包、これをふたつ、と指差して
一個1、5元(約20円!)で買ってもらいました。
フタを開けるとゆげがもわぁ~~~。


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よく冷えた青島ビールと中肉包で乾杯。
どちらもめちゃうまです。
ここによく合っています。
豚肉がごろっと入った中肉包、厚めの皮とじゅぅとマッチしてうまいです。
わたしは一個の半分をおいしくいただいて
「ぼくは本を読んでるし、寝とりやー」
という声も遠く
ベッドにもぐり、5時までとろとろ眠ったのでした。


Banner_02_3中肉包、安いのにうまかった~~~~



2012年5月10日 (木)

よろり上海*1 あかんちん

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親孝行だわ、いちじく。
5月2日からの旅行の前日、安心のための尿検査のおしっこ採取に成功したのは午前9時、10時に来てくれたヘルパーさんに動物病院に持っていってもらい、検査結果も良好で、もきもき材料がひとつ解消いたしました。
だけれども、ヘルパーさんいわく「ちゅんちゅんさんの様子がおかしいですよ。顔色悪いし、具合、大丈夫ですか?」
旅行前はいつもこんなんで、緊張がすごく激しくて…。
「旦那さんと一緒でしょう?心配ありませんから。でもちょっと変ですね。もう休んでくださいな」
はい、寝てることにします。


エビリファイの副作用が出て、服薬を中止して6日目でした。
体調が整わないまま、午後には止まっていた生理がはじまってしまった。
ほんとに副作用だったんだ、だけど、旅行に生理がかかるなんて、
想定外です、困ったことになった。


ソウル、台北、ソウル、と動き回る旅行が平気だったので、今回もそのつもりのスケジュール。
ああ、どうなるんだろう。
とにかく、トランクに荷物を詰めて、眠る。
寝苦しい。
夜も早く就寝しました。
寝苦しい。
朝はまだ暗い4時起床の6時出発です。


天気予報どおり、雨。
からだがだるく、鈍いです。
関空は、5月2日だというのにすいており
ラウンジで待つあいだ、好きなコーヒーも飲めなくて、ポタージュスープ。
10分早い8時50分の離陸となったエアチャイナ上海行きは
およそビジネスマン、観光客はちらほらといったところで、空席が目立ちます。
すぐにとろとろと眠り
配られた機内食のお蕎麦がしょぼいねーと言い合って
またとろとろとしているうちに
上海は浦東国際空港に到着してしまいました。


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Banner_02_2出だしからこれですから〜〜



2012年4月27日 (金)

ソウルB級グルメツアー*21 よろよろだけど上々

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満腹してから、金浦空港まで送ってもらいました。
車中のことは、記憶になし。
半分もうろう、半分眠ってたのだと思う。
空港内の説明を受けてから、ありがとうございます、さようなら。
エスカレーターをのぼっているわたしと小妹を、ガイドさんは下で手を振って見送ってくれていました。


金浦空港はアウトレットやロッテマートなど買い物を楽しむならチェックインの前にしなくちゃいけない。
でももう歩き回る元気はありません。
中に入って待ってようよー。
「そうだね」
足ツボマッサージ、してもらおうよねー、くたくただもん。
「どうかなぁ、ないかもよ」
ふつう、あるよー。


はたして、小妹のよみどおり、マッサージ店はありませんでした。
ちびたな免税店とカフェがあるだけ。
ああ…。
ああ…。
カフェでコーヒーとマフィンを買って、搭乗口のところまでよろよろよろ。
座って、ぼやぁぁっとしていたら、小妹がちいさな漢方薬のかけらを「はい、これ」。
カンボジアでも小妹から出た「はい、これ」を思い出して、あれだね?
はい、いただきます。
苦くてまずいけど、舐めてとかすんです。


しばらくたって、ちゅんたろー、復活いたしました。
すごいよね、これ、ね。
「よかった、効いたみたいやねー」
周囲がはっきり視界に入るようになり、お、大丈夫大丈夫。
ふつうにおしゃべりもできるようになって、無事に搭乗できました。


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短いフライトの帰路にもやはり機内食は出ます。
ちらし寿司を少しつまんで、ビールをひとりいただきます。


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「楽しかったねー。また行きたいな」
うんうん、そうだね、充実してた。
また行こう。
「次は冬じゃないときにしよう」
同感です。
くすす。
冬に大阪よりさらに厳寒の地を旅行できたのは自信。
ほらほら、ソウルに行ったあの冬だよ
そうそう、調子がよくて、それにしてもよく行けたよね。
マイナス10℃はほんとに切れるように冷たかったんだよね。
おもしろかったよねぇ。


未来の声まで聞こえてきそうないい旅行になりました。




Banner_02_2帰国後「よかったけど、冬はあたたかいところへ行ったほうがいい」という声多し、でございました。




2012年4月24日 (火)

ソウルB級グルメツアー*20 大統領も通う「イェンナルミンソッチプ」

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景徳宮では民族衣装の衛兵さんの交代式の最中です。
その前を通り抜け、右へ曲がり北へ。
青瓦台を右に見ながらさらに北に向かいます。
青瓦台の大統領も通うという「イェンナルミンソッチ」でお昼ごはんです。


ふつうのレストランです、特別な雰囲気はありません、庶民的です。
入ると2階席に案内されました。
ここも靴を脱いで、日本のお座敷ふうの部屋です。


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メニューは豆腐韓定食。
ボリュームたっぷりです。
まずは、豚肉や豆腐をキムチやにんにくと菜っ葉にくるんでぱくつく、ポッサムキムチ。
干し鱈を甘辛く味付けて焼いたもの。
チヂミに、ナムル数種類のおかずいろいろ。
それから、スンドゥブ(豆腐)チゲ。
「おねーちゃん、よう食べるねぇ…」と小妹。
なんだか、ものすご食べないかん強い意識がはたらいて
おなかぽんぽんになるまでいただきました。


登山帰りのお客さんも多いようで、その中のおばちゃんの大きな声が
聞き耳をたてるつもりはなくても、おかしくて笑えます。
合いの手に、あいごー、あいごー♪とリズムがいいんです。
くすす。


野菜たっぷり、魚や豆腐や、とってもヘルシー。
大統領も同じものを食べたのかな。
親近感と満腹で大きなおなかを抱えて、ごちそうさま。
お店を出ました。


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Banner_02ふつう疲れたら食べられないのに〜〜




2012年4月16日 (月)

ソウルB級グルメツアー*19 インサドン物語で伝統茶

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とにかくからだを休めたい、暖めたい。
仁寺洞の南の入り口近く、セブンイレブンのすぐ北のビルの2階
「インサドン物語」にたったったとあがりました。
伝統茶のカフェです。


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伝統茶といっても、韓国で昔から親しまれてきた飲料のことで
茶葉を使ったものではなさそうです。
とうもろこし、はと麦、麦、玄米などの穀物から
柚子、ナツメ、カリンなどのくだものや生姜、高麗人参、桂皮、五味子などを
煎じたりしたものです。
「おねーちゃん、五味子茶はやめといたほうがいい。おいしくないけん」と小妹。
五味子(オミジャ)茶って、鮮やかな赤いお茶で、ガイドブックにもあったありました。
冒険はやめておこう、ホッとしたいから。
くすす。


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小妹は柚子茶、わたしは暖まりたいから生姜茶にしました。
すった生姜がたっぷりで蜂蜜で甘くしてあるのがとてもおいしいです。
ああ、こういうの、日本でも冬に街で飲めたらいいのにな。


店内はやわらかい雰囲気でくつろげます。
ふぅ。


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仁寺洞で欲しかったけどやめたのは、木工細工のすてきなひとり用のお膳です。
ほら、よく韓国時代劇で登場する、ごはんやお酒がのせられてるあれです。
どう考えてもトランクに入らんのがおしい。
興味がふくらんだのは、陶磁器と古い工芸品。
いいものを観て回りたいと思った。
青磁に白磁、民芸実用品
お店や美術館の下調べをしてこなきゃ、です。


今回はもうじゅうぶん。
さ、お茶菓子つまんだばかりだけど、ランチに行きましょうか。



Banner_02_2生姜、てんこ入りでしたのよ、奥さまっ。(*´艸`)クス



2012年4月 3日 (火)

ソウルB級グルメツアー*18 仁寺洞通り(インサドンキル)

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最初に覚えたソウルの地名は明洞(ミョンドン)
その次が仁寺洞(インサドン)
日本も韓国も言語のもともとは中国、漢字です。
両国のことばは文法の展開もよく似て、親しい。
そんな中、韓国語の漢字の読み方は音読みのみ。
ひとつの漢字にひとつの読み、が基本です。
洞はドンなのね。
韓国語習得は遅々としてすすみません。
くすす。


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仁寺洞(ニンサドン)は王宮の南、朝鮮王朝時代、貴族の両班(ヤンパン)たちが住んだあたりで、今も伝統工芸品の店などが連なるスポットとして人が集まります。
スタバもコスメショップも看板はハングルです。


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広い通りは歩行者天国で、屋台がぽつぽつ。
ホットックの店には行列ができています。
ちょっと何か食べながら、散歩するのがスタイル。


雰囲気のあるお店をおもてから写真に撮ったら、
急ぎ出てきたご主人に「うちは撮影禁止なんです」と韓国語で注意され
目の前で削除してみせました。
気をつけなくちゃ、ですね。



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頬が痛いほど寒いのに陽射しは明るくまぶしい。
春は光。
目を射して射して、しだいに眠たくなってきます。




Banner_023日目とあって、さすがに疲れています。



2012年3月29日 (木)

ソウルB級グルメツアー*17 ハングルでも「ワンピース」

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この朝も寒いんです。
車から降りただけで顔や耳が切れそうに痛い。
清渓川(チョンゲチョン)の滝のしぶきも凍りつきそうです。
市の西から東へ流れるこの川は、その昔は本当の川だったのを暗渠とし高架道路にしたけれど、その老朽化にさいして、李明博(イ・ミョンバク)大統領がソウル市長だったときに河川再生を決断。
人工河川としてよみがえったのだそうです。
水は漢江からひいて、循環させている、とガイドさん。
今は市民の憩いの散歩道になっているとか。
ガイドさんの声もカチンカチンに凍ってとぎれとぎれにしか耳に届きません。


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景福宮(キョンボックン)の正門である光化門(クァンファムン)の前の広場です。
ハングルを作った李朝4代世宗(セジョン)大王の像の前です。
この広大な広場は有事のときには滑走路になるとか。
大王像の右手にはすぐアメリカ大使館。
振り向くと、少しはなれて、豊臣秀吉と戦った英雄、李舜臣(イ・スンシン)の像も南をにらんで立っています。
なにしろ、風がからだを切れ切れにするように吹いていくのです。



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どこに行くのか階段をおりました。
風をさけられただけでもホッとする、と思ってついていくと
大きな大きな本屋さんで、びっくり。
*「教保文庫(キョボムンゴ)」でお気に入りの韓流スターのグッズなどお選びください*とスケジュールにあったので
オタクっぽいお店なのかと勘違いしていました。
ここでしばらく時間をとってもらいました。
ハングルの本はわかんないよねぇと言いながら、一通りまわっていると、和書や洋書も相当量あります。
ハングルの絵本を2冊選びました。
ベストセラーのディスプレイを眺めていると、コミック「ワンピース」の最新刊がハングルに訳されてもう出てる。
じゃあ、とコミックコーナーがどこかたずねて、行ってみると、こちらも驚きの充実ぶりです。



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「ドラゴンボール」「NARUTO」から「深夜食堂」まで、あるあるあります。
絵本2冊が19000ウォン(1530円)
「ワンピース1巻」5000ウォン(350円)
袋代100ウォン(7円)で購入。
黄緑色のブタの貯金箱をおまけにもらいました。



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Banner_02_3文具やファンシーグッズ、カフェも併設されています。おもしろかった!



2012年3月23日 (金)

ソウルB級グルメツアー*16 「武橋洞 ムギョドン プゴグッチッ」干鱈のスープ

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ソウル市庁の近く、「ムギョドン プゴグッチッ」の前は朝から待ちができています。
「ニラをとたーっぷり入れて食べてくださいね、たっぷり!ですよ」
空席ができるまでの間にガイドさんが指南してくれます。
プゴグッは、干し鱈のスープのこと。
二日酔いの朝に、コラーゲンたっぷりで美容に、とても効くらしい。
このお店、メニューはプゴグッだけ。
満席のお客さんはみんな同じものを食べてるというわけです。


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テーブルには白菜キムチ、きゅうりのしっかり漬物、ニラキムチ。
自由に好きなだけどうぞ、というのにも慣れてきました。


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ごはんと何かの塩辛と、プゴグッ。
ねえ、小妹、ニラ、そんなに少しでいいの?
わたしは、たっぷり。
具は、干し鱈と豆腐と卵、白濁したスープはやさしくて、とろりとしながらすっきりうまい。
何かの塩辛で味を調節しながら、ごはんを入れながら、キムチでアクセントをつけながら
「これは昨日のコムタンよりおいしいかも!」と小妹も気に入ってるようす。
うん、わたしもそう思うよ。
何かの塩辛はごはんにのせてもうまいです。


おなかをよしよしとさすりつつ
ごちそうさまとお店を出るときは、さらに行列が長くなっておりました。


Banner_02_2コラーゲンたっぷり♪小妹の干し鱈までスプーンのばしていただきましたっ。




2012年3月20日 (火)

ソウルB級グルメツアー*15 ガイドさん交替

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わたしと小妹が車内で小声で話していたら
「なんですかー?秘密はいけません」とガイドさん。
秘密なんかじゃありませんよ、たいしたことじゃないんです。
「うーん、ぼく、気になります。大きな声で話してください」
いえ、ほんとにちょっとしたことなんですってば、くすす。
会話が気になるお兄さんガイドさんは
BBクリームのカバー力の話では「カバー力」という日本語と意味を覚え
わたしが買ったシルクのシュシュの値段の妥当性の話のときには「シュシュ」が何かを知ったりして
ソフトで細やかな気配りとまじめで上手な敬語で、いい感じです。


ロッテシティホテル麻浦近くにはチョッパル(豚足)のおいしい店が立ち並ぶ通りがあるのだそうです。
わたし、豚足、大好きですー、くすす。
「へぇ、そうなんですか?じゃあ、ホテルに戻ったら、夜食にぜひ行ってくださいよー。焼酎のつまみにいいですよ、ぜったい」
うーん、食べてみたいけど、おなかいっぱいでそれはムリかも、くすす。
二日間、友だちみたいに楽しく親しくあちこち案内してくれたお兄ちゃんガイドさんともそろそろお別れ
「ぼくもほんと楽しかったです!」
ホテルのエレベーターのところまで送ってもらって、手を振りました。
「いい人だったねー。ほんとに楽しそうやったよ、よかったね」と小妹。
最終日は、別のガイドさんに交代です。


さて、ロッテマートに買い物に行こう。
座り込んでしまう前に、また地下2階におりました。
それぞれカゴを持って、じっくり。
わたしは、コチュジャンに、チゲの素に、トッポッキ味のスナックに、ラーメン
生活用品を眺め、韓国のスプーンとお箸、焼酎をストレートで飲むとき用のちびたグラス3個セット、
ペットボトルの焼酎も1本
小妹もちょこちょこ買い物して部屋に戻ると、はぁ、と疲れも出ます。
「足、痛いよぉ」
シャワーを浴びて、アイスを食べてる小妹が右足首さすりつつ、かなしげです。
わたしはビールを飲みもって、マッサージをしてあげようね。


室内はとても乾燥していて、バスタブにお湯はりドアを開け、バスタオルをひたひたに濡らして椅子にかけて、と加湿器代わりの予防策をして休みます。


翌朝、ふたりして飲みすぎ食べ過ぎでむくむくにむくんだ顔で7時起床。
小妹のゾンビ度が増しています。
「うう…おねーちゃん、どうしてそうさくっと起き上がれると?」
あはは、若いからねー。
パッキングをすませ、チェックアウト。
迎えにきてくれたのは、背の高いわたしよりさらに大きな女性ガイドさん。
変わってる…。
変わってるのはメイクです。
アイラインをきっちりひいてるのに口紅はなし。
ふーん、いまどきはそうなの、どっちかをというのなら、アイラインより薄い色の口紅だけど。
つい目元口元に視線がいってしまいます。
「今日もお天気いいですよ。冷えてますよー。さ、いきましょう」


午後の帰国便まで、がんばろう。
寒さにも慣れてきた気がして、元気です。

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Banner_02最後までお兄ちゃんガイドさんがよかったなー。(*´艸`)クス




2012年3月17日 (土)

ソウルB級グルメツアー*14 「ハノッチッ」でキムチチム

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江南(カンナム)から漢江(ハンガン)を北に渡る道は渋滞しています。
疲れてとろとろ眠たい目に入り日がまぶしくしみます。
ソウルの西には山はなく、遠く仁川(インチョン)の向こうは海です。
海に沈む太陽の色って、こうだな、とぼんやりする。
ああ、1日、よく歩きました、食べました。


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しあげの晩ごはんは「ハノッチッ」でキムチチム。
チムというのは蒸し煮のことだそうだけど、聞いたことのない料理です。
庶民の古い韓屋(ハノッ)です。


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中はとてもあたたかい。
ここもオンドルです。
床が高くなっており、靴を脱いで、おじゃまします。
家族連れなど、すでにテーブルを囲んでくつろいでいます。


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少しすっぱいキムチの古漬けと豚肉を蒸し煮したものがキムチチム。
ガイドさんが器用にハサミでキムチをちょきちょき。
豚肉がとろとろで、キムチでくるんで、ぱくり。
んっまいーっです。
豚肉とキムチの相性のよさ、韓国に来るたび思い知ります。
うまい~~!



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注文したビールを、くぃっと飲んで、お疲れさま。
「おねーちゃん、ここってさ、おいしいよね」
うんうん、わたしもそう思う。
キムチチゲの鍋が目の前にどーん。
これでふたり分です。
豆腐に豚肉にいろいろに、ラーメン。



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ガイドさんが、ばきっと割って、入れてくれました。
「あ、、、自分でやりたかったですか?」
いえいえ、ありがとうございます。



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おだしがすごくいいんです。
「辛いけど、これはぜんぜん平気。おいしいよねぇ」
空腹じゃなかったのに、どんどんいけます。


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もやしのナムルやチャプチェや韓国のり。
キムチチムのキムチは古漬けだけど、おかずのキムチは浅漬けで、さっぱり。
ラーメンも食べながら、メシも食べちゃうという。
「この店がいちばんなんです。回っていて、ほかはもういいかなと思うんですけど、ここは必ず食べようって思うんですよ」と率直なにこにこ顔のガイドさん。
きゃー、明日もまだあるんですよ。
くすす。


P1040767一方通行じゃない…


なごやかににぎわう店内です。
すぽっと脱いで履けるブーツでよかった。
ビール代3000ウォン(210円)を支払って、外に出ます。


細い坂道を下りてくる迎えの車に突っ込む乗用車です。
こんなに細いのに一方通行じゃない。
どちらも引かず、タイヤをガリガリさせながら、時間をかけて行きあいました。
荒っぽい。
イラついているかと心配した運転手さんは笑っていました。



Banner_02うまかったーーっ!!!




2012年3月16日 (金)

ソウルB級グルメツアー*13 狎鴎亭(アックジョン)から街路樹通り(カロスキル)へ

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ランチのあとは東和免税店に連れて行ってもらいました。
買いたかったDr.ジャルトで目的のものを無事購入です。
若い店員さん「どこが気になってますか~?」
ああ、ここのね、シミが濃くなってしまったの。
「うーん、シミはたいしたことないけど、毛穴が開いて目立ちます!」
え?
えーーーーーーーーーーっ、そんなにっ?
「かたつむりのクリームの新製品が効きます!」
昨日明洞でいろいろ買っちゃったから、ごめんね。
「でも、メイクは上手よー」
そ、そう?ありがとう…。
率直すぎて、笑えます。
ぷすす。


こじんまりした免税店で、明洞のロッテ免税店のほうが充実しています。
客は次々やってきて、日本人より中国人のほうがだんぜん多いです。


さあ、漢江(ハンガン)を渡って、江南(カンナム)へ行きましょう。
川の向こうは芸能人の姿も目撃されるらしいおしゃれすぽっと
日本でいえば青山のような狎鴎亭(アックジョン)です。
しかし、下調べをしなかったせいか、このロデオ通りのおしゃれさが
さっぱりわかりません。


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「そうだ、おねーちゃん、コンビニに行こうよ」
うんうん、寒いし、ちょうどいいね。
と、このあたりから、小妹の歩き方がおかしいんです。
「なんか足首いためたかも…」
かなり痛む?
「けっこう痛い、かなー」


歩き回るのはやめて、待ち合わせ場所のギャラリア百貨店で暖かくいて
次に向かったのは西へ数百メートルの街路樹(カロスキル)。

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カロスキルも人気のおしゃれスポットで、雑誌によくとりあげられています。
まずは、カフェで休憩です。
疲れてはいないけど、寒いんです。
ふだんなら絶対やめておくところだけど、人気だというコグマラテ。
さつまいものラテです。
甘い、甘いです、ラテというよりさつまいもぜんざいみたいです。


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暖まったところで、カロスキル散策へ出かけます。
若いかわいい女の子が露店でアクセサリーを売っています。
お、これ、いい感じ、どお?と恐る恐る小妹をうかがう。
「うん、それなら、おねーちゃんらしいし、使えるんじゃない」とたぶんしょうがなくうなずいてくれました。
黒い皮をぐるぐる巻くタイプのブレスレットのような腕時計を買いました。
43000ウォン(3000円くらいかな)
日本で露店で何かを買おうなんて思わないのに、楽しい。
壊れずに動いていて欲しいな。


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左右一車線ずつの狭い通りをはさんで、カフェやレストラン、ブティックやアクセサリーショップが並び、おしゃべりや買い物を楽しむ人でにぎわっています。
日本からの観光客、いや慣れた様子の買い物客も多いです。


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歩道からふらりと入りやすい店が多く、気楽です。
ちょっと見て、歩いて、ちょっと入ってみて、小物がかわいくて
お、高くないし買っちゃおうか、お店の人は親切で、気分よく散策することができました。


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街路樹(カロスキル)との名のとおり、いちょうの並木通り。
季節がよくなると緑に彩られ、カフェもそれぞれ外にテーブルと椅子を出して
いごこちがよくなるのだそうです。


Banner_02日が傾いてくると、さらに冷えまーす。




2012年3月15日 (木)

ソウルB級グルメツアー*12 「イブッ ソンマンドゥ」でランチ

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じゅうぶんランチの時間ではあります。
通常なら絶対にこんなに食べない、本日4店目。
「イブッソンマンドゥ」に向かいます。
イブッは以北式、ソンは手作り、マンドゥは饅頭で餃子のことです。


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ソウル市庁の近くだということはわかりました。
大通りから細い細い路地をくねくね、こどもの冒険のように入り込んでゆくので
誰かを連れていってあげられるかどうか、さすがに疑問が残ります。
街の真ん中のはずだけど、古い韓屋でそのまま営業中で、
オンドルの部屋がとてもあたたかい。
そうかぁ、これがオンドルの床暖房なのね、と感慨深いです。


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靴を脱いで、おじゃまします。
床に座布団、テーブルの上にお箸や取り皿、調味料、日本でもおなじみの「お座敷」です。
取材の写真や掲載雑誌の切り抜きが額に入れて飾られているのも同じです。
お店のご主人は朝鮮戦争のときに平壌からのがれてきて、北朝鮮式(以北式イボッ式)の食堂をはじめたとか、民族分断の苦しみはまったくわからないけれど、北の郷土料理なのだとこころしていただきます。


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キムチマリパブ(水キムチごはん)です。
ふたりで分けていただきます。
韓国では夏に人気の水キムチごはん、北朝鮮では冬に、凍ったキムチに水とごはんで夜中にかっこむものだそうです。
冷たい食べ物だけど、キムチの酸味とごま油の香りとうまみの甘さがほどよくて、寒くなることはありません。
お米がもちっとしていて、キムチがおいしいです。
キムチの味は、お店によってぜんぜん違うのがおもしろいです。


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キムチマリパブだけでもおなかいっぱいのところ
マンドゥ(餃子)がやってきました。
す、すごい、大きい、ぼ、ぼりゅーむがありまする。
タレをつけて食べるのだけど、こどものコブシ大の大きなマンドゥです。
スプーンとお箸で格闘しました。
ひとりふたっつずつ。
小妹はひとつ食べるのもせいいっぱい。
わたしはこれがとっても気に入って、どうにでもなれ、とふたつともいただいてしまいました。




Banner_02_2夏にソルロンタンの中に入ってたマンドゥも好きだったのです。マンドゥが好きなんだな♪



2012年3月13日 (火)

ソウルB級グルメツアー*11 北村韓屋(ブッチャンハノッ)めぐりのカササギ

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マイナス10℃の中を歩いていると、足の動きが悪くなって、たいした距離じゃなくても疲れてしまうようなのです。
動きが悪くなるのは足だけじゃなくて、顔も、くちびるも。
カフェで暖まって、元気が出たので、北村散策に出発です。
大通りから一筋入ると、韓屋(ハノッ)の住宅街です。
「ここ、ふつうに暮らしよんしゃっちゃね」
長い坂、細い道、生活するには大変かもねー。
大きく立派な家々です。



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写真ポイントまでのぼってきました。


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振り向くと、ソウルの街を見下ろすことができます。
ふぅ。


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映画やドラマのロケ地だったり、李明博(イミョンバク)大統領が以前住んでいた屋敷の横なども通ったりしてるうちに、家の中がどうなっているのかのぞいてみたい気になるではありませんか。
「ああ、外は古いですけど、室内は今風にリフォームされていますよ。あはは」とガイドさん。
それはそうだろうけど、暮らし方が違うんだろうなって思うのよー、と心の中でつぶやきます。
民家のすぐ脇、というのは生活のにおいが感じられて、想像をかきたてられるものです。


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空が青くて青くて、カササギが一声あげて飛んでいきました。
大きく黒いからだにおなかの白いもようが空にくっきり映ります。
カササギですよね?と確認してみました。
「そうですよ、カササギを知ってるんですか?」
はい、知っていますよ。
「へぇ、日本人、知らない人が多いのに。カササギは韓国の鳥なんですよ」とちょっと不思議そうでうれしそうなガイドさんです。


なんでだろう、なじみ深い鳥なのにな。
でも、そういえば、久しく見ない気はするけどな。
夏にソウルに来たときには見たけれど、ふだんは会わない…と記憶をさぐって、さぐって、ああ、思い出した。


カササギは、佐賀平野や筑紫平野の一帯にのみいるのです。
わたしの実家は福岡市です。
親戚は福岡佐賀長崎に多く点在していて、あちこち車で訪ねます。
その途中、田んぼの合間の大きな木や電柱のてっぺんにつがいで巣を作っているのがカチガラス(カササギのこと)なのです。
福岡や長崎にはいません。
カチガラスがいるところは広い平野の田んぼの中と決まっていて、車が佐賀県に入ったんだなってわかるんです。
何十年も前の遠い記憶が韓屋の細道でぎゅんっともどってきて
景色が一瞬かすんで見えなくなりました。




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Banner_02今もいるかなカチガラス。。。




2012年3月12日 (月)

ソウルB級グルメツアー*10 三清洞(サムチョンドン)から北村(ブッチョン)へのぼっておりる

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南大門(ナンデムン)からソウルの街を北へ。
光化門の向こうには朝鮮王朝の最も古く大きな王宮である景福宮(キョンブックン)が広がり
その西側を通り抜け右へ曲がると北岳山(ブガッサン)を背景に大韓民国大統領官邸の青瓦台(チョンワデ)があります。
誰もが知っている場所にありながら、地図に記載がないらしい。
青い瓦にシンプルな外観はテレビで見たことがあるけれど、実際、風水でよき場所とされるところとあって、通るだけで気の流れがよいとわかります。


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三清洞(サンチョンドン)や北村(ブッチョン)は最近人気のおしゃれスポットで
景福宮(キョンブックン)と昌徳宮(チャンドックン)のあいだに位置していることから、王族や貴族など要人住んでいたという古く由緒ある地区です。
三清洞は、まだ時間が早く、人も開いている店も少ないのです。


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切れるほど冷たい空気だけれど、ほんとうにお天気がよく気持ちがいいのです。
「ここから15分くらい?歩きますねー」とにっこりガイドさんについて、傾斜のある道をのぼりはじめます。
カフェやレストラン、アクセサリーショップのつづく通りは
ゆるゆるだけれど、のぼってのぼって、小妹なんてはぁはぁと息があがって、大丈夫?
くすす。
つい目線がさがりがちになり、いけないいけないと顔をあげると北岳山がすぐそこに。
かなりの標高じゃないのかしらん。
北の標高が高い街といえば、山を背にする京都もそうです。
ベトナム大使館を過ぎると、ドラマ「冬のソナタ」でヨン様が通ってた高校のロケ地となった中央高校を左に見ながら、ようやくくだります。


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北村(ブッチョン)は韓屋(ハノッ)という韓国固有のオンドルのある民家が多く残る街で、保存されているだけでなく、今も人々が居住している地区です。
韓屋のデンタルクリニックやゲストハウスを右手に、道をくだってるうちに、膝が笑いはじめました。



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この薬局が北村の韓屋めぐりの目印なのだそうです。
ふーん…、と聞きながら、疲れたので、めぐりたくない、と思ふ。


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寒いし疲れて、ふへーというところで
ちょっと休みましょうということになりました。
よかった、このままめぐりたくなかったもんね。


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このカフェ「DOO ROO」、チェ・ジウが撮影で来たとか使ったとか座ったとか。
くすす。
カジュアルだけど静かで落ちつく感じのカフェです。


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コムタンにホットックに、次はワッフル。
おなかがすいてるわけじゃないけど、甘いものがおいしいの。
生クリームとたっぷりつけて、ついつい食べてしまい
熱いコーヒーで生き返る。
歩いて頭がからっぽで、冴えてるのにぼーっとしてて
甘いと熱いがしみじみよかったカフェタイムでした。


Banner_02すでに3食目。。。



2012年3月 9日 (金)

ソウルB級グルメツアー*9 南大門いんたびゅー事件

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熱々コムタンの朝食後、わたしたち一行はソウルでいちばん古い市場の南大門(ナンデムン)市場へ向かいます。
大きな門のところには市場ができるものです。
東大門(トンデムン)市場はファッションに特化したけれど、こちらは、食品、のり、朝鮮人参、生活家庭用品から、アクセサリーまでなんでもありそう。


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何の下調べもせずにきて、しまった、と思いました。
でもまあ、歩くだけでもいいよね、左右にぎっしりつまってる店の中に
掘り出し物があるのかいなか、見つけるのむずかしそうだけど。
それにしても、顔と耳が痛いよねー。


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一同で寒い痛い、と言い合っていたら
韓国の7時のニュースの天気予報のコーナーで使いますといって、インタビューを申し込まれました。
ひゃー、7時のニュースだって、へぇ、と笑っていたところ
気がついたら、わたしが応じることになってしまっていました。
「旅のはじはかきすてって、ね♪」と母さん。
「うふふー♪」と娘さん。
「おねーちゃん、ほら♪」と小妹。
「通訳しますから、大丈夫ですよー」とガイドさん。
まるで、町内会の役員をことわりきれずに受けてしまったときみたいです。


撮影クルーさんたちは、終始笑顔で、プロデューサーさんでしょうか、青い空を見上げながら「ソウルのこのお天気はいかがですか?」とマイクをむけにっこり。
いかがも何も寒くて顔や耳が痛くてたまりません。
「もうちょっと、こう、リアクションを派手にやってください、だそうです」とガイドさん。
えーっ、はぁ…。
Pさんの笑顔に免じて、手ぶりと表情で期待にこたえました、合格。
「ソウルで何をする予定ですか?」
おいしいものを食べながら街を歩き回るつもりです、と合格。
Pさん、わたしの発言をしっかりメモして、撮影終了です。


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みなで記念写真も撮って、わたし以外は「おもしろかったねー」と楽しそう。
ああ、ハズカシイなぁ。
韓国に知ってる人いないから、いいことにしよう。
「まあ、いいやんいいやん」と小妹。
やれやれ、はぁ。


南北の通りを抜け、右にまがったところに
ホットックの屋台です。


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スパイシーな味付けの野菜のチャプチェのホットック。
皮はとうもろこしの粉ともち米。
揚げたてで、カットした紙コップではさんで持ちます。
熱々を食べながら歩くのが現地ふう。
人気なのか次々売れています。
1000ウォン(70円)。
サクッもちっ、うまーっ。
寒いとき、はふはふと食らうのはおいひぃです。
おやつというにはボリュームがあります。


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カゴや箒のお店をのぞいて、かわいい入れ子のカゴを見つけました。
これなら、トランクにも入るし…、でも値段を聞くと本気で高すぎです。
「高くないよー」というアジョシ(おじさん)と交渉をはじめました。
納得いく値段になれば欲しいと思った、のに
値下げはじめたアジョシに対して、ぅぐぉーほぉんっ!!
どすこい体型で鼻毛がぼーぼーのアジュンマ(おばちゃん)があまりに激しい咳払いをして、じろり。
「あんたっ。なに鼻の下のばしてんねん?よう値下げなんかしてるなっ、その甲斐性でっ」みたいな、です。
固まって交渉ができなくなってしまったアジョシ。
鼻毛が飛んできそうなので、小妹とめくばせして、くわばらくわばらと店を出ました。
くすす。


どこの市場でもそうだけれど、日本人観光客へは高値を提示してくるので、相場を知って納得価格で買わなくちゃだな、とあらためて思いました。
日本から仕入れの人もやってくる市場でもあるらしいです。


Banner_027時のニュース、確認したかったようなしたくなかったような、、(*´艸`)クス




2012年3月 5日 (月)

ソウルB級グルメツアー*8 朝のコムタンは河東館

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寝起きがしんどい小妹はこぶりのゾンビのようです。
部屋にあったコーヒーを淹れるとやっぱり薄くて
コーヒーの香りのするお湯だけど、ほら、これを飲みなさいな。
くすす。
ロビーに8時40分、おはようございます、とガイドさんが迎えにきてくれました。
外は、、、ちゃっぷい、ものすごーくちゃっぷいです。
「今日はマイナス10度ですよ、いい天気です」
向かうは明洞(ミョンドン)の「河東館(ハドンガン)」コムタンの老舗です。


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牛肉と内臓を煮込んでとったスープなのに透明です。
ごはんははじめからスープの中。
スープの味付けは塩コショウを自分で塩梅します。
ネギをたっぷり入れていただきます。
カクテキもうまいです。
化学調味料はまったく入っていないし、肉くささもなく、滋味があります。
お肉と胃袋のコムタンは壁のメニュー表をみると12000ウォン(940円)。



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そりゃあもういい天気で、顔が切れそうです。
「あ、忘れた、耳あてをホテルに忘れてきたー」な小妹の顔はまっかっか。
駐車場まで少し歩きました。
「神仙ソルロンタン」の前には行列ができています。
夏に、朝、ここでソルロンタンを食べました。
たしか、6000ウォンくらいで、とてもおいしかったから、河東館はかなり高いといえましょう。


Banner_02_2朝のスープはとってもいいです。



2012年3月 4日 (日)

ソウルB級グルメツアー*7 ロッテシティホテル麻浦

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ロッテシティホテル麻浦を選んだのは、フリープランの旅やビジネスに、孔徳(コンドッ)駅の真上というとても交通の便のいい場所にあるからじゃなく、地下にロッテマートがあるからです。
明洞(ミョンドン)近くのホテルに宿泊の母娘さんたちと別れ、運転手さんとガイドさんとわたしに小妹、やたらとほがらかにおしゃべりし笑いながら、到着したのは9時ごろだったでしょうか。
新しくシンプルなロビーからカードをかざしてのエレベーターで7階へ。
ゴージャスではないけれど、
思った以上に広くきれいな部屋で、シンプルに居心地がよさそうです。
シャワーブースが別なのがうれしい。
アメニティもひととおり、ハブラシもセットされておりました。
「ねえ、おねーちゃん。なんでかベッドの大きさが違うね、ひとつはセミダブル、ひとつはダブルだよ。私がセミダブルでいいけん。くすす」


冷蔵庫にはお水が2本のみ。
からっぽだし、とりあえず、ロッテマートに行こうよね。
それからゆっくりしよう。
「はぁ。うん、そうしよう」



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ここのロッテマートは観光客やマンションの居住者向けのこじんまりしたスーパーです。
生活に必要なものはひととおり、おみやげものもじゅうぶんなくらい揃っていて、広くて人が多いところは苦手なわたしにはちょうどいい。
さすがに疲れたね、じっくり見て買うのは明日にしようと言いながらぐるり。
飲み物とグラム売りのみかんを3個買って部屋に戻りました。



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ソジュを試してみようと決めてきました。
ソジュとは韓国の焼酎のこと。
韓国ドラマの中で、人はみなこの緑の瓶のお酒をストレートでぐぃっとあおる。
誰もが飲む、ストレートグラスで、あるいは瓶ごとがぶのみしたりもする。
日本の焼酎のように、割ったり、氷を入れたりはしないんです。
アルコール度数は20度で、写真右のチャミスルのシェアがいちばんで
左のチョウムチョロムのほうがわたしはすっきりした味が好みでした。


韓国ではお酒がどのくらい飲めるかをこの緑のボトルを何本飲めるかで表現するそうで、わたしたちのガイドさんは「1、5本です」。
1本360ml、100円もしません。
寒い国で、ビールのアルコールはちっとも効かないし、食事にもソジュのほうが合うのかもしれないね、と柿ピーをつまみながら小妹とちびちび味見をしたのです。


みかんは、つまんだ親指と人差し指の間に薄皮が残り、ジューっと冷たくて、のどを通っていき、なつかしい味がしました。


Banner_02過ごし心地のよいホテルです




2012年3月 3日 (土)

ソウルB級グルメツアー*6 新堂洞(シンダンドン)トッポッキ通り

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夜食はトッポッキです。
大阪、鶴橋の屋台で見たことがあるけど、まだ食べたことはありません。
トッポッキはトック(お餅)を出汁やコチュジャンなどで煮込んだもの。
韓国の人の代表的なおやつなのだそうです。


明洞から東へ車で15分ちょっと。
東大門(トンデムン)のさらに東に新堂洞(シンダンドン)はあります。
新堂洞駅から徒歩5分、80メートルくらいの間の道の両側にぎっしり
トッポッキの専門店が並ぶ通りがトッポッキ通り。
入ったのは、その中のひとつ、アイラブシンダンドンです。
入り口には有名人のサイン色紙がびっしり
店内はとても広々として、ライブもやるのか小さなステージもあります。


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おやつだから、日本でいうならたこ焼き的に出てくるんだと思っていたらば
鍋でどーん。
こ、小妹、・・・・これすごいね。



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具が多いです。
お餅(ふつうの細長いのと丸いチーズ入り)が2種、キャベツ、ニラ、ゆで卵、はるさめ、干ししいたけ、えのき、にんじん、ネギ、ラーメン
これはチーズトッポッキ。
やっぱり飲もうね、ビール。
透明のスープだと思っていたら、ぐつぐつ煮立っているうちに真っ赤です。


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お箸じゃなく、フォークで混ぜ、つつきます。
おいしいです。
「おいしい…でも、か、辛い…あんまり食べられない」と小妹。
この辛さは苦手なんだね、わたしはまったく平気だよ、おいしいし
と真っ赤なソースがからんだラーメンをくるくる巻き取っていただきます。
もちもちトックもおいしいね、と調子に乗っていたら
突然おなかがぱーーんと張ってもう一口も入らないほどの満腹がやってきました。
「勢いよくおもちも食べるけん大丈夫かと思いよったっちゃん。ぷすす」
ゆで卵が食べてみたかった…残してしまうのがもったいないです。


店内は地元の人でいっぱいです。
具を食べたあと、追加でごはんを入れて炒めてさらに楽しんでいるテーブルもありました。



Banner_02_2おいしいけど、量がっ!



2012年3月 2日 (金)

ソウルB級グルメツアー*5 二度目の明洞は慣れたもの

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日が暮れる少し前に明洞(ミョンドン)に降りました。
同行の母娘さんたちは韓国旅行は母4回娘6回のつわものさんです。
小妹ははじめてだけど、わたしは地理も距離感もだいたいあります。
集合時間を決めてすぐに解散できるからガイドさんは楽チンです。


雨だった前回はソウルタワーを拝まなかったんだよ。
「ふーん、あんまり外国って感じはせんよね」
小妹は知らない街だからって恐怖を感じたりはしない様子、いいなぁ。


まずは「ドリームコスメ」に行く。
韓国コスメはどうなの?と問われれば
コストパフォーマンスがよくて品質もよろしいいおすすめです、と答えたい。
あんたはいらんと?いいとよ~。
「いらん。肌弱くて、冒険はせんごとしとうけん」とあっさり小妹。
そりゃそうやねー。
「日傘はめんどうだし帽子もすかんで太陽あびてきたのにさ、私、シミないっちゃんね」
い、いいわね、わたしは若いころからきっちり日傘をさしてきたのにね、ああ、気になるわぁ、両頬のシミ。
友だちに「シミが薄くなったのよ」と教えてもらったシーエルフォーのアンプルが思いがけなく割引ちうだったので、日本語ぺらぺらの店員さんおすすめの同メーカーのクリームも追加で買ってラッキーの中にミッション無事終了です。
「4割引って、今度来たときも割引されとっちゃない?あはは」と訝しんで疑って、おかしげです。
違う、ネットでちゃんと調べてきたもん。
「へぇ、それならいいけどさ。あはは」


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晴れの日は露店が早くから本格的に立ち並んで稼働しています。
歩行者天国の往来のすきまにぎっしり
食べ物から、靴下マフラーバッグ下着アクササリー、なんでもあります。
わたしさ、腕時計は旅行のときだけしか必要ないっちゃけど、毎度、欲しいなあって思うわけよ。
こう旅行先でひょいっと見つけたの、みたいなカジュアルで安いのがいいと。
「うん」
で、ふらふらぁっと時計を売ってる露店をのぞく。
「欲しい気持ちはよぉくわかるけど、それはダメ、ああ、それもやめとき」
まるでおっちゃんの化身のような小妹です。
くすす。


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明洞の南北の通りを抜けるとちゅう
なにかと日本語で話しかけられ続けました。
どうしてわかるんだろう。
顔も着てるものにも決定的な何かはないと思う、韓国人と日本人はほんとうによく似ているんです。
なのになんでわかるんだろう。


あ、この屋台のお兄さん、夏も同じ場所で出してたんだよ。
と写真を撮ったら、夏同様また怒られてしまいました。


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小妹に見せたいと思っていたのが明洞大聖堂。
夏は朝、今回は暮れどき
表情がまったく違ってとても良い雰囲気です。
入り口付近が大掛かりな工事中でしたが、一歩中に入った聖堂周辺はふつうどおり。


7時はもうすぎています。
ミサが終わったのでしょうか、多くの人が聖堂からの帰り道です。
ドアが開いているので覗いてみると、シスターが片づけをしている中、
お祈りをつづけている人がまだまだいます。


ステンドグラスが夜の照明に美しい色を浮かび上がらせています。
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寒さがいっそう厳しいので、小妹のデジカメの調子が悪いです。
屋内では映るのだから、冷えるといけないようです。
「教会、撮れんよ、ああ、もう、接続がおかしいみたいやん…」と少しかわいそう。
日本国内でも寒い地域ではそうなるものなのかしらん。


雲ひとつない紺色の冴えた空の星は、美しく、氷の反射のようです。


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かわいい手作り風ドアを押し開けて入り、シルクのシュシュを買いました。
シルクの髪飾りやボタンやアクセサリーのお店です。
小妹が、反対しなかった。
「日本でも買えると思うけどね、ま、それはちゃんと使えるし」
15000ウォン(1150円)って安くない?
「特別安くはないよ。ふつうの値段だし。でも、まあ、いいやん、似合ってるし」
そ、そうですか。
円高で、せっかくなら、いいものを安く見つけたいってもんなのです。


し、しかし…
小妹ってば、ウォンから日本円への変換ができなくて、いちいち「いくらになる?」ってわたしに聞くのに、おねーちゃんってダメよねオーラ炸裂です。


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コピー商品が大手をふって出回っています。
どうやら最近のキャッチコピーは
「ねえ、おねーさん(おばさん、とは言わない)。完璧なニセモノだよ。いらない?完璧だよー」です。
そうね、露店に並べられてるのは、間違いなく見るからにニセモノです。
くすす。
Banner_021000ウォンが約70円だったので、計算はしやすかったです。(*´艸`)クス



2012年2月29日 (水)

ソウルB級グルメツアー*4 梨大(イデ)散策より「ロティボーイ」

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ドラム缶焼肉のお店を出て、車に乗り込むと、くさい!
運転手さん以外の5人はすごい焼肉あぶらけむり臭いです。
「ものすごいねー。ジャケットより、髪?」
○×ほにゃららせよー、とわかんないけど運転手さんもくさいって言って笑っています。
くさいたまらんのうちに着いたのは新村(シンチョン)駅の前です。


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弘大(ホンデ)新村(シンチョン)梨大(イデ)の、ソウルの中心地明洞(ミョンドン)よりぐっと西にある一帯は学生街。
新村でおりて、弘大(ホンデ)とは違ってファッションブティックやアクセサリー、雑貨のお店が続く道を東へゆくと、梨花女子大学です。
日本でいうなら、御茶ノ水女子大学や東京女子大学みたいな女子名門大学で、人気のエリアなのだそうです。
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梨花女子大の正門前で解散です。
映画館もあるという大学内を歩いてみればよかったなと今は思うのだけれど、街を散策しました。



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ここも坂道が多く、のぼったりおりたり。
何が目につくかって、数件おき、右に左にネイルサロンと美容室。
気楽に買えそうなブティックやアクセサリーショップに靴屋さん
女子たちの街です。
日が翳りはじめて、気温が下がってきています。
「寒いねー」
うん、さらに冷えてきたよね。
短いスカートで踊ってる人やゆげのたつ屋台のものをほおばってる人の間を歩いて、暖をとりたくて店をのぞき、あらいい感じじゃない?と手にとったものを小妹に反対されてあきらめたりしてるうちに集合時間です。


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お肉食べて元気が出て、氷点下の外気に少し慣れてきたけど
寒いもんは、寒い。
暖かいものを飲ませてください、と言いたい言いたい頼みたい。
そんな良いタイミングで「ロティーボーイ」です。


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ガイドさんも「今日は寒いですよ、ほんとに」
金浦空港に到着したときにマイナス5℃だったのが
夕方になってさらに下がってると思われます。


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日本ではお店に入ればコートやジャケットは脱ぐものだけど
ソウルではそうでもない。
ダウンでも着たままの人が少なくないです。
変だな、と思っていたけれど、実際には脱ぎたくないほど冷え切ってることがあるってわかりました。
店内に広がる甘い香りにホッとしながら待って、
熱いコーヒーと焼き立てのほわほわパンにありつきます。


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コーヒークリームのかりっと薄めのビスケット皮
軽い食感で、中のちょっと塩味のバタークリームとよく合っています。
上等な味とは違うけど、焼き立てでおいしいです。
シンガポールで人気の出たパン屋さんだとかで
あちこちに支店があるらしい。


とても軽いので、寒くて体力を使うせいもあってか
ぺロリと食べてしまいました。
甘い香りと熱いコーヒーがすごくしあわせというのが、わたしには非日常でいいです。
ロティボーイのパンは一個1800ウォン(130円)
目の前で作って、焼いています。
コーヒーとともに持ち帰りしてる人もいました。


Banner_02_3ふだんやっていないことをやってる、という感じが楽しいです。



2012年2月28日 (火)

ソウルB級グルメツアー*3 煙もうもう、ドラム缶焼き肉の「ヨンナムシクタン」

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弘大(ホンデ)から北へ車で10分も走らなかったくらいです。
寒かった寒かったと言い合ってるうちに着いたのが
新村(シンチョン)にあるヨンナムシクソン(ヨンナム食堂)です。
ドラム缶焼肉のお店ということで、どんなところだろうと興味津々でやってきました。
ここで4時過ぎくらい、まだ明るい。
早めの夕食です。


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ドラム缶がテーブル代わり。
立ち食いです。
お客さんは地元の人がほとんどで、日本人が一組いました。
新村(シンチョン)は学生街、屋台でやり始めて、街の開発がすすみ転々として、今は店舗をかまえるようになったそうです。


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タレにつけたカルビと青唐辛子とコチジャンとにんにく。
肉はあっさりしたタレでいただきます。
メニューはこれだけ!
店に入ったら自動的にこれが出てくるそうです。
日本語は通じなくても、追加注文もできます(たぶん)。


煙がもうもうとしていて、ジャケットやバッグを渡されたビニールの袋に避難させました。
油も飛びまくりそうです。


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練炭の上の鉄板に骨付きカルビをざんっ、と起き
じきに、はさみでチョキチョキ切りにきてくれます。
のどが渇いたので、ビールを注文。
どんどん焼いて、どんどん食う、タレのつけこみ具合が軽くて、うまいです。
一緒にぐつぐつ焼いたにんにくが甘くてたまりません。
胃腸が強くない小妹は、にんにくと青唐辛子も「辛い…」といってはパスしていました。
にんにくも、肉厚で野菜甘い青唐辛子もわたしがお肉の合間にコチュジャンをつけてぱくぱくひとりでいただきました。
辛くないもーん。
くすす。


韓国の人は、ビールじゃなくて焼酎(ソジュ)をストレートで飲んでいます。
ビールは、アルコール度数4、5パーセントあるのだけど、水みたいに薄い。
寒いせいか、まったくきかないね。
「うん、なんかものたりん」
あれ、飲みたいね。


緑の瓶の焼酎は、韓国の現代ドラマを見ていると
くぃーーっと飲み干す、ラッパ飲みする様子が
しょっちゅう出てくる居酒屋必須アイテムなのです。
焼酎ストレートって、日本ではあまりやりませんものね。


全員、一人前をあっさりぺロリ。
ビールは中瓶1本3000ウォン(210円)


ガイドさんが別室じゃなく同じドラム缶を囲んだのもおもしろかった。
大勢の観光客が入れるお店という感じではありません。
その日仕入れた分がなくなるとおしまい。
お昼に開店して、
8時すぎには閉まってしまうことも多いそうです。


Banner_02_2おもしろい経験でした♪




2012年2月26日 (日)

ソウルB級グルメツアー*2 弘大(ホンデ)散策

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金浦空港は街中にあり、市街地まで車ですぐ、伊丹空港や福岡空港のような距離感です。
迎えにきたのはやさしい雰囲気の男性ガイドさん。
そのガイドさんと運転手さん、神戸からの母娘さんふたりとわたしに小妹。
こんにちは、はじめまして、よろしくおねがいします、と笑顔で挨拶をかわし
8人乗りくらいの乗用車でこじんまりツアーです。
明るくて上品で感じのよい母娘さんで、さらさらと打ち解けることができました。
車内がやわらかな雰囲気なのがまずはホッとするではありませんか。


大きな漢江(ハンガン)を渡り「あれが2PMなんかが所属してる有名な事務所ですよ」
K-POPはまったくわからないけど、「僕とスターの99日」に出てたキムテヒの弟役の子がそうだなぁと眺めているうちに、若者の街、弘大(ホンデ)に到着です。


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弘大(ホンデ)は弘益(ホンイク)大学の略。
ソウルの有名芸術大学なのだそうです。
音楽やアートの発信地として人気で、にぎわっているらしく
ガイドさんとは大学の門の前で集合時間を打ち合わせてから、解散。


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な、なんというか、こんな寒さは知らない。
すごい、めちゃくちゃちゃっぷいんです。
空はカーーンと晴れて青い。
顔が切れそうに冷たい。
「おねーちゃん、顔が真っ赤になっとうよ~」と笑う小妹。
そういう小妹の頬も鼻もあごも赤いんです。


公園に滑り台、近くのトイレを囲む塀を大学生が
ペインティングしています。
街中、手作り感でいっぱい。


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ドラマのロケ地にもなる場所でもあり
見覚えがあるシーンがちらばっているのもおもしろいです。
緑は韓国の色。


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もちろん、いつものようにだいたいの地図は頭に入れてきました。
方角もわかるし、大丈夫。
ふつうの民家の外塀にも、音楽をする牛さんの絵、かわいい。
きれいなモデルさんの写真撮影の横を通ったりもしました。


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折りたたみ型じゃなく、iPhone型の携帯電話が主流らしく、カバーをつけて自分らしさを出すのかな。
ソウルのどこにでもあったのが、携帯電話のカスタマイズショップです。


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路上駐車は違反じゃないのかあたりまえに車がとめられていて
細い路地に若者向けの店がぎっしり。
整然さはどこにもなーい。
夜にはさぞかしにぎやかに集うんだろうな、居酒屋も多いです。


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なにやら小妹がうつむいてぶつぶつしています。
「動かん、おかしい、デジカメが反応せんとよー」
赤くなった顔があおざめる小妹のデジカメはファインピクス。
気温が低すぎて、撮れないなんてあるんだろうか。
わたしのパナソニックのは大丈夫だけど、なんでかな。
「わからんけど、使ってないのに、急にバッテリーの目盛りが減ったし…写せんもん」
この日はマイナス5℃。
確かにカメラを持つ手もカメラも冷たいんです。


悲しむ妹を横目にわたしはパシャリ。
屋台の古本屋さんって珍しい。
路上にも本が積んであります。
起伏の多い地形で、急な坂をのぼりおり。


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集合時間の少し前、公園のところに戻ってきました。
歩いたね、よく歩いたのに冷たくてからだが動かなくなるね。
公園の前のバス停のベンチがかわいい。
座ったらおしりが凍るだろうと思う。
早く車に乗り込みたい。
ガイドさんがすぐにわたしたちを見つけてくれました。


Banner_02まさかこんなに寒いとは…



2012年2月25日 (土)

ソウルB級グルメツアー*1 冬ソウルは小妹とゆく

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カンボジアに小妹と一緒に行って以来、またどこか旅行しようよ、と言いつつなかなか計画がたてられず、じれていたわたしです。
ねぇ、決めてしまおうよ。
カレンダーをめくって「ここならいいかな」と小妹が指差したのが2月だったのです。
迷ったのは一瞬、苦手な冬まっただなかだけど、それも大阪より絶対寒いソウルにだけれど、旅行の計画があれば冬を乗り切るんだ、がんばるんだって心を立てていられそうな気がする。
「無茶ちゃうんか?」「あんた、本気なん?」という声もあったけれど
よっしゃよっしゃ、小妹、決めよう、ソウル行こう。
まだ昨秋10月のおわりごろ、台湾旅行も未定のころでした。


ソウルB級グルメツアー
いいやん、いいやんね。
わたしは昨夏につづいて2度目、小妹ははじめてのソウル。
街歩き中心の地元の人もよく行くおいしいお店をまわりましょうというプランです。
2泊3日だからぎぅぎぅのスケジュールだけど、
2泊3日だからぎぅぎぅでもいいじゃないか。
旅行することに慣れてきて、滞在中の自分をイメージしやすくなってきて
気合いの入れどころもわかってきて
エビリファイも飲み始めていたことも背中を押してくれました。
この冬ぜったいいい感じに越えるんだとおなかにチカラも入れました。


しかしソウルの冬は、寒いらしい、ものすごく冷えるらしい、たまらんらしい。
韓国ドラマでも、白い息を隠せない凍るような空気が舞台になることは多いから
支度を万全にしていかなくては。
タイツを2枚重ねて、その上にソックスをはいて、お得意のムートンブーツ
キャミソールにヒートテックの長袖Tシャツにニット
インナーベストつきのダウンジャケット
ぐるぐる巻きちゅんたろー手編みマフラー
もふもふちゅんたろー手編み指なし手袋
ぬかりのない厚着で、お買い物にそなえてすかすかのスーツケースをおともに
同じくぬかりない小妹とまずは無事にJR天王寺駅で落ち合い、おっちゃんに見送られてはるかで関空へ。
大阪も寒波にみまわれ、寒い朝です。
もきもきしているのは、わたしだけじゃない、小妹もなんだか落ちつきがない。
久しぶりの旅行だもんね。
大韓航空11時45分発ソウル行き
1時間45分のフライトは、入国カードや申告書を書いて
軽い機内食を食べたりしているとあわただしいくらい短い。
着陸はソウルの街の上を轟音とともになめるような態勢で
金浦空港に降り立ったのでした。



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*このサンドイッチ、半分にくらい切ってくれといてもいいと思わん?
「え?そお?別にいいやん」とかぶりついてる小妹。
黄色いのはパイナップルです。


Banner_02またまた旅行記です。しばしお付き合いくださいませ♪




2012年2月 8日 (水)

はじめての台湾*17 ジャンポールエヴァンのキャラメルはとろけて

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ザ・リージェントホテル台北の1階にチョコレートブティックがありました。
フランスのジャン-ポール・エヴァンというお店でのぞいてみることにします。
うやうやしく、ひとつずつ大切に整然と並べられたチョコレートは「かんたんじゃないのよ、あたしはね」というふうに気取っています。
値段が、高いです。
大阪にもあるんだろうな、台北で買うこともないかな、とすると
つやつやとしたチョコレート色のキャラメルに目が留まって、どうしても食べてみたくなりました。
それとオランジェを少し、大事そうに包んでもらいました。
キャラメル食べたいなんてすごく珍しい。
こういうこともいいかな。
それにしても「ぼんじゅーる」との挨拶には目が点になります。
だって、ここは台北。
くすす。


ホテルの地下1階2階の高級ブティック街のデザインがなかなかおしゃれで、目の保養になります。
チェックアウトをして、集合時間の12時40分まで、ウィンドウショッピングをしていたらすぐでした。


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台北市内はあまり渋滞をしないようです。
するすると桃園国際空港に着き、お世話になったキティちゃんガイドさんと別れました。
出国手続きもあっさりすませて、カフェで最後の台湾ビールです。
残った台湾元で、白花油を買って使い切りました。


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たとえば、沖縄旅行のときには、那覇空港に着くとまもなくからだがゆるんでリラックスするような
台北でもなにかそういう作用があると感じました。
海外旅行なのだからもちろん緊張感は必要なのだけど、
「よくいらっしゃいましたねー」と構えのないおおらかさがあって
来てよかったなと思わせてくれるいい意味のいい加減さが気楽です。
飛行機が離陸して旋回するときに海岸線が見えました。
アジアの海です。
ガイドさんも「またいらしてください」と笑顔で送ってくれて
それが本当に思える。
沖縄もいいけど、こっちもいいな、また来たいな。
「そやな。そうしよそうしよ」とおっちゃんも。



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3時55分発のキャセイ航空です。
すぐに機内食が配られて、白ワインとビーフのパスタ。
パイナップルケーキもついてます。
ワインのおかわりをもらって、ふぅ。
そのうち、ぐぅぅぅぅ。


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ねぼけまなこの東の空は暮れていて、西から夜に向かって飛んでいきます。
時差は1時間です。
およそ2時間半のフライトで、到着すると関空は7時20分。
あれ、そんなに経ったっけ、という気分だけで時差は解消します。
ちっとも疲れてないよ。
「それは、気のせいやで」
そうかな。
「明日からちゃんと休養せんとあかんのやで」
うん。
くすす。
いつものように、いちじくぬぎのうらめしくも帰宅を喜んでくれる顔がぐんぐん迫ってくるのでした。


Banner_02_2のんびりしに、また行きます♪
読んでくださって、ありがとうございました。




2012年2月 7日 (火)

はじめての台湾*16 自由時間は頂好Welcomeスーパーへ

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最終3日目は、出発まで自由時間です。
ゆっくり、たっぷり、朝めしがうまいぞ、快調。
くすす。


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マンゴーをいただきながら、またパンを食べたりして
鼻歌でリズムとりたいようなわたしに対して
そろそろ帰国、はぁ…ほんまは仕事せなあかんかってん…なおっちゃんのテンションは急降下のようで、むっつりです。
しょうがないなぁ、じゃあ、わたしはホテルの隣の欣欣百貨店の下にあるスーパーに行ってくるね。
「ひとりで大丈夫か?ほな、ぼくは仕事するわ」
とっても無粋なおっちゃんです。
すぐそこだから、大丈夫。
天気もよくなって、青い空です。


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ザ・リージェントホテルの東隣に欣欣百貨店(シンシンバイホウ)があります。
カタカナでシンシンって書いてある。
映画館やスタバ、MANGOなどのブティックを確認しつつ、スーパーの入り口を探します。


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ひとりなので、行き先をしぼって、目指すは頂好Welcomeスーパーのみ、です。
矢印に導かれて地下一階へ。
開店直後で人少な、規模も大きくないこじんまりとした店舗です。
はじめてのところは緊張します。
落ちついて、落ちついて、と胸をとんとんたたきながら言いきかせます。


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のんびり滞在だったら、くだものを買ってホテルの部屋で食べたりするのも楽しそう。
生鮮食料品はどこの国でも興味深くて、冷蔵コーナーの真空パックの饅頭や大根餅を持って帰れないものか、しばし手につかんで悩みました。


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お醤油やごま油などの調味料の小瓶やジャスミン茶のティバックやパイナップルケーキ、ドライフルーツ、にんにく味ピーナッツなど試してみたいものをカゴに入れているとあっという間にずっしり。
こ、これは持ち帰るのがたいへん。


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レジ袋や紙袋は有料で「いいのかな?」と中国語で聞かれ、おっけーと英語で返事をし、ばいばい♪と日台同音同意語でさよならを言いました。
「ばいばーい」とレジのお兄さん、にっこり。


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信号を渡ったすぐそこのセブンイレブンにも寄ってみました。
台湾は、切符を買ったり学費を振り込んだりまでセブンイレブンでするので、国中すみずみ出店していて、ドラえもんのポケットなみに重宝されているのだそうです。
おでんがでーんとレジのすぐ近くにあるのも同じです。
きっと、品物を見て回る態度でわかったのか
ここのレジのお兄さんは日本語で「袋は有料ですよ」と声をかけてくれました。


寒いけれど、街路に濃いピンクのブーゲンビリアが咲いています。
そうそう、沖縄もそうだもの。
時間が迫ってきているのに気づき
あわててホテルに戻りました。


Banner_02もっとあちこち歩きたいです



2012年2月 2日 (木)

はじめての台湾*15 鼎泰豊テイタイフォン(忠孝店)の小龍包

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「台湾が世界に誇る有名小籠包店」として名高い鼎泰豊(ていたいふぉん)でのディナーを楽しみです。
おいしい小龍包が食べられる。
「ものすごく熱いので気をつけて口に入れてくださいね」
「皮をやぶらないようにレンゲに乗せてショウガと、つけだれは酢4:醤油1で」
「鼎泰豊のスタッフはエリートなんですよ。新卒のお給料もとても高いんです。だからイケメン美人ぞろいでサービスもいいんです」
期待をそそってくれるガイドさんです。


到着したのは忠考店、台北2号店だそうです。
店の前には行列ができています。
地元の人も多そうです。
明るい雰囲気の店内は、椅子とテーブルがぎっしり置かれ
いったん座ると身動きできないくらいにぎうぎうです。
まず、ビール。
キャベツやきゅうりのお漬物はさっぱり。
きたきた、小龍包、アドバイスどおりに、やけどしないように気をつけて、パクリ。
もぐもぐ。
ひとり5つだよ、パクリ。
もぐもぐ。
うん、ふつうにパクリ、もぐもぐ。
うーん、別に熱くないし…というかぬるい。
ほかの点心3種類もやってきて
皮が厚めでおなかがふくれます。
ほうれん草の炒め物もやってきて
味がぼんやりです。
スープも、炒飯もやってきて
炒飯はパラパラしてるけど、味は昨夜のほうがいい。
ああ、やたらとおなかはいっぱいになりました。
にこやかな店員さんが次々に運んできて、さっさと引いていきます。
よく冷えたビールはおいしかった。


荷物やジャケットにカバーをかけてくれるサービスは合格。
テキパキ笑顔の接客はいいけど、早すぎて落ちつかない。
世界に誇る名店だと、誰が褒めたって
わたしはダメだったよと報告です。
期待を裏切る味だもん。


小龍包がおいしければそれでよかったのに
夕方のおやつの焼き小龍包のほうが何倍もよかった。
隣で不機嫌オーラをまいているのはおっちゃんです。
周囲の人に悪いからやめてよー。
「そやけどな、クリスマスイブなんやで」
はい、そうでした、今日は結婚記念日なのでした。
まあまあ、おいしくなかったのもそれはそれとして。
くすす。


最後に出た熱々あんこの小龍包は、とってもおいしかった。
これだけは、ぜひおすすめです。
あんこが苦手なおっちゃんの分までいただきました。


Banner_02小龍包って、もしやそんなにおいしくないものなのかな…。



2012年1月31日 (火)

はじめての台湾*14 イヴの夜の台北101展望台

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クリスマスイブの台北の夜もすとんと暮れました。
日没に間に合えばよかったのだけど、もう真っ暗です。
台北の東部で天をつくのがドバイの超高層ビルブルジュ・ハリーファに抜かれるまではトップの高さを誇った台北101です。
周辺は市庁舎やデパートが集まる、ここがいちばんの賑やか地区なのかもしれませんね、ほかに比べて渋滞しています。


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街を車で走っていて、車やバイクや人が多いとは感じないけれど
台北101の下層部はショッピングモール
到着するとここも人があふれていて驚く台北です。


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クリスマスツリーはシンプル地味です。
ほんとうのお祝いは旧正月に、なのですね。
賭け事は、マージャンも競馬もなんでも禁止の台湾で
旧正月に家族があつまってのマージャンは
警察もお休みで大目にみられるのだとガイドさん、
「漢民族は賭け事が好きで、許せば生活が破綻する人があふれるのが目に見えてるから禁止しないとダメなんです。徹夜マージャンで過労死する人も出るんですから、あはは」
お金をかけないマージャンはありえないのだそうで
ほどほどにしておくこともまた難しいらしく
「ギャンブル禁止の法律があるから台湾は経済成長したんですよー」とまで言うガイドさんです。
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「台北101」の由来は101階建てだから。
ショッピングモールを通りながら5階までエスカレーターで
そこから、89階展望階までエレベーターでのぼるのです。
389メートルを37秒で、一気です、からだが伸びて耳がつーんとするほど早いです。
「ドバイのは台北より高いビルだけれど、エレベーターはこっちが優秀。
うふふ、日本の東芝製なんですよ!ドバイのはすぐ故障しましたが、ここのは大丈夫、東○ですからね」
日本製のエレベーターが優秀なのはよかったけど
みょーな気分です。
台湾の人が親日だというのは本当らしい。
褒められても胸張って自慢げな顔ができないわたしはいかにも万事控えめな日本人らしい。
くすす。


89階の展望階では、音声ガイド受話器を借り受けます。
360℃フロアの壁に打たれた番号にしたがって、受話器の番号を押すとそこから見える風景の解説を聞くことができるのです。


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地上400メートル近くからの夜景です。
どこまでも続く光のうず、というのとは違います。
あかりが途切れます。


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ホーチミンよりは少し都会、台北よりソウルのほうが都会、かなぁ。
ここは超高層ビルだけど、高層ビルもビルもまだまだ少ないです。


「真下を見るとさすがに、くらむなぁ…」とおっちゃん。
わたしは、もう高さの感覚も曖昧で、飛行機の窓から見下ろすのと変わらない。
昼間だったら、山や地形がよくわかって街全体がわかってよかったな。


展望階からの帰りは階段でワンフロアーおり
88階から、エレベーターで、ひょーーーーーーっ
壁が強化ガラスだったら遊園地の絶叫マシンだわと想像してぞくぞくしました。


Banner_02おなかがすきました。



2012年1月28日 (土)

はじめての台湾*13 4時のおやつと中正記念堂

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九份から台北に戻って、エバー免税店に寄りました。
ワンフロアーで種類の少ないブランドショップも化粧品コーナーも小ぶり
新製品もあまりないようなので、空港で出国手続きをしたあとにある免税店でじゅうぶん間に合う感じ、わざわざ出かけてくるとこでもないなぁ、とバスに戻ります。
と。
ガイドさんが4時のおやつに「焼き小龍包」をひとつずつ配ってくれました。
台湾の人は小腹がすいた4時ごろに、仕事の途中でも、ちょっとタピオカミルクティーや点心を屋台に買いにいって一休みするのだそうです。


これが、んっまい!
確かに小腹はすいていたのもあったけど
焼いてここに到着するまで時間もあったろうに、
皮と具が上手いこと一体化して、じゅぅしぃ。
もさっとした感じは、なしです。


油のついた手をウェットティッシュでちょちょいと拭いて
ごちそうさま。
さてさて、次の目的地は中正記念堂です。
中正とは蒋介石のこと、本名です。


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「東の横門からはいりますから」
蒋介石の記念資料館かしら、くらいに考えていたわたし。
このでっかい祠みたいなのがそれなんだわ。
1階には、大きな写真や肖像画が飾りまくられ、資料も展示されています。
ミュージーアムショップ(蒋介石ショップ)や郵便局もあり
途中階には文化教室のようなものに使われるミニホールなどもあるらしく
へぇ…とエレベーターで5階まであがると、ぎょっといたしました。



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独裁者って、怖い、怖すぎる。
巨大な蒋介石のブロンズ像です。
下調べなしに来たので衝撃でした。
防腐処理をした遺体は別のところに安置してあるらしく
台湾では蒋介石と蒋経国(息子で2代目の総統)とかのテレサ・テンの3人がそれ。
土葬が一般的な台湾では、そうしないと係累に不幸がおよぶという言い伝えがあって、蒋介石の孫たちは誰も50歳を迎えられなかったとかのガイドさんのお話です。
遺体の保存なんてミイラでもなんでもされたくないし…
権力のあかしを気持ち悪くもかなしく不気味なこっちゃと見上げました。



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ブロンズ蒋介石が笑顔で見下ろす広々とした公園広場には、立派な建物がふたっつ。
左はコンサートホール
右の劇場では台湾オペラが上演中で観てみたかった。
正面が正門で、正門前に立つと蒋介石がどーんと見えるという寸法。


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北京の天安門広場の毛沢東の肖像も想像以上に大きくて
広場のどこで見上げても毛沢東と目が合うように描かれているのが怖かった。
大きいことは大事なお国柄なのかな。
権力の象徴は政権が移行するとレーニンの像のように壊されたりするけれど、と振り向いて、簡単に破壊できないお堂と像だとため息が出ました。


Banner_02以前はこんなに近寄って写真をぱちぱちなんてできなかったそうです。



2012年1月27日 (金)

はじめての台湾*12 九份茶坊であたたまること

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海悦楼と石段をはさんで阿妹茶楼があり
ここが九份のよく知られた写真スポットです。
写真にも映りこむ湿度と赤い色が独特で印象的なのです。


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昼食後の自由時間、近辺を散策することにしました。
雨が降りそうだったけど、ね、少し空が明るくなったね。
にゃー。


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狭く長い石段を半分くらい下りた踊り場のようなところの店で
ポストカードを買ったり、クリスマスというのに留守番を頼んだ小妹へのおみやげを探したりしたあと、おっちゃんにうながされれて、左の路地へ入ってゆくと、海に面した猫の焼き物のある店で足がとまりました。
1階は、茶器などの陶磁器のギャラリーです。
お茶を飲んでゆきませんかという声に誘われ地下におりると、明るく広いガラス窓のあたたかなフロアは、茶芸店です。


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使い込まれた木のテーブルの横には、鉄瓶がしゅんしゅん、湯気をあげていて、冷えた手をかざしたくなります。


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炭火がなんともありがたいのです。
日本語が堪能なきれいな店員さんがメニューを見せながらきちんと説明してくれます。
席料がひとり100元(260円)
お茶がだいたい700元(1900円)
お菓子類はひとつ80元くらい。
おなかはいっぱいだったので、おすすめにしたがって杉林渓烏龍茶を選びました。


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窓からの眺めは上々。
海も山ものぞむことができます。
週末は台北の人もやってきて、友人同士のんびりお茶を飲みながらおしゃべりをしたりして過ごすのだとガイドさんが言っていました。
ドライブして、散歩して、お茶して、
リフレッシュできそうです。


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店員さんが目の前で丁寧に説明しながらお茶をいれてくれます。
急須の4分の1ほど茶葉を入れ、熱湯をそそぎ、5秒で捨てます。
「茶葉を起こす」ためのこと。
もう一度熱湯をそそぎ20秒待つと「茶葉が開き」ます。
急須から茶海に全部移し、お猪口のような小さいお湯のみにいれていただきます。
この茶葉はそれを6回繰り返すことができます。
香りがやわらかく優雅で、上品な味わいです。


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小さな茶壷には茶葉が入っていて、好きなだけゆっくり楽しむことができます。
残ったのは持ち帰り用に包んでくれました。
かわいい猫は、これを1階のレジに持っていけばわかるようになっていて
請求レシートを持ち運びするより、気持ちがほぐれて楽しい。
この猫、連れて帰りたかったです。


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そうだ、九份はもともと金鉱だったのです。
もう少し周辺を歩かないと、ピンとこないのが残念。
夜の九份は、暗闇と灯りが赤い色を浮かび上がらせ
独特の世界に連れていってくれるようです。
遠く炭鉱夫たちの声が聞こえるかもしれませんね。



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なにしろ、ワンコが自由にいます。


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ほら、ニャンコも。
昭和の日本もそうでしたね。


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Banner_02_3近い異世界に遊んできました。寒かった~~



2012年1月25日 (水)

はじめての台湾*11 九份観光へ

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「なあ、九份までどのくらいなん?」
故宮博物院から乗り込んだバスは走り出したのはもうお昼前です。
50分くらいだって。
「それから昼めし?ボク、腹減ったわー」
そうだよ、朝あんなにたくさん食べたのにね。
くすす。
台北から東へ、高速道路を走ります。
右側通行でなければ、すすきがそよぐのんびりした風景は、まるで日本国内のようです。
うとうとしていたのを、山道をのぼるカーブの揺れが起こしました。
左に海があらわれました、島影もあり、お天気が悪いのが残念です。


映画「非情城市」の撮影場所として有名になり
宮崎駿の「千と千尋のかみかくし」のモデルになった地でもあり
台北からの日帰り観光地としてさかえている九份です。


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大型バスの進入に制限があるようで、海をのぞむ峠で地元のバスに乗り換えます。
地面が黒く雑草がはりついて湿っているのがなつかしい。
それにしても風が強くて冷たい、ちゃっぷいです。
ね、ワンコは寒くないの?
人懐こいね。


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乗り換えて5分くらいで「舊道口」に到着です。
ここからのアーケードが基山街と呼ばれる九份の散歩道の入り口です。
目印はセブンイレブン。
土曜日だからか、いつもこうなのか、アーケードは人でうまっています。
お祭りみたいです。


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すっごい人でも平気なのね。
ニャンコです。


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くねくねとした狭い道の左右にはぎっしり小さな店が連なっています。
ちょっとした食堂、屋台のような焼いたソーセージのようなものから、点心から、麺類、おでん、空腹で困ることはなさそうです。
お菓子にお茶にドライフルーツ、漢方薬に伝統小物、おみやげ屋さん。
ガイドさんの目印キティちゃんを見失いそうになるし
中国人にがんがんぶつかられてつぶれそうにもなるし
しっかり歩かなくてはならず、寄り道はできません。


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ワンコがいます。
あなたも平気なのね。


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なんだかわからないものが多いのは夜市と同じ、興味津々です。
写真を撮ったりしていたら、カメラのレンズキャップを落としたのに気づきました。
「もう、あきらめや」と即おっちゃん。
でも、でも、たった今だもん、と人波を逆行して探し出して10数メートル。
日本人じゃない男の人が、とんとん、と追いかけてきて黒いキャップを渡してくれました。
あ、ありがとうございます。
こんなところで、なんって親切な、と妙に感激してしまいました。


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アーケードをくねくねうねうねと歩いてから、右へ折れます。
屋根がなくなって、ひとごこち。
急なくだりの石段です。
よき昔の、よく知ったような風景に次々出会いながらおりてゆくと
海が目に飛び込んできました。


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あら、またワンコです。


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石段から左手に海をのぞむようにたっているのが「海悦楼」です。
ここで台湾田舎料理のランチをいただきました。
寒くてビールを頼む気にもなりません。
「ほんまに田舎料理やなー」
うん、でも薄味でおいしいよ、ほらこの厚揚げの煮たのは昨夜のよりとろりおいしいし。
旅行中不足しがちな野菜もたっぷり食べました。
台湾のみかんは、ちょっとぱすっとして甘みが足りないけれど、異国の田舎の海が見える峠にいる実感が口の中に冷たく広がって、バッグの中に一個、しのばせました。


Banner_02_2初日から食べ続けてるのに、胃がもたれなくてうれしい。



2012年1月24日 (火)

はじめての台湾*10 故宮博物院

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のんびりゆっくり見て回れる気がしていたのは
北京の紫禁城の故宮博物院がそうだったからなのです。
地下一階のチケット売り場付近は大混雑。
フロアがどうなっているのか見当もつきません。
日本人が多いんじゃない、見た目はそっくりな中国人がわっしゃごりごりとおるのです。
ぶつかってくるし、
ぶつかっていくことを悪いと思ってなさそうで
あやまらないし、
人口多いから、人がおったら押しのけて進まんと生きていけへんでと教わっているんぢゃないかしらん。
先日再選された馬英九総統の4年前からの中華人民共和国との融和政策のせいというか、おかげというか、中国からの旅行客が年々増加。
2010年には一番多かった日本人観光客年間130万人を抜いて、2011年には200万人にとどく勢いとか。
その人たちがみーんな、ここにやってくる。
「蒋介石が何を持っていったのか確かめてやるみたいな」と笑うガイドさん。
そうですよね、もともとは北京にあったんですもんね。
「返してって言われることもあるんですよー」
なんて答えるんですか?
「いやです、に決まってるじゃないですか。あはは」


アジア太平洋戦争終結後、国共内戦で負けの濃い国民党は台湾に逃げたわけです。
負けながら60万点の宝物を運んできた蒋介石。
国の宝のあるところこそ中華民国だとしたのだろうけど
すごいわ…と宝物の山を観ながらつぶやいてしまう。
北京の故宮博物院とは比べものにならない充実ぶり。
ごったがえしていたけれど、宝物自身が醸し出す輝きで満ちていて、どうすんの、こんなんどうしたらいいの、と興奮してほかの人の姿は見えなくなります。
キティちゃんガイドさんのマイクの声とわたしたちはイヤホンで結ばれるシステムができていて、少しくらい離れても大丈夫。
途中、おっちゃんは書画の、わたしは好きな陶磁器のコーナーへと別れて大急ぎ。
観覧時間は2時間とってあったけど、足りませんでした。
ミュージーアムショップやレストランや茶芸店は残念ながら素通りです。


台湾人の日本語ができるスタッフさんがとても親切だったのが印象的です。
困っていたらなんとかしてあげたいのが台湾の人のようで、短い滞在中何かとホッとさせられたのでした。


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Banner_02中国の観光客が増えたらもっと混雑するのかなぁ…とほほ



2012年1月23日 (月)

はじめての台湾*9 忠烈祠(ヂョンリェツー)の衛兵交代です

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8時20分にホテルのロビーで待ち合わせて
バスで北に向かい、忠烈祠(ちゅうれつし、と言ってました)には9時よりずっと前に到着しました。
衛兵の交代式は9時からです。
ここは、戦前には護国神社といい、
辛亥革命、抗日、アジア太平洋戦争から最近ではSARSでなくなった医師や看護師さんたちまで、国のために命を落とした人がまつられているところです。


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9時から1時間おきに、衛兵の交代式が行われます。
衛兵さんは陸海空軍が4ヶ月ごとに受け持っていて
この12月は海軍さん。
台湾は12月1日が衣替えで、海軍の冬服は黒、夏服は白いのだそうです。
「イケメンぞろいですが、ぜったいさわったりしないでくださいね。ときどき騒ぎになるんですよ、おちりを触ったりするおばちゃんがいたりして。ふふふ」
左右にふたりじっと立っている衛兵さんはふたごみたいにそっくりで蝋人形みたいです。
まばたきもほとんどしないので、触りたくなる気持ちはわかります。
くすす。


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風があって、冷えて、交代式がはじまるまで寒かった。
雨の日も、冷えてる日も、蒸し暑い日々も、立って護って交代する衛兵さんたちです。
軍靴の音が響きます。
石畳もそこだけ、色が変わってしまっています。


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徴兵制がある台湾です。
その中で、エリートというより、容姿端麗が条件の衛兵さん。
178cmは必須身長。
見物人は多く、縄が張られます。
走ってついてゆくのは中国人。


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重たい銃剣でパフォーマンスも見せてくれました。
間近で見る打って刺す武器はぞっとするほど光っていて
スマートな若いイケメンくんが現実に振り回すところは想像したくない。
何かあったときにまっさきに行くのであろう兵隊さんは、どこの国でも若いです。



Banner_02_2衛兵の交代式は20分。それだけ見て、移動です。



2012年1月21日 (土)

はじめての台湾*8 朝ブッフェではパン

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12月24日の朝は、6時半起床。
薄くもりです。
悪夢が旅先までついてくるのがいつも不思議でなりません。
でも、元気だもん、大丈夫だもんね。
さっさと、てきぱきと、したくをすませて
ホテル1階のレストランへおりてゆきます。


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パンの種類が多い。
おいしそう。


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宿泊客は大陸からの中国人が多いようです。
お粥や数種類のスープや麺、点心がそろっています。
おっちゃんは、そういうのをいろいろ。
わたしは、朝はコーヒーがいいから、パン。
米粉のパンがもちっとしておいしかったです。
もちっとしているといえば
蛋餅っていう卵のクレープみたいなもちもちしたの、うまかった。


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ザ・リージェントの朝のブッフェは
種類は豊富だけれど、味も質もあと一歩
パンがいちばんおいしいです。


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そんなわけで、もうちょっとパンを食べたい。
マンゴーは、昨夜の丸林のほうがおいしかったな。
丸ごとビタミンC、ぷちぷちパッションフルーツ、大好きです。


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たっぷりすぎるくらいのエネルギー充填完了。
8時20分ロビー集合です。
さあ、行きましょう。


Banner_02よう食べますな♪



2012年1月18日 (水)

はじめての台湾*7 ザ・リージェントホテル台北(晶華酒店)

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士林の夜市の人の混み方は、南の島だからなのか
おおらかでのんびりして殺気だったところがないね。
バスに乗り込むころ、ぽつぽつと雨が降ってきました。
初日のスケジュールを終えたところなのが幸運。
窓から見ている夜の街並みが、雨粒でにじんでオレンジ色にぼんやり。
15分ほどで、滞在するホテルに到着です。
ザ・リージェントホテル台北。
おお。
おお、すごい。
なにがって、重なり合うビルがないのです。
グレーの空にくっきり浮かぶホテルがひとりぼっちです。


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雨を避け、いそいでフロントに向かいます。
ああ、あったあった。
赤いポインセチアに赤いクリスマスツリー。
そうだよね、ホテルだもの、街がそうじゃなくても、デコレーションするよね。
なんだかホッとしました。
白や青いイルミネーションやツリーが多い最近の日本
赤のあでやかで華やかな仕立ては新鮮に感じます。


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11階の部屋は広めでゆったりした印象。
トランクを5個はひろげられる気がする。
落ちついたインテリアで、クローゼットも広めです。
バスルームはシャワーブースが別なのがうれしいな。
ウォシュレットもついてるし、使い勝手よし、です。


もう10時半。
長い1日、元気で過ごせてよかった。
おっちゃんのほうがくたびれてます。
バスソルトをざざざっと、お風呂にゆっくりつかって、疲れをとって
士林のコンビニで買ったものチェックです。
ビールを飲みながらドライ水蜜桃の味見をしつつ
メンソールの万能オイルの白花油のレトロな説明書を読み、で足をマッサージして
スティック状の薄荷玉が首から肩の凝りに効くか試したりして
寝る直前まで充実です。

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カーテンをひくと、部屋が南向きなのがわかります。
東に台北101のビルが塔のように立っています。
すぐ南には公園があり、
手前の道を傘をさし歩く人たちは
いそぐ様子もありません。
おやすみなさい。



Banner_02寝心地もよろしいでした~~~



2012年1月16日 (月)

はじめての台湾*6 士林夜市(シーリンイエシー)を歩いてきました

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台湾は夜市がさかんです。
屋台がさかんです。
屋台は朝ごはん、昼ごはん、おやつ、夜ごはん、あらゆる時間にいろんなお店が出るのだそうです。
街のあちこちに出る夜市の中で台北でいちばんにぎわうという士林夜市へ行ってきたのでございます。
今夜はお祭りなのか、と思わずにいられないおどろく人出です。
だけど12月の23日というのにクリスマスの気配がありません。
台湾はふつうの金曜日です。


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ガイドさんやツアーの人たちとここで待ち合わせをして解散。
コンビニの前にカットフルーツ屋さんが出ているところです。
わたしの常識として、もちろんこのあたりの地図をおおよそ頭に入れてきました。
ぐるり、歩くことにしましょう。


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露天の定番、りんご飴、みたいなものです。
でも…、お祭りじゃないんだよぉ。
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理解不能の「青蛙下蛋」。
かえるって何?なのです。
飲み物のようで、ストローをさしてもらってる若い人がいました。
定番飲み物なのでしょうか。
ちゃんと売れてた。。。
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道の両側には洋服や靴、雑貨などなどの店がびっしり続きます。
その前に食べ物の屋台が出ているのです。
ごはん類は60元(150円くらい)ほど、安いです。
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お兄さん、焼いてます、焼いてます。
肉まんみたいなものかな。
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フレッシュジュースのお店はあちこちにあります。
この日は寒かったけど、1年のうちほとんどは暑いんだもんね。
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パンズにお肉とキャベツやたまねぎをはさんでもらう。
おいしそうです。
みなさん、好きなものを買って、好きなところで座って、または歩きながら食べてます。
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おでんです。
きっと、おだしにスパイスがきいてるんだろうな。
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おばちゃん、焼いてます、焼いてます。
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ここではできあがり、焼きあがり。
蒸すより焼くほうが人気なのかしらん。
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葱油餅、名前がおいしそう。
なんだろう。
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河粉煎ってなんだろう。
なんだろうなんだろうが続きます。
このあたりはもうびっしり食べ物屋台が並び、それぞれ行列ができています。
お祭りじゃないのに、すごいなぁ。
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巨大ソーセージは近づくととっても肉くさいです。
さすがのわたしも食べられないかもしれない。
でっかいわ、と頭をつっこんで写真を撮っていたら
「もう、そのくらいにしときや」とおっちゃんに腕をひかれます。
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お、串焼きもありますぜ。
1本20元(50円くらい)
食べたい、というよりおもしろいです。
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新彊羊肉とは、中国の新彊ウイグル自治区のことよね。
羊に鹿肉です。
ほほぉ~~。
「ええかげんにしとき。いちいち見て、きりがない」
おっちゃんに叱られました。
くすす。
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たぶん「ここ!」という人気店があって、おいしかったりするんだろうな。
衛生的には、水道もろくにないのだもの、納得ずくでいなくちゃ、です。
ファッションの店店を通りながら、おいしいかどうか、食べても大丈夫かどうか、しか考えられない。
物欲より食欲です。
細い路地を通ってるうちにおっちゃんは方向がわからなくなりました。
あっちだよー、とわたし。
無事に待ち合わせ場所にたどりつきました。
少し時間があったので、地元のコンビニをのぞいて、ビールやあれこれを買出しします。
日本のお菓子が人気みたいです。
それからほどなく、キティちゃんをかかげたガイドさんのもとにみんな無事に集合しました。


士林夜市の食べ物屋台街は、このあと、2011年12月26日から移動になるそうで、建物の地下のフードコートのようになってしまうそうです。
再開発のこと。
次にいくことがあったなら、街は変わっているのでしょう。


Banner_02何も食べなかったけどおもしろかった~。でもクリスマスは~~?




2012年1月13日 (金)

はじめての台湾*5 丸林魯肉飯店でディナーです

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日も暮れて、おなかも減ってきました。
北へ向かい、到着したのは丸林魯肉飯(ワンリンルーロウファン)
まるばやしろにくめし屋さんです。
魯肉飯ろにくめしってなんだろう。
店先にはフレッシュジュースコーナー、1階は地元の人らしき人でにぎわっており、わたしたちは地下へ案内されました。
円卓。
観光客が多いのかと思ったけど、家族連れもいて、そうでもない。
ビールを飲むには少し寒いです。
でも、ぐぃっと乾杯!
くすす。
からすみは軽くあぶって、大根と、もっちりとしてうまいです。
豚肉とネギやらのしゃきしゃき炒めに
揚げた練り物は塩でいただきます。
店名にあるのが魯肉飯(るーろーふぁん)
この名物なのですね。
お湯のみくらいのちびた魯肉飯はお味見してくださいね、のようです。
魯という漢字から魚かと思ってたけど、違いました。
豚肉ミンチを五香粉などスパイスで味付けしたものを、ごはんにどーんとのせたどんぶり。
もともとは屋台で出していたよなファストフードのようです。
スパイスが苦手な人もいたようでしたが、わたしはまったく大丈夫。
エビのピリ辛炒めもうまいです。
次々出てきます。
全体的に薄味で、ガツンとしたふうではないけれど
とても食べやすくて、すすみます。

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切り干し大根の丸い卵焼き、これ、おいしい、また食べたい。
トンポーローも薄味であっさり、下に敷かれてるのは干したたけのこでしょうか。
台湾でも厚揚げを食べるようです、炒め煮です。
ああ、もうおなかがいっぱい。
でも、まだ、出てきます。
大好きな空心菜の炒め物は食べる、おいしい、うまい。
揚げ魚の炒めものは特徴ないわぼんやりだわと思ったのは、すでに満腹だからかも。
あとは、スープに、ちゃーはん、フルーツ。
チャーハンは、味はいいのに、おしいかな、もう少しパラリとしていて欲しかった。
マンゴーの香りよくむちっと甘い、フレッシュジュースがおいしいだろうな。
外で見たら60元(150円ほど)です、安い。


完全に満腹たぬきです。
あまり油っぽくなく、薄味だからか、もたれてもこない。
野菜をたっぷり食べたのもよかったです。
すっかり夜になった外に出ても
気温は変わらず、寒くない。
ふぅーっと伸びをして、これから夜市に向かいます。


Banner_02よく食べました〜〜。元気だなーっ。




2012年1月10日 (火)

はじめての台湾*4 ツアーのお決まり、お茶セミナー

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ツアーにつきものです。
お茶セミナーとは、台湾茶を観光客に売りたいがためのパフォーマンスです。
おみやげ屋さんです。
わかっていての参加です。
中国茶の煎れ方をしっかり見たかったし
のどが渇いた時間帯で一服するのにちょうどいい。
たぶん、高いから買わないもーん。
くすす。


趣味の悪くない工芸品や陶磁器の茶器を陳列したフロアを通って案内された席へとつきます。
ドライフルーツに野菜チップがお茶うけに
日本語が堪能なおばさまの流暢なトークがはじまります。


台湾茶と中国茶。
違いがよくわからないけれど、産地と発酵具合に明確な差があるらしい。
日本茶でも静岡と京都と福岡では味わいが違いますもんね。
ちなみに、わたしは福岡の八女茶が馴染みもあって、いちばん好きです。
台湾茶の中で、ここでのおすすめは凍頂烏龍茶、高山烏龍茶(金宣茶)、東方美人茶
阿里山、古くて高価なプーアール茶。
わ、わからん。
メモをとっていたら「買ったら煎れ方をプリントした紙を渡すから書かなくていいわよ」とおばさま先生。
とにかく、高度1000メートル以上のところでとれたものが上等らしい。
煎茶と違って、しゅんしゅんと沸騰しているような熱湯で煎れて
4~5回は抽出できる。
体内浄化や美肌に効果あり。
プーアールは、大陸の地名で、お茶というより薬で、空腹時に飲むのがよろしい。
「日本ではこんなにいいのは売ってないよ。高いけど、いいものよー」
平べったい大きなおせんべいのようです。


蓮の実の砂糖漬けもドライマンゴーもお茶うけにぴったりで
おいしかったのは、ドライヤマモモと、オクラやシイタケのドライチップです。
煎れてもらったお茶も香りがよくいいものだなとわかるけれど
値段が高すぎです。
100gあたり2000円3000円なんて、おかしい…ぢゃろ?
上手なセールストークにおみやげに買ってる人もいますいます。
ドライヤマモモはおいしかったから、よそで買おうと思いました。


そろそろ日暮れです。
茶芸館の外の近辺をふらり。
街の真ん中のマンションは
香港の半分くらいの高さかな。
おなかがすいてきましたね。


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Banner_02_2お茶はわからんのです。(*´艸`)クス



2012年1月 8日 (日)

はじめての台湾*3 迪化街(ディーホァジエ)を散歩する

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龍山寺を出て街を北方向へ10分ほどバスで走ります。
日本の昭和のころのようななつかしい雰囲気の街並み。
漢字ばかりだけれど、日本では使わない字も多いけれど
看板の意味はだいたい想像理解できるのが親しいです。
中国語はわからないし覚えられないので、勝手にゆうかがいと言うことにしました。
桃園国際空港、ももぞのくうこう。
台北101(タイペイイーリンイー)は、たいぺいいちまるいち。
中山(ツォンサン)は、なかやま。
龍山寺(ロンサンスー)は、りゅうざんじ。
音読みにさえしないわたくしです。
くすす。
迪化街の散策にバスを降りました。
漢方薬と干物のまざった独特のにおいがします。


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布や手芸用品の専門店が続いて
ドライフルーツいろいろいろいろや高級食材のふかひれ干しあわび貝柱、からすみ、お茶などなど
店先まであふれ出すほど並べられてる店の間を歩きます。
お買い物スポットで、旧正月前にはごったがえすのだそうで
たぶん、安いはずです。
まだ値段を見ても何もわかりません。


真っ赤なお年玉袋です。
台湾も旧正月を祝います。
中国も韓国もベトナムも旧正月。
日本だけが変わってるんですね。
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「ちょっとにおいがありますがだいじょぶですか?」とガイドさん。
わたしは平気です。
建物の中に入ると、確かになんとも生鮮食料品の渾然一体となった
ステキとは言いがたいにおいがします。
日本の町の市場も昔はこんなにおいがしました。


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魚屋さんはふつうです。
珍しい魚があるわけではありません。
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ほら、たちうお。
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八百屋さんにある干した野菜がわからない。
なんだろう…。
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人なれしたワンコです。
にいはお!
かわいいね。
くすす。
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赤いくだものは食べたくなります。
これ、何かな。
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大きさのそろった生姜が山盛りです。
シャンツァイや大きなにんにくもどっさり。
たくさん使うのかな。
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すぐそばで解体もしているようなお肉屋さん。
豚足が一本、ぽいっと。
作業を放り出して、休憩ちうかしらん。
鳥もまるのまま、吊ってありました。
のんびりした時間なのか、とげとげした感じはまるでありません。
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整いすぎていない舗道が楽しくて
マンホールは木と魚の模様です。
いいでしょう?
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人が集っているなと思ったら、廟です。
霞海城隍廟。
ここは縁結びの神さまだそうです。
P1040246うそっこのお金
この赤いあの世で使うらしいお金(金紙)はお供えもの。
龍山寺のおみくじと同様、ややこしい手順を踏んで恋愛成就をおねがいするのです。
再訪の際には、やってみることに決めました。





Banner_02もっとゆっくり見て、買い物して、食べて楽しむところです。通り過ぎるにはもったいなーい!



2012年1月 5日 (木)

はじめての台湾*2 龍山寺(ロンシャンスー)は神さまてんこもり

P1040199門前のおそなえ売りさん


桃園国際空港から台北市内までバスで50分くらいです。
同じツアーに参加しているのは総勢18人。
年配の女性グループが多く、こじんまりして落ちついた雰囲気です。
バスは二階建て、一階部分にトランクを積みます。
空席が多いので、ゆったりのドライブなのがいい感じ。
日本ととてもよく似た風景を眺めながら、高速を走ります。
右側通行だけれど、日本車がびっくりするほど多い。


市街地に入り、しばらく行くと、最初の観光地「龍山寺(ロンシャンスー)」に到着です。
まだ現実感がなく、うながされるまま、下りて歩きます。
寺の前の広場にはお年寄りがつどっています。
入り口前にはおそなえものを作りつつ売っていて、あざやかさが目をひきます。


P1040205観音像前


カラフルな門前、カラフルな屋根、カラフルなお堂、です。
金きらです、派手です、そして参拝の人が多いです。
ここは観音菩薩、仏教です。
まず、おそなえ(意味があるらしい)をして、
熱心にお祈りして、ひざまづいてる人もいて
観光客はもうしわけないくらいです。


P1040208おみくじを引く道具はこれ


長い線香をあげて、おがんで、お願い事はイエスノーで答えられることにして
細かい手順を経ておみくじを引くのだそうです。
う、うまく説明がでけん。
えいやっとあっさり手にする日本式からすると、めんどくさいです。
願い事がかなったら、お礼のお参りもかかさないそうです。


P1010662屋根の龍も派手


建築物はとにかく派手です。
屋根の彫り物がにぎやかでかわいい。
赤を基調に緑、青、黄、オレンジ、金…
日本の神社仏閣の色味の少なさが珍しいのだとアジアを旅行していると知らされます。


P1040213金金ぴかぴか


仏教寺院かと思っていると、そればかりではありません。
いろんな神さまが同列にまつられていて、神さま仏さまあなたさま。
台湾は「絶対」じゃないんだな、と親近感がわきあがるのです。
仏教道教、人生、学業、航海漁業、子宝、縁結び、三国志の関羽、などなど
金色でまばゆい神さまが「龍山」という町内にぎっしり隣り合って住んでいるようです。


P1040216ろうそくは赤


特に参拝が多かったのは、受験が近い学業の神さまと、女性が並んでた縁結びの神さま。
おそなえものは、散らからないように、自分で持って帰るのが決まりなのだそうで
熱心なのも、混在しててもかまわないのも、現実的なのも、
きびしくなくおおらかでほほえましく思えます。


P1040219線香でむせかえり


それにしても、ごったがえす人におどろくのだけど
アレルギー体質のわたしにはお線香のむせかえる煙が鼻とのどにこたえました。
悪い香りじゃないんだけど、むぉーーーん。
ひとりづつ、長いお線香数本に火をつけておそなえしてるとさすがに酸素不足です。
ごほごほごほ。
すごいわ、参拝の人、多いわ、地元の人、多いわ。
受験、縁結びの神さまのところには、若い人、多いわ。
珍しげに観光したので、何もおねがいせずに、一周して出てきました。
18世紀に作られた龍山寺が台湾でももっとも古いお寺だそうです。


P1040221仏具街と黄色タクシー


西側の小さな門から出ると、仏具街です。
京都の本願寺さんの門前もそうだものね。
台北のタクシーは黄色だね。
人は多いのだけど、なんだかのんびり。
キティちゃんのガイドさんはしっかり案内、説明してくれる。
わたし、まだ疲れてない。
車窓から眺める何もかもがおもしろいのです。


Banner_02_2仏教道教、すごいんだ、クリスマスの負け、(*´艸`)クス



2012年1月 4日 (水)

はじめての台湾*1 クリスマス寒波から脱出

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寒さから少しでも遠ざかりたい、暖かいところでからだをゆるめたい。
それなのにどうやら台北もこの冬いちばんの寒さらしい。
5時に起きると真っ暗で、東に冴えた細い上弦の月が美しかった。
一枚一枚たまねぎのように脱げるように、たっぷり重ね着をして
「ちゃっぷいよぉー」とクリスマス寒波の近づく中、いつものようにもきもきして吐きそうで頭がきーんとして、ダメかも…と悩みこみながらしたくをして、「クリスマスにひどくない?」と言われてごめんよ、いちじくぬぎを小妹に頼んで、関空へ向かいました。
12月23日は金曜日の祝日なので3連休が取りやすいのはおっちゃんだけじゃない。
けっこうな出国ゲートの混みようを取材しているテレビクルーもいて
もきもきとわくわくのちゅんたろーです。


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「はらへってきたー」といつもは朝ごはんを食べないおっちゃんも
旅行となるとリラックスモードへ変換ちうです。
プロントでモーニングセットを
わたしはカフェラテを注文。
搭乗時間までゆっくりのぼった朝日に鈍く光る海を眺めながら過ごしました。


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キャセイ航空は以前ひとりで香港に行ったとき利用して以来です。
出発は11時。
スタッフの人たちにはとても親切に助けてもらったし、機内食も悪くなかったし、エコノミーのシートだけど座りやすい。
印象のよい航空会社です。


「じっとしとりや。ほんまに落ちつきがないなぁ、キミは」
は、はい。
「今日はひっくり返しなや」
う、うう…。
飛行機は、小豆島を見ながら、瀬戸内海を横切り
四国上空を飛びます。
今治が見える。
蛇行している川はきっと重信川で、遠くの港は松山です。
機内食は、フィッシュのなんとかライスとビーフのパスタ、でパスタにしました。
白ワインで乾杯。
ちょっとあぶらっぽいけれど、お味はまあまあいけます。


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おかわりに、ぷりーず ほわいっわいんとゆったのに赤がきました。
くすす。
おなかいっぱいで、少し眠っていると
沖縄の宮古島と同じくらいの緯度の台北にもう着陸態勢。
書類を書いて食べて飲んでいたら、3時間弱はあっという間なのです。
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台北の桃園国際空港は小雨が降っています。
漢方薬と八角のにおいがする。
飛行機を降りてすぐ、おっちゃんが台湾元に両替しているあいだに
トイレに行きました。
へぇ、シャワールームがあるんだ。
きれいなところです。
蒸し暑い国だものね。


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入国審査場はぎっしり人が並んでいます。
ふつうなら「Foreigner」と書かれているところが「not citizen」とあります。
台湾は国として認められてなかったんだ、と忘れてたことを思い出しました。
目が合いにっこり笑ったフィリピーナがわたしの前に、堂々と横入りしたりして
おもしろいなぁ。


待っていたガイドさんは、小柄でめがねをかけた賢そうなSさん。
「このキティちゃんがめじるしですから。迷子にならないでくださいね」
彼女のかかげるキティちゃんに2泊3日、しっかりついてゆきました。




Banner_02しばらくおつきあいくださいませ♪




2011年9月22日 (木)

はじめてのソウル*17 また行こう、ソウル

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あとはもうチェックアウトするだけ、と戻った部屋に、英日中韓の4カ国語で書かれた「民間防衛訓練のお知らせ」が入っていました。
8月18日(木)韓国政府指導による防衛訓練が午後2時から20分間実施される予定で、警報発令後の訓練時はエレベーターやエスカレーターが停止するので了承ください、というものです。
防災じゃなくて防衛、というところが日本とは違うことをあらためて思い知らせてくれます。


「ワタシ、日本に行きました。九州が好きになりました。大分や熊本の自然はすばらしい」
ああ、阿蘇や別府がよかったのね。
「京都や大阪は見所がいっぱいでいいですね」
そうね。
「東京は…ソウルと似たような感じで…」
それほどおもしろくないという語尾の濁し方です。
「次は、広島へゆきたいんです。世界遺産の宮島を見たい。そしてお好み焼きを食べたい」
ガイドさん、自分の気持ちはきっちり伝えることができるんだ、日本語が下手ってわけじゃなさそう。
「ワタシ、日本の納豆好きです。韓国のよりおいしいし、一個ずつパックに入ってて食べやすい」
韓国の納豆ってどんな感じか、それが知りたいんだけど。
「日本は急にサッカー強くなりましたね!ホンダがすごいです。最近韓国は弱くてもう情けない」
サッカー熱は高いのね、てーはみんぐっ、だもんね。
「ワタシ、ホンダが好きになりましたぁ」
そ、そう。
そんなに嬉しそうに、はにかんだ顔しちゃって。
くすす。


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そんなガイドさんが最後に連れてってくれたのはおみやげ屋さんです。
ツアーにありがちな寄り道コースです。
買うべきものはなさそうだった中、パッと目に入ったのがブランド品のバッタもんのワゴン数台です。
こんな入り口の近くに、堂々と、悪気もなく、ルイびとんやしゃネルやコーちやあれやこれやの本物には絶対ないだろう形のポーチやコインケースがずらりと置いてあるのです。
そうそう、明洞の露天にも、なんちゃってブランド品もどきの店があっちこっちに出ていました。
そして、売れていました。
あやしげなおっちゃんに「ものすごええもん、ありますねんけど」と声をかけられもしました。
コスメショップでかたつむりのクリームを買ったら、にっこり「はいっ」とルイびとんの茶色のモノグラム柄プリントの袋に入れてくれたりもしました。
取り締まりがないのか、うしろめたさを感じられないのがおかしく、どんなふうに偽物なのか手にとって確認していたら、そんなもの見るな、とおっちゃんに叱られました。


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空は秋の雲です。
仁川空港に到着して頼りなかったガイドさんと別れて、やれやれ、旅もおわりです。
出国審査をすますと、そこは免税店が並ぶ広々と華やかなフロア。
とても活気があります。
関空もこんなふうだったらいいのにね、と言いながら歩いていると
「韓国伝統文化センター」というのがありました。
韓国の工芸品が売られ、チマチョゴリの女性たちが指導している制作体験コーナーがあり、興味深くのぞきこんでいると、おもての通りがざわついてきました。
韓服(ハンボク)を着た行列がやってきたのです。
ドラマみたい、とわたしも飛び出して見学です。
鮮やかな衣装を楽しみ、一緒に写真も撮らせてもらったときに一行の背の高さに驚いたりもして、満喫しました。
関空もこんなこともやってみたらいいのにね、とまたまた言いつつ
足ツボではない足のマッサージを受けたり(ひとり3000円30分)、免税店をのぞいたり、ビール(ハイネケン1杯8500ウォン650円)を飲んだりしているうちに、あっという間に搭乗時間がやってきました。


乗り込む女性の中に、顔に絆創膏をたくさん貼っている人がいます。
明洞に美容クリニックが目立つほどありました。
たぶん、シミ取りをしての帰国なのでしょう。
食べて、買い物して、美容、かあ。
近くて似ていて、似てるけどぜんぜん違う国。
ソウル、おもしろかったな、とぼぅっと機内食のサンドイッチをコーヒーをすすりながら食べたりしてるうちに到着です。
関空から関空駅に移動する数十メートルを歩くうち、ぼんやり頭からすっかり現実に引き戻されたどすーんとのしかかる猛暑です。
「暑っついわ、大阪」
うん、たまらんすごいね。
いちじくぬぎ、大丈夫かな、すぐ帰るから。
南海電車に乗り込むとすぐ、小妹に無事帰国のメールをしました。




Banner_02いつもすぐ「また行こう!」って思うのです。また行こう!(*´艸`)クス



2011年9月21日 (水)

はじめてのソウル*16 やっぱり朝はコーヒーを

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ソルランタンがいくらおなかにやさしくて、いい感じでも
朝はどうしたってコーヒーが飲みたいのです。
習慣ってすごいな、目は覚めてるのにしゃきっとしないから
コーヒー、飲みたいね。
「おお、そうやなあ」
ホテルのラウンジはしゃぶしゃぶの薄々だしねぇ。
「そやなぁ」


明洞大聖堂からロッテホテルまで帰る道すがら
おっちゃんが、すたすたと入っていったカフェについてゆきました。
行きがけに見かけた外に張り出したテーブルにいた日本人と思われるおじさんがひとり、まだそこでずっと本を読み続けています。
スタバほどシステマティックではないけれど、コーヒーを買います。
わたしはカフェラテ、アイスでください。
「あ、ボクも同じのを」
アイスカフェラテ、1杯6000ウォン(480円)。


ねぇ、スタバみたいな感じなのに、高い気がしない?
「そうやなぁ」
オープンカフェ、店の外のテーブルに座ります。
日陰になっているので、まだまだ涼しい。
スタッフのお兄さんが運んでくれました。
スタバのLくらいのサイズでしょうか。
薄かったら悲しいなと思ったけれど、
おいしい。
こくもうまみもあるおいしいコーヒーです。
「大阪と比較したら高いけど、うまいからええやんか、な」とおっちゃん。
うん。


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アジアの都市の物価は均衡してきているようです。
6月に行った香港も、今回のソウルも、
タクシー地下鉄バスなど交通費は間違いなく安いけど、
コンビニで買うビールも安いけど、
ものによってはそんなに変わらない。
物価も均衡にくわえて、ファッションも似てきてる。
目抜き通りには同じブランドのショップが並んで
どこへ行っても金太郎飴みたいになってしまうのかな。


朝からじゅうぶんゆっくりしました。
外の空気も吸って、はじめてのところも散歩できた。
ぼちぼちホテルに戻ってチェックアウトをしなくっちゃね。
ツアーラウンジでの集合は午前10時です。
明洞の街に慣れはじめたのを去るのも
せっかくのステキなホテルの中を歩き回りもせず帰るのも
ソウルの何もわからなかったわと帰国するのも
とっても残念。


のんびりしてたら、時間が迫って、バタバタとツアーバスに乗り込むことになったのでした。




Banner_02_2結局ホテルはロビーと部屋しか見てません〜〜〜




2011年9月16日 (金)

はじめてのソウル*15 朝はソルロンタン

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ソウル3日目の朝6時半に起きると晴れていて、北の窓から岩肌がむき出しの低い山がはじめて見えました。
いつもならホテルでパンとコーヒー中心のブッフェの朝食を楽しむのだけど、
外に出ることにしました。
カラリと湿度が低く、陽射しはかなり強いです。
ロッテホテルから出たところに交差点と地下鉄の駅があります。
駅へ降りる階段のところで、何の選挙かはわからないけど、出馬していると思われる人がたすきを掛けて演説をしています。
人々は立ち止まるわけでもなく、通りすぎるだけ。
あはは、日本と同じだね、ドブ板選挙、するんだね。


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8時だから誰もいないなんてことはない。
カフェやお粥屋さんはすでに開店していて、明洞の街には朝のにぎわいがあります。
行列ができてるお粥屋さんの前を驚きながら通り過ぎ
目当ての神仙ソルロンタン(シンソンソルロンタン)まで5分ほどの距離です。


なんと、ここにも行列ができているではありませんか。
24時間営業のソルロンタンの専門店です。
牛の頭や足や骨全部、肉、ホルモンを煮込んだ乳白色のスープの人気店で
食べてみたくてやってきました。
朝とあって、回転も早く、行列といってもすぐに入店できました。


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おっちゃんは、ソルロンタン、7000ウォン(560円)を、
わたしは蒸し饅頭(マンドゥ、餃子のこと)入りソルロンタン、8000ウォン(640円)を注文しました。
テーブルの脇にはステンレスのケースに白菜キムチと大根キムチ(カクトゥギ)が入っていて、食べ放題。お店の人がサーブして、カクトゥギはハサミでカットしてくれました。
ソルロンタンは、好みで塩こしょうで自分で味を整えていただきます。


わたしのマンドゥ入りのソルロンタンは、80円しか違わないのに、大きなマンドゥ3ヶ入りでボリュームたっぷりです。
マンドゥはおっちゃんに分けてあげて、ごはんをスープに入れながらいただきます。
ああ、やさしい味がしみじみおいしいです。
しつこさは全くなし。
マンドゥは大きいけれど、野菜がたっぷりで重たくありません。
好きだ~~~。


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キムチは白菜も大根も、うまいです。
お店によって味が違うのがいっそう癖になりそうなキムチです。
日本語は通じないけれど、メニューの写真を指差しながら注文して、問題ありません。
テキパキしている店員さんたちです。


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とっても満足した朝ごはん。
店を出た前の坂道をのぼってみることにしました。
ほんの数十メートルで、大きく立派な教会があらわれて、ふわぁ!
カトリック明洞大教会です。
そうだ、韓国はカトリックやプロテスタントのキリスト教徒が多いんだよね。


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ゴシック様式の教会の中におずおずと入ってみました。
扉が開いていたのです。
聖堂はパイプオルガンの音が厳かに満ちています。
誰かが弾いているのです。
正面にはアーチ型にステンドグラスが埋め込まれ、陽がさしこんでいます。
ひとりかたく手を結び祈っている人がいる。
もうひとり手を合わせて祈ってる人がいる。
またひとり聖堂に入ってきました。
この教会、明洞の高台に位置し、敷地内には学校など、同様に煉瓦造りの装飾的ではない関連施設の建物が囲み、風通しがいい様子です。
青い空に街並に、ビルと教会の尖塔が同居しています。
陽射しが強くきつくなってきて、セミが鳴きくるう教会をあとにしました。


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Banner_02ソルロンタン、好きだ〜〜。マンドゥもうまい〜〜。




2011年9月14日 (水)

はじめてのソウル*14 群山オジンオでばんごはん

2時間半くらいはぐっすり眠ったので元気が復活です。
ガイドさんが紹介していたアカスリしてくれるところに電話をしたら、すでに予約でいっぱい。
ま、いいか、とあっさりあきらめ、晩ごはんをどこで食べるかだけ決めて、ぶらぶらすることにしました。
ロッテ免税店からロッテ百貨店の地下へ降りると、日本と同じようにデパ地下食料品売り場です。
見たい、けど、怖い。
地下はやはりどうにも苦手で、フォーションがある、キムチ売り場がある、お魚の種類が豊富、魚の干物も多いな、とチラチラしつつ、大急ぎで歩き抜け出たのは明洞の昔くさーい地下街です。
大通りに横断歩道が少なくて、地下を渡るほうが便利なのです。


降っては小雨になりしていた雨も上がり、露天商が開店準備をはじめています。
明洞でなにより多いお店は食べ物屋さんで、次はコスメショップ、のように感じました。
誰がそんなに買うのかなというくらい化粧品屋さんが多く、同じメーカーのショップが何軒もコンビニのように大きなお店を構えています。
「ああ、もうコスメはええ。かたつむりとBBクリームはもうええわ」とあちこちからかたつむりのシートパック入荷しましたよ〜おみやげにいかがですか〜BBクリーム〜〜とショップの店員さんが店の前で声をかけてくるのに閉口しているおっちゃんです。


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屋台のとうもろこしを撮影していて、お兄さんに叱られました。
ポテトの薄切りを揚げたものかしらん、長い串にさしたのや、
巨大ソフトクリーム、ソーセージを焼いたのや、トッポッギ、パイナップル
「おでん」という名の煮こみもの、ちょっと見ただけでも屋台の食べ物の種類は豊富です。


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*『神仙ソルロンタン』
ソルロンタン(牛骨スープ)も食べたいな。
「うまそうやなー」


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*『忠武キムパッ』
キムパッ(韓国のり巻き)も食べたいな。
「お、ええなー」
にぎわう店内をのぞきこみながら
向かったのは「群山オジンオ(クンサンオジンオ)」。
群山は地名で、オジンオはイカという意味。
海鮮料理のレストランです。


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日本語表記もあり写真つきのメニューにホッとしました。
店員さんのおすすめを聞きながら注文したのは、まずはビールに
カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)。
まずは甲羅の部分だけを持ってきて、その中にごはんを入れて軽くかきまぜます。
カニ味噌がからんで、絶品でございました。
はじめての味にちょっと興奮してしまいました。
海の旨味がふぉーーっと口の中に広がり、香りが鼻から抜けて、むふー。
おいひぃです。
足の部分も食べやすいようにカットしてサーブしてくれます。
はぁ、あまい、うまい、こたえられない…。
これだけを食べるためにまた来てもいい、ううん来たい、ぜひ。


いつものように、副菜が出ます。
キムチに練り物の和え物に白菜の塩漬けにコリコリとした食感のマヨネーズ味サラダの4皿。


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外側がカリッと、中はもちもちして、海鮮チヂミもうまいです。
大阪の鶴橋で食べるのより、おいしいわぁ。


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ポッサムは、ブタとイカと豆腐とキムチが山盛りで出てきました。
チシャ菜に好みで包んでパクリ。
ブタが、ブタが、ブタが、キムチとぴったりですばらしくおいしいの。
漢方のような香辛料がブタ臭さを消して、うまーいだけ。
副菜で出てるのとは少し味が違うキムチ、どっちもいい。


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ああ、だけども、だけども、量がとっても多くって、途中でおなかがパンパンです。
一皿が多ーい。
ここ群山オジンオ、プルコギも生きたたこの刺身も海鮮鍋も、いろいろ試したいメニューばかりです。
マシッソソヨー(おいしかったです)とレジの店主のようなアジュモニ(おばさま)に言うと
あめちゃんをわたしの両手にいっぱい乗せて、くれました。
お勘定は88000ウォン(7000円くらい)。
カンジャンケジャンは少し高めかもしれないです。


「満足や。おなかもいっぱいや。韓国、うまいなー」とおっちゃん。
うんうん、くすす。
明洞の街並にも慣れてきて、歩く気持ちも楽になってきました。
目に入るものも増えてくる。
あ、くぬぎだ。
くぬぎ炭火焼肉という看板がときどきあるんです。
そうかぁ、くぬぎの木で炭を作るんだね。
「うわん」
またくぬぎの声が聞こえてきます。
どんな香りがするのかな、おいしく焼けるのかな。
「うわーん」
明日はもう帰国です。


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Banner_02いますぐでも、また食べたいです。(*´艸`)クス




2011年9月13日 (火)

はじめてのソウル*13 明洞で石焼ビビンパッランチ

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昌徳宮(チャンドックン)を出発したツアーバスは、紫水晶を売る店に寄ってから、明洞に向かいました。
ツアーの予定は、昼食後、明洞での自由時間を経て、仁寺洞(インサドン)散策へ。
夜は仁寺洞で海鮮鍋、その後、希望者はアカスリマッサージ。
悪くないのだけど、そのプランだとホテルに戻るのはもう夜もすっかり更けてからということになります。
しんどいよね。
もうここまでにしようということに決定です。
昼食をとったら、ツアーから離脱することにしました。
決めたらホッとした。


地下鉄の明洞駅のひとつ北の通りにあるJNショッピングモールという1階がコスメショップになったビルの3階にある「明洞苑」。
ここで石焼ビビンパッをいただきます。
いつものように小皿の副菜、かぼちゃのサラダ、白菜キムチ、もやしナムル、塩味の黒豆、白菜入りの冷たいスープみたいなもの、がついていました。
ああ、喉が乾いたね、とビールがうまい。
瓶ビール1本5000ウォン(400円)。
ビビンパッには、コチュジャンをたっぷりかける方がうまいよというアドバイスです。


過去片手で数えられるほども食べたことのない石焼ビビンパッなので
おっちゃんがするように混ぜるのを真似しながらいただきました。
おこげが、うまーい。
「こういうのは、そうハズレはないもんやで」
そうなのかよくわからないけど、おいしいです。
野菜がいっぱい摂れるのが韓国料理のほんとにいいところ。


ガイドさんが、ツアーを離れるにあたっての書類を持ってきてくれました。
確認してサインすれば、明日の朝10時のホテル出発時間まで、フリーです。
「気をつけてくださいね。わからないことがあれば、電話してください」とガイドさん。
はい、じゃあ、明日。


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ふはーーっ。
何も悪いことがあったわけじゃないけど、開放感でいっぱい、おなかもいっぱいです。
おりもよく、わたしの行きたかったお店のすぐ近くにいます。
まずは「ドリームコスメ」
Dr.MJのかたつむりのクリームとアンプルを買います。
今は、かたつむりがブームなのです。
肌の再生化、保湿に効く、とのふれこみに乗ってみるのです。
お店の女の子は日本語が上手で、きちんと説明してくれます。
日本円で買うこともできます。


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そこからすぐ西にある、明洞胡桃菓子、ホドゥグァジャの本店へ。
一間間口の小さなお店です。
奥に工場があり、店先で売っているくるみまんじゅうを買いました。
ちょうど親指と薬指を丸めたくらいの大きさの
バナナカステラや人形焼のような皮はライ麦製で
あんこと同じくらいくるみが入っているおまんじゅう。
電子レンジで15秒チンすると焼きたて風味がよみがえって、なかなかおいしいです。
空港で買うより安いらしく、フレンドリーなおばちゃん、おまけをしてくれました。


傘を差したり閉じたりしながら、こんなところにユニクロがあるよと言いながら
コンビニに寄ったりして、ホテルに戻りました。
歩いて10分くらいのものです。
ソファで本を読んでいるおっちゃんの「お、昼寝モードか?」という声を聞いたのは覚えていて
さっさとベッドにもぐりこんで、ぐぅぐぅ眠ったのでありました。




Banner_02_2仁寺洞は行きたかったんだけど、昼寝〜〜♪ (*´艸`)クス




2011年9月10日 (土)

はじめてのソウル*12 世界遺産 昌徳宮(チャンドックン)

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朝鮮王朝の建国した太祖がソウルを都にさだめ、北の北岳山を背に景福宮(キョンボックン)を建設したのが1394年。
その少し東に三代王太宗が建てたのが世界遺産に登録された昌徳宮(チャンドックン)です。
バスで行ったりきたりしているうちに、だんだん距離感がわかってきました。
「けっこう歩くし、小雨程度のくもり空やったら、キミには楽でよかったかもな」とおっちゃん。
ほんとほんと、ガイドさんがひとり汗だくで「蒸し暑いですねー」としきりに汗をぬぐっているけれど、関西からやってきたみなさんは、けろり。
ソウル夏はそんなに暑くなさそうです。


景福宮が規模が大きく格式高く直線的で、権威と秩序がきわだつように簡素に建てられているのに対し、こちらは、周囲の自然との調和をはかり、地形に合わせて建物を配置し、空間と使い道によって建てられたそうです。
セミの声を聞きながら敦化門(ここが正門)をくぐります、さあ、昌徳宮です。


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屋根になにかがいます。
こういうのがとても気になります。


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「門をくぐる前に、昔はみなさん居ずまいをただし、気持ちを清くして向かったんです」を繰り返すガイドさん。
「いえ、今は違うんですけど、前は、きちんとしなければいけなかったんです」
繰り返さなくても、そういうものだよぉ。
止まっては何かしゃべってくれてはいるんだけど、ガイドさんの説明がちっとも耳に届きません。
いちばん前をちゃっちゃか歩くガイドさんです。


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仁政殿です、正殿です、公式業務を行うところです。
濡れている石畳に左右にぽつぽつとしつらえてある小さな石の塔には、正一品、正二品というように、わかりやすく前から順に階級が刻まれています。
この石の数字に応じて並びひれ伏したのでしょう。


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中国の影響が随所に感じられます。
思い出せば巨大すぎる北京の紫禁城でした。
朝鮮王朝の宮殿は現実に使われていたと納得できる大きさです。


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二本の滝が流れる絵が背景の玉座だけが光って見えるのは、色彩と採光の効果でしょうか。
シャンデリアと妙なカーテンが気になります。
パンフレットによると「1908年の内部修理の際に取り入れられた西洋風インテリア」なのだそうです。


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仁政殿から東に、少しちびたな宣政門をくぐります。


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こじんまりとした宣政殿は便殿(王がふだんの実務に使用したところ)であり、昌徳宮でここだけが青い瓦がふかれています。
「カラスのカワラは費用がかかるので、ここだけ青いカワラです」を繰り返すガイドさん。
カラスのカワラとは…なんだろう。
青いカワラとは青い瓦だよね、じゃあ、カラスの瓦は…。
「カラスのカワラでしょう、見てください」
うーん…、ああ、ガ、ガラスの瓦ってことか。
青緑のガラス状にできるように釉薬をかけて焼き上げた瓦ってことだ。
ぐるぐる考えて行き着きました。
ガイドさん、理解しにくすぎです。
「なあ、青ちゃうで、緑やで。なあ?」とおっちゃん。
そう?青だよ。陶器の場合、あれは青っていうよ。
「ちゃうわー、あれは緑にしか見えへんって。青瓦台(大統領府)の瓦はもっと青いで」
あー、そうなの?わかんないけど。
「そうやって、緑や」
はいはい、あれは青緑。
「なー、なんでここだけ緑なん?これがええんやったら他も緑にしたらええのにな」
費用がかかるからだって。
「そんなん、かかったかてええやんなー。なんで?」
わたしに聞いても、知らーん、知らんよー。
もう…。
どうやら、王が仁政殿も青い瓦にしたいぞよと言ったのに、朝鮮王朝は質素を旨としたので、家来が贅沢すぎるからダメと批判したのだそうです。


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「朝鮮王朝の色は緑です。どの宮殿も緑をテーマに造られています」
ほうほう、なるほどね。
「中国は赤、韓国は緑で、日本は白と黒ですね」
え?
そ、それはちょっと意味合いが違う気がするよ、ガイドさん。
日本のモノトーンは別にテーマってわけぢゃ…。
ちっとも集中できない。
よけいなことばかり考えてしまって、ぼぅっとしてきました。


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さらに東に、王のリラックス業務室である煕政堂を見て、
その後ろである北側にある王后の住まいである大造殿(寝殿)でベッドをながめ、


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そのさらに東の誠正閣はもっと質素で、緑や赤の顔料を使ってありません。
お遣えする人たちの建物ではないかと思われます。
思っただけで、違うかもしれません。


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石段のあるちびた門とか、


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チャングムでも出てきそうなところとか、


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オンドルの煙突かしらとか、
あまり広がらないことしか思いつかなくなりながら
最初にくぐった仁政門へと戻りました。


わたしたちが見学したのは、自由観覧ができる王宮の建物部分のみで
さらに昌徳宮(チャンドックン)の北側60%をしめるという後苑は別料金のガイドツアーに参加する必要があります。
昔は猛獣も出たという鬱蒼とした森らしく、朝鮮王朝時代の庭園やいくつもの池、両班(ヤンパン、貴族)風の家があり、美しいのだそうです。
日常的に、建物観覧のみでも日本語ガイド案内が12時30分から
後苑の100分かかる日本語ガイドツアーが10時30分、13時30分、
1時間の日本語ガイドツアーが10時15分、16時15分から、
昌徳宮(チャンドックン)のすぐ南にある世界遺産、宗廊(チョンミョ)は歴代王と妃の位牌をまつり、祭祀を行っている祠堂でも、日本語ガイド案内があるようなので、わたしとしては、それにぜひぜひ参加して、ちゃんと知りたいものだとねがっているのであります。




Banner_02明洞(ミョンドン)から遠くないので、ガイド時間に合わせて個人でゆくのをおすすめします。(ノ`Д´)ノタブン




2011年9月 9日 (金)

はじめてのソウル*11 世界遺産 宣陵へ

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「昨夜、帰り道が渋滞で遅くなって、それからのカミナリがすごくて、ワタシ怖くてもう眠れませんでしたよ。みなさんはダイジョウブですか?」
ガイドさん、確かに睡眠不足なむくみ顔です。
いえ、ホテルでは気がつきませんでしたよ。
「これから向かうのは、朝鮮王朝の王墓、宣陵です。ユネスコの世界遺産に登録されました」
う、うん…、わかってる。
ツアーの二日目の同行者のみなさんからマッサージやアカスリに行きたかったり、知り合いと会いたかったり、ツアーを途中で抜けたかったり、いろんな希望が出ています。
ガイドさん、その対応に追われ始めました。
「アカスリは、予約がいっぱいの可能性があります。政府に認定されてるところで基本コースひとり80000ウォン(6400円くらい)です。ワタシが予約をしてあげますから言ってください」
アカスリ、してもらいたいな、経験したことないし。
「ええなー、そうしよか」
じゃあ、ずっとツアーに参加する?
「今日の予定はうーん道路が渋滞のぐあいでわからないんですが、宣陵から昌徳宮を回って、明洞で昼食して、買い物の自由時間があります。仁寺洞(ニンソドン)へ行きます。夜は海鮮鍋です」
わかるようなわからないような、どうしよう…。
「ま、考えといてくださいね」
はい。


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バスは漢江(ハンガン)を渡って南東の方角へ走った街中の道ばたにとまりました。
こんなところに古墳があるのか、という歩道を少しおりると料金所があります。
水原華城でパンフレットをもらいそこねたので、今度はしっかり自分で日本語パンフを棚から探してバッグへ入れます。
舗装してある道はすぐに途切れ、しっとり濡れた小径を歩きます。
ミンミンゼミにツクツクボウシが鳴き声を重ねています。
大阪より一足先の季節の移りです。
湿った土に気をとられつつ、傘を閉じようかどうしようかと見上げると、大きなくぬぎの木の林です。
くぬぎだ、くぬぎだ、くぬぎだよ!
大阪で見かけることはなく、久しぶりの遭遇にすっかり嬉しくなりました。


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水があふれそうな緑の葉とちびたくぬぎのどんぐりです。
秋まで待てなかったのね。
「うわん」
聞こえてくるのは留守番ちうのくぬぎの声。
いい子にしてるかな。


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くぬぎよりもうっそうと茂っているのは松の木で、
あらわれた貞顕王后陵は松林で囲まれています。
宣陵の主、朝鮮王朝第9代王の成宗の継妃の陵です。
継妃っていうのがよくわからないけど、前にもうひとり王妃がいて、その人に何かあって次に王妃になって、ここに眠ることになったようです。
ドラマみたいなどろっとしたことがあったのでしょうか。
ちゃっちゃか早足でゆくガイドさんの背中をせっかくの森林浴なのにね、と言いつつ追います。


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成宗の陵墓は先日の半島北部をおそった大雨でごっそりダメージを受けており
青いビニールシートで覆われておりました。
この屏風石で囲われた丸い丘のビニールシートの部分を「陵寝(陵上)」といって、王や王妃の眠っている場所。
そこを「曲垣」という墳墓を東西北の三方を塀で保護し
石虎、石羊、石馬、文人石、武人石が守っています。
陵は南を向いており、陵寝の前には、魂遊石(写真の左端のベッド)がありそこは上階。


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文人石と石馬が中階。
武人石と石馬が下階。
陵墓でも、儒教の厳しい身分制度はしっかり表現されています。


成宗は、ひょんなことから13歳で即位、そこから帝王学を学びはじめ
周囲が心配するほど勉学に励みまくったそうで「経国大典」を完成公布、
統治の要の法制を整え、王朝内の勢力の均衡をはかり、王権を安定させるために尽力した、そうで1494年に没しています。


宣陵が造られたのが1495年。
朝鮮王朝の陵墓は全部で42(北朝鮮に2、韓国に40)。
15世紀以降の王朝の陵墓が保存されているのは珍しく、
さらに、今も成宗は12月24日、貞顕王后は8月22日には、陵寝空間の南の部分で600年受け継がれてきた祭礼を行っているのだそうです。


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石の文人武人のお尻を眺めながら緑の丘陵がくだる南を向けば
高層ビルやキリスト教会やマンション、ごくふつうの街並がすぐそこです。
ここでガイドさんが話した事で残っているのは
韓国にも干支があり、日本と違うのはイノシシがなく、代わりに豚年があるのだ
豚年は縁起がいいのだ、ということ、だけ。
さっさと切り上げ早足でバスのところに戻ってゆくのを最後から追いかけました。




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*北に向かって戻るときの、漢江(ハンガン)




Banner_02宣陵と同じ敷地つづきに靖陵(11代王、中宗の陵墓)もあります。




2011年9月 7日 (水)

はじめてのソウル*10 朝は明洞の阿味笑(あみそ)

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8月17日、ソウルは小雨にけむる朝でした。
思ったほど疲れは感じない。
寝汗もかかなかった、なんだか元気元気。
朝ごはんの集合は2階ツアーラウンジに8時です。
その前に、ロッテホテルの1階のラウンジでコーヒーを飲むことにしました。
ラウンジの大きなガラスの向こうは日本庭園のようなしつらいで、前栽や滝、池には鯉が泳いでいます。
ホテルスタッフのきれいなおねーさんが持ってきたコーヒーカップはカフェオレボウルのように大きい。
コーヒーはたっぷり。
そしてなにより、薄い。
「そうか?朝やし、ボクにはちょうどええで」
そ、そうかなぁ。
ミルクをいれられないくらいしゃぶしゃぶに薄いよ。
しばらくすると、おねーさんがくるりとまわってきて
おかわりを注いでくれます。
「飲んでるうちに、薄いのが気になるわ。ものたりひん」
でしょう、コーヒーの香りをつけたお湯みたいだよ、くすす。
ホテルのラウンジ価格はさすがの1杯11000ウォン(880円)。


結局、朝からツアーにとりあえず参加して
みなさんとともに、明洞のNANTAシアターのところからさらに5分くらい少し南まで歩きます。
傘がいるようないらないような、そんな雨。
明洞汗蒸幕(サウナ&あかすりマッサージ)のあるビルの5階の阿味笑(あみそ)に到着です。
ガイドブックで朝からやっているおかゆや韓定食を出す店だということは見て知っていたので、あら。
メニューは、おかゆか味噌チゲのどちらかから選びます。
わたしもおっちゃんも、おかゆ。
ここでも副菜が並んでいて、海苔、もやしナムル、イカのキムチ、大根の和え物、白菜キムチ、がんもどき風豆腐にイカの刺身に間違えた寒天(たぶん)の和え物。
ナムルやキムチや海苔は食べ放題です。
おかゆは、すごく胃にやさしく、おいしいものでした。
何粥なのか、ぼーっとしてて聞き忘れてしまったけど、とても温かく朝にしっくり。
パンにコーヒーのブッフェだと、いろいろおかわりしてしまうのに
目の前のものでおなかいっぱい、じゅうぶんごちそうさま。


お箸とスプーン。
同じサイズの金属製のものがどこのお店でもセットされて出てきます。
わたしは、この、お箸を使うのが下手です、慣れない。
長いのはいい。
薄くて平べったいのが指の中でコケてしまって、すっ飛ぶんです。
ま、また飛ばした…は、はずかしい。
スープ類はスプーンですくって食べるのが決まりで
日本のように器を口にもっていくのはお行儀が悪いのだそうです。
ちゃんと教えてあげたのに、ときどき忘れてそのままずずずっとすすっていた
しっこくのおっちゃんでした。


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Banner_02_2朝、食べに出かけるのも悪くなかったです。



2011年9月 6日 (火)

はじめてのソウル*9 ロッテホテルソウル 本館

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さすがにふらふらな1日目の夜10時ごろ
ロッテホテル本館の20階のツインルームにチェックインです。
ソウル新市庁舎の妙な建物の工事現場と銀行の本店が並ぶ北側の大きな通りに面しています。
窓際にソファ。
街中のホテルだからそんなに広くはないけれど、落ちついていい感じです。
バスルームは、備え付けと可動式のシャワーがあるバスタブに
拡大鏡のついた洗面台のシンクはひとつ、
トイレはウォシュレットです。
街のレストランや観光地のトイレでは、紙はゴミ箱に入れて流してはいけないようになっているけれど、このホテルでは大丈夫(だと思う)。
バスローブに寝間着もあって、韓国では珍しく、シャンプー、コンディショナー、歯ブラシもセットされています。
ああ、きれいな部屋〜〜〜〜。
はぁ、つかれた。
でね、明日はどうする?


丸一日ツアーのスケジュール通りに行動して
へとへとになってしまった。
2泊3日でそうゆっくりはできないにしても
もうちょっと制約がない動き方がしたくなあい?
ガイドさん、引率の手際はあんまりよくないし
夕食のカルビ焼肉みたいに、食事にハズレるとカナシイよ。
「うーん、そやけど世界遺産は観たいしな。朝昼のメシは別にかまへんし」
そお?
「ま、明日、また決めたらええやんな」
うん。


冷蔵庫のビールは、「hite」韓国のビールで350ml1本が8000ウォン(620円くらい)。
これ、コンビニで買えば、1750ウォン(140円くらい)なのです。
ホテルだから高いのはわかってるけど、つい、ありえんわと思う。
ポットでコーヒーを淹れてみました。
ずずっ…とすする。
う、薄いなぁ。


ツアーの同行者の中には、ガイドさんにそれぞれのプランを相談したり
日程から抜ける交渉をしてる人たちもいました。
明日のスケジュールが悪いわけじゃないけれど
ぎっちりみっちりで、気がついたらもう帰国、というのもつまらない。
どうするのが楽しいかなあ。
「そうやなー。キミ、早う寝たほうがええよー」


薬を飲んで、ベッドにもぐりこみ
明日、明日、とガイドブックをにらんでいると
重たい幕がどーんと落ちるように、まぶたがふさがり
あっという間の、明日がやってきました。




Banner_02ホテル見学もでけんのがもったいないの〜〜〜




2011年9月 3日 (土)

はじめてのソウル*8 明洞で「NANTA」

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時差のない韓国は日本より西だから、日暮れが1時間ほど遅いので
小雨降る明洞(ミョンドン)は午後7時を過ぎてもまだ明るいのです。
「ワタシについてきてくださーい」と歩き出すガイドさんの姿は
傘を差して往来する人にまぎれてすぐに見えなくなりました。
想像していたのと違うのは東西の通りの明洞キル(ミョンドン通り)が歩行者専用道路で、明洞の繁華街の網の目の路地はとても狭いことです。
一行が向かったのは、スキンフードとイッツスキンのふたつのコスメショップにはさまれたビルにあるNANTAシアター。
ソウルに三つあるNANTA専用劇場のひとつです。


NANTAは、韓国の伝統楽器を使ったパーカッション音楽であるサムルノリにのせた、エンターテイメント。
4人のコックさんが支配人から1時間半の間に披露宴の準備を整えるよういいつかって、料理をしながら鍛え抜かれたパフォーマンスを繰り広げる、というもの。
済州島に行ったときにも「観ませんか」と言われ興味はあったけど、ホテルと劇場が遠かったし、時間の制約を受けたくなかったので断ったのです。
今回はツアーに組み込まれていて、楽しみ。


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ブラック、ブラウン、グリーン、イエロー、オレンジ、ブルー、ホワイト
今夜公演するグループは、パープル。
8つのグループがあり、あちこちで公演していて、それぞれ微妙にパフォーマンスが違うそうです。


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チケットを受け取り、8時の開演まで近辺を散歩することにしました。
明洞キルを東に行くと、クラッシックで周囲とは雰囲気を異にする劇場がありました。
明洞芸術劇場(ミョンドンイェスルクッチャン)
ここ、日本の統治時代の1934年に「明治座(ミョンチジャ)」として建てられたもので、1970年代に明洞の再開発で取り壊され、2009年に復元されオペラや演劇、クラッシック演奏会などの鑑賞を楽しめます。
入り口付近に閉じた傘を手に誰かを待っていると思われる人たちがいました。
目立つものね、待ち合わせに使われるスポットのようです。


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ビニールでおおった屋台が出ています。
焼きぐりや銀杏、とうもろこし。
空を見上げ、露天を出そうか出すまいか、悩んでいる人もいて
本当はこの通りはもっと賑やかなのだろうと少し残念です。


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さて「NANTA」
セリフがほとんどないパフォーマンスで、言葉がわからなくても問題なく
観客を舞台に引き上げたりして巻き込んでいくのも上手い。
キッチンにある道具でするサムルノリは見事です。
疲れていたはずだから、寝てしまっても不思議はなかったけど
飽きずに楽しんだあっという間の1時間半でした。


午後9時に終演して、ようやくホテルへ向かうことができます。
長い1日、でした。




Banner_02劇場は大阪でいえば使い込まれたシアターBRAVA!風です。




2011年9月 1日 (木)

はじめてのソウル*7 漢江を渡って炭火焼カルビ「漢江」

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「みなさんを夕食へつれてってあげます」とガイドさん。
さっきは「心配いりません。集合場所は教えてあげます」なんて言ってたし、あまり堪能とはいえないガイドさんの日本語です。
明洞からまたバスに乗って南へ向かいます。
カルビ焼き肉が夕食のメニューです。
「みなさん、この塀の向こうの緑がいっぱいにしか見えないところがずーっとアメリカ軍の基地なんですよ」と珍しく街のことをしゃべってくれたガイドさん。
わたしの右側の窓の外に延々コンクリートの高い塀が続きます。
樹々が生い茂って中は覗けない。
梨泰院(イテウォン)には外国の大使館が多く、そのの東部に竜山米軍基地があるのです。
首都の真ん中に基地があるなんて、と韓国がいまだ休戦中で兵役も課せられていることを思い出します。
日本なら東京の六本木あたりに基地があるようなものです。
戦争が近い暮らしなんだ。


基地のあるところを抜けると間もなく川にかかりました。
ソウルには東から西へ漢江(ハンガン)流れています。
川幅広く、水量もたっぷりの大河です。
きっと大切な水源なのだろう、歴史も背負ってるんだろうな
観光船もゆく川の上流は北朝鮮なのかな、それとも韓国を南へたどるんだろうかと想像するも、なあんにも知らない。
うーん…と腕組みしているうちに到着したのは
炭火焼カルビ専門店「漢江」です。


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一行は2階に案内されます。
真っ赤な炭が到着を待っていてくれました。


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もやしのナムル、キムチ、豆腐、よくわからないものあと2品の副菜とチシャ菜はおかわり自由です。
炭火っていい。


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免税店を歩き回ったりして、のどがカラカラ。
なんといっても、生ビール。
一杯5500ウォン(420円くらい)


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骨付き牛カルビひとり一人前が込み料金で他にも食べたければ
別料金で注文すればいい。
ぐるぐる巻かれてタレにつけられたカルビがどーんと。
店員さんが、ハサミでちょきちょき切って回ります。
じゅうじゅう焼いて、コチジャンをちょっとつけ、チシャで巻いて、食う。
うーん、まあまあかな。


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まだ時間が早くておなかがすいてないからかな。
ごはんとミソスープも配られます。
「追加はいかがですか〜〜?」と熱心に注文をとりにくる。
「何か頼まへんか?」とおっちゃん。
ううん、もういらないよー。
「そやけど、なんかこう、味覚が満足せえへんいうか…」
おっちゃんの言いたいことはわかる。
カルビ、ちょっとかたい、ちょっとすじがある、ちょっとうまみが足りない。
カルビ専門店でこれだから、他のお肉は推して知るべし。
しかも、日本語メニューを見てたら、なんだか高いよ。
タンもミノも2000円だし、ロースは2800円って、もしやぼんやりした観光客からぼっちゃおう。
そういうのかもよー。


周囲でも追加をしている人は多くなく
関西からのお客さんだもの、同じこと考えてたんじゃないかしらん。
「そうやなあ。腹はいっぱいやけど、ものたりひんわ」と不満もいっぱいのおっちゃんです。
まあまあ、ツアーではそういうこともあるよね。
「そうかー、これまでそんなことなかったで」
まあまあ、明洞で何か買うとか食べるとか、すればいいんだから。
くすす。
ぶーぶーゆってるおっちゃんをなだめつつ
また降り出した雨の中、明洞に戻りました。




Banner_02JTBのツアーですねーん。(*´艸`)クス




2011年8月30日 (火)

はじめてのソウル*6 明洞のロッテ免税店

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宿泊先をロッテホテルにしたのは、ソウルのいちばんの繁華街の明洞(ミョンドン)の北西部にあり、隣がロッテ百貨店とロッテ免税店、明洞の目抜き通りまで歩いてすぐだから。
日本人客がとても多そうだけど、街中散策に便利だし、すぐに戻ってこれるのもいい。


世界遺産水原華城(スォンファソン)から北へ1時間。
高層ビルやマンションが増え、目に入るハングルがめまぐるしくなり
幅の広い道はけっこうな渋滞で、明洞に到着したもののバスを留める場所がうまく見つからずロッテホテルの周辺をぐるりと周りまでしました。
ソウルでいちばん古いホテルであるウエスティンを右に見ながら
左のソウル市庁前の広場を抜けたら右にロッテホテルです。
すぐにチェックインができるのかと期待したけれど、荷物を預けただけで、ロッテ免税店へ案内されました。


ロッテホテルとロッテ百貨店は隣り合っています。
ホテルの横から韓流スターたちの笑顔の大型パネルで華やかな通路が数十メートル続き、その先がロッテ免税店への直通エレベーター乗り場です。
スターアベニュー、ロッテタウン。
パープルやピンクの星をかたどった照明でキラキラです。
日本人のみなさん、いらっしゃいという雰囲気。
ツアーの人たちと、ここで落ち合うことになり、解散です。
エレベーターで一気に10階へ。
ロッテ百貨店の9階と10階が免税店になっているのです。


10階は主に欧米の高級ブティック、9階はコスメや韓国のおみやげコーナーなど、
ええ、もう、何に驚いたって、その人の多さです。
ここで買おうと決めてきたのが、Dr.Jart+(どくたーじゃると)というメディカル化粧品メーカーのBBクリームとビタミンジェル。
人をかき分け9階に降り、韓国コスメコーナーのさらに多い人をちょっとすみませーんとかき分け、どくたーじゃると。
ときに売り切れてることもあると聞いていたのだけど、欲しかったものを無事購入し、たくさんおまけももらって満足、満足。
去年、済州島の空港で韓国の化粧品メーカーの多さとバラエティに富んだ商品に驚き、下調べしないとダメだわと痛感したこともあったけれど、きっちり買うものを決めてメモしてこなければ、そしておっちゃんと一緒でなければ、なんとなく見て買うなんてわたしにはできない混雑ぶりです。
例えていえば、デパートの催事場の北海道物産展。
バレンタイン前の特設チョコレート売り場。
熱気むんむん。


セールをやっているのわけでもないのに、時計コーナー(もちろん高級品)ではガラスケースの前に群がっているし、ルイヴィトンやプラダの前は行列ができて入場制限がされている。
商品を見てるだけじゃなくて、楽しそうに買っている様子です。
確かに円高で免税で日本より安くはあるけれど、すごいわぁ。
すごい、すごいね。
「ほんますごいな」とおっちゃんも、ふたりで何度もすごいとつぶやきました。
どのコーナーにもたいてい日本語を話すことができるスタッフがいるようで、丁寧に説明してくれます。
見た目では判別しにくい韓国中国日本人女性。
中国人のお客さんも多いのが飛び交う言葉でわかります。
スタッフさんは中国語もできるのかもしれません。


おおっ、この人ごみでもくっきりわかるイケメンです。
「うん、ほんま、イケメンやったな。年上のおねーちゃんと一緒やったで」
おりょ、気がついたの?
大阪の街中では一度も遭遇したことないようなすらりと背が高く目が涼しいイケメンくんにエスカレーターホールのところで会いました。
なんだか、すかーっとぴかーっと元気が出てきた。
いやぁ、イケメンって、それだけで社会貢献してるよねー。
「ボクはオトコはどーでもいい」
きれいなおねいさんがいいんだよね。
「あたりまえや」
くすす。


ハッとすると集合時間がせまっており
さらにお客が増えてにぎわう免税店をあとにしました。
降りるエレベーターの中では、抜け出せた静けさにホッとして、すぅんと息を吸い込みました。


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Banner_02もっと買いたかった〜〜!(*´艸`)クス



2011年8月27日 (土)

はじめてのソウル*5 世界遺産の水原華城(スゥオンファソン)へ

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「今日もあしたも雨ですヨ」とガイドさん。
晴雨兼用の日傘は持っているけど、対応できそうにない雨の降り方です。
ピリ辛冷麺とチヂミを食べたあと、同じビルの角にあるコンビニ、ミニストップで白と紫のビニール傘を買いました。
2本で7000ウォン(560円)。
ソウルの南、水原市にある世界遺産の華城(ファソン)へ向かいます。
バスの窓からは雨で何も見えません。
「みなさーん、朝早かったでしょから、休んでください」の声に誘われたわけではないけれど、少しうとうとできました。
1時間半くらいで城塞と緑が広がったところに到着です。


「朝鮮王朝末期に作られた城塞都市で一周5.7キロメートルの城郭があり、歩いて回ると2時間半かかります。ユネスコの世界遺産に1997年になったです。全部は回れないので、私たちは東の門から入り、少し歩きますねー、20分くらいです。
雨ですけど、せっかくですからついてきてくださーい」
世界遺産に来たというのにガイドさんの説明のおおよそはこれだけ。
この雨、どうしようというのがあったので、そのときはとにかくちょっとバスから降りて見ていこうよ、が精一杯。
あとから、ああ、パンフレットももらってないと気づくのです。


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ざざ降りだったけど、少しおさまったのは幸運です。
東西南北にある門の、東門から城郭へあがります。


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城郭まではなだらかな緑の傾斜になっているので高さはあまり感じませんが
3階建てのビルくらいでしょうか。
「周囲はほんとは5、7キロメートルありますんです」
はいはい。


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砲台や見張りの楼があります。
ソウルの南でどこからの敵にそなえたのでしょう。
明かな清かな北方かしらん、はたまた日本。
戦争に巻き込まれながらも14世紀から1910年まで長く続いた朝鮮王朝です。
弓道の的らしきものが立っていたり練習場でしょうか。
レンガ作りらしい城郭はセメントで修復されています。


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もうトンボが飛んでいて、大阪よりも季節は一足先の気配です。
ムクゲが雨に濡れ、花びらを揺らしていました。


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観光は無理かもしれないと覚悟したので
傘を差してでも歩けたのはよかったです。
しかし、説明が少ないのが物足りない。
「みなさんがいい人たちなので雨がおさまりましたですね。ははは」
そ、そうなのか。
「これから、みなさんの目的地ソウルに向かいます。道が混んでいたら時間どのくらいかかるかいつもわからないです。みなさん、また休んでください」


韓国は今夏は梅雨が明けてからも雨が多く、死者も出て被害も甚大。
この日も高速道路は川のように水が増え、バスの隣を走る乗用車は頭から雨水をかぶって、タイヤは浸水していました。
「韓国の天候、少しおかしいです」とガイドさん。
日本も変なんですよ、と心の中でつぶやき返し
道路の上で立ち往生にならないか、少し心配なドライブなのでした。




Banner_025、7キロメートルの城郭の内側にもふつうに人が住んでいるようでした。




2011年8月25日 (木)

はじめてのソウル*4 まずはのランチは真っ赤な冷麺

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関空から仁川空港まで、たったの1時間40分です。
沖縄よりうーんと近い。
すぐ着いちゃうんだから、機内食なんていらないのに、飲み物だけでじゅうぶんなのにと心中逆ギレです。
くすす。
仁川空港の滑走路は広く、スタンバイしてる飛行機の数は多く、ターミナルビルは関空の二倍くらいはあるんじゃないかと思いました。
関空はこういうふうになりたかったんだ、の成功した形です。
すんなり入国し、トランクを受け取ったところにあるちびたKEB銀行でとりあえず20000円を両替しました。
258000ウォンになります。
なったとしても、さっぱりピンときません。
1000ウォンが80円から77円くらいのはず。
いつもすぐに忘れてしまうから、今回は何がいくらだったか、ちゃんと覚えておくこと、意識すること。
大事なミッションです。


出口で待っていてくれるガイドさん。
彼女はおばちゃんで、どうやらあんまりしっかりものではない様子。
「今日は40人なんです。ちょっと待ってヨー。えーっと…」と手元の参加者一覧表の中からわたしとおっちゃんの名前が探せないでします。
40人もか…と少しげっそりしたけれど、まあ、それはしかたがありません。
それより、どーして探せないの。
おっちゃんが一覧表から見つけて教えてあげると
「あなた、とても親切な人ですネ。助かります」とガイドさん。
なんだか
なんだか暗雲が立ちこめるではありませんか。
40人を引き連れてガイドする人が名簿を確認することすらできないなんて、手に余ってる証拠ぢゃあないの、心配だ。
言いたくなったけど、自分が落ちつくのが大事。


青いバスにトランクと参加者が乗り込んだころには、どしゃ降りになりました。
仁川空港はソウルの西、仁川市の島部を埋め立てて作られたはず。
バスが走り出して見えるのは海のはず。
雨の中、にごった湖のように見えるのは海なのです。
海なのにところどころ干上がって割れています。
遠浅の干潟です。
ああ、深い海の上にある関空とは違うんだ。


ガイドさんの適当な自己紹介と説明のあと、まずはランチ。
雨の中、走って飛び込んだのは、たぶん、仁川市のどこかの新しくできた街の名品館という店です。
バスの中で希望を聞かれたのは、辛いのがいいか、辛くないのがいいか。
わたしとおっちゃんは、辛い麺を選びました。
ビルの2階のお店は清潔で、まずは、チヂミと副菜がやってきます。
この副菜4品くらいおかわり自由というのは、韓国ではふつうのことのようです。
慣れた手つきで店員さんがテキパキとそれぞれの麺をハサミでざっくざく。
やめとこ、と言ってたおっちゃんだけど、チヂミが案外においしくて、瓶ビールを1本、もらうことにしました。
瓶ビール1本5000ウォン(約400円)
真っ赤な冷麺も、見た目ほど辛くなく、うまい。
チヂミもおいしいし、これならまあまあいいよね。
冷麺はとても細い麺で、たぶん、さつまいもの麺です。
真っ赤なタレによくからまっておいしいです。
「ビールがうまいわ」
うん。お休みだもんね。


チヂミはいいけど、真っ赤な冷麺はだんだん味にあきてきました。
おいしいと思ったのに、不思議な現象です。
辛くないほうを選んだ人のは、ふつうの透明スープの冷麺です。
もしかしたら、そっちを選んで、途中からキムチを加えたりして食べるほうが楽しめるのかもしれません。
「チヂミ、うまいなぁー」という声があちこちから聞こえていました。


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Banner_02真っ赤な冷麺、半分食べたいです♪(*´艸`)クス



2011年8月24日 (水)

はじめてのソウル*3 アシアナ航空の軽食を

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アシアナ航空の利用ははじめてです。
CAさんたちは1名の日本人をのぞき韓国の人で、アナウンスも雑誌も機内案内も韓国語と英語とハングル。
海外に行くんだなぁと実感できる好きな瞬間です。
飛行機が怖いということはなく、
視界がちらちらせず安定しているし
離着陸のときもどうということはない。
できるだけ下界に広がるほんものの地図を眺めていたい。
おもしろい、大好き。
落ちついている、と思うわけです。


「ああ、うるさいうるさいうるさいー。キミ、もう目をつむって黙り、眠っとき」
えー、なんでそんなこと言うの。
「キミおかしいって、そわそわそわそわ、落ちつかへんし。ほら、あっち向いて、寝とり」
まったく心外とゆうものです。
おっちゃん、自分が新聞を読みたいものだから、じゃけんにして失礼だわ。
せっかくのお休みなのに、うるさいうるさい〜〜はないじゃない。


済州島へのフライトは瀬戸内海上から北九州を抜け博多湾を見下ろしながら玄界灘を飛びましたが、
ソウルへは岡山あたりから中部地方を米子に抜け、日本海を半島に向かうようです。
中国山地は雲がかかってよく見えないのが残念ね、と思いました。
「……、え?あーっ!キミ、なにしてんねん。どないしたん?」とおっちゃんの声。
わからん
わからん
なんでなんか、わからんよぉーーっ。


いったいわたしは何をしたんでしょう。
配られた機内食のサンドイッチがのったトレイを床に見事に引っくり返しておりました。
おっちゃんは、ちょうど入国カードを記入していてわたしを見ていなかった。
とにかく、からだを小さく丸めて、散らばったものをトレイに戻して、無惨。
それでも、ごはん汁物がなくてよかった。
この狭いところで、どうやったらこんな惨事を引き起こせるものなのか、わからん。
なにしたの〜と呆然としているわたしの手からトレイをとって、おっちゃんが床に落として食べられませんとCAさんに手渡すも、意味が伝わらない様子です。
日本人CAさんがやってきて事態を通訳してくれ収拾、くすん、笑顔を見せてもらえなかったのがカナシイ。
しかも、戻ってきた韓国人CAさん、代わりはもうないのでごめんなさいとのこと。
い、いいんです。
ものすごく申し訳ないし、くすん、ハズカシイ。


おっちゃんが自分のサンドイッチのトレイをわたしの前に置いて、コーヒーももらってくれました。
「4つも食べられへんしな。ほら、食べなさい」
うん、ありがとう、いただきます。
下を見ると、どうやら米子上空。
だったら、サンドイッチ惨事は大山の上あたりだったのかしらん。
こんなことはわかるのに。
はぁ…。


「まったく…。そりゃあ、ボールペンもメガネもなくすわな。そわそわそわそわ。わはははは。香港にひとりで乗って行ったとき、あんときはキャセイ航空の人に助けてもろうたんやったっけ、ようひとりガマンしてったもんやわ」
くくくく、と笑ってるおっちゃん。
「なあ、引っくり返して落としたもの拾い集めたトレイの写真、撮らんでよかったん?」
え…、あ…、撮ればよかった。
なんで言ってくれんかったの。
「ゆうたら、泣くんちゃうかと思った。あはははは」
うぐぐ…。


サンドイッチはトマトがジューシーでパンも意外においしく、でも2切れでおなかいっぱい。
ナクシモノじゃなく、こんなオトシモノをするなんて。
ため息がとまらない。
落ち込みそうなわたしと大阪を離れて休暇リラックスモードに移行ちうのおっちゃんは雨の仁川(インチョン)空港に無事降り立ちました。


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Banner_02CAさんたちの「なぜ?」という顔が忘れられましぇん。。



2011年8月23日 (火)

はじめてのソウル*2 往路、魔多し

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8月16日の朝は5時に起床しました。
ようやく日の出、太陽はうす雲に隠れていました。
水やりやいちじくぬぎの用事をすませ、バタバタしたくをして
「どっかいくねんな…」「またお出かけなのにゃにゃー…」
不安げで、でもあきらめてもいるいちじくぬぎに、すぐ帰ってくるからね、小妹がきてくれるし、お留守番しててねと言いおいて、小さな凍らせたペットボトルを握って出発です。
「大丈夫やって。出かけてしもうたらなんともなくなるからな」というおっちゃんの励ましの声も
キーンと緊張でぎりぎりしているわたしには、適当ななぐさめにしか聞こえないのです。
マンションのすぐわきに、白と紫のムクゲが咲いています。
いつも眺めているのにソウルに行く日の朝は際立ってハッとする。
私たちの国へ行ってらっしゃいと背中を押された気がして、つんのめりそうになりました。
すでにうす雲をやぶって太陽がぎらつき大阪の猛暑は休みなく続く勢いです。


南海電車の最寄り駅でおっちゃんが切符を買っている間、なんだろうと思って改札に近づくと、なんとしたことか、人身事故にて現在不通となっておりますという不幸にぶつかりました。
「しゃあないわ、払い戻ししてください」と普通に対処するおっちゃん。
「ホームに上がり、逆方向のなんば行きで、新今宮で乗り換えて、JRで関空まで行ってください。切符はそのまま有効です」と改札のメガネ兄ちゃん。
ち、ちょっと待って、ただでさえ関空行きの電車の本数は南海もJRも少ないのに、ぐるっと回ってたら、集合時間に遅れるじゃない、どうしよう…。
事故の不幸を思ふより我が身の不運がうらめしや。
緊張の上に頭が沸騰しそうで目の前真っ暗なわたしです。


ホームの係のお兄ちゃんも「さあ、いつになるかわかりません」と冷静。
待っている人たちもとりたててあわてている様子はなく、凍ったペットボトルを握ってパニックになりそうなのはわたしだけなのです。
うう…。
結局、ちょっと遅れて予定の電車がやってきたので、遠回りしてJRで行く必要もなく、到着も15分程度遅れただけで格段の問題はなく、車内で繰り返される「タコジゾウでの人身事故のためご迷惑をおかけしています」のアナウンスがわたしの頭をポカポカと打って、すっかり疲れてしまったのでした。


関空はお盆を過ぎたせいかそれほどの人はなく、すんなりチェックイン、並ばずに搭乗口まであっさり。
近くのラウンジでゆっくり、9時30分発アシアナ航空ソウル行きの搭乗を待ちました。
おっちゃんは熱心に朝刊を読んでいます、マイペース。
カフェラテをすすり塩味のおせんべいをかじりながら、今回はバッグの中身はいつもチェックして用心、きっとナクシモノをしない、落ちつけわたし、大丈夫よとひとりごちておりました。


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Banner_02毎度のもきもき、どうにかならんものでしょうかのぅ。。




2011年8月21日 (日)

はじめてのソウル*1 ソウルに行こう!

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行きたいところはたくさんあるけれど
おっちゃんの夏休みがいつになるのか、何日間あるのか
「まだわからへんわ。うーん、3日か4日、くらいはあるんちゃうか」
いつものことだけど、そんなふうでなかなか具体的な予定ができにくいのです。
新聞の旅行広告や旅行パンフレットでよさそうなのを見つけると切り抜いてテーブルの上に置いておきます。
「ふーん…」だったり
「長過ぎる、むりやわ」だったり
「これ、ええなー」だったり
わたしがどこか海外へ行きたがってるのはわかっているので、提供案を一応検討してくれてるわけです。
そうして、ある日「これにしよ、これ、この夏はソウルに行ってみよ」
お、おりょ、ソウルにお目がとまりましたか。
「時期的にちょっと高いけど、ま、ええやんな、よし申し込もう」


去年、済州島の空の上から半島を眺めて、近いうちに訪ねたいと思ってた。
ソウル。
韓流のドラマに、おいしいもの、コスメ、お買い物、週末旅、リピーター多数
とにかく一回行ってみなくっちゃ、実感してみなくっちゃ、と思ってた。
ソウル。
「申し込んどいたでー」と次の日おっちゃん。
新しいガイドブックをアマゾンに注文して
わくわくともきもきがはじまります。


今回の旅行は、完全ツアー。
はじめてのところだし、世界遺産も見たいし、案内してもらううちにわかってくることがいっぱいあるからいいよね。
ツアーのごはんはいまいちかもしれないけど、ここあたり、自由時間もあるしね。
ホテルが街の真ん中にあるから歩き回るのにもすごく便利だよ。
「どうせ、キミ、調べまくるんやろ?チェックしといてな」
うんうん、どーせ調べまくりです、おまかせください。
くすす。


さて。
済州島での教訓は、街の中はおよそほとんどハングルのみ。
道も案内も看板も店名も、丸と四角と縦線横線の記号にしか見えず、意味も何もわからない。
中国と違って漢字は見かけないし、アルファベット表記もないに等しい。
そうして取り組んだ「一週間でハングルを覚えるドリル」を去年3日坊主で放り出したけど
今回は、読めるようになって行こうと決めました。
それから、ソウルの繁華街明洞(ミョンドン)の地図をしっかり頭に入れて、歩くときに混乱しないようにする。
買い物リストと食べたいものリストを作ってメモして決行。
暑さ対策はきっちり。
準備万端ぬかりなし。
どうにもならないのは、いつものように、次第に緊張が強くなって、もきもきもきもき、ああもうっ、息が苦しい胸が痛い行きたくない。
「まったくしょうがないなあ。大丈夫やって、飛行機に乗ってしまったらあとは平気やって」
そ、そうなんだけど、今の恐怖と不安と緊張は、実際つらいんですってば。


大阪はうだるを通り越して、うっかりすると死ぬような暑さが続いておりました。




Banner_02ソウル旅行記を書きます。よかったら続けて読んでください〜〜。




2011年7月21日 (木)

香港2*19 また来るね香港

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香港国際空港に到着してmoccoさんはすぐにANAのカウンターでわたしのメガネの紛失についてたずねてくれました。
なかった、でもいいの、ありがとう。
わたしはもうさっぱりした気分で、moccoさんと出国審査に並びました。
パッと見ただけでは国籍がわからない、アジア人たちの行列です。
欧米の人からするとみんな同じに見えるんだろうな。
あ、ううん、わたしにもわからない。
旅行者のファッションの差異がだんだんなくなりつつあるから。


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「ちょっと休む?」
うん、そうしよう。
搭乗口に向かう通路の入り口付近にちょうどスタバでコーヒーを買います。
オーダー時に名前を聞かれたのに戸惑いました。
ここのわたしの名前入りのラテ、薄いなぁ、とすすっていると
moccoさんが「食べてもいい?はずかしくなあい?」と飲茶の帰り道の奇華餅家で買ったパンを取り出しています。
もちろん、ぜんぜん!
くすす。
大きなパイナップルパンをぱくり、おいしそうに食べるってすごくいいな。
moccoさんは食いしん坊だけど大食漢じゃなく、わりとすぐにおなかいっぱいになってしまうタイプのようです。
そして、わりとすぐにおなかがすく。
パイナップルパンをぱくり、です。


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飛行機は定刻の2時55分、離陸です。
窓の外は晴れ。
往復ともに、わたしが窓際に座らせてもらいました。
あまり疲れた感じもない。
家族みたいにさりげないmoccoさんってすごい。
「映画観て、寝ていこうねー」
そうしよ、そうだね、夜更かししてるもんね。
「ごめんねぇ、ついついしゃべって」
ううん、楽しかったもん。


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飲み物はmoccoさんはアップルジュース、わたしは白ワイン。
雑誌をめくったり、機内販売の免税品をチェックしたり
何の映画を観ようかと小さなモニターで探したり
機内食はわたしはビーフ、moccoさんはお魚
なんとごはんに冷やしうどんにクロワッサンのトリプル炭水化物祭りです。
まだそんなにおなかがすいてなかったけど
パンとチョコレート以外はそれなりにいただきました。


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映画、moccoさんは「ガリバー旅行記」をくすくす笑いながら
わたしは「あしたのジョー」を山Pも伊勢谷くんもそっくりだ、と感心しつつ
途中で操作をあやまり、どうしていいかわからなくなり、しょうがないので「ねこばん」という映画に変更。
伊武雅人だぁ…猫だぁ…ぐぅっ……zzzzz
いつの間にか眠ってしまい、いつの間にか着陸態勢です。
moccoさんがクロワッサンもチョコレートも食べたところまでは見たんだけど、あとは覚えてないのです。


定刻着。
関空は薄曇りです。
するすると入国手続きを終え、トランクを受け取り、見慣れた到着口です。
moccoさんは車で来てるから駐車場へ
わたしは南海電車で帰る。
「ほんとに大丈夫?」
もちろん!ありがとう、楽しかった、またね。
運転気をつけてね。
「玄関でメールちょうだい」
おっけー必ず、了解です。
駅へ向かうエスカレーターに上りながら手を振ってお別れ。


ひとりになると、トランクがぐっと重たくなりました。
あと一息、しっかりしなくちゃ、なのです。
どうしてもう8時過ぎてるんだろうって、時差が1時間あったことを思い出したのは、南海電車の中。
どうりで、着陸前の和歌山上空が薄暗かったわけです。
駅に降り立ち、いつもの風景を歩きつつも夢心地。
トランク、重たいな。
でも、夢心地。
玄関ドアのカギを開けるとそこにくぬぎが、うわーんとも言えずにいて
ちょっと離れて、いちじくがのぞいています。
一気にわたしにいつもの幸せの中に戻って、お留守番、ありがとうねー。
すぐにメール「無事帰宅しました。ありがとう」
おっちゃんにも連絡、元気です。
そう、いつものいつものいつものように
さっと荷物をといて、片づけて、シャワーを浴びて、洗濯をして
ただいま、いちじくぬぎ。
できるだけ何もなかったかのように振る舞うわたしなのです。


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Banner_02達成感、あります!感謝!そして次なる野望、あり!!なのです。(*´艸`)クス




2011年7月18日 (月)

香港2*18 香港シャトルバスは一方通行

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失敗です。
香港国際空港からエアポートエクスプレスで香港駅まで30分ちょっと。
香港駅からはホテルをめぐるシャトルバスでJWマリオットホテルまで10分くらい。
往路と同様に復路もゆこう。
パッキングを済ませ、チェックアウトも待つこともなくでき
シャトルバスが到着したらお呼びいたしますということで
ロビーで3人でおしゃべりしていました。
「いごこちいいホテルだったよねー」とmoccoさん。
うんうん、スタッフの人の距離感もほどほどでね。
「日本人がいないっていうのも旅行の気分が増して、よかったわ」
ほんとだね、日本語、聞くことなかったもんね。


シャトルバスはマイクロバスです、ちびたです。
わたしたちだけしか乗ってない。
あっさり到着だと思った。
思ったら、違った。
なんと、金鐘(アドミラリティ)から湾仔(ワンチャイ)へ、湾仔からさらに銅鑼湾(コーズウェイベイ)へ
ぐーるぐるぐるホテルを巡るんです。
「失敗したねぇ」
「ほんまやわ。タクシーで行ったらよかったなぁ」
う、うん、すごい遠回りだよー。


コンシェルジュのお兄さん、香港駅まではタクシーのほうが便利ですって教えてくれたらいいのにな、とにくらしく思わずにはいられない。
シャトルマイクロバスの乗り心地は決してよくない、ちびただし、なにより運転が荒っぽい。
人を乗せてる意識がないのかもしれない。
わたしは平気だけど、moccoさんの顔色がなんだかよくない。
酔うよね、気持ち悪い?大丈夫?
「う、うん、もう少しだから」
10分で着くところを相当時間ぶんぶんがくがくがったーんと揺られて
香港駅で飛行機のチェックインを済ませたときには、Aっちゃんとお茶する時間もなくなって、急ぎさよならをしなければいけなくなっていました。
エアポートエキスプレスの改札口まで送ってくれたAっちゃん。
ありがとう、楽しかったです、ほんとうにありがとう。
はじめて会ったのにとてもさりげなく親しくやさしく、なごりおしく
忘れられないいい旅行ができたよ、元気でいてね、またね。


かけこんだ列車はすぐに発車して、ふぅと息をついているうちに空港です。




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Banner_02遠回りにもほどがありました〜。
ドライブというには、荒っぽすぎでした〜〜。
乗り込んできたのは女性ばっかしでした〜〜〜〜。




2011年7月12日 (火)

香港2*17 最後は、大會堂「美心皇堂」で飲茶

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6月6日月曜日、帰国する日の朝も晴れたよ、moccoさん。
ゆっくり起きて、シャワーを浴びたり、
コーヒーを飲みながら、荷物のパッキングをすませたりしてから
パシフィックプレイス2階から金鐘(アドミラリティ)のバスターミナルへ渡る通路のところで
待ち合わせしたAっちゃんとすんなり合流です。


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6日は香港の端午節で祝日です。
休みの日は開店時間が早くて、チェックアウト前に飲茶ができるから、とAっちゃんが連れていってくれたのは、金鐘から中環(セントラル)のほうへ、徒歩10分ほどの、港をのぞむシティーホールの3階「大會堂 美心皇堂」です。
昔ながらのワゴンで回る飲茶レストランで
いつもすぐに行列ができるのだそうです。
ゴージャスな広間、テーブルクロスは真っ白で、明るく清潔感があります。


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メニューには、日本語と英語の表示もあります。
ジャスミン茶を頼んで
なんといっても、とにかく、まずは、腸粉!


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ぷりぷりぷるぷるとろとろ、うまーーっ。
ああ、moccoさん、おいしいねぇ。
「うん、これこえr、おいしいわー」
Aっちゃん「よかったわぁ」
「そやけど、腸粉ってな、あぶらをよう使ってるし、カロリーあるねんで。くすす」
「ええねん。こういうときは食べるねん」とmoccoさん。
ぷるりん皮は米粉なのだけど、ベトナム風春巻きとはぜんぜん違う食感です。


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ニラがたっぷりぷりぷりの蒸し餃子です。
はぁ、ニラ、おいしい…。


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香港のひとたちは外食が大好き。
あっという間に満席になりました。
大きな窓の外はビクトリアハーバー。
いつもどこかが工事中の香港です。


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甘辛い味付けの豚のミンチがジューシーで
八角と五香粉となにかな、香りがステキ。
ボリュームがあります。


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ワゴンを押して「いかが?」
ワゴンの全面にメニューの札がかかっていて、それを指差してもよし
セイロのふたを開けて、中身を確認。
おいしそうだったら、いただいてもよし、断るのももちろんよし。


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瓜のうえに、ホタテやえびの餡をかけて蒸し上げてあります。
あっさりしてとろり、お出汁がおいしいし、日本人はきっと好き。


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えびの蒸し餃子。
ぷりぷりです。
皮はもちもちです。
うまいです。
くすす。


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ワゴンから熱々を受け取ったら
テーブルのうえの伝票にハンコを押していくシステムです。


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おなかはいっぱいです。
青菜のオイスター炒めのオーダーは11時からということで
空心菜食べたかったけど、残念でした。
湯葉巻きえびしゅうまいも、湯葉がとってもいきてていい。
そして、もう一回腸粉をもらって
わたしは完全腸粉ラバーです。
また来たい。
また、食べに来たい。
「えー、ほんとう、また来て来て」と笑顔でこたえてくれるAっちゃんが
やさしくてすごく嬉しい。


パンダクッキーで有名な「奇異」でお茶やお菓子やパイナップルパン!を買いました。
さあ、ホテルに戻って、最終パッキングです。




Banner_02_2「小龍包」より「腸粉」が好きだ。(*´艸`)クス



2011年7月11日 (月)

香港2*16 女子力あっぷ希望

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香港の街中をゆくと
ついつい視線が上下に動くようになります。
ふと見上げたくなるんです。
ここは…?
うわぁ…。
視線は、目の前に展開するものに合わせて動きます。


ステキ女子、moccoさんです。
長い髪をきりっと束ねてすっきり。
姿勢よくすたすたっと歩く。
上下、すっきり。
うん、さすがステキ女子です。
ホテルの部屋ではお互いくつろぎます。
全身、ゆったり。
そこで、わたしは視線がさがって、気がついた。
あれ、moccoさん、ちっちゃいね。
「あ、うふん、サンダルのヒールが高いから」
おお、そうだったのかすばらしい、ヒールマジック12㎝。
一緒に歩いてても気づかない、しっくりなじんだハイヒール。
偉い、見習いたい、足の後ろから背中の筋肉をちゃんと使ってる証拠です。
そして
あら、moccoさん、気やせするのね。
「いやーね、ちゅんちゅんさん。どーせ私はそーですよっ」
ほっそりしてると思ってたけど、脱いだらそうでもなかった、着こなしマジック。
さりげないカジュアル、背も高くないのにすっきりほっそり見せる。
すごい、技あり1本、もひとつ背負い投げ1本、女子力高し、です。
そしてそして
moccoさんはわたしより5つ年下だから、当たり前とも思うけど
全身のお肌がすごくきれい。
ぱーんと張りがあって、つやつや。
触ってみたら、もちもち。


女子力とは
そう、最近よく使われる言葉の「女子力」です。
女子力とは、女性の「はり、つや、うるおい」のことだとわたしは思ってる。
ひゃぁひゃぁ言うのが女子力じゃないんです。
女性だけじゃなく人は、年齢とともにカサカサガサガサトゲトゲしてくる。
すべての少女がふつうにそなえてる、はり、つや、うるおいが、急勾配を転げ落ちるようになくなってくる。
あの元気でみずみずしかったころの何かをどうそなえてるか。
女子力、アップしたいわけです。


はり、つや、うるおい三拍子そろったみずみずしさあり。
しかも年齢と経験を積み重ねたうえでのやさしさと明るさあり。
いいっすよ、mocco師匠、いろいろ教えてほしいっす。
いろんなあれこれをしゃべりながら、そんなことを考えていました。




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*さすが香港、リヤドロでもドラゴン♪


Banner_02にんげんの「はり、つや、うるおい」ですばい。(*´艸`)クス



2011年7月 7日 (木)

香港2*15 銅鑼湾(コーズウェイベイ)の阿里朗へ

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「聞き流してくれていいのよー。私、韓国冷麺食べたいなー」とmoccoさん。
お、冷麺かぁ、いいなあ、暑かったし、つるつるっと、いいなぁと心の中でわたし。
Aっちゃんは、聞き流さずに、頭の中のおいしいもの屋さんリストをばばばっと検索して
「行ってみぃひんとわからへんのやけどな、いつも並んでるし。韓国料理にする?じゃ、行こ」
テキパキと算段してくれます。
「銅鑼湾(コーズウェイベイ)にあるねんけど、道が混んでるしなぁ。バスがすぐ来るといいんやけど」
ホテルの前に金鐘(アドミラリティ)のバス乗り場があるのは前日SOHOから戻ってくるときに降りたから知ってる。
銅鑼湾は、湾仔(ワンチャイ)のもうひとつ東で若者の街です。


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次来たときは、きっとオクトパスカードを買おう。
チャージしておけば、鉄道もトラムもバスもフェリーもこのカード1枚で乗れるのです。
香港のバスは、乗るときに料金をボックスに入れる。
そのときにしか値段はわからないし、小銭がうまく使えない上に、手持ちがなかったりもしてあたふたしてしまう。
ミニバスも同じで、とにかく乗り込んで、HK$5くらいだったか、Aっちゃんにやってもらった。
ねえ、Aっちゃん、香港って交通運賃が安いよね、バスも地下鉄も100円しないもんね。
「そうそう。地下鉄もバスもタクシーもね。日本へ帰ると高くてあらためてびっくりするもん」


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昼間にきた、湾仔の青空市場のところを通り過ぎました。
日が暮れてもまだやってるんだな。
何度も見かけて小さな市場に親しみがわいてきます。
突き当たりは砲馬地(ハッピーバレー競馬場)、そこを左へ。
道は混み、人があふれ、にぎわう日曜日の夜です。
「さ、降りますー」と運転手さんに声をかけ、降ろしてもらうとそこがタイムズスクエア。
多い、若い人が多いです。
同じ若者でも尖沙咀(チムサーチョイ)とは雰囲気が違います。
うーん、ちょっと大人、ちょっとあかぬけてる。
街が新しくもあるのかしらん。


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エレベーターに乗るのに並びました。
「いっぱいであかんかったら、近くにもう一軒知ってるし。そのときはごめんなー」ってAっちゃんってば、ごめんどころか、ほんとにありがとう、なのです。
でもね、ふだんの行いがいいからね。
並びもせず、さっとテーブルに通してもらうことができました。
韓国料理の阿里朗(アリラン)です。


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韓国料理の約束の6皿の付きだしに、カルビと豚の焼き肉と、moccoさんとわたしは冷麺、Aっちゃんはビビンバ。
「ねえねえ、ちゅんちゅんさん、いきませんか。ちんたお」
いきまーす、ちんたお。
くすす。
「私、冷麺も一緒に持ってきてもらいたいんだけど」というmoccoさんに
「そんな日本みたいに、あとにしますかなんてないねん。心配せんでも大丈夫」とAっちゃん。
「そうか。私、熱い焼き肉を冷たい冷麺で、くっと流すように食べるのが好きやねーん」とまた変なことを言うmoccoさんです。
どれもほんとにおいしかった。
しゃべりながらぱくぱく食べた。
わたしも焼き肉を冷麺でくっと流すように食べてもみました。
冷たいスープがいい感じでさっぱりさせてくれ、なるほど悪くなかったです。
いえ、ほんと。
くすす。
おまけの小さな雪見大福のレイシ味もよかったけど
最後に出してもらったジンジャー&シナモンティが、なんといっても最高で
喉にショウガがいい具合にチリチリと効いて、からだがすっきり。
またもおいしく楽しい夜を過ごし、帰りは銅鑼湾のトラムが走る通りまで出て、今度は二階建てバスに乗りました。


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Banner_02「シナモンがぁ、きついーーーーっ」とどうやらシナモンが苦手なmoccoさんでした。(*´艸`)クス




2011年7月 4日 (月)

香港2*14 痛恨の茶具文物館

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冷房のきいた長い地下道を歩き、パシフィックプレイスまで戻ってくるうちに
涼しくて元気が出てきました。
のど飴を買いたくて、モール内のドラッグストアのワトソンズにはいると
「めいあいへるぷゆー?」
いえ、見てるだけです。
「おー、ほにゃもへ○×△」
わからん…。
わからないのは英語だけじゃなくて、小さくて読めない値段もわからん…。
ひとりって
ひとりって心細いなあ。
ドラッグストア内の商品の陳列のしかたは日本とよく似ていたし、
漢字はすぐに目に飛び込んでくるから、のど飴発見です。
「○□あぶべぶカードは?」
持ってないし、のー。
「ふくろはおかねかかるけどどーする(たぶん)?」
おけー。
「これ、みっつかうとおとくよ(たぶん)」
のー。
明瞭会計の薬局で買い物するのも一苦労だなんて
こういうことがさらりとできるように慣れたいものです。


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たぶん、のど飴購入でアドレナリンが噴出したのだと思う。
もうひとつの野望、香港公園内の茶具文物館を見学したいを実現しようと決めました。
HSBCからの帰りに通ったから、すぐわかる。
さっきは、ホテルから東へ向かったけど、今度は西へ。
パシフィックプレイスを出たところの長いのぼりのエスカレーターをゆくと
そこがもう香港公園です。


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暑いです。
大阪の夏もものすごく暑いけど、6月の初旬からこんなことはないもの。
それでも公園内の噴水のところには人がたくさんいて、子どもが噴水の中を突っ切ったりしています。
びしょぬれだけど、すごく楽しそう。
いいなあ、水はいいなあ。
この噴水も水路も、風水かな、意味があるんだろうな。
分別があって悲しくなっちゃうな。
わたしだって、ざぶざぶとはいっていきたい、と水のわきを通ります。
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白い洋館に到着しました。
やれやれと木の扉を押して中へ。
英語、日本語、中国語、となにか、4カ国語のパンフレットが置いてありました。


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もちろん日本語のをとって、螺旋階段をあがります。
あら、だぁれもいない。
警備のお年を召した枯れた感じのおじさんがひとりいるだけです。
茶具よりも、印章の展示が充実しています。
磁器は数少ないけれど、久しぶりに胸高鳴る質の高さで、
これだけ多くの印章を一度に観るのははじめてだわ、と楽しみました。


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警備のおじさんに挨拶をして、お掃除のおばさんにも会釈をして
外へ出るまでほかの誰にも会わない。
ふーん…。
考える間もない灼熱で、中国銀行の竹のようなビルが光を反射しています。
帰ろう戻ろうホテルの部屋へ。


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のどが渇いた、そうだ、ちんたおだ、青島ビールを飲もう。
暑くなりすぎない速度で急ぎ、香港公園からパシフィックプレイス、JWマリオットホテルの24階の部屋へ。
ああ、ひとりで出かけた、すごい達成感、なんともなくてよかった。
椅子にどすんと座って、読みにくいけれど茶具文物館のパンフレットをにらんでみます。
あ。
あーーっ。
やっぱり…、おかしいと思ったんだよー。
おかしいと思ったんだけど、ぼぉーっとしてたんだよー。
わたしが入った白い洋館は、茶具文物館の隣の洋館の羅桂祥茶芸館。
隣だ、隣だ、隣だったんです。
ああ…、どうりで、なんで茶具がほとんど展示されてないんだろうとふしぎだったんだ。
ふしぎだったんだけど、追求する精神的肉体的余裕がなかったんだ。
しまった…。
茶具の歴史、見たかったのになあ。
どうしよう…。
疲れてるから、眠ったほうがいい。
せっかく隣まで行ったのに、見たい。
もう一度、出かける?
いや、それは無茶だからやめたほうがいい、頭も痛い。
うわーーん。


シャワーでざーっと汗を流しながら
また今度、きっと茶具文物館の見学をする。
茶具の歴史を見るんだもん、中国の素晴らしい陶磁器技術の傑作を見せてもらうんだもん。
それにしても、暑すぎるって、判断力を落とすのです。
寝心地のよい大きなベッドで、ぐぅぐぅぐぅぐぅ。
夕方までぐっすり眠りました。


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Banner_02_2痛恨の一撃です。なんで気づかなかったんだろう〜〜〜(*´艸`)クス




2011年7月 1日 (金)

香港2*13 湾仔(ワンチャイ)のはしっこ散策

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ほんとうは
ほんとうは若い何も知らない青年がリュックをせおい、知らない街から街へ、国境をこえはじめての国へ、好奇心と地図だけで歩くように旅してみたい。
窓から外を眺めることは大好きで、あきることはないけれど、待っていてもトンビはもう来ないみたい。
ちょっとだけ、行こう。


部屋を出て、ホテルの地下からそのままパシフィックプレイスへ。
MTR金鐘の駅に向かう途中を右へ折れ、明るく静かな長い地下道を抜け、地上へ出ると、中環や金鐘のオフィス街とはがらりと違う下町の雰囲気です。


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覚えてるホテル周辺地図のどこにいるかはわかっています。
右のマンション群は斜面だから南、歩いてるのはトラムが走ってる通りの1本南。
北東に向かえば、MTR湾仔の駅があり、そこから北へ港に抜けるとスターフェリーの乗り場がある、はず。
フェリーに乗れば、向こう岸まで10分もかからない。
着いてしまえば、ハーバーシティも免税店もすぐ行ける。
帰りは地下鉄でも、スターフェリーで中環まで戻って、ホテルまでバスかタクシーで、と考えて、ひとりでにやりとしてしまった。
わたしはどこまで行きたがってるんだろう、ばかだなあ。


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とにかく、湾仔(ワンチャイ)の駅のほうへ向かってみよう。
太陽ががおーとすぐそこで照っていて、空気が重たいです。
街並は少々古く、昔からそこにあったようなインテリア関係の店が続きます。
シャンデリアだけ、額縁だけ、クラッシックな家具だけ、カーテンだけ
店内はほこりが積もっていて、誰かいるのかいないのか、奥のほうは薄暗くてのぞけない。
トラムの走る道へ曲がるタイミングを考えていたら、市場のような通りがありました。


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抜けられそう、わくわくしてきました。
観葉植物やハイビスカスなど熱帯の花が並び
くだものや野菜が雑然と置かれています。
お店の人も買い物客も少ないのは、どうしてかな。


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暑いのにお肉が生のまま吊るされているのを勝手に心配して
奥では何が売られてるのか知りたくて、でも
新聞を熱心にみているおじさんになんだね?と話しかけられるのが怖くて
トタン屋根の下をあと一歩前に進めなかったりしたのです。
猫がいました。
わたしの気配ではピクリとも動かず、よく寝ています。
ここの猫たちは、きっとねずみを捕るんです。


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市場の路地は短くて、思ったとおりトラムの走る通りに出ました。
「OVO」というインテリアショップのドアを押しました。
猫の置物が見えて、熱い外気から逃げたい気分を後押ししてくれたのです。
おしゃれな感じのショップの中をひとまわり。
日本にはなくておもしろく思ったのは噴水のコーナーです。
家の中に噴水を置くのが風水でよかったりすることがあるのだろうな。


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店員さんがほうっておいてくれたのがありがたく、店内くまなく見ていると
猫がいます。
え?
あ、ああ、ぬいぐるみかぁ、でもあまりにもリアルでこわい。
急に、剥製なんじゃないかという疑念が浮かび、ぞっとして、
触ることもできず、目をそらし、本当に背筋が寒くなって、猛然と出口に向かいました。
欧米人の家族連れとドアのところでぶつかりそうになり、日本語でごめんなさい。
小さな男の子がきょとんとしていました。


どうして剥製だなんて思っちゃったんだろう。
暑くて疲れてきてるのかも。
公園に女性たちが大勢たむろしています。
そうそう、今日は日曜日です、フィリピンなどから働きにきているヘルパーさんたちの休日です。
暑くても1日中外で過ごすんだもん、ほんとにパワフルだな。
と、わたし、いかん、と思いました。
もうホテルに帰ろう。
湾仔の駅までもうすぐだけど、ここで引き返そう。


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右に曲がり、突き当たりを右へゆけば、元通り。
お店の間に観音さんです、おじさんが熱心におがんでいます。
望海観音とあるのは、昔はここからビクトリア湾が見えたんだ、きっと。
行きがけに抜けていった市場のところにきたときには
ついさっきのことなのに、何時間も前のことのようでなつかしくさえ思ったのです。


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Banner_02たぶん、数十分のこと。でも、忘れられない気がします。




2011年6月30日 (木)

香港2*12 トンビがあいさつにきた日曜日

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今日も晴れてるよ。
朝からコンラッドのプールはもう泳いでる人がいるし、いい天気だよ。
「ほんとに晴れ?泳いでるって、見えるの?」
うん見える。欧米の人だと思う、肌が白いし、少し髪が薄いみたい、くすす。
「ほっといてくれっちゅーねんって言われるよ、ふふふ」


泊まっているマリオットのプールでもいつも誰かが泳いでいます。
平泳ぎだったりクロールだったり、泳いでは休み、休んでは泳ぎ、プールサイドをガウンで歩くようすもスローモーションのようで、ふしぎにくっきり見えるのです。
ボディが赤い香港島のタクシー(的士)が、ホテルのロータリーを列を作り、弧をえがいて走りゆくのがかわいらしく、モップを持って帽子をかぶったおじさんがマイペースに道を横切っていく。
高層ビルのガラス窓は鏡のように加工されていて、お互いのビルや樹々や雲や空や太陽の光を映し、常に動いて表情を変えます。


「ちゅんちゅんさん、トンビが、ほらっ!」とmoccoさん。
24階の部屋の窓のすぐそこを、大きなつばさで空を切り
サァーーーーーーーっと1羽のトンビが現れたのです。
うわっ、すごいね。
「私ね、旅行先でよくトンビに会うのよ。でも、びっくり」
そうなの?わたしは、こんなに近くでトンビを見るのはひさしぶりよ。
ビクトリアピークの空からあいさつに来てくれたトンビくん。
優雅にビルの谷間を舞い、こちらからあちらへ、マリオット、シャングリラ、中国銀行
少しずつ少しずつ、上へ上へ、高く高く、消えて見えなくなりました。
「うーん、いいことありそう」
ほんとそうだねー。


6月5日日曜日は晴れ。
雨おんなmoccoさんは、AっちゃんとMTR金鐘の駅で待ち合わせしてお出かけです。
気をつけていってらっしゃいと送って、さあ、なにをしようかな。
またトンビがくればいいのに、とコーヒーカップを手に窓際にすわって眺めます。
ビクトリアハーバーをゆく船も、すぐ下を走るトラムも2階建てバスもミニバスも、たぶんとてもせわしなく騒がしいはずだけど、ここからはゆるゆるのジオラマ。
ポストカードを2枚、書きました。
村上春樹の「中国行きのスロウ・ボート」を持ってきたけど、メガネがないから読めないね。
ガイドブックも地図も見えない。
ベッドに寝ころんで、本をにらんで、そのうちうとうと眠ってしまいました




Banner_02パイナップルパンっておいしい、好き♪





2011年6月28日 (火)

香港2*11 ふたりの持病の事情

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海外旅行にもちょくちょく出かけられるようになって、
準備にかかる時間もムダな持ち物も減って、上手になってきました。
絶対に忘れてはいけないものは、パスポートと薬。
薬はいつも必ず5日分くらい多めに用意します。
天気が荒れて帰れないかもしれない、天気だけでなく何があるかもわからない。
以前は怖くて2週間分も多く持って行ってたりしたけれど、今回は5日分。
あとは、英語で書いてもらった処方箋、バッグの中にいつでも飲めるように精神安定剤。
鎮痛剤、ジンマシンが出たときの頓服、漢方の補中益気湯や風邪薬。
抗生物質や湿疹の軟膏などなど。
これがけっこうな荷物になります。


でも、でもでも、moccoさんも多かった、すごかった、お薬用のかわいいポーチがいくつも出てきた。
持病があるのは知ってたけど、そんなにたくさん飲んでるんだね。
「そうなの。いろいろねぇ。でも、だいぶ楽になったの」
moccoさんもアレルギー体質。
肌が弱いし、鼻炎もあるし、なんといっても喘息。
しかも、アスピリン喘息があるのが辛いmoccoさんです。


アスピリン喘息は、非ステロイド性の消炎鎮痛剤の投与でアナフィラキシーショック(呼吸困難や血圧の低下)を起こすとともに、重い喘息発作から命を落とす危険にさらされる重篤な病気です。
moccoさんは、鎮痛剤、麻酔、抗生物質を使うことができず、人工甘味料のエリスリトールでも発作が出てしまう。
このエリスリトール、カロリーゼロとうたっている商品にはほとんど含まれてるそうです。
いったいどれだけ日常生活に注意をはらわなければいけないんだろうと、話を聞きながら、くらくらしそうになりました。


わたしも長年の服薬からでしょう、賦形剤に使われる物質へのアレルギーが出て、飲めない薬というのが増えつつあります、だから新しい飲んだことのない薬はとても怖い。
でも、ショック症状を起こしたりはしない、その恐怖ははかりしれないものがある。
そして、moccoさんは、激しい痛みを伴う、できれば手術をしたほうがいい状態になっている女性特有の病気、子宮腺筋症まで抱えてしまって、今、それと付き合ってる。
明るく元気に笑って話してくれるmoccoさんだけど、こうやって旅行できるようになるまで、どんなに大変だったかと想像できない。
アスピリン喘息と婦人科と漢方のお医者さん、自分に合う先生を見つけて、話をして聞いて入院して試して、ようやく小康をたもっているけれど、これからもまだ長い道のり。


絶望的な気持ちになったり、何かをうらみたくなったり、投げ出したくなったり、そういうこともあるだろうに、前向きでえらいなぁ。
これからどうなるか不安もたくさんあるだろうに、明るいなぁ。
moccoさんがつけているペンダントのチャームにはアスピリン喘息であることがわかるように刻印がありました。
救急車や医療機関でうっかり投与なんてあったら大変だから、なるほど、なのです。
ステキでやさしいパートナー氏からのプレゼントなのだって、ととろとろの顔で教えてくれました。
(*´艸`)クス


部屋で淹れたコーヒーは薄くて、それをさらにミルクとお湯で薄めて飲んでるmoccoさん。
わたしは、冷蔵庫でしっかり冷えた青島ちんたおチンタオビールをぐぃっと。
早く寝なくちゃと言いながら、夜もまたしゃべっていたのでした。




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Banner_02いろんな病気があります、わたしもがんばろうって元気が出ました。




2011年6月25日 (土)

香港2*10 ミッドレベルエスカレーターで足ツボマッサージ

「マッサージ、行く?」とAっちゃん。
ありがたい、行きたいです。
おなかいっぱいで店の外に出ると、すっかり日が暮れています。
さらににぎわいを増した通りを西へ。
角のある新しいファッションビルに寄りました。
「トイレがね、ここはきれいやねーん」
お店のトイレはなかなか使用する気にならない衛生状態らしく
moccoさんも、そうそうと渋い顔をしています。
ガイドブックにも、ホテルやショッピングモールで用をすませておきましょうとよく書かれています。
自力で歩き回ると、そういう場所にも遭遇するんだろうな。


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ネイザンロードに出ました、たぶん正面の向こうに九龍公園があるはず。
ここを北に上がってみたい、油麻地や旺角といったもっと下町にも行ってみたいな。
それはまた今度、雑踏をかきわけMTRで香港島の中環(セントラル)まで戻りました。
「少し歩くけど、ごめんね」
ううん、平気平気、そんなに暑くもないし、大丈夫。
上環(シェンワン)の方へ向かって山側をH&Mなどのブティックの前を通りながらゆくと、ミッドレベルエスカレーターの乗り口に到着です。


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ここから長い長い坂道で、そこをエスカレーターでのぼってゆくのです。
800メートルも続くエスカレーターなんて、はじめてです。
まるで遊園地のアトラクション。


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手招きしているようなショップの数々や古い建物、路地。
インド、ベトナム、タイ、メキシコ、どこの国のレストランでも見つかりそうです。


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様々な色の照明が灯る小さな窓がぎっしりの高層マンション群。
土地が狭いから上へ上へ、あそこにそれぞれ人が暮らしてるんだ。
このエスカレーターを上り下りして生活してるんだ。
静かになる時間って、あるんだろうか。


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のぼってゆくにつれ、欧米の人たちが集っているのに出会います。
このあたりが、SOHO。


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世界中から企業が集まってることが実感できます。
飲んでる飲んでる、みなさん、店から外にあふれても飲んでます、しゃべってます。
すごいね、日本でこんなところ、ないね。
アクティブ、アグレッシブ、アドレナリン、アアあーー。
パワフルじゃないと生きていけない街なのかも、音があふれすぎて何も聞こえない。


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めくるめく800メートルが終わり、人も少なくなりました。
道を渡った、すぐそこの足ツボマッサージ屋さん(名前は失念しました)。
薄暗く広いフロアーはとても清潔で、まだ新しい。
「そうなの。移築しはったばっかりやねん」
わたしとAっちゃんは足ツボのみ。
moccoさんは「ちょっと腰も痛くなってきてるし」と別室で全身。
それぞれ1時間のマッサージを受けました。
ほどよく、いえ、けっこう痛かったけど、そのくらいが好きです。
足、すっきり。
ふはー、サンダルに足がするり、ぱんぱんに張っていたパンツに余裕。
「私も、私も、痛かったねー」とAっちゃん。
うんうん、気持ちよかったね。
よろよろと出てきたmoccoさんは、あまりの痛さに悲鳴をあげていたようで
「私も足だけにしといたらよかったわー」と半泣き顔で
かわいそうやらおかしいやらです。


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帰りは、片道しかないミッドレベルエスカレーターの隣を歩いておりるのかなと思っていたら
「バスが便利やねんよー」
なんと、バス!
やってきた二階建てバスで、ゆるゆるとカーブを曲がりおり
10分も乗ったか乗らないか
金鐘の駅の前で降りるとすぐそこがホテルです。


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Banner_02充実・満足・すばらしい一日〜〜〜♪




2011年6月24日 (金)

香港2*9 尖沙咀の四川料理「満江紅」へ

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6月の香港の晴れた日の暑さは、どすんどぉーんと重たく、むんっと圧力がかかったようで
10分も歩いたら、もういい…とビルの中に逃げ込みたくなります。
建物の中は冷房がきいてとても涼しく、さぁーーっと汗がひき、それから肩がじんじんと冷えてくるのです。
日傘と羽織るものは必須だと思うけれど、香港の人は慣れているのか、日傘も差さず、重ね着を心がけてるふうではありません。


中環(セントラル)のHSBC香港上海銀行から、香港公園を抜け
歩いて金鐘(アドミラリティ)のホテルに戻りました。
高層ビルの間を走る道路はそのままビクトリアピークへの山道坂道です。
ビルと山が並ぶように建っていて、ビルからのぞく背景がすぐ濃い緑だというのが、不思議なコントラストの香港島なのです。


休憩をしないといけないよ、という声があちこちから聞こえるような気がして
わたしは、昼寝をすることにしました。
だから、ふたりでゆっくりしてきてね。
「うん。夕方には戻ってくるからね〜」とmoccoさんとAちゃん。
あ、そうだ、お水と、それからビールを忘れずに買ってきてください。
「うふふ。了解です、わかりましたー」
よろしくおねがいしまーす。
部屋にエビアンがあったのだけど、1本HK$90(日本円で900円強ですのよ、奥さまっ)というのはあんまりというものです。


すぐに眠れそうにはなかったので
窓から外を眺めると、ビクトリアピークの上を鳥が大きく輪をえがき
羽をひろげてゆったり優雅です。
雲がどんどんどんどん山からビクトリアハーバーを超えて大陸のほうへ流れてゆきます。
24階にも少しだけ車のクラクションやエンジンの音が届くんだ。
…ととろとろしてるうちに眠って、すっかりまた元気が出てきたころ
ふたりが迎えに戻ってきてっくれました。
水と牛乳とAちゃんが選んでくれた青島ビール6本入り。
「どーするの6本も?残ったらおみやげにすればいっか」と信じられないわ顔のmoccoさん。
さっそく冷蔵庫に入れながら、
ま、残ればそうしようかな、残ればね…と心で思って、くすすなのでした。


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Aちゃんが連れていってくれたのは、
九龍サイドの尖沙咀(チムサアチョイ)にある四川料理屋さんの満江紅(ムンコンホン)。
MTR金鐘(地下鉄アドミラリティ)から一駅北へ、海の底を渡ったところの尖沙咀(通称チム)は、香港島とはまったく雰囲気の違うごちゃごちゃ大繁華街です。
歩いている人の感じもよりカジュアルで若く、地元の人が多いのかしらん、沸いています。


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チムの駅から北東の出口から、北へ向かい、2ブロックくらい行った角を右へ曲がって少しの左に「満江紅」です。
人と看板と車をよけながら、周囲を見回しながら、吉野家があるね、写真も撮りたいし、あ、ぶつかる、あ、はぐれそう、としているとずいぶんに感じたけれど、距離的にはわずかなはず。
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「90分だよ」と時間制限を言われたようです。
店員さんは中国語で話し、とっても無愛想。
狭い階段をのぼって、窓際の席に案内されました。
にぎわい暮れてゆく路地が眺められるのがうれしいです。


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moccoさんは、以前Aちゃんとここで食べた辛くない担々麺が忘れられなくって、ぜひもう一度との再訪なのです。
辛くない担々麺かぁ、おもしろいね。
moccoさんは辛いもの苦手だけど、わたしは、なんでも食べられるから合わせるよー。
「じゃあ、私が選ぶね」とAっちゃんが火鍋の具をみつくろってくれました。
中国語のオーダー表に、チェックを入れてゆくのです。(英語のもありました)
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オーダーを済ますと、お鍋のタレを自分で取りにいき、好きに作るようになっています。
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写真の右は、醤油(日本のほどからくない)黒酢、刻んだナッツ、唐辛子、香菜(もっとたっぷりてんこ盛りにするのがよかった)。
左は、芝麻醤(うまい)山椒、唐辛子、ナッツ、ネギ。
Aっちゃんの作ってるのをマネしながら、あとは好みの感じに唐辛子や山椒を加えました。


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「ちゅんちゅんさん、飲みませんか?」とAっちゃん。
ん?ビール?飲みまーす!!
ちんたお、ふたつ、moccoさんはジャスミンティー。
ああ、乾杯、乾杯です。


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こういうお鍋ははじめて。
醤油のタレがとてもおいしくて
鶏肉がすごく新鮮で、青菜も新鮮で分厚くてうまくて、餃子に、もっちり豆腐に
海老団子に、きのこはしめじに、そしてビールが、うっまーい。
くすす。
おなかはいっぱいになってきたのだけど、担々麺、食べたいよね。
「うん、絶対食べる」とmoccoさんも。
「ふたりで分ければいいね」とAっちゃん。
日本でいうなら、ラーメン小といった小丼のがあるのです。
はたして
この辛くない担々麺、スープはうまいし、もちっとした細麺がそのスープによくからんで、たまらんおいしいの。
あっさりして、うまい。
これ、辛いもの好きなAっちゃんの友だちが、辛い方の担々麺よりこっちがおいしいなとゆったそうで
ぜひ、ふつうの大きさのを1人前、がっつり食べたいとねがってるところ。
唐辛子の中に埋まってる鶏の唐揚げもとてもおいしそうで
わたしも再び訪れたいと思ったお店でありました。


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Banner_02ビールが格別においしゅうございました!
そして、ついてきたキャベツの唐辛子のお漬け物はわたしがいただきました。(*´艸`)クス





2011年6月21日 (火)

香港2*8 モーニングブッフェのあとAちゃんと会った

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モーニングブッフェのパンのコーナーはとても充実していました。
バケット、クロワッサン、マフィン、スコーン、デニッシュ
ワッフル、フレンチトーストなど、目移りして困ってしまうくらい。
そこで、香港か中国かの女性がパンを紙袋にどんどん詰めて持って帰ろうとしていたので
moccoさんと「なんてことをしてんの、ひぇ〜〜〜すごい…!」という顔をし合ったらば
お持ち帰りいいですよ、どうぞと紙袋がセットしてあったのです。
どうも中国のひとは、ガンガンいく、というイメージがあるので
決めつけはイカンと反省した次第です。


全粒粉のクロワッサンはさくさくで
日本でいうメロンパンみたいなパイナップルパンも、気に入りました。
パンがおいしいとすごくしあわせ。
スイカジュースはからだがすっきりしたし
途中でスタッフの人が持ってきてくれた、ネギを芯にもっちりした何かでくるりと巻いてある点心もはじめて食べた味で、オムレツ以外はどれもいい感じ。
ゆっくりしているうちに、待ち合わせの時間が近づきました。


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moccoさんには香港で仕事をしている友だちがいて、その彼女に会うのがmoccoさんのこの旅行のいちばん。
ホテルのロビーのソファに座っていたAちゃんは色が白く楚々とした感じです。
笑顔で立ち上がるAちゃん、とてもスリム、そして声がやわらかい
Aちゃんとmoccoさんと久しぶりの再会の幸福を見てるのはいいもので
折れちゃいそうなAちゃんが関西弁でしゃべりだすと、はじめてなのになつかしい気さえして
わたしは、あたりまえのように、ふたりの中に混ぜてもらったのでした。


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まずはのちゅんたろーおじゃま虫は
ちょっと用事があるふたりに、社会見学させてください、とついていきました。
中環(セントラル)のHSBC香港上海銀行をのぞくなんて、ふつうの旅行じゃできないと思うとわくわく。
タクシーでワンメーター、HK$18でした。
HK$1は、日本円で10、4円(2011/6/4で)、円高です。
ワンメーター200円弱、安いです。


晴れて暑いこの日は土曜日、土曜日も営業するんだね、と到着した香港上海銀行のビルの1階は、南側の入り口から
北側の向こう通りまで吹き抜けになって見通すことができ、長いエスカレーターで2階にあがりながら、風が上にも抜けていくのが感じられて、その開放感に驚かされました。
広々としたフロアーは、窓口と、個別のブースに分かれていて
さらに上階は、プレミアム会員さん向け。
うーむ、裕福にならないと昇れないのね、とわかりやすさに笑ってしまいます。


わたしもここで、円を香港ドルに両替しました。
丁寧な接客のスマートな銀行員さんたちです。
香港は3つの銀行から通貨が発行されていて、それが混ざって流通しています。
よく見るライオンが印刷されたタイプがここのなのね。
用事を終えて、北側の、たぶんこちらが正面玄関の東にがおーと吠えてるオスライオン、西にむむっと口を閉じたオスライオンが守っているのを見て、納得したのでした。




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Banner_02大きなビルなのにあの圧迫感のなさはすごいわ〜〜〜




2011年6月20日 (月)

香港2*7 きらいきらい、おいしい大好き

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moccoさんはステキ女子。
前からわかってはいたけれど、1日一緒にいて再認識しました。
楽しいし、疲れないし、むしろリラックスできます。
しゅっとして、きりっとして、でも、こんなふうに柔らかくいられるんだな。
年齢を重ねるにつれ、失いがちなものをふつうに持ちつづけてるふうなのが、いい。


そんなmoccoさん、驚くのは、食べ物の好き嫌いが多いことです。
つれづれに、これは嫌い、これも嫌い、これも苦手、あ、これは大好き、でもこれ、嫌い。
そ、そうなんだ…。
「うん、辛いのもダメなのよねぇ」
そ、そうなのね…。
「熱いのも苦手で猫舌なの、ふぅふぅ…」
そ、そうか…。
「でも食べるの大好き」
うん、それは知ってる、顔がたまらんおいしくなるからね。
くすす。


わたしは好き嫌いが、ない。
探しても見当たらない。
食べられないものというのも、思いつかない。
だから、好き嫌いがあるというのをたぶん理解できていない。
苦手の食材たっぷりの海をくぃくぃっとよけながら、食べるの大好きって、ふしぎでふしぎで
もったいない…。
ウニもイクラもうなぎも貝類も、唐辛子もわさびもパクチーも山椒も
あれもこれもそれもビールも、おいしいのになあ。
くすす。



夜遅くまで飽きずしゃべってから眠り、香港1日目、目覚めたら、晴れ。
ほらね、moccoさん、晴れてるでしょ、雨じゃないでしょ。
「…うーん。ふしぎ…雨じゃない香港、はじめてやん」
ゆっくりしたくをして、モーニングブッフェへゆきました。
ぼぉっとしていたけど、並んでいるメニューを見て、目が覚める。
パン、おいしそう!
おかゆも麺類もあたりまえのようにそろっていて、サラダ以外は充実しています。
焼いてもらったオムレツがホテルなのにちょっと残念なできばえです。
「私でも焼けるな」
ん?あ、わたしでも作れるな、かなのしっこくな腕前だね。
くすす。
テーブルについて、頼んだコーヒーはとポットで持ってきてくれました。
moccoさんは、ミルクをたっぷり入れたうえに、お湯をオーダーしてくわえます。
とぽとぽとぽ。
「濃いのが苦手なの」
そうなんだぁ。
ふつうのコーヒーです、ちっとも濃くありません、むしろ薄め。
おもしろすぎるmoccoさんです。


思わず
わたしって
わたしって
もしや、ものすごーく節操がないのでは…
どうしてこんなに何でも平気で食べられるんだろう。
何にもきらいじゃないんだろう…。
ダメなの、がないんだろう…。
味音痴、なことはない。
うーん…。


朝からおしゃべりを飛ばしてるあいだにも
へんてこな疑問がむくむくとわきあがってきて困ったのでした。




Banner_02なにがきらいなんだろう…。





2011年6月18日 (土)

香港2*6 アドミラリティのセブンイレブン

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「おなかいっぱいだね」
アフタヌーンティを終えたのがもう午後6時。
ゆっくり座って食べ、お茶もたっぷり飲んで、疲れもとれた感じさえします。
ふたりで、ホテルの地下におり、つながっているショッピングモールのパシフィックプレイスをぶらぶらしてみることにしました。
お目当ては、わたしの老眼鏡。
地下がレストラン街、地上は3階までおおよそファッションブティック、それと西武百貨店。
上階になるにつれ、ハイファッションの高級ブランドショップが多くなり、若い人というより、大人向けのショッピングモールです。
もちろん、日本でモールの形やなにかは学習済みです、把握してきました。


メガネ屋さんはすぐに見つかったけれど、老眼鏡を英語でなんてゆうのかわからないことに気づき
あれこれ単語を出してみてもがっちりむっちりのお兄さんには伝わらない。
思いついて、メモ帳をとりだし「老眼鏡」と漢字で書いてみたら「はいはい、おーけー(たぶん)」
意味は通じたみたいです、漢字の国のひとだもの。
くすす。
検眼して、明日にはできるよ、と言ってくれてるようだけど、
でも…。
このメガネ屋さん、えらく値段が立派で、とりあえず買うには高価すぎ、なにより検眼を正しくやってもらえそうな気がまったくしなかった。
細いメタルフレームのものが多く、ポップな軽い感じが流行の日本とは品ぞろえも違う感じでもあります。
moccoさん、ありがと、ここではちょっと…。
「そうだね。手ごろなのがあればいいのにねー」
西武百貨店の中にある小さなメガネコーナーも同様だったので、もうこれ以上メガネに時間をとるのはやめよう、すっぱりあきらめることにしました。


メガネともうひとつ、わたしには深刻に欲しいものがありました。
ねえ、moccoさん、コンビニに行きたいの。
「うん、そうしよう。買い出しして部屋にもどろうか」
うんうん。
香港でも見渡せばあるはずのコンビニが、あまりに街の中すぎてどこにあるのかわからない。
ビルの外に出てみてみました、少しずつ照明がつきはじめているけれど、日が残っています。
ビクトリアピークから眺めるビル群の真下なんだな。
特徴ある形のロボットみたいなビルが生きているように感じるのがふしぎです。



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ないね、ないねーと言いながら、パシフィックプレイスに戻り、地下からつながるMTR金鐘(地下鉄アドミラリティ駅)のほうへ歩いてみます。
どうやらmoccoさんは方向を把握するのが苦手なもよう。
「ひとりでは戻れへんわぁ」
大丈夫大丈夫、ちゃんとわかってるよー。
くすす。


はたして、ちびたなセブンイレブンがありました。
アドミラリティの切符売り場のすぐそばです。
所狭しと水やお茶やジュースやお菓子、パン、雑誌に新聞…
な、ない…ビールがない。
「セブンイレブンにはお酒をおいてるところとそうじゃないところがあるんだ。駅の中の店にはないね」とおばちゃん(moccoさん通訳)。
そ、そんな…。
おにぎりやお弁当もないみたい。
いや、おにぎりやお弁当はいらない、欲しいのはビール。
メガネはしょうがないけど、ビールはしょうがなくない。
ああ…。


うらめしや、アドミラリティのセブンイレブン。
コ、コンビニのくせに…とさかうらむちゅんたろーです。
南の島への旅行でビールを飲まない日があるだなんて、珍事。
思い出深すぎる一日となったのでございます。


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Banner_02moccoさんは下戸下戸カエルちゃんです。(*´艸`)クス




2011年6月15日 (水)

香港2*5 JWマリオット香港のアフタヌーンティ

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アフタヌーンティといえば、英国式で、三段かさねのトレイに
スコーンやマフィンやサンドイッチにスィーツが並べられ
紅茶をポットでいただく、というのだろうなって想像していましたが
ここJWマリオット香港のアフタヌーンティはブッフェだったのでとまどってしまいました。
天井が高く広いラウンジのテーブルは午後のお茶を楽しむ人でにぎわっており
欧米系の人も三分の一くらいはいて、あとは香港人か中国か韓国か、日本人は見当たりません。
大きなガラスの窓際の席に案内され、紅茶ではなく中国茶をオーダーします。
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座りここちのよい椅子で、気分がいい。
「じゃあ、いきましょうか」
moccoさんと連れ立って多種類のお茶がディスプレイしてあるところの向こう側へゆくと
す、すごーい。
ブッフェだから当たり前かもしれないのだけど、いろいろ、あるねーっ。
サンドイッチ、ワッフル、スコーン、チーズにハムにサラダにオリーブなどなど
熱々の点心に組み合わせ自由なおかゆに麺類数種にお寿司
もちろんスィーツ、フルーツ、アイスクリーム
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迷って迷って、やはり、点心類を選びます。
moccoさんはそれにくわえて、クレープのようなものを焼いてもらっています。
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う、うまいです。
ぷるんとした腸粉のようなものも、シュウマイも、皮が少し甘い肉まんっぽいものも、ゆばで巻いたものも、揚げ春巻きも!うまーい。
moccoさんが焼いてもらったのはクレープじゃなく、ぱりっともちっとさくっと、点心ふう。
ポットで持ってきてもらったプーアール茶もやわらかでとても飲みやすく気に入りました。
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一皿目をあっさりぺろりと食べきり、おかわりです。
もちろん、moccoさんも。
今度はmoccoさん、おかゆを作ってもらってもいます。
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おなかはいっぱいなんだけど…と言いながら
スィーツの味もみたいので半分づつにしようととってきて
激甘かと思ったけど、いえいえなかなかの仕上がりでどれも悪くない。
レモンケーキなんて、とってもおいしい。
いまひとつだったのは、フルーツのみ。
あ、お寿司もいまいちだとmoccoさん報告です。


「もうこれは夕ごはんは食べられないね」
うん、そうだねー。
「いい時間だし、うーん、すっごい満足」
そろそろ6時?


通りを二階建てバスやトラムや赤いタクシー
勢いよく走る車が切れ目なしにゆきかい
そそり立つビルが互いに映り合う
香港のまんなかで、おいしかったねとバンザイしたい。
満腹でにこにこの女子2名でございました。




Banner_02ブッフェなのにアタリ!が多くて大満足〜〜〜




2011年6月13日 (月)

香港2*4 JWマリオットホテル香港でのしょっく

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青いリンゴのまわりにね、チョコレートがおいてあるんだよ。
チェックインをしてくれてるmoccoさんに横からそんなことをつぶやいたりして
浮かれてたわたしです。
「ちゅんちゅんさんもサインだって」
はーい。
バッグからメガネを取り出そうとしたら、ない…。
ないんです。


老眼鏡がまったく手放せなくなって久しく
メガネかけてないとほんっとに手元が見えなくなりました。
字を読むことはもちろん、食べてるものが見えにくい、たとえば、ラーメンの麺がぼやけたり。
元々視力がいいとそんなふうに一気に進んでるように感じるのだそうです。
今でも遠くはすごくよく見えるから、かけたりはずしたりする。
飛行機の中で入国カードを書くときに使ってmoccoさんにメガネを褒めてもらった。
そお?ありがとう、とバッグの中にしまった、はずなのだけど、いったいどこで落としたんだろう。
やはり、飛行機、かなあ。
ああ…、必須アイテム紛失です。


部屋へと案内してもらいながら、ベルボーイさんとmoccoさんの声がとぎれとぎれになります。
頭の中は、
グァムのときみたい、またやった…
*ああ、高かったのになぁ
*おっちゃんにナクシモノには注意しぃやと言われたのに
*どうしよう、何も見えない
*ガイドブックも地図も本も!
というフレーズあれこれがぐるぐーる。


とにかく、
とにかく、たぶん、見つからない。
どよーんとした気分を一刻も早く振り払おう。
しょうがないもんはしょうがない。
困るだろうけど、できることをやればいいもんね。


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24階の部屋は、とてもステキで、角が二面に渡り窓なので、香港島西側の摩天楼が目の前で
ビルの合間から、北のビクトリアハーバーも南の山ものぞくことができます。
moccoさん、すぐにパソコンを接続してANAのホームページにアクセスし、忘れ物の問い合わせ先を調べて電話をしてくれたけど、なぜか留守電になっていました。
ありがとう、大丈夫だからね。
「でも、困るの、わかるから…」
うん。
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ベッドは大きく、マットかためで寝心地ごうかくです。
「メガネ、どこかで買えないかな、買う?」
できるなら、そうしたいよぉ。
「じゃあ、あとで、下のショッピングモールに行ってみる?」
うん、いってみる。
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コーヒーや紅茶、冷蔵庫の中のコーヒーミルクは無料で飲んだら補充してくれます。
ミネラルウォーターは2本、これもお掃除のたびに補充してくれます。
ミニバーの下には冷蔵庫とセキュリティボックス。
使い勝手はよかったです。
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洗面台は化粧品を置いたりするには少し小さめ。
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ドライヤーはセットしてあり、茶色の皮のボックスにはコットンやバスソルト。
色や質感がマリオットらしいです。
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反対側には拡大鏡とアメニティ。
シャンプーリンスボディローションなどなど
ひととおりなんでもそろっていて、充実しています。
コンセントはデスクの横も洗面台も日本の製品が使えるようにしてあって、親切です。
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バスタブにシャワーはないけど、独立していて
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お隣にシャワーブースがあり
シャワーのヘッドが可動するのがうれしいです。
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トイレにウォシュレットはないけれど
よさげバスローブもちゃんとふたりぶん
クローゼットはトランクをふたつ入れておけるくらいゆったり
カーテンはリモコンで開閉でき
ベッドサイドにはボーズのCDラジオ
フィリップスのテレビとDVDレコーダー
巻きすのようなこっくりした色の木をくるくるほどけば、テレビのチャンネル案内です。
いいねー、moccoさん、気持ちいい部屋だよねー。
moccoさんは窓から下をのぞくのが怖そうで、ちょっぴり窓際から距離をとっていました。
さて
困ったーーーーーーーっな気分を振り払いたくもあり
なによりのどが渇きました。
「アフタヌーンティ、行く?」
行きましょう、行きましょう。


バッグをコンパクトにして身軽にし
階下のラウンジへおりてゆきました。


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Banner_02なぜだ〜〜〜〜〜〜、なぜ、なくすんだぁ〜〜〜
見えないってことに、ちっとも慣れないんですー。





2011年6月12日 (日)

香港2*3 香港空港からホテルまでのアクセス

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とにかく広い香港国際空港です。
飛行機を降りてからずんずん歩かなければなりません。
ひたすら「到着(arraival)」の標識にしたがって進んでゆくと、突き当たります。
左右どっちに行っても「入国審査(イミグレーション)」です。
前回はキャセイ航空の人に付き添ってもらって、右へ行った。
moccoさんも右へからだが動いてる、ということは右。
入国審査は行列ができて混んでいます。
7割はアジア人で、日本人は多くないのがパスポートの色でわかります。


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問題なく入国し、荷物を受け取るバゲージクレームに出たけれど、ない。
関空からのANAの到着便の荷物がぐるぐる回ってるはずのベルトコンベアが見当たらない。
「あれぇ…」と探してみると、今いるところの反対側のはてしなく遠いあっちのほうみたいなのです。
mo、moccoさん…
「ちゅんちゅんさーん…」
つまり、突き当たりの左右を左へゆき、その審査場から入国するのがよかったってこと。
うわーん。
わかりにくい、とってもわかりにくいです。
間違いってわけじゃないけど、長いフライトのあとでは、ふぇ~~~~と言いたい距離であります。


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荷物を受け取りするする出ると、すぐ、エアポートエキスプレスのチケット売り場があり
予約しておいたチケットを引き換えます。
カード方式で、往復これを使います。
駅のホームは強化ガラスで覆われているので、落ちそうになる恐怖を感じずにすむのがよかったし、車内はゆったりとして、シートも大きく、清潔です。
街中までの直行便利地下鉄、というものですね。


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列車は地下からときおり外に出て高層アパートの林をながめ、またもぐり、ビクトリアハーバーの海底をぬけ、終点の香港駅までおよそ30分。
さあ、香港駅、ここが香港の、香港島の中心の、中環(セントラル)です。


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カードをかざし、改札を抜けて、エアポートシャトルバスの乗り場を探します。
バスは、漢字で「巴士」と書きます。
タクシーは「的士」、だから、当て字ですね、きっと。
中環(セントラル)から金鐘(アドミラルティ)、湾仔(ワンチャイ)、銅鑼湾(コーズウェイベイ)のホテルを回るコース、H1のバスの到着を10分くらい待ちました。


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やってきたのはマイクロバスくらいのちびたバスです。
トランクをのせるのを手伝ってくれるわけでもなく、とっても適当で乱暴。
運転もおおむね荒っぽく、バスやタクシーはどうやらそういうもののようです。


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香港駅のバスのターミナルから外へ出ると、中環(セントラル)のIFCモールの真下で、覚えがある街並みが、ああっ…!と記憶をたぐりよせて、方向も距離感もぐっと自分のものになるのを感じます。
moccoさん、きたねー、晴れてるよー。
「ホテルについたらアフタヌーンティにいこうねー」
うんうん。


滞在先は、金鐘(アドミラリティ)のJWマリオットホテル香港。
うふふの五つ星ホテルです。
シャングリラホテル、コンラッドホテルに寄って、マリオットに到着すると
ここではホテルの人がちゃんと荷物をおろしてくれました。
結婚式があるらしく、派手な車がとまっています。
エントランスからロビーはとっても明るくて広い。
気分が高揚してきて、もきもき最高潮。
moccoさんにチェックインをおねがいして
おりょ…?
おりょりょ…。
ありり…。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
ないの、ないのよぉ。
「え?落ちついて。大丈夫だから、ね」とmoccoさん。
ああ…、どうやら大丈夫というわけじゃなさそうな予感。
ちゅんたろー、大漆黒でございます。


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2011年6月10日 (金)

香港2*2 ビールはまだ

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「このひと、すでに少しおかしいので、どうぞよろしく」
「え、そうですか?あとで注意事項をちゃんと聞きますので」
挨拶のあとのおっちゃんとmoccoさんの会話を聞きつつ、なんだかしあわせでした。
おっちゃんを見送り、すいているANAのカウンターで並ぶことなくチェックインを済まし
空港内の喫茶店に行きました。
モーニングのトーストセットを注文するかしないかのうちに、おしゃべり開始です。
そういえばmoccoさん、会うのは久しぶり。
どうしてた、どうだった、どうなったの、えーーっ。
あっという間に搭乗時間が近づいて、荷物検査に出国手続き、搭乗口へと向かいます。
「明るくなってきたっ!」とつい大きな声のmoccoさんです。
うふふ、雨が降るような感じはしないもん。
「でもね、ほんとうに家族がげんなりげっそりするくらい、いつもどしゃ降りだったりするのよー」
そお?大丈夫だと思うけどな。
「ううん、絶対、絶対っていっていいくらい必ず降るの。リゾートでもトランクをひいてるときでも、いつでもなのよ」
くわしく聞いていると、そ、それはすごい。
雨オンナmoccoさんの悲哀は長年複々数回に渡り、そうとう深いものがあります。
うーん、でも、わたし、旅行中にそういう思いをしたことないし。
降ったら私のせい…とちびたネガティブモードのmoccoさん。
まあまあ、雨が降ったら降ったでやっぱりって笑えばいいよー。
笑えないのよ、すでに笑える回数じゃないの…とどよどよするmoccoさんの顔がおかしいのです。


あれやこれやしゃべってるうちに離陸です。
moccoさん、実は飛行機が怖い。
離陸がおっとろしい。
そういえば、古友(ふるとも)のMちゃんも離着陸が怖い、手を合わせ目をつむって祈ってるのを、ついついいぢめたくなっちゃうんだよなと思い出しつつ
moccoさんの腕をしっかと握り、ごぉぉぉぉぉぉーーーっと離陸です。
明るいけれど少々もやがかかっていて視界はすぐに悪くなりました。
機体が安定するとまもなくmoccoさんも落ちついて、よかった。
お飲物はいかがですか、とCAさんがやってきます。
ビールを飲んでる人がいます、当然です。
「えーっ。まだだめよ!まだまだ」と下戸のmoccoさんはきっぱり。
ダメ?
「うん。だめ」
そうだなぁ、午前11時過ぎだし、でも旅行のときは…
「飛行機のなかでお酒を飲むと、まわりが早いのよっ」
う、うん。
「ANAのアップルジュースはおいしいのよ」とmoccoさんはアップルジュース。
わたしは、お茶々をいただきました。


機内食は2種類から、わたしはシーフードカレー。
「私は辛いのが苦手なの♪」とそうじゃないほうを選ぶmoccoさん。
五穀米とお蕎麦とパン、という炭水化物トリプルです。
しゃべりながらほどよくいただき、ビールも飲まず、ワインも頼まず、お茶々のみで香港までおよそ4時間。
台湾上空はとっくに過ぎ、進行方向の右の窓からは島影がのぞめるようになり
もう着いたよ。
「ほんとうにちゅんちゅんさんと香港にきたのねー」とのしみじみ言ってくれるのもうれしくて
ランタオ島のロープーウェイとにょきにょき建っている高層住宅がなつかしい。
ふたたびの香港、到着です。




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Banner_02だから、すでに5時間は軽くしゃべってます。(*´艸`)クス



2011年6月 9日 (木)

香港2*1 ブログ友と腸粉を食べに香港へ

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学校をしょっちゅう休んだり、青を通り越し黒い顔して倒れたりする中で親しくなるのとは違って、元気そうで日常生活に不便を抱えてるように想像しにくい見た目なので、ぢつはかくかくしかじかの事情を抱えております、だから約束は苦手だし、具合が悪くなるかもしれませんなどと理解を得られるように説明するのはゆううつ、というかあまりしたくない。
聞くほうは重たいですからね。
だから大人になると知り合いはできても、友だちはなかなかできなかったのです。
2004年9月にブログをはじめて、1年もたたない間に、男女とりまぜて親しい友人が両手の指で足りるかなというくらいできました。
予想してなかったことだけど、ありがたいことこのうえないのです。


そのブログ友のmoccoさんと香港へ行こうよという計画が出たのは1年以上も前のこと。
この5月「飛行機のチケットがとれます。ちゅんちゅんさん、香港行きませんか〜〜?」と連絡があり
行きたい、どうしよう、行きたい、行けるのかな、調子はあがってきてるし、いい季節だし、行きたい、大丈夫かな、どうしようどうしよう〜と4時間悩んで決心。
行きます、チケットわたしの分もとってくださーいとお返事をしました。
このコメント欄をごらんください、はじまりはここからです。
香港でおいしい腸粉を食べたい、腸粉、好きになったの腸粉。
ああ、やっと腸粉が食べられる、うれしい。
それから、ホテルやエアポートエキスプレスの手配など、全部moccoさんにおまかせして
わたしは新しいガイドブックを購入し、2年前に覚えた地図や香港のいろいろを思い出し、出かけていくであろう場所のイメージトレーニングをこつこつ重ね(おおげさです)、いちじくぬぎにはさとられぬようにしながらも、いつものようにもきもきもきもき。
出発の前々日には盛大におなかをこわし、緊張のあまり吐いたりまでして
ああ、こうしないと出かけられないわたしって、としょぼんとなりながらも
「私ものすごい雨オンナやから、降ると思う…」とゆってたmoccoさんの心配をよそに晴れそうな6月3日の朝。
トランクをじとぉっと眺めるどよよーんとしたいちじくぬぎにいってきますを言って、関空までおっちゃんに送ってもらいます。
コロコロトランクをひいて歩き、南海電車の駅の改札からホームへあがるエレベーターのドアのすきまに、切符をはらりと落としてしまいました。
細い暗闇の奥深くするするり〜〜〜っと吸い込まれていった関空行き切符は890円。
ああ、いきなり。
電車はすぐにやってきて、駅員さんも急いでる。
「関空の駅で申告してください」とむすっと駅員さん。
「やれやれ…」と渋め顔のおっちゃん。
ああ、ごめんなさい、だって、緊張してるんだもん。


関空の駅の人は親切で、笑顔でこちらの言い分を信じてくれました。
「それにしても、きみ、ちょっとおかしいで」
うん、わかってるもん。
「気ぃつけるんやで」
はい、わかりました。
「ほんまやで」
うん。


moccoさんとの待ち合わせはANAのカウンター付近、8時50分。
フライトの2時間前です。
きりっと姿勢よく座っているmoccoさんは遠くからすぐにわかりました。




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Banner_02香港旅行記です、しばらくおつきあいください♪




2011年5月13日 (金)

ザ・リッツカールトン大阪 2度目のクラブフロア宿泊です 2

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滞在中は落ちつくし、リラックスでき、居心地はとてもよいのです。
少しドレスアップして出かけたのでなおさらです。
気分は最高。
でも、違う。
半年前と違うのは、やはり東日本大震災のあとだから。
景色の見え方が違うんです。
海がとても近い。
すぐそこに淀川の河口があります。
大阪は水の都。
もし、南海東南海地震による津波がおしよせたならば…と考えずにいられない。
なんばあたりまで津波の被害があった古い記述も残っていて
梅田の地下街は避難経路の見直しをしているといわれています。
市の中心を南北に上町断層が走っている。
どっちの地震も、怖い、怖すぎる。


うーん…こわいよぅ
たまらん、こわいよぅ
あそこは、オープンしたての新生JR大阪駅だね。
大きな斜めの屋根の下、ニュースで見たら、カッコよさげだったね。
その左側(北側)が伊勢丹三越とルクア、人、多いかな。
うーん…こわいけど、見たいお店があるよぅ
駅じゃなくて、ルクアじゃなくて、伊勢丹三越の3階の
アニエスbとコムデギャルソントリコとタオコムデギャルソン
もう長いことお店を見てないし、のぞいてみたいな。


朝ごはんの途中「ぢゃ、すまんけど、いってくるしな」と席をたち
そそくさと仕事にいってしまった無粋なおっちゃんです。
ここは、もう、ひとりホテルを満喫するのみで
パリパリのクロワッサンを追加して
フルーツもヨーグルトもたっぷりいただき
コーヒーをもらって部屋にもどってから
もう一度パジャマに着替えてベッドでごろーん
テレビを見たり本を読んだり窓の外をながめたり
いちじくぬぎもいない、たったひとりです。
11時少し前にチェックアウトして
1階のグルメショップでパンを買います。
ホテルの人に伊勢丹への最短コースをたずね
地図をもらって、しばし熟考。
お天気もよし。
地下にはもぐらず、ビルの谷間のみどりの中を徒歩5分
さいわい、6日の金曜日、あっさり伊勢丹の1階に入ることがで
一気に3階にあがり、ぐるり。
見るものは見て、さっさとエスカレーターを降り、外へ出ます。
短い冒険、大冒険。


帰宅すると、盛りすぎくらいに入れてったカリカリを
数粒を残して食べてしまっておりました。
いちじくぬぎは、留守にすると大食いします。
ふたりの世話をしているうちに、あっという間にやさしく安全な日常がもどってきました。




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2011年5月12日 (木)

ザ・リッツカールトン大阪 2度目のクラブフロア宿泊です

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今年のGWは東日本大震災後、なにがどうなるか誰にも見当がつかなくて
旅行しよう!ということにもならず、でも、ちょっと気分転換くらいはしたいね、昨年11月の下旬、クリスマスのディスプレイが美しいザ・リッツカールトン大阪一泊がとても気分よかったのを思い出し、ネットで予約状況をみると、空いてます。
前回と同じクラブフロアデラックスツイン1泊プラン、申し込み、行ってまいりました。


ザ・リッツカールトン大阪 クラブフロア宿泊 1
ザ・リッツカールトン大阪 クラブフロア宿泊 2
ザ・リッツカールトン大阪 クラブフロア宿泊 3
ザ・リッツカールトン大阪 クリスマス×クリスマス1
ザ・リッツカールトン大阪 クリスマス×クリスマス2
お部屋は前回は34階、今回は35階の同じタイプです。
クラブラウンジの利用も同様で
もうひとつの我が家へ、おかえりなさいという雰囲気が感じられて、
2度目なのに、リラックスリラックス。


5月は5日というのにおっちゃんは仕事先からチェックインです。
わたしはひとりでタクシーで乗りつけるカッコよさ、です。
(*´艸`)クス
ドアマンは、宿泊の人は見分けられるのだと思う。
タクシーから降りるわたしの荷物をさっと受け取り
スマートに案内してくれました。
別の人がドアを開けてもくれるし、すでに気分がいーんです。
(*´艸`)クス


ロビーは5月らしい濃い緑のアレンジメントがすがすがしく
あちこちの花も季節感あふれていて
ここはカトレアとカーネーションですねーと言うと
「気づいていただけましたか」と笑顔で会話がはずむのも
いいものです。


35階の部屋の窓からは、見知った風景が広がります。
明石大橋から六甲、伊丹空港に着陸する飛行機に、生駒山
たぶん黄砂でしょう、京セラドームも大阪湾もぼんやり霞んで
視界はよくありません。
11月の滞在と何より違うのは、日没です。
すぐに夜になった印象の前回に比べ、いつまでたっても沈まない太陽。
真っ暗になったのは、いつだったかわからないくらいに残照があり
GW中ということもあってか、街中のオフィスの灯りも少なく、
夜景が華やかに美しいということもない。
夜はぼんやりとやってきました。


お隣のハービスは、人も多くなく
ワインショップのエノテカやアンティークショップ3軒をひとまわりして
お店の人に質問して、聞きたいことにこたえてもらえたのが
久しぶりのゆっくりした贅沢な時間でありました。




2010年11月 5日 (金)

沖縄凸凹旅行*16 これからの運気もきっといいはず

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那覇のニッポンレンタカーの営業所で返車をし、そこで
シーサーのガチャガチャを見つけて、200円でガチャリ。
ペアのシーサーの大当たりが出て得意なわたしに
「ぜーんぶ当たりに決まってるわよ、ぷすす」と憎まれ口をきいた以外
Mちゃんは最後までとても細やかに気を遣ってくれました。
家まで送るとまで言ってくれたのがありがたく
でも、天王寺からだったらタクシーで帰れるから大丈夫だよ。
「うーん…。じゃあ、家に着いたらカラメールでいいからちょうだい。
ね、心配だから、きっと送ってよ」
うんうん、必ずメールするから、ほんとにありがとう。


混雑する那覇空港でぎりぎりにチェックインして、
12時の関空行きの飛行機に乗り込んだら
ずっとふたりとも目をつむって、眠ったのか眠っていないのか。
関空は晴れ、やはり少しひんやりして、
JRの天王寺でMちゃんがトランクをホームに下ろしてくれ
手を振って別れたのが午後3時29分。
すぐにタクシーで家まで。
玄関で立ったまま、無事に着いたよってメールをしました。


それからは、いつものゆっくりした、寝たり起きたりの日常です。
ぼちぼち、トランクを開けたり、たっぷりの洗濯ものを片付けたりしながら
ああ、疲れさせちゃったなって思う。
楽しかった、でも、疲れさせちゃったなぁ。
古宇利島で買った島とうがらしで、コーレーグースーを作りました。
作るといっても、簡単です。
島とうがらしを洗って、水分をよく拭き取って、泡盛をどぼどぼどぼ
それだけなんです。


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わたし、自分のことしか考えなかったな。
出かけた先ではいつもそうだけど、自分のリズムやなにかを守ることしか頭になくて
だから、Mちゃんがあんなに疲れてしまってるのに最後までピンとこないままだったんだ。
日常の忙しさから離れての旅行なのに、Mちゃん、悪かったなぁという気持ちがずぅっと続く。
ぼんやりしてるからなあ、わたし。
気が利くんだか利かないんだか、利かないとこ、あるからなあ。


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だけど、だから、どうしたらよかったのか
実際、気づいてたら、その場で何かしてただろうし、何に気づけなかったんだろう。
島とうがらしを素手で洗ったり拭いたりしてると、ひりひりしてきます。
そうだった、忘れてた、辛いんだもん、そうだよね。
目を触るとえらいことになります。
古宇利島の海岸で、打ち上げられた小さな珊瑚も拾ってきました。
飾り棚のシンブルのあいだに、おじゃまします、と居心地が悪そうです。


Mちゃんが、夏に弱いことを忘れてた。
わたしは夏がいいけど、彼女は違う。
湿度が高くなるとじんましんが出てきちゃうんだ。
それから、朝に弱いっていうのも、聞いてたけどまったく実感を持ってなかったんだな。
日常の生活時間帯とずれた生活になっちゃうってこと、ぴんときてなかった。
「いつもはね、朝食はパスして、ブランチにするんだー」って聞いてたんだから
もうちょっと考えなくちゃいけなかったんだ、わたしが。
鈍いなあって、ずんずんきました。
気を遣ってもらってばかりで、相手のリズムも大事にしなくちゃいけなかったんだ、わたしも。
朝は、わたしはひとりでそぉっと出かけて、朝食をゆっくりとって、ラウンジでのーんびり。
Mちゃんが起きてくるまで、ラウンジで好きに過ごしてたらいい。
無理はせずに、もちろん。
ブランチは、食べても飲み物だけでも付き合って、そこでおはようってできたのに。
あああーーーっ。
そういう提案を思いつけばよかった。


細やかなほうが、より疲れるんだ。
疲れさせちゃったなって、何度も考えるのは
いたらなかったことがあるってことなんです。
ごめんねっていうのと
ありがとう、楽しかったよっていうのが
繰り返しおしよせてきます。
波がよせてかえすように、ざざーざざーって
その波は名護のブセナテラスのビーチの波で
古宇利島の東シナ海の青い青いおだやかで澄んだ波です。


200円でガチャリとして大当たりのペアのシーサーは
ぜーんぶ当たりじゃなくて、珍しい大当たりで
2003年に沖縄にはじめて行ったときに買った
琉球ガラスの青い小さなシーサーと同じくらいの大きさで
めんそーれーと笑っています。


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Banner_02古い友だちはありがたいです。ええ、しみじみ。。



2010年11月 4日 (木)

沖縄凸凹旅行*15 帰る日の朝はあわただしくて

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7時にセットしたアラームが鳴ります。
さすがに軽い寝汗をかいて、悪寒がありました。
でもカーテンをひくとおおよそ晴れです。
うん、じゅうぶん。
Mちゃんの携帯のアラームも鳴ります。
同時刻に違うアラーム音を聞くのが当たり前なのだけど、なんだかおかしい。
朝が苦手なMちゃんには相当つらい起床時間です。
飛行機の時間が、12時で
レンタカーを返す時間が10時半だから
沖縄本島の北部に位置するブセナテラスは9時にチェックアウトしなくちゃいけない。
だから、7時起床なのです。


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ぼーっとしたまま「ラ・ティーダ」へ行きます。
ブッフェはすでに朝食を楽しんでいる人であふれています。
さて、食べよう食べよう。


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こうやっていただきながら、コーヒーを何杯もいただくのがいい。
ほんとはポットでコーヒーを持ってきてもらうのがいい。
「おかわりください」を言うのも申し訳ないし、めんどうでもあります。
あれ…
あれあれ…
Mちゃん、ちっとも、ほんとにちょっともフォークが動いていません。
「うん…すすまないの…時間が早すぎるのよー」
そうかぁ…でも、予定を考えると少しでも食べておいたほうがいいよー。
うどんっになっちゃうよー。
「そうなんだけどねぇ。。。」
ブッフェで、お皿を重ねてどんどん食べてる人の中で
隣でもぐもぐマイペースで、こくこくコーヒーも飲み、途中でカフェオレにもして
しっかりいただいてるわたしの横で
ちーんと姿勢よく座り、なのに、食べられないMちゃんです。
うちの小妹も朝はあまりイケナイタイプだけれど、もうちょっとははっきりしてる。
自分が健康に感じられる珍しい瞬間でもあります。
うーむ、ここまで朝に弱かったんだ、Mちゃん。
だけど、ほんとに疲れてる。


一服したりしたあと、朝市を眺めて、そこでふと目にとまった
「すっぱいまん」の黒糖飴を美容師のゆりちゃんにおみやげにしようと買いました。
干し梅を黒糖飴で包んだもので、これがすっぱしょっぱく黒糖と絶妙にとけあっておいしい
なかなかイケテル飴ちゃんなのです。
そうこうして、部屋に戻って、身支度やトランクのパッキング
部屋の簡単な片付けをしてるうちに時間がギリギリになってしまいました。




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Banner_02_2あーあ、あっという間だなあ…。




2010年11月 3日 (水)

沖縄凸凹旅行*14 ザ・ブセナテラス「琉華菜苑」

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東の海岸でのんびりしたあと部屋に戻って
わたしはお昼寝です。
Mちゃんは、ぶつぶつぶつぶつ(どうしようどうしよう)言ってましたが
「あたし、行くわ。やっぱり泳いでくる!」とひとり颯爽とプールへ。
プールや海へ行くときのガウンもクローゼットにかかっていて
水着の上にはおって出かければいい。
いつか、わたしもそうやって泳ぎに、というか水につかりに行きたいな。


Mちゃんがすっきりした顔で戻ってきて、なんだかわたしも嬉しくて
それからクラブラウンジにゆきました。
もう、最後の夜なんだよね。
シャンパンと前菜、ここの前菜はさっぱりしていておいしい。
このあと、食事に行くのに、ついつい食べちゃう。


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ラウンジには、外国人夫婦、若いカップル、それから一人旅の女性も
みんな染まりゆく空を笑顔で眺めています。
ねえ、Mちゃん、ほら、夕焼けがきれいだよ。
雲がかかって、日没は見られないと思ったけど
空がきれいだよ。
気持ちがいいねぇ。
「うふふ。うん、ほんとだね」


別棟にある中華レストラン「琉華菜苑」に予約を入れてもらいました。
ちゃんと食べようね、と言い合わないと
飲み過ぎても食べ過ぎないのはどうしてだろうね。
「いってらっしゃいませ」と笑顔で送られながら
吹き抜ける風の中を散歩がてらに、ゆるやかな長い坂をくだっていきます。


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レストランはこれからはじまるディナータイムに向け
忙しくなるぞっていう静かな活気がありました。
7時少し前です。
アラカルトの一品は量が多いとのことだったので
選びあぐねて、コースにしたのです。
それから、カクテルを。
これが、大失敗でございました。
甘くないものを教えてもらったはずなのに、もう、めちゃ甘なのです。
わたしのは手前のふつうの大のサイズ
Mちゃんのは奥の3人分は軽くあるでかたサイズ。
酒飲みのわたしたちにすれば、両方とも激甘なのです。
うへー。
うへうへー。


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途中で、泡盛の「古龍」25℃のソーダ割りをごめんなさいと言いつつオーダーし直しました。
コースはなかなかのお味です。
前菜6種、フカヒレのスープ、カニの唐揚げあんかけ
お肉に、パリパリ海鮮焼きそば、ゼリー。
おいしゅうございました。
全部食べきれなかったのが残念。
ここでも、一人旅の人を見かけました。
男性だけじゃなく、大人の女性もです。
いいな、わたしも一人旅、してみたいな。


おなかいっぱいで、真っ暗な涼しい上り坂を本館に戻ります。
大きな陶器で作られたふくろうの灯りが道なりに灯されて、いい雰囲気です。
はぁ、明日は早起きだね。
「そだよ、飲み過ぎないように切り上げて、寝なくちゃ」
うん、くすす。
部屋に戻ったわたしたちは、シャワーを浴びたり、トランクを整理したり
「毎晩、パックしよう!」とたくさん持ってきていたぷるぷるシートパックを
やろうやろう、ミッション完成だよ、なんて言いつつ
変な顔をして見せ合いながら
氷を持ってきてもらって、泡盛を軽く飲みながら過ごし
わたしは10時半ごろには就寝したのでした。




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Banner_02Mちゃんはもちこっと飲んでたようです。うふふ




2010年11月 2日 (火)

沖縄凸凹旅行*13 朝粥もよろしかろう

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前夜は、またしても4時までなにやらしゃべっておりました。
シャンパンを飲んだあと、もう一本いったか、泡盛にしたのかさだかではありません。
目覚めたのは8時半。
うーん、晴れています。
うう…とうなりぎみのMちゃんです。
ま、とにかく、朝ごはん、行こうよー。
「う、うん…」


今朝は和食レストランの「真南風」の和定食にしました。
ごはんが、白米、五穀米、おかゆ、から選ぶことができます。
ふたりとも、おかゆ。
まだ酔ったまんま、という感じですもの。
それでも、わたしは、おかゆもおかずもほぼ全部いただきました。
Mちゃんはおかゆ半分くらいかしらん。
わたしたちは、なぜ、反省しないんだろう。
「沖縄で飲んだくれる」ミッションだけやすやすとクリアしています。


部屋へ戻り、海を眺めながら、さあどうしよう。
うふふ、朝寝します。
ベッドにもぐりこみました。
ここで朝寝するのも昼寝するのにも慣れてきて
少し眠っては、起き上がり、窓から海を眺め、
デスクでポストカードをかいたりしました。
Mちゃん、本当は、わたしが眠っている間に
1*本を読みまくる
2*プールで泳ぎまくる
そのミッションを果たすつもりの本をたくさんと水着2着をトランクにつめてきたのです。
うーむ、同じペースでしか動けていない。
悔いが残らないか、Mちゃん!ってなもんです。
くすす。

午後、シャワーを浴びて、ラウンジのティータイムに出かけました。
わたしは昼間寝ていたとしても、気分がよくていられるなら
なんの不満もないのだけど
Mちゃんとしてはそうはいかんのでしょう。
「どーしてあたしがつんつんさんと同じなわけ??」てなもんですもんです。
「いいの、あたし?」と自問自答してるってもんです。
くすす。


ホテルの中を散歩しました。
敷地内が広くって、何気なく出てきて、日傘を持ってないことを
少し後悔しました。
これから、西日が入る部屋は暑くなるんだよねー。
「そうそう、この時期でこうだから、真夏は絶対いやだわ」
でも、本土の都会よりましだよー。
大阪の熱のこもり方には悪意があるもんね。


ふと
コンビニでビールとピリ辛砂肝を買って
東の海岸のほうに出てみることにしました。
ああ、日陰で、さらさらの風が吹いて、気持ちがいい。
オフシーズンに入り、閉まったばかりのイタリアンレストランのテラスのテーブルとチェアに陣取って
すっかり落ちついてしまいました。
ふはぁーーーーっ。
ふはーふはーふはー、です。
くっきりとした光と影の
影の涼しさのさわやかなことを満喫した午後でした。


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Banner_02_2帰りたくなくなる頃なのです。。楽なんだもん。うう…




2010年10月31日 (日)

沖縄凸凹旅行*12「美ら花」で沖縄料理

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古宇利島から戻って昼寝をしたら元気が出ました。
緊張もとけ、気温が高いのにもすっかり慣れて
キャミソールワンピに軽くおるくらいが気持いい。
あるいは、半袖Tシャツに半パンツでちょうどいい。
気候がからだにとってもいい。
シャワーを浴びてすっきりして、ホテル内の売店に琉球グラスを買いに行きました。
すでに見ていていいなと思ったグラスがあったのです。
やっぱり、これがいいよね。
透明のグラスに模様がぐるり、模様の色違いをひとつずつ。
ちょっと赤ワイン。
ちょっと泡盛。
ちょっと何かを飲むのにちょうどいい感じのものです。
「あとひとまわり大きいともっとよかったけど、手になじむ感じはいいわよね」
うんうん。


よく晴れた一日の夕暮れです。
またしてもクラブラウンジで、シャンパーン。
非日常の空間に慣れてくる快感があります。
空間にも人にもようやく親しんでくる。
「近くにおすすめの沖縄料理屋さんとかありますか?」とMちゃんが聞いてくれます。
そうですねぇ、美ら花(ちゅらはな)はいかがでしょう。他にも数件ありますが、人気ですよ。
Mちゃんも未体験の「美ら花」そこにしよ、そこに行こう。
タクシーを呼んでもらって、さあ出発です。
ワンメーターで行ける距離です。
街道沿いで看板がライトアップしてある美ら花です。
すぐにわかりました。
観光客や地元の人でいっぱいです。
外で少しだけ待ったけど、それも気持ちがいい。
案内されたのはカウンターです。
たくさんの種類の泡盛から、わたしはまさひろブラックをロックで。
海ぶどう、ふーちゃんぷるー、ゴーヤちゃーはんなどを注文します。
おかわりの泡盛は、轟を。
もっと食べられるかなと思ったけど、おなかいっぱいです。
周囲をそっと見回すと、沖縄そばも、美ら花特性やきそばもとってもおいしそうでした。


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気分よく店を出て、潮まじりの、じめじめはしていない広い空気を吸い込み
呼んでもらったタクシーでホテルに戻りました。
どこもここも、深い呼吸ができるのがいいです。
バトラーにワインクーラーとシャンパングラスを持ってきてもらいました。




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Banner_02うーん、やはり、食べる量が少ない気がします…。



2010年10月29日 (金)

沖縄凸凹旅行*11 クラブラウンジでティータイム

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古宇利島ドライブから無事にホテルに戻ってきました。
エントランスで車をあずけ、にこやかに迎えられて
午後のラウンジに戻ります。
ちょうど、ティータイム。
コーヒー、紅茶、ジュースなどなどのドリンク
ケーキ2種、マカロン、チョコレートトリフ、スコーンに生クリーム
パンにジャム、チーズあれこれ
おいしそうなケーキなのに、最近どうもスィーツがいけない。
ちょっと食べるにも甘くないものがいい。
年齢のせいなのかなあ。
スコーンと生クリーム、フルーツ入りパンにジャムを少し
それとアイスオーレ。


もし、アフタヌーヌーンティーのプレートにあるような
小さなサンドイッチがあったなら、それをいちばんにとってただろうな。
好き嫌いはないのに、不思議、今は甘いものがいちばん苦手。
今は誘われたなら「行きます!」の焼き肉、しゃぶしゃぶ、ステーキが
20代のころはさっぱりダメだった。
そういう何かの波があるのかしら。


Mちゃん、慣れない車と道に疲れただろうな。
ぼんやーり、のんびーり。
光がまぶしいから、眠たくなります。
「大丈夫?あなた、少しお昼寝しなきゃねー」
うん、そうする。
夕方から夜の予定を簡単に打ち合わせして
さらさらベッドにもぐりこむのも気持ちいい。
あまりにまぶしいので
カーテンを少しひきました。




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Banner_02_3慣れてきましたきました〜〜〜〜!!



2010年10月27日 (水)

沖縄凸凹旅行*10 古宇利島ドライブ

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ザ・ブセナテラスからひきがえる色の車で北へ
美ら海水族館への分かれ道を右、名護市街地を抜けます。
ホテルからおよそ30分強といったところでしょう。
名護の屋我地(やがじ)から古宇利島へまっすぐ伸びた
古宇利大橋に到着です。
平成17年に1960メートルの橋がかかってから
地元の人々も観光客も足を伸ばすようになったそうで
それはもう心が清々する美しい海と空と緑の濃い島々を
視界いっぱいに満喫することができます。


橋を渡る前に駐車場があり、まずはそこで小休止。
ひよこのようなちびたな島の向こうに見えるのが
古宇利島です。
いいねー、気持ちがいいねー。
「うふふ。ね、エメラルドグリーン、いいでしょう〜〜?」
とてもいいお天気で、ラウンジのスタッフの女性からも
「きっときれいですよ。わぁ、いいですねぇ」とうらやましがられました。
いい、いい、いい。
なんかこう力が満ちてくるようです。


古宇利大橋は景色に気をとられていてあっという間に渡ってしまいました。
渡り切って、左へ。
島を一周してくださいな。
「はいはい。くすす」
ほぼ円形の島は周囲およそ8キロメートル
車で10分ほどで回ることができます。
濃い青の海がフロントガラス越しに飛び込んできました。


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すごーい、きれーい、うわーん。
「いいわね、あたしは運転してるから見えないもーん」
そうだね、くすす、きれいだよー。
ふと見えた看板が気になって、細い道に入ってもらいました。
「円筒状空洞地形」
古宇利島の北海岸の渡海浜(とけいはま)に発達している地形で
貴重な自然景観なのだそうです。


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エメラルドグリーンの向こうの深い青は東シナ海です。
車を降りて、白い砂を蹴って、岩だらけの海岸まで歩きます。
聞いたことのない大きな鳴き声の主は鳥なのかハ虫類なのかわからない。


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引き潮で、平べったい岩場の乾いたところを歩くことができます。
海水がたまったところには
ウニやなまこや小さな魚がキラキラ光った中に生きています。
ふたりとも日傘は差してるけど、日焼けしそうな陽射しです。


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穏やかであたたかい時間です。
うっかりすると日傘を飛ばされそうに風はあるのだけど
べたべたするような風じゃない。
若い女の子がふたり、同じように海のたまりの生き物を見て
写真を撮っていました。


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サトウキビ畑と紅芋畑を走り抜け、橋のたもとにある道の駅のような
休憩と物産とレストラン売店に寄りました。
パイナップルやマンゴーやドラゴンフルーツ
地元のサトウキビや紅芋
シークァーサーに島とうがらし。
そうそう、これこれ、島とうがらしが欲しかったのと200円をふたっつ購入。
コーレーグースーを作る予定。


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「あたしはノンアルコールビールでほんとにいいから、あなた飲んでね」
とのありがたいお言葉にさくっと従って
わたしはオリオンビールをぐぐぐくぃっと
乾いたのどに染みわたって、たまらんおいしい。
連れてきてくれてありがとう。
いいな、いいなぁ、こういうところで冬を越せるなら
ずいぶん楽なんだろうなぁ。
民宿や数組しか泊まれないような小さなホテルはあるようです。
ああ、来れてよかった。
「うふふ。ホテルに戻ったら、ちょうどラウンジのティータイム。今日は楽しみましょうねー」とMちゃん。
そうそう、昨日はごろごろしてる間に過ぎちゃってもったいなかったのよね。


緊張もすっかりとけて、この空気になじんできました。
あたたかくて、さらさらで、ゆるい。
この旅の最大ミッション「こうり島へゆく」は最高気分で果たし
Mちゃんがドライブ中歌ってくれたなつかしのドラマ「高校教師」の主題歌
フルコーラスがたまらんステキな思ひ出になったのです。




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Banner_02_2ぜひ、ぜひぜひのおすすめドライブコースです♩




2010年10月24日 (日)

沖縄凸凹旅行*9 ミッションにとりかかる

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予定通り11時半ころには薬を飲んで眠り、
朝は7時に起床しました。
よーしっ!
およ、隣にうなっているMちゃんがいます。
早寝に慣れてなくて、好きじゃない泡盛がすすまなくて
眠れなかったもよう。
大丈夫?
「うう…。大丈夫。行くわよっ」


旅行前の打ち合わせをしているときのことです。
「あなたをね、こうり島へ連れてってあげたいのよー。
ブセナから車でそんなに遠くないから、調子を見て、行きましょう!
観光客はそんなに多くないし、地元の人もおすすめのきれいなところなの」
うんうん、そこ、連れてって。
この旅行のメインは、沖縄で飲んだくれましょう。
そして、最大ミッションは「こうり島へ行く」でありました。


こうり島とひらがなで言うからに、
Mちゃんは相当こうり島が気に入っています。
それなら、そこにぜひぜひ行きたい。
そこは、古宇利島。
名護からさらに北へ。
ブセナテラスからは車で3〜40分というところ、らしい。
楽しみ。


前日同様、階下の「ラ・ティーダ」へ。
すでにブッフェはにぎわっています。
若い人が多い、おかわりのお皿が重ねられていたりして
みな旺盛な食欲です。
小さな子ども連れの夫婦も目立ちます。
朝は洋食が好きなわたしも食べ−る。
あら、Mちゃんはいまいちのようです。
「あたし、もう飽きたみたい。パン、きらいだもん」
鳥がついばむようにパンをつつき、パイナップルにヨーグルト
ブッフェなので少しのびたパスタなどをがんばって食べてます。
くすす。
わたしはいつものように、コーヒーを何度もおかわりして、ミルクも入れて
たっぷり。
スクランブルエッグに、ソーセージに、カリカリベーコンに
あれこれ少しずつ味見して
サラダもフルーツもたっぷり。
うーん、食べた。
旅行中はこれが好き。


食後、ホテルのプライベートビーチに出てみました。
穏やかな波の白い砂の広いビーチです。
Mちゃん、すたすたと海に足を浸しにいきます。
うしろから、わたしも波間に少しだけ
水が怖くて、気持ちがよくて、波に巻かれてふらふらする。
うーん、すごくいい感じ。
素足が海水と砂におどおどしています。
でも、いい。
この小さな波は世界の海につながってるんだもん。


同じように波間に遊ぶ人たちがぽつぽついて
静かにそれぞれが楽しんでいて
大きくても小さくても
打ち寄せる波にしばし向かわずにはいられない。
振り向くと、紫の花。
重ための砂を蹴って歩きながらホテルのプールサイドの
砂を流すシャワーで足を洗いました。




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Banner_02_3浜辺って、いいですよね、とってもいい。



2010年10月22日 (金)

沖縄凸凹旅行*8 ふたりでケンミンしょー

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とにかく、炭水化物をしっかり食べましょうということで
ルームサービスのメニューから
Mちゃんはミートソースのパスタ、わたしははじめてタコライス
それとシーザーサラダ。
前夜の残りのイタリア赤ワインがちょうど一杯ずつ。
それから、泡盛は「暖流」。
すっきり飲みやすい暖流です。
わたしはもっとひりひりしててもいいかな。
「あたしは、やっぱり好きじゃない。芋焼酎がいいもん」
うん、知ってる、くすす。


女同士の会話というのは、ほんとに飛び飛びなんです。
どこへ飛ぶかなんてわからない。
たまたま、木曜夜9時読売テレビ(大阪では、です)の
「ひみつのケンミンショー」の話になりました。
県民性の違いに焦点をあてた楽しい番組です。
「ねえねえ、あなたのところはおにぎりはどんな?」
ん?実家で食べてたおにぎりのこと?
わたしは、三角おにぎりに焼き海苔をたっぷり巻くのが好きだったけど。
俵型に味付け海苔を帯のように巻くっていうのもあったよ。
でも、三角焼き海苔が断然好き。
「でしょう?あたしも三角おにぎりに焼き海苔なのよ。
でもね、それね、鈴鹿山脈の東は三角焼き海苔だけど
西は俵に味付け海苔らしいのよー、知ってた?」
ううん、知らんかった。
ほら、わたしは、福岡の久留米生まれだけど、その後、浜松
名古屋、埼玉と父の転勤生活が続いて、あちこちの文化が家庭の習慣に
入り込んでるのよね。
だからだと思う、両方あるもん。
Mちゃんは鈴鹿山脈の東のお子です。


そう。
物心ついてから東日本で育ったわたしは、小学校3年生の終わりに
西日本の九州福岡に戻ったとき、帰国子女のような気持ちを味わったのです。
全然違う、ものすごく違う、言葉も食べるものも習慣も、違う〜〜。
お正月のお餅も角餅から丸餅へ。
お味噌も醤油も、魚も野菜も、同じものは売ってない。
カレーのお肉は豚肉なのか牛肉なのか
スタンダードがさっぱりわからなくなりました。
ちなみに東ではカレーのお肉はポークです。
西はたぶん、ぎう。


そうだったか。
おにぎりが三角焼き海苔が好きなのは、埼玉生活のせいだったか。
京都のお義母さんのおにぎりは俵型、
大阪の親戚の叔母ちゃんのおにぎりも俵型、
八尾に住んでたときの近所のおばちゃんのおにぎりも俵型だった。
わたしの頭の中では、味付け海苔より焼き海苔のほうが上等で
握ってもらって海苔に文句言っちゃいけないと思ってたので
その俵型おにぎりの海苔がどうだったかははっきり覚えていないのだけど
俵の場合、帯のようにくるりと巻くだけで、包むという感じじゃあない。


コンビニで売ってる三角の焼き海苔おにぎりがわたしのスタンダードおにぎりなのであまり疑問に思ったことがなかったけど
最近、大阪のコンビニでは、三角だけど味付け海苔という、わたしとしては
許しがたいおにぎりが場所をしめつつあります。
なぜだっ!?と変に思ってたけど
俵型に味付け海苔派が多いならば要求があってしかり、です。
うーむ、地域性って、おもしろいよね。


「あたし、今はパンは好きじゃないけど、ちびたの頃は好きだったのね。
小倉&マーガリンがあるじゃない?」
へ?
お、おぐらまーがりんって、なに?
「何って、バナナクリームパンみたいなパンの中に
小倉アンとマーガリンがたっぷり塗ってあるんじゃないのー。どこにでも売ってるわよ」
知らない、知らないよー。
「何言ってるの。そこらへん、どこでもあるわよ。ふん」
わたしが買い物に行かないから忘れてるんだと言わんばかりのMちゃんです。
おぐらまーがりんなんて、知らんもんね。
福岡にはないし、大阪にもないもん。
きっと鈴鹿山脈の東の局所的パンだと思ふな。


狭くて広い日本列島です。
埼玉育ちのわたしは三角焼き海苔おにぎりをリクエストしてたけど
福岡育ちの六つ下の小妹はわかんないな…違うかも…と思いつつ
体育の先生の「起立ーっ!」の声がかかると
やぁーーっと立ち上がるわたしは福岡県民です。




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あの番組は出身地が違う人と見るのが楽しい、でしょー。(*´艸`)クス




2010年10月21日 (木)

沖縄凸凹旅行*7 二日目の夜は少しだけきっぱりと

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「あたしたち、このままぢゃダメだわっ」とMちゃん。
ぐったりベッドでごろごろと過ごしてのすでに夕方近くです。
「わかったわ、あたし」
うん?
「ふたりとも好きな泡ものを飲むからキリがないのよ」
ああ…そうかも。
「もー、ダメよ。今夜は泡盛にしましょう。あたし、泡盛なら好きじゃないし
炭酸で割れば水分も多めにとるし、あなた好きだからいいわよね、泡盛」
うん、好き好き。
「よし、着替えて、買い物に行って、それからラウンジでシャンパン。
あ、今夜のごはんはどうする?」
そうだねー、もう、あれあれ、ルームサービスでゆっくり。
「ええ。明日はちゃんと行動するわよっ」
Mちゃんの決意表明です。
くすす。


ちゃちゃちゃーっとシャワーを浴び、あれこれ持ってきたリゾートワンピースに着替えて部屋を出ると、じりじり射し込んでいた陽射しもやわらいで、気持ちのいい風が吹いています。
ノースリーブのワンピースで涼しく、ちょうどいい。
最高に楽な気候です。
大きなホテルで敷地も広い。
ゲート近くにあるコンビニまで軽い散歩気分。
水や炭酸水を買って、ホテルに戻り中の売店で琉球グラスややちむんやシーサーなどを眺めてから、たくさんの種類の中から泡盛を選びます。
そうしてるうちに、夕暮れです。
ちょうど目の前のプールサイドではサックスの生演奏。
サンセットは水平線あたりに雲がかかってちょっと残念だけど
ゆるゆるとした時間が流れて、雰囲気ばつぐんです。
呼吸が深くなり、すぅっとして、すっかり元気。


クラブラウンジの窓近くのテーブル席に座り
日没後の青くなりゆく海を眺めながら
あっさり二日酔いしたことを忘れて
「うふふ。乾杯」
キリリと冷えたルイロデールは今夜もおいしい。
オードブルをつまみながら、ああ、わたし、けっこう元気だわとうれしい。
あまりの緊張に全身に軽い筋肉痛があるけど、おなかもすいてきた。
「きゅうたろうに頼んじゃおう」
ステキ男子のスタッフさん、きゅうたろうがシャンパンをそそぎにきてくれたときにルームサービスをお願いして、
すっかり海が暗闇に沈み、ロウソクの灯りがくっきり明るくラウンジに浮かびあがるのをおしゃべりしながら楽しんだのでした。




Banner_02反省したけど、飲みました。(*´艸`)クス




2010年10月19日 (火)

沖縄凸凹旅行*6 たぶん、きっとの、二日酔い

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目が覚めたのは午前9時半くらいです。
4時くらいまで飲んでしゃべっていたので
あまり眠っていない、ということになります。
わたしにとっては、睡眠不足の寝坊。
夜型のMちゃんにしてみると、早起きで睡眠不足。
いったい何をしゃべってたのでしょう。
湿度の高い沖縄の暑さでMちゃんのじんましんが出た。
掻いちゃダメだよ、薬を飲みなよ「はーい」
それは覚えてるんだけどな。


「10時半からブランチだよ、それ行く?」
うん、食べる、ちゃんと食べたい。
朝食券はブランチに使うこともできます。
テラスの窓のカーテンを開けると、薄曇り
波が打つ音が高い。
天気予報では雨だったから、これから降るのかも。
ふたりともぼぉっとしたまま、階下のレストラン「ラ・ティーダ」に行きます。
ちょうど、朝のブッフェが終わったところです。
テラス席からはすぐ海やプールが見渡せる開放的なレストランで
鳥が降り立ったりもするくらい外とつながっています。


旅先ではこのくらいペロリ、Mちゃんの残した分も食べてしまえるんだけどな。
なんとなく調子が出なくて、Mちゃんも鳥がついばむくらいしか
パンを食べなかったりして
「部屋に戻ろうかー」
うん。
少々めまいがして、頭から汗が出てきます。
おかしいな、風がさわやかで気持ちがいいのに。
ねぇMちゃん、わたし寝るね、と言って薬を飲んでから
ベッドにもぐりこみました。
ふつうといえばふつう。
いつものことといえば、いつものことなのです。
でも、なかなかぐっすり眠れない。
さっきはおなかをこわしてた。


出発の日、我が家の洗面所でお化粧をしていたときのことです。
妙なこと、暑いわけでもないのに、額から頭の中から汗が吹き出してくる。
「あら、どうしたの?珍しいわね、あなたが汗のつぶだなんて。
ああー、それ、更年期だわよーっ」
え、これ、うわさのホットフラッシュ?
そうかぁ、とうとうきたかぁ。
なるほどー、変だもんね、こんな汗のかきかたしないもんね。
そんなこともあって、暑くて汗がこもって苦しいのは
更年期のせいだと思いました。
眠れない。
おかしい。
暑いし、午後に昼寝ができないだなんて、
よっぽど緊張が続いてるんだろうか。
はぁ、更年期って苦しいものなのね。


しょうがないので起き上がると、Mちゃんも同様の面持ちです。
あら、大丈夫?
「うん。しんどいのよ…。寝苦しいし」
あらあらあら、ふたりでもってどうしたことでしょう。
ベッドでごろごろしながら話してるうちに気づきました。
わたしたちは、軽い熱中症よ。
だって、この部屋暑いもの!
本土では考えられないような陽射しがまっすぐに射し込んでいるのです。
サンセットが美しいだろう西日です。
わたしもだけど、Mちゃんも?のおなかピーです。
脱水気味なのよー、水分が足りないのよー。
そしてもしや「うどんっ」ではないかしらん。
しゃべって、移動して、しゃべってしゃべってとしているわりに
食べてないもん。
あれだわ、低血糖気味でもあるのよー。


わたしはともかく、見た目はとっても元気なMちゃん
意外にも虚弱なところがいっぱいなのです。




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Banner_02学習しないわたしたち、あほかもしれません。



2010年10月17日 (日)

沖縄凸凹旅行*5 初日の夜はゆうるりふけて

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部屋にはすでにトランクが届いていて
ターンダウンのチョコレートが置かれていました。
もう夜なんだよね、と言いながらカーテンを開けると
広がる穏やかな暗闇が海。
小さいけれど気持ちのよいベランダです。
「ねえ、とにかくラウンジ行かない?」
うん、そうしよそうしよー!


7時がとうに回っています。
クラブラウンジはカクテルサービスの時間です。
照明を落としたクラブラウンジは大人の空間。
簡単な前菜と飲み物を自由に楽しむことができます。
「何をお持ちいたしましょうか?」とスタッフの男性。
シャンパンをおねがいします、ええ、ふたつ。
ここのクラブラウンジは、赤白ワインやオリオンビールだけでなく
シャンパンがあるのがステキです。
「休暇に乾杯。ルイロデレールよ」
うん、おいしいねー。
「ほんと、最高だねー」


ちょっとした前菜もあっさりしたものばかりで合格。
チョコレートやマカロンなどのスイーツもあります。
ここで一息ついてから、わたしたちは部屋でお寿司を食べたい。
Mちゃんの重たい重たいトランクに何が入っていたかといえば
泡ものです。
泡ものとは、そう、もちろん、スパークリングワインのこと。
Mちゃんは「赤ワインも欲しくなるかもよ」と
おいしいのを1本、入れてきてくれました。
うーん、さすがだわ。
「あったりまえじゃない。飲んじゃうわよ。くすす」


ザ・ブセナテラスは24時間バトラーサービスあり。
電話で「氷を持ってきてくださいな」と頼むことができる。
「グラスも欲しいんです」ももちろんできる。
真夜中に「おにぎりセット、ください」もしなかったけどありです、たぶん。


ラウンジで、シャンパンクーラーに氷をたっぷり
シャンパングラスをふたっつお願いしました。
「少し、お時間をいただいてもいいでしょうか。
本日少々混んでおりまして、申し訳ありません」
にこやかに対応してくれたのは、ラウンジの男性のスタッフさんです。
小柄で特にイケメンというわけじゃないけど、
穏やかで必要にしてじゅうぶんな応対です。
笑顔もすごくいい。
「あのひと、いいよね。ね、きゅうたろうって感じじゃないっ?」
うん、いい、いい、え?
…きゅうたろう。
ああ、Mちゃん、気に入ったのね、ひらがな呼び。
彼はきゅうたろうになっちゃいました。
きゅうたろうは、わたしたちの飲み干したグラスに
カクテルタイムがそろそろ終わりということもあって
たーっぷりぷりぷりシャンパンのおかわりをにこやかにそそいでくれました。
めちゃくちゃいい人です、きゅーたろー。


部屋に戻ったわたしたちは、クラッシュアイスと水がたっぷり入ったシャンパンクーラーと、グラスが届くのを待って、
泡ものを冷やし、那覇空港のほんとにおいしいお寿司をつまみつつ
深夜まで飲みながら食べながらしゃべったのでありました。




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Banner_02_2飲んべえ同士なんです…ええ。。




2010年10月15日 (金)

沖縄凸凹旅行*4 ザ・ブセナテラス クラブフロアへチェックイン

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到着すぐから気持ちがよかったのは
開放的なエントランスからロビーに抜ける風のせいだけではなく
背筋が伸びてさわやかな笑顔のスタッフの人たちにホッとさせられたからでもあります。
ひきがえる色の車のドアを開けてくれた人
トランクをおろしてくれた人
いらっしゃいませと迎えてくれた人
クラブラウンジまで案内してくれる人
みな姿勢がよく自然な笑顔でなごませてくれるのです。
ホテルだから当たり前でしょうというのは残念ながらそうでもない。
ホスピタリティというのは、徹底するのはとても難しいらしい。
最近、なんとなくわかってきました。


「やっぱり、明るい海が見える時間に到着しなくちゃもったいないなー、
失敗したなー」
そんなことないよ、こうやって来ただけですごいもん、
いいね、気持ちいいね。
「でしょう?ここはね、風が抜けるしね、いいのよぉ」
ええ、そうなんです、以前もいらしていただいてるのですね、
ありがとうございます。
Mちゃんは再訪なのです。
イケメンのスタッフさんが、ロビーからクラブラウンジに続く長い廊下を
さわやかに案内してくれます。


ハイシーズンが過ぎた10月です。
今回わたしたち、ちょっと贅沢にクラブフロアに泊まることにしました。
*クラブラウンジでのゆったりチェックイン&アウト
*コンチネンタルブレイクファースト
*ティータイムのドリンク&スィーツ
*カクテルタイムのドリンク&前菜
などのサービスが受けられます。
とにかくのんびり過ごそうね
そういうプランです。


クラブラウンジのドアを開けると
白を基調とした吹き抜けのあるシンプルな空間です
海に向かう西とガーデン側の東の窓は開け放してあり、風が通っています。
すすめられたソファに座って待ち、チェックイン。
手続きはぜーんぶMちゃんにやってもらいました。
わたしは、おしぼりで手をふき、ウエルカムドリンクの
炭酸のきいたグァバジュースをいただきます。
ジュースはとても苦手なのに、おいしい。
はぁ、来たなあ。
周囲が見えるようでまだ見えない、緊張は続いてる。
でも、ホッとする。
あ、この人も笑顔がステキ。
対応してくれたスタッフの女性です。
知的で姿勢のよい人です。
マニュアル通りという感じがまったく伝わらないのがいい。


背筋を伸ばして、笑顔でいること。
これはわたしの日常のテーマでもあります。
家の自室や洗面所やトイレにある鏡に映るわたし
いつもまっすぐ穏やかな顔で、と心がけています。
なんでもそこから始めたい。
具合が悪くてもそうしていたい。
人目がなくてもそうしていたい。
まだ意識してがんばらないとできないことだから
仕事であっても、実践している人に会うとハッとするし
とても嬉しくなるのです。。


ああ、いいなあ。
吹き抜けの階段を上がり、右へ。
扉を開けて外に面した廊下を少し歩いた右のドア。
これから4泊する部屋に案内してもらいました。




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Banner_02なんだかすでにすっかりいい気分ですー。



2010年10月14日 (木)

沖縄凸凹旅行*3 那覇空港でお寿司を買って

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「あのね、空港においしいお寿司屋さんがあるのよ、そこで握ってもらって
初日のばんごはんにしない?部屋でゆっくりできるし」
ん?沖縄で、お寿司?
「意外でしょ。それがね、とってもおいしいのよ!」
Mちゃんが言うならそうなんだろうなって思ったし
不思議でおもしろい那覇空港でお寿司。
バゲージクレームでトランクをピックアップしてから
レストラン街へ上がっていきます。
広いガラス窓から、海が光っているのが見え
ぼちぼち日が傾いているのもわかる。


ごくふつう、4階のレストラン街にある「風月」です。
注文して待っているあいだ、カウンターの中の板前さんの様子をうかがってたところ、確かに、どうしてこんなところに…と思わせる顔つきの板さんが4人
強面、クセ面でずらり、ネタにシャリにこだわりありそうな面々が仕事をしています。
楽しくなって、お茶をすすりつつしばらく待って
向かったのはジャパンレンタカーです。
那覇市内の明治橋の西まで、バスで送ってもらいます。
そこで、ピカピカのひきがえる黄緑色の車を借って
名護までMちゃんに運転おねがいしますなのです。


わたしは、自動車免許は持ってるけど運転はできないし
ましてやレンタカーを運転する感じというのはわからない。
でも、気楽なものじゃないだろうなというのは想像できる。
那覇市内から、沖縄本島を一気に名護まで北上する有料道路に入ります。
だんだん、日が暮れてきました。
この時刻、運転しずらいんぢゃ、と思うわけです。
わたしの気分はとてもいいの、空は広いし、星がちらほら瞬き出す。
でもねぇ、運転は違うよね。


Mちゃんは、わたしにそんな雰囲気は伝えないようにしていたけど
暗い、道が暗いよぉ。
道路を照らし出してくれる灯りが極端に少ないのです。
晴れたたのが救いです。
これで雨ならさっぱりわからないに違いない。
うわぁ、なんか怖いよねぇ。
「う、うん…。前に車が走ってないと
どんなカーブなのかもわからないのよ…」


都会の高速道路はこうこうと照明で浮かび上がってるけど違うんだね。
有料道路のおしまい、許田のITを降りるとホッとしました。
58号線をホテルに向かいます。
名護の沖縄サミットが開催された万国津梁館のすぐ手前が
ザ・ブセナテラスです。
ああ、運転お疲れさま、ありがとう。
車を降りると、すぐホテルマンがやってきて、そのまま車をあずかって
荷物をおろしてくれました。
開放的で広いエントランスは、観光や行楽で楽しんだりチェックインしている人たちでにぎわっていて
日没後のさみしさより、滞在の期待感をあおる雰囲気で
胸がいっぱいにふくらんだのでした。




Banner_02気温がね、高くて気持ちがいいのです。




2010年10月10日 (日)

沖縄凸凹旅行*2 秋の雨の関空から

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もう何年も前から、一緒にどこかへ旅行しようよって言い合ってきたのです。
「ねぇ、ほんとにさ、沖縄行かない?」
うん、そうしよう、行こう!
わたしはぜひとも沖縄で明るい陽射しを浴びて体調アップをしたい。
Mちゃんは沖縄がすごく好きなわけじゃないけど
「あたし、ブセナに泊まりたいのよー、とってもすてきなホテルなの。
あなたを連れてってあげたいわー」
うんうん、行きたい、連れてっておくんなましー。
沖縄本島北部名護市にあるホテル、ザ・ブセナテラス。
一度泊まってみたかった。
「わかった。あたしが手配するからまかせて」
お願いします、ありがとう!


鈴鹿山脈より東の生まれの育ちの学生時代からの友だちMちゃんは、
出発の10月3日の前日の夕刻、晩ごはんを買い出しして
重たい重たいトランクをごろごろ引き、やってきてくれました。
我が家で1泊して、一緒に関空から那覇へ飛ぶ。
外出やあれこれがとても苦手なわたしのサポートを
いつも黙って引き受けてやってくれる。
彼女と一緒だからという緊張はないのです。
むしろ、すごく安心なのに
わたしは、いつものようにたまらなくもきもきしていました。
もきもきが始まった上に楽しみで興奮までしていました。


それはわたしだけじゃなかった。
Mちゃんもそうだったみたい。
明日から旅行よーんという夜
ふたりでスパークリングワインを3本と
おっちゃんが帰宅後は赤ワインまで飲んで
大トラ状態で就寝。
翌朝、二日酔いな感じはしなかったのだけど
胸は苦しいし、楽しみではあるし、食べ物はのどを通らないし
いちじくぬぎの世話はしっかりしていかなくちゃだし
雨が降っています。
トランクが大きいので、タクシーでJR天王寺まで
特急「はるか」で関空へ、チェックインして荷物を預けて
なんだかもうなんにも覚えていないんです。


飛行機が苦手なMちゃんです。
わたしは飛行機だけは平気。
離陸着陸の安全の神様に祈ってるMちゃんをからかって
少し余裕を見せていると
なんだかMちゃん、おかしいよ!
どうしたん?
「頭のこのへんと首がぴりぴりして…」とおさえる手の指がぷるぷる小刻みに震えてます。
も、もしや、これは、「うどんっ」では!?
「うどんっ」とは
低血糖状態におちいって気分が悪く、からだに力が入らず、
そのうちたぶんキケンという感じになっちゃうこと。
2003年に一緒にサンフランシスコに行ったときにも
Mちゃんが陥った「うどんっ」
そういえば、しゃべり続けてはしゃいでるわりに食べてないよね。
まずい…。
バッグにあった飴ちゃんはノーカロリーキャンディで意味なし。
スープを頼んだけど、スープでは効果なし。
CAさんに、低血糖なのでお砂糖をくださいとお願いすると
沖縄の黒糖とふつうのキャンディを持ってきてくれました。
黒糖をふたつかじっても、キャンディも効果出ない。
CAさん、ジュースください。
「えーん。ちゅんちゅんさんのお世話するのはあたしなのに、逆だよぉ」とMちゃん。
そんなことはどーでもよろしい。


ほんとにまずいんぢゃ…と心配になったけれど
ふだんなら絶対飲まない甘いジュース2杯目もを、くーーーっと飲み干すと
さすがに、ようやく震えがとまり、元気が戻って、はぁ、よかった。
そんな間も、笑ったりしゃべったりして
降りしきる雨で夕方のようだった関空から
白いもくもく雲が光って海に映る那覇空港へ
無事に到着したのでした。




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Banner_02_2平常心でいられたら…と毎回思うのですが…
もきもき症が重たいです。。(*´艸`)クス





2010年10月 9日 (土)

沖縄凸凹旅行*1 いちじくぬぎの感想

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お日さまにあてたお布団はめっちゃきもちええなー。
こんなんいつもやったらええのに。





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ふん…
だからちびはちびなのにゃ…
この不吉な事態の意味をまったくわかっていないのにゃ…
だれかがお泊まりしてなにかが起こるのにゃ…





うん、ほんま、いちじくちゃんのゆうとおりやった
よう遊びにきてくれはるちゅんちゅんのお友だちがいてはって
ちびちゃいけど元気なひとでな
ベランダでしゃがんでけむりを「ふぅーーっ」とはくのがおもしろうて
ボクはようついてって、一緒におったりして仲ようしてたのに。
「くぬーくぬー」ってかわいがってくれはるのに。



ワタシはぴーんときてたのにゃ
ごろごろトランクにお洋服入れてたし
はじめてぢゃにゃいもん



ちゅんちゅんまで、どっかいてまうとは
思わへんかったんや、ボク…
長いこと帰ってきいひんし、おっちゃんだけやったらさみしかったわ
ねー、いちじくちゃん



ちびも
もうちょっと学習したほうがいいと思うにゃー



あかんで、あのけむりのひと…
要注意じんぶつやでっ



ワタシにはちびのほうが日々要注意なのにゃけど
ちゅんちゅんが帰ってくるのを待ってるあいだに、
結膜炎になってしまったにゃー。





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たまだからがまんするのにゃ…
がまんって、どないすんの?
薬ぬってもらったからすぐに治ったにゃー




2010年9月10日 (金)

済州島*15 チェジュから関空の夜に向かって

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*どこから見ても志賀島と博多湾!
奥に広がるのは米どころ佐賀平野*



二泊三日でも、旅はいい。
気分がすっかりリフレッシュして
元気が出る。
しょぼしょぼと眠ってた細胞が起きて、ぷぅとふくらむ感じ。
好奇心が刺激されて新芽が吹く。
楽しかった。
ゆっくりチェックアウトが午後の2時
ロビー横のカフェで海を眺めながらまたビールを飲んだりしてるうちに
空港までの送迎の車がくる3時まですぐです。
帰りは、新羅ホテル、ロッテホテルの日本人観光客をピックアップしながら
バスでのドライブでした。
快適快適。


どこにも出かけなかったし、ホテルに小さな小物ショップはあったけれど
買いたいものはなく、空港でおみやげを見つけようと思っていました。
しかし
チェックインをしてしまうと、ちびたロッテ免税店とちびた売店があるのみ。
そ、そうだったか…。
済州市には大きな免税店も市場もスーパーも食べ物屋さんもよりどりみどり。
ゲートの近くはこんなものかも…。
韓国コスメはブランドの多さに、どこがいいのか調べてこなかったことを後悔
キムチはそんなにおいしそうに見えないし
ふつうのブランド品のあれこれは、売れ残りっぽいなあ。
この積み上げられた炊飯器の箱は中国人御用達だね。
一通り見て回り、話していてとても感じがよかったお姉さんのおすすめの美白シートパックを買うとおまけを、こんなに?というほどつけてくれました。
そのおまけのあたりまえのような量の多さは、何か違う習慣の気配が漂ってわくわく。
次に韓国に来るときは、お買い物も楽しめるようなプランにしようと決めて
午後6時25分発、関空経由グアム便に乗り込みました。
そろそろ陽が傾きかけて海と空の境界がオレンジにきらきらしてとけそうです。


離陸するとすぐに朝鮮半島が見えます。
長崎の五島列島の上空から、福岡を抜け
関門大橋を見つけました。
往路と同じような高度のフライトです。
ディナーにあたる機内食は、よもぎパンのサンドイッチと巻き寿司いなり寿司にオレンジジュース
すごく合わないけど、それはもういいの。
わたしは外を見ていたい。
瀬戸内海の上を飛びつつ、日本海が見える。
だから、あそこは島根、鳥取。
すごい、こんなのははじめてです。
山口から広島、島々に渡った橋を確認しながら
岡山、瀬戸大橋、香川、小豆島から淡路島
明石大橋に近づくと高度が下がってきました。
打ち上げ花火があちこちで上げられています。
夕方、東に向かう便に乗ると夜に突っ込んでいくのがおもしろい。


到着した関空は、珍しく入国審査に行列ができています。
外国人がいっぱい。
アジア人がいっぱいです。
報道のとおりだね、増えてるね、観光客。


暑い。
ものすごく暑い。
たった二泊三日ふつうの夏を過ごしただけで
夜の関空駅のたまらない蒸し暑さにあてられて
急に、日本の、大阪の、現実に引き戻されたのでした。




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Banner_02済州島旅行の連載、読んでくださってありがとうございます。
また行きます。





2010年9月 8日 (水)

済州島*14 プールサイドらぶ

11


いつも南の国へ行きたがるわたしだけど
海に入るわけでも、プールで泳ぐわけでもなく
部屋から海を見ながら、ベッドで昼寝が最高と過ごしてきました。
夏は元気だけれど、強い日光には負けてしまうから
無理はしないほうがいい。
調子に乗りがちだから、自重しなくては、ね。


だけど今回、ハイアットリージェンシーチェジュのプールサイドでは
思いのほかのんびり過ごせて、ほんとうに気持ちがよかった。
いい風が吹いて、居心地がいい。
パラソルで日陰を作ってもらって、ぼんやりする。
本のページをめくる。
どこというわけでなく、空や海や木々を眺める。
いいなあ。


わたしのように、水着ではなくそうやって過ごしてる人もけっこういます。
韓国の白髪のご夫人が、チェアの上で背筋をのばしてあぐらをかき
なかなか美しい姿です。
とてもスタイルのよい10代なかばのふたごの女の子の長い足と上を向いたヒップに、ついつい見とれてしまいます。
いいなあ。


プールの中にバーがあり、カクテルを作ってもらいました。
午前中から、ピナコラーダ、冷たくって、おいしい。
おつまみにピーナツがついてきました。
ピーナツまでキムチ味です。
ちょっこし合いません。
くすす。


楽しんだところで、わたしは部屋に戻り
シャワーを浴びたり、荷造りをしたり、バルコニーでぼんやりしたり
二泊三日のわりにとてもゆっくりしたんじゃないかな。
うん、午後2時のチェックアウトにしたのはよい選択でした。
12時過ぎころ、おっちゃんは、プールからサウナに移動し
「海が見えて、なかなかええお風呂やねん。昨日も行ったらよかったわー」
とさっぱりした満足の顔でした。




Banner_02いまさらだけど、プールサイドって気持ちいいです。




2010年9月 7日 (火)

済州島*13 二日目の夜もふけて

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ワインを飲んで、ビールも飲んで
すでに廃人化しているおっちゃんは、くかーーーっと眠ってしまいました。
わたしは、ゆっくりシャワーを浴び、髪を洗い
ボディローションを持って、バルコニーに出ました。
さらさらとした風がここちよく吹いて
髪を乾かすのが気持ちがいい。


済州市から南へ一本道の突き当たりにある
ハイアットリージェンシーチェジュのエントランスのところは
ロータリーになっています。
夜10時はとうに過ぎているのに、タクシーやバスが
到着したり、くるりと回って走っていきます。
人ものんびり歩いてるし、何をしてるんだろうな。
カジノで楽しむ人かしら。
胡弓の音が風に乗って聞こえてきます。
ああ、そうか。
ロータリーを出てすぐ左、緑の中に
韓国居酒屋があって、深夜まで営業してるということだった。
ガーデンバーベキューもだけど、あのお店にも行ってみたかったな。


ずいぶんとのんびりバルコニーで涼みました。
理想的な夏の夜
薬を飲んで、さらさらシーツのベッドにもぐりこみ
本を開くともう間もなく、眠たくなってしまったのでした。


帰国する日の朝は、晴れ。
7時前には起床しました。
うーんと伸びをして、さあ、朝ごはんにゆこう。
ラウンジじゃなく、1階のレストランにゆきました。
韓国人の人たちですでににぎわっています。
おっちゃんは、おかゆとおかず。
わたしは、やはり、パンとコーヒー。
見回すと、パンじゃなくて、おかゆやごはんで朝ごはんの人が多い。
椅子の上であぐらをかいてる女性がいます。
大家族、3世代できている人たちも多い。
年老いた人はどうどうとしてる。
儒教の国のひとだものね。


朝の海はおだやかです。
チェックアウトは午後2時のプランだから
まだゆっくり過ごせるのがいいよね。
とりあえず、部屋に戻りました。




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涼しくなる夏の夜って最高です。




2010年9月 4日 (土)

済州島*12 ハングル×ハングル

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ざざざ、ざっぶーーーん
打ちつける波を前に、こりゃぁ…まちがいなく…
ええ、まちがいなく
福岡と壱岐、対馬と済州島と朝鮮半島と大陸
そのあたり一帯は、ものすごく親しかったはず。
志賀島で玄界灘に望んだ若きちゅんたろーも思った。
この先に壱岐、そして対馬、すぐに半島。。
距離感が楽々想像できるわけです。
ちびたちゅんたろーにとっては、関東以北、東北北海道のほうが遠く外国のようだった。
たぶん
遠い遠い昔、今の国境線なんてなんの意味もなかったころ
博多も対馬も済州島も、方言くらいの差しかないような言語で
コミュニケーションしていたのじゃなかろうか。
陸より海のほうが何を運ぶにも便利だったはず。
歩くより船のほうが交易には効率いいもんね。
博多から、例えば大阪に出るよりも朝鮮半島のほうがご近所だったはずなのです。


ハイアットリージェンシーチェジュに日本人と思われる宿泊客はほぼいませんでした。
聞こえてくるのはあんにょんはせよーの韓国語ばかり。
アメリカ人がいれば英語が話されてるけど
海外に旅行して、ここまで日本人がいないのははじめてです。
ラウンジのカウンターでサインをしているおっちゃんの横でちらりと見たなら
ほとんどがハングルで、いくつかアルファベットのサインがあるのみ。
漢字はありませんでした。
韓国の人は、日常的に漢字を使うことはなさそう。
名前も、店の看板も、メニューも、なにもかも、ハングル。
ハングルかあ。


ちびたちゅんたろーが朝鮮半島を身近に感じても
韓流ブームが巻き起こっても
冬のソナタにすっかり夢中になっても
SMAPの草彅くんが韓国にハマっちゃっても
一度たりとも向き合う気にならなかったハングルです。
しかし、ここにはハングルしかない。
まじまじ見つめてみました。
かわいい文字です。
丸と縦横ラインでできています。
ふーん。
こ、これは、どうやら、表音文字!
…と当たり前のことに自分で気づきました。
そして、周囲の会話を耳にしつつ、単語の並びは日本語と同じなのでは、
とも思いました。
つまり、似てるんじゃないのかしら、ということです。


ちゅんたろーの大雑把な仮説ちうの仮説では
韓国語の破裂音は、博多弁の破裂音につうじておる!
博多弁って、はねたり、のばしたり、フレーズになっていたり
一般標準語とは発音がかなり違って文字にしにくいところがあるんです。
むむむ、これは、きっと、わかる、っちゃないかいな。


この似たもの隣組文化圏からして、わたしは韓国語を理解する近い人のはず。
そう考えて、帰ってから「一週間でハングルを読めて書けて話せる!」という
ドリルブックを購入しました。
ええ、もちろん、数週間たちますが、やっぱり表音文字だったぁ〜ということがわかったのみ。
学習は遅々としてすすみません。
ただ
中国から伝わった漢字が元になってるわけです。
ベトナムに行ったときも、単語が似ててあれ?と思ったのです。
やはり同じ中国に影響受けた文化圏なのです。


現在の国境にしばられると理解できない長い長い歴史があり
ふつうの人々の生活に密着した交易の歴史があり
文化の絶え間ない交流がある。


急速に平坦になりつつ世界のなかで
もう一度自国を見つめ直すためにも
近隣諸国を知ろうとする必要性を
あらためて感じてるちゅんたろーなのです。




Banner_02_2いろいろ書いてる間に、ドリルブックをやっちゃいなさいな…。へぇ。。




2010年9月 2日 (木)

済州島*11 中文海水浴場の夕べ

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ハイアットリージェンシーチェジュの海に面した庭の
東端に石段があります。
狭いその階段を降りてゆくとじきに砂浜に出る。
ゆるやかなカーブを描いてしばらく歩いてゆくと海の家のような簡単な出店があったり
ビーチチェアやビーチバレーのコートなどが設置してあります。
中文海水浴場です。
ホテルから見下ろしていても、波が高い。
勢いのある白い波が次々に寄せて
しぶきをあげているのがわかるのです。


プールサイドでゆっくりして
ラウンジで白ワインで乾杯
かるく前菜をつまんで、まだ陽が残るビーチに散歩に行きました。
ビーチで過ごした最後の人たちが引き上げてるところです。
サンダルを脱いで、砂を踏みしめるのは気持ちがいい。






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この荒い波はとてもなつかしい。
学生時代、福岡に帰省したとき、友だちたちが連れてってくれた
志賀島の玄界灘側の海。
博多湾の外海です。
季節も天気もよかったのに、驚くほどの荒い波と風で
腰に力を入れないと立っていられない。
風をさけるように目を細めて
髪が潮風でばさばさにひっくり返って
なんとなく黙って
「さあ、いこうかー」とただ車で戻ってきた。
ずっと強くいられるような気がして、好きな記憶。
あの海につながってる
のんびり遊ぶのをこばむような海です。
ああ、来てよかった。


暗くなってしまった石段を上がると
照明が暮れ空に浮かび上がって違う景色
にぎわい始めたガーデンバーベキューはビュッフェ形式で、
海女の人も魚や貝を刺身にさばいています。
「うまそうやけどなあ。ランチの黒豚とあわびがまだおなかにある感じで、食えへんわ」
ほんと、残念だけどねー。
遅い日没までの時間をたっぷりたっぷり楽しんで
二日目が暮れてゆきました。




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Banner_02バーベキュー、食べたかったなぁぁぁ。。。



2010年8月31日 (火)

済州島* 10プールサイドの夕暮れ

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にんにく臭くて起きたあとです。
夕方、おっちゃんがプールで泳ぐのについてゆきました。
暑かったら、雰囲気だけ味わって部屋に戻るつもり。
少し陽が傾いて木々の陰ができています。
プールサイドのチェアに横になると、涼しい。
カゴバッグを横に置いて
本を取り出して、そこで読むことにしました。
風がヤシの木を揺らします。
島というのは風が渡る。
雲が海から海へ島を横切ってゆく。
鳥が誰かがえさにしたクッキーをついばみにきます。
人に慣れてる様子がかわいい。
立派な椿の木には、赤く色づいた大きな実がびっしり
南国風にしつらえてあるけれど、福岡の糸島や能古島を思い起こさせてくれる。
木々の種類や、風に耐えた傾きなどもよく似ているのです。


本を読むより空気を味わうのが気持ちよく
すぐ近くで、ガーデンバーベキューのしたくもはじまり
そろそろかがり火もたかれる時間に移りつつあります。
「なあ、キミにカードキー預けたよな?」
ううん、預かってないよ。
「あ、ないわー」と水着のポケットをさぐるおっちゃんです。
泳いでる最中に落としちゃったらしい。
あるかなあ、泳いだあたりにないかしらん。
「なくしたな、探すかー」とあわてる風でもなく、ぼとぼととプールに近づくおっちゃん。
わたしも、と立ち上がって、見ると、おっちゃんが腕組みして、じっと水面をにらんでいます。
その視線の先のプールの底になにやら小さめの黒い影がゆらゆら〜っと
あ、あれ!
「ああ、しゃあない、頭は濡らしたくなかったんやけど」とざっぶーん
潜るのが上手なおっちゃんです。
ちーんとカードキーを握って浮かび上がってきました。
あはは、あまりにあっさり見つかっておかしい
よ、よかったね、くすす。


済州島は時差はないから、大阪より1時間日暮れが遅く
涼しい夏の夕方が長く続き、のんびりのんびりできるのでした。




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Banner_02そう、夏の夕暮れは涼しくなるものだったんですよねぇ。。。




2010年8月29日 (日)

済州島*9 新羅ホテルの韓国料理店

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シラホテル(新羅ホテル)の広々とした庭を歩いて抜け
豪華な館内に入り、和食洋食韓国料理の三つのレストランのうち
そうだよね、韓国料理、おいしそうだよ。


お昼なので軽くでいい。
ビールを飲みながら少し食べるくらい。
メニューを見ると、定食のようにごはんがついているものが多い。
どんな料理かピンとこない名前も多いし。
「この、あわびと黒豚の塩焼きを一人前もらって分けようか」
うんうん、そうしよう。


済州島の三大輸出品は、あわびと黒豚とひじき
「いいものは、日本にいっちゃうんですけどね」とガイドさんが言ってた。
そのあわびと黒豚を、いただきましょう。
このレストランも日本語が通じるような通じないような
シェアして食べるから、というのが伝わらなかったようです。
済州島の南側だけでとれる温州みかんのドライみかんが二皿
カップ大のあわびのお粥が二皿
キムチや青菜のごま和えやきのこ煮やあれこれおかずが二人分
しっかり二人分で注文が通ちゃったね。
「ま、ええやんなー」
うん。


ドライみかんはお茶うけにもよさそうで、はじめての味。
日本では見かけない加工法です。
あわびのうまみたっぷりのお粥は熱々でうまく
小鉢にもられた丁寧なキムチやごま和えは、たまらんおいしい。
魚の濃いダシのクッパもよかったし
メインの黒豚とあわびを鉄板でぢゅうぢゅう焼いたものを
数種類の菜っぱで、にんにくコチジャンたまねぎといっしょにくるんで
ぱくり。
じゅぅ〜〜〜
がっつり、じゅぅぅぅ〜〜〜〜


これ、二人分じゃないんじゃないかな。
だって、クッパとごはんはひとつずつだよ。
でも、このお肉とあわび、夜でもそうとう空腹でないと全部は食べられないくらいたっぷり。
とにかく、ぱくり、じゅぅぅ、おいしいね、じゅぅぅ。


ふたりで完全満腹、ようやくたいらげた次第です。
ドライみかんのパックまでサービスでいただいてしまって
言葉はあまり通じないけど接客も気持ちいい。
お勘定は、ちゃんと注文通り1人前とビール。
韓国では一人分をシェアして食べるってやらないものなのかな。
ムリ言ったのかもしれないけど
すみずみまでおいしかった。


そよぐ風、日傘がときどき飛ばされそうになります。
ゆっくり戻ったら、午後の2時。
食べて飲んで寝る。
ぐっすり昼寝をして
自分があまりににんにく臭くて、うわぁっと目覚めたのでした。




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日本の一人前って、すごく少ないのではないかしらん。。としみじみ思いました。


2010年8月26日 (木)

済州島*8 エアコントラブル

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さすがにわたしがあまりにうるさいので
自分で設定してみたおっちゃんです。
しばらくして、本当にスイッチが切れてしまうことを実感。
「ほんまや…」
ようやくフロントに連絡してくれました。
やってきたエアコンチェックのおじさんは日本語がほとんどできなかった。
不幸です。
お互い身振り手振り、ちょっこしの日本語がうまく伝わらない。
「窓を開けっ放しにしてたんぢゃないのか?」とまで言われるシマツ。
わたし、そんなにバカぢゃないーっ。


「ボクらもあかんな。韓国語も英語もでけへんのやから」
確かに、ごもっとも。
出て行ってしまったチェックにきたおじさん。
フロントに再度電話、話にならないので、ツアー会社にも電話。
設定パネルを触らないでいたら、室内がむぉーーっとなってきて
「ほんまや、ほんまやったなあ。キミ、夜通し寝苦しかったわけやで」
そう、そうやねんでおっちゃん、わかってくれて、うれしい。
この部屋、もういやです。


ごにょごにょするフロントにだんだんムッとしたおっちゃん
「とにかく、こんな熱い部屋はいられない。変えてください、早くね」
細かい状態を説明せずに、さっさとそう言えばよかったのかもしれないです。
ツアー会社からも連絡がいったようで、開いてる部屋に引っ越ししました。
涼しい〜〜〜っとため息をついたなら
来てくれたスタッフの人が平あやまりです。


「腹が減ったなー。隣の新羅ホテルまで散歩してそこでなんか食べよう」
なるほど、いい考えだね、おっちゃん。
そんなにおなかはすいてないけど、のどが乾いたし、ビールが飲みたい。
行こう、行こう。
よく晴れて、陽射しは強いけれど、風が渡って気持ちがいい。
女友だち同士でキスしたりして楽しそうに写真を撮り合っている韓国人観光客の、それがふつうらしい様子に驚いたりしながら散歩道をゆきました。




Banner_02体調が悪いわけじゃなくて、よかった〜〜〜。




2010年8月24日 (火)

済州島*7 朝ごはんをたっぷりとったあとで

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***ハイアットリージェンシーチェジュの北側にある
新羅ホテル(シラホテル)と山頂をのぞかせた漢拏山(ハルラサン)**



寝苦しい夜でした。
何度も暑くて目が覚めて、エアコンの設定パネルを操作してみたりしても
おかしいな、起きてしまう。
ふだん、アイスノンで冷やしながら眠るからかな。
おっちゃんは、ぐーぐー気持ちよさそうに寝ています。
そうだ、こんなときの冷えピタ。
バッグから取り出して、おでことくびにピタピタ。
くすん。


それでも、朝になってもなお、からだに熱がこもって息苦しく
起き上がってしたくを整えるのに時間がかかりました。
ね、暑くなあい?
「いや、涼しいで。快適快適」
そうかあ…。
とにかく、朝ごはん、行こう。
旅行中は、食べる、きっちり。
うん、しっかりしなくっちゃ。
雨が降ったあとはあるけど、晴れて漢拏山(ハルラサン)が見えます。
山頂がぽっこり盛り上がり、あとはなだらかななだらかな裾が広がっています。
1950メートル、韓国最高峰の山です。


クラブラウンジでは簡単な朝食がとれることになっています。
バイキング形式で、これだけあればじゅうぶん、という種類と量です。
日本語はわたしとおっちゃんしかいません。
スタッフの人たちは、簡単な日本語はわかる人が多く、韓国人と日本人は
パッと見分けられるようです。
わたしは、会話を聞かないと、見た目だけではわからなかった。
おもしろいなあ。
スタッフの人は済州島の人だろうか、福岡にもいそうな顔だったりする。
周囲がとても気になって、おいしくもあって、元気が出てきた。
スイカもパイナップルもとってもおいしい。
はぁ、ごちそうさま。
「元気出たか。よかったよかった。くびのうしろの冷えピタがちょっと笑えるけどなー」
うん、大丈夫みたい。


寝てるつもりだったけれど
プールにいるおっちゃんところに行ってみたり
カジノの横にある小さな売店をのぞいてみたり
ひとり、ラウンジに戻って、カフェラテをもらって
漢拏山を眺めながらポストカードを書いたりして
すっかり元気が出て、ホッとしていたのです。


部屋に戻ると、暑い。
エアコンの操作パネルの摂氏と華氏の温度表示がわかりにくい。
これで昨日から悩んでる。
日本は摂氏表示だし、と23℃とかにしてみる。
冷気が出てきて、よしよし、と思う。
でも、しばらくすると、なんだか暑い。
表示が変わってる。
こ、これって、もしかしたらエアコンがおかしいんぢゃないのかしらん。
プールから戻ってきたおっちゃんにそう告げてみます。
操作してみて冷気が出るのを確認したおっちゃんは
「そうかぁ。別に暑うないで、涼しいやん。キミがまた思うようにならへんで
うわーーって、両手を振り回すみたいに適当にしたんちゃうん。あははー」
……なんですと?
しんどいとゆっているのに、その、わたしの、オツムが、ちょっこしおかしいみたいな
その、言い方は、ゆるされまへんでーーっ。
だから、設定しても、そのうち元に戻って切れてしまうんだってばー。
昨夜の寝苦しさがエアコンの不具合のせいだとようやく確信を持ったわたしです。
く、くちょー。
自分の感覚が全然信じられないものの不幸だわ、おっちゃん、鈍すぎ。
っていうか、わたしが起きて何度も設定を直してたから
おっちゃんは涼しく眠れてたんだ…。
おっちゃん、この部屋のエアコン、絶対おかしいって!!


しかし
しかししかし
前日に、海の見える部屋に変えてくれと訴えたわたしの
引き続きの裏魂胆たっぷりの野望としか伝わらなかったらしく
「そんなことはないんちゃうん」と適当に返事して
シャワーを浴びに行ってしまいました。




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Banner_02_2エアコンのトラブルですってばーーっっ。



2010年8月21日 (土)

済州島*6 クラブラウンジで白ワインを

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暑くて目が覚めたら、すでに5時でした。
寝汗かいてます。
早起きしたし、移動したし、飛行機では眩しい外を見つめていたし
疲れて当たり前だもん。
でも、昼寝にしては長過ぎます。
わたしじゃなくて、おっちゃんです。
「おお~、よう寝たなあ。へ?もう5時過ぎてるん?ふぇ~~」
ほぇ~っと廃人、いっちょあがり、です。


「ほな、ラウンジ行こかぁ」
利用できるクラブラウンジは
朝食とお茶と夕方はワインやビールや簡単な前菜を楽しむことができるのです。
ここも山側が望める雰囲気のいいラウンジで、にぎわっています。
白ワインで乾杯。
ふふふ、さっきビール飲んで、おなかいっぱい食べたとこなのにね。
「腹は減ってへんのやけど、のど乾くよなー」
オードブルもついついつまんでしまって、もうさらにおなかいっぱいです。
ラウンジにいるのは、ほとんどが韓国人の若いカップルや家族
米軍の人かしらと想像できるアメリカ人男性
日本人が見当たらないのが不思議な感じです。


済州島と日本は時差がありません。
福岡のちょっと西だもん、感覚として理解できる。
少し日暮れが遅いので、まだまだ明るいのです。
散歩に行こうということになりました。
到着したときより、ぐんと涼しくなっています。
風があるのが気持ちがいい。
日が陰ると涼しくなるのは、昔々の夏のようです。
ホテルの周りをぐるり。
東の中文海水浴場を見下ろし
東シナ海の水平線を眺め
茂みの階段を降りて岩場に立ち
特別じゃない特別な景色を自然に受け入れて
細胞がゆったりよみがえる感じです。


ガーデンバーベキューがなんともステキにおいしそうなのです。
「明日、ここもええなあ。ガイドさんが言うてはったアワビのコースもええけどなー」
日暮れ前のかがり火の色の移りが、炎の揺れが
海と空に映えるのです。
すっかり、いい気分で、部屋に戻りました。
バルコニーから見える山が染まった雲に彩られています。


NHKの衛星放送が、広島原爆投下の日に、吉永さゆりの原爆に関わってきた人生について
特集を組んで放映しています。
おっちゃんは、ぐっすり、ぐぅぐぅ。
吉永さゆりは、悲劇や苦悩とは無関係なようにとても健康的で若々しく美しく、だからこそ、原爆にまつわるあれこれを伝える活動を続けてこられたんだろうと思いながら
ふとバルコニーに出ると、雨です。
そういえば、トンビが、つばめが飛び交ってた。
夜のうちに、山がすっかり洗われたらいいな。
本を読もうと思ったけれど、すぐに睡魔に襲われたのでした。




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風が渡って、気持ちのよい夕暮れです。




2010年8月20日 (金)

済州島*5 海を見ながらのランチ

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山側もいいけどさ…とぶつぶつ不満を抱えながら
ロビーのある1階のレストランへゆきます。
海が、海が、大きな窓の外に広がって見えます。
そうだなあ。
朝、家を出て、ランチをチェックインした海外のホテルでゆっくり食べる。
うーん、いいよね、いいよね。
気分が晴れてゆきます。
大きく背伸びしたい。
大きくうわーーーって声をあげたい。


海の色は、故郷の福岡、博多の海の色とよく似ていて
従兄弟のお兄ちゃんに連れてってもらった、長崎、佐世保の
九十九島の海の輝きに、もっとよく似ていて
里帰りをしたような落ちつきを感じるのです。
まだ日本海の色が残る海です。
沖縄はエメラルドグリーンだけれど、ここは違う。
もう少し鈍い、夏の海の輝きなのです。


飛行機の中で、お寿司を軽く食べたから
ちょっとでいいんだけど、どうする?
「ボクはこのシーフードパスタにしよう。トマトソースの」
うーん、わたしは済州島の鶏肉入りのクラブハウスサンドイッチ。
このくらいでちょうどいいかな。


まずは、ビーーーーーール!
はぁ、夏の休日の昼間から飲むビールのおいしいことといったら。
ねー。
「ほんまやでー」
楽しい休暇にしましょうねー。
あら、このサラダ、すごくおいしい。
野菜が新鮮で、このちょっとある苦みがいいね。
ふと、隣のアメリカ人家族のテーブルが目に入りました。
まだ若い夫婦に小さい子ども3人。
お皿にでっかいハンバーガーが
お皿にでっかいピザが
お皿にたっぷりのフライドチキンが
だいたい、お皿がでっかい
どーん。
あ、しまった、と思いました。
ひとり前の量が多いんだって、理解しました。


ええ、はたして、おっちゃんのシーフードパスタは
すばらしく多種のシーフードてんこ盛り、どすこいパスタで
わたしのは、ばばーんとチキンや大葉やトマトやチーズやレタスやあれこれが
おしみなくはさまれた大型の分厚いサンドイッチに、これまた山盛りのフライドポテト。
海外では少なめに注文する、を気をつけていたのだけど
日本にそっくりな韓国なことで、すっかり忘れておりました。


洗練されてるとはいいがたいけど、素材がよくっておいしかった。
デザートのケーキは、日本のケーキにかなうべくもなく、というところです。
食べ過ぎには気をつけようと言いながら、残しすぎるのもいやで
ついついおなかがいっぱいになりすぎてしまいました。
ちょっと、違う。
韓国に来て、こういうものが食べたかったわけじゃない。
でも
でも、岬の上に建ってるホテルらしい眺めのよさです。
おっちゃんは、きりり仕事モードから
一気に廃人モードへと移りつつあります。
ぼぉーーーっ。
おなかはいっぱい。
午後の陽射しが降り注ぎ、眠気を誘います。


さっそく、昼寝。
そうそう、昼寝。
ピーンと張られたシーツがさらさらで気持ちいい
クローゼットから、枕をもうひとつ取り出して
一応手に持った本のページをめくる間もなく
ぐぅぐぅと眠ったのでした。




Photo




Banner_02_2食べ過ぎのはじまりでし。。



2010年8月19日 (木)

済州島*4 ハイアットリージェンシーチェジュ

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済州島はじゃがいもを横にしたような形で
面積は大阪府と同じくらい
人口は57万人
一周400キロメートル
長崎の五島列島の西に位置しています。


島の北の済州市にある空港から、島を縦走して南に一本道を車で40分
中文観光団地と呼ばれるリゾート地区へ到着です。
道なりに、左に豪華なロッテホテル、新羅(シラ)ホテルを見ながら
滞在先のハイアットリージェンシーチェジュがつきあたりです。
岬の上に建っていて眺めがよい。
ロッテや新羅より海に近い。
それがハイアットに決めたいちばんの理由。
どうかな、どんなかな。
ゆっくりふはーっとできるかな。


12時前だったけれど、部屋のしたくはできていて
「よかったです。チェックインできますヨ」とガイドのキムさん。
「ほかに何か用事はないですか。困ったことがあったら電話してくださいね。
帰りはワタシがお迎えにこられるかどうかわからないですけど…
いい旅行になりますようにおいのりしてますヨ」
親切で、優しいガイドさんと名ごりおしく手を振ってお別れをしました。


ロビーは吹き抜けになっていて、天井から陽が射し込んでいてまぶしい。
開放的で南国リゾートの雰囲気たっぷりです。
韓国版「花より男子」のロケでも使われたというエレベーターで最上階へ。
ん。
んーーーっ?
山側の部屋なのです。
クラブフロアなのに?
「関係ないやん。ええやん。落ちついて、緑がきれいやん」と気にしないおっちゃんです。
え。
えーーーーっ!
バルコニーに出てみると、西帰浦海水浴場は見えないわけじゃない、でも。
わ、わたしは、海がばーんと見えるのがいいの。
「そうかあ。たまには緑がどーんと広がるんもええでー」と早く落ちつきたいおっちゃん。
フロントに聞いてください、海の見える部屋がないかどうか、かえてもらえないかどうか
聞いてくださーい。
「…しゃあないなあ」
とぅるるるーー
「あ、そうですか。ないんですね。はい、どうも、わかりました。」かちゃり
「いっぱいやって、空いてないらしいで。しゃあないやん、混んでる時期なんやし」とめんどくさそう。
ああ…。


山側が悪いわけではないのです。
済州島の中央には、火山の噴火でできた、韓国でいちばん高い山である
漢拏山(ハラサン)がゆったりとしたたたずまいでおり
その様子は熊本の阿蘇にも似て、なつかしくもあるのです。
高原のようになだらかに広がる山裾
目にもやさしく、その風景をのぞむ部屋。
悪いわけじゃないんだけど、海がぁぁぁぁ。
ああ…。


「なあ。腹減ったな。のどもかわいたし。レストラン、行こう」
う、うん。
腹は減ってないけど、のどはすっごくかわいた。
いまいちな気分を取り戻すべく
ランチに出かけてゆきました。




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とにかく、オーシャンフロントが好きなのです。。。



2010年8月17日 (火)

済州島*3 ガイドさん、しゃべる!

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済州国際空港のバゲージクレームを出てすぐ右に
両替所があります。
「うーん。とりあえず3万円分しとこか」
はじめてのウォンです。
今は、100Wが8円くらい。
10000Wが800円。
わからん。
おっちゃんに、まかせた。
今回やる気のないわたしです。


ツアー会社の女性が迎えにきてくれていてホテルまで連れて行ってくれます。
なんと、わたしたちだけ。
しかも、男性ドライバーさんもいて
あと6人は乗れそうなバンで走り出しました。
済州島も暑い、蒸し暑いです。
車は右通行。
ガイドさんは、助手席からからだを後ろに向けてにこやかに話始めます。


「これから40分ほどでホテルに着きます。
済州島(チェジュ)は「もうひとつの韓国」っていうくらい、
あっち(韓国の陸地のほう)とは文化も風習も違うんです。
ワタシ、チェジュで生まれて育って高校まで住んでました。
あっちで大学にいって就職してだんなさんと結婚しました。
結婚式は、チェジュの風習どおり3日間しましたヨー。
だんなさんは大学までチェジュにいて、あっちにいた人です。
そしたらねー、急にチェジュに帰りたいって言い出したんですヨー。
だんなさんですヨ、約束が違うと思って、いやだっていったんです。
ほら、子どもの教育とか困るでショ。
でも、だんなさんさっさとひとりでチェジュにきちゃって。
毎日電話で泣きつかれて、しまいには、薬がないと眠れなくなっちゃったヨーっていうんです。
しょうがないから、6ヶ月はなれてたんですけど、きました、ワタシたち。
大変なんです、チェジュでは引っ越しするのもね、大変なんです。
昔ながらの風習、大事にしてるから、神さまがね、あちこちにいて、
庭にも井戸にも、大きな木にもいろんなところにいるんですヨ。
その神さまが一年で春分の日の前後3日ずつだけ留守になるんですけど
そのときだけ、家を買ったり借りたりしてもダイジョブなんです。
悪いことが起こらないって言われてるんです。
不動産の物件はそのときしかほとんど出ません。
だから、あっちからチェジュにくる人は何も知らないからホント困ってますネー。
そして、引っ越し屋さんも忙しくて大変なんです。
道が渋滞するくらい、大変、大変。


チェジュは、12世紀まで独立国だったんですヨー。
だから、あっちとは違う文化や風習が残ってて
島中の人はどこかで必ず知り合いでネ、悪いことできないし、しないヨ。
悪いことしてつかまるのは、たいていあっちの人。


三姓穴という場所があって、そこがチェジュのはじまりの地。
高、梁、夫、という三人の神様が飛び出てきたところです。
それから東の海から三人の姫がやってきて、夫婦になりました。
その姫たちは福岡からきたって言われてるヨー。
観光もして、いい思い出作ってクダサイ。
え?
ワタシのだんなさん?
あはは、薬はいらなくなったヨー。
でも、チェジュの付き合いが多くて、ストレスいっぱいヨ。
知り合いばっかりだからネ。
ここはね、冠婚葬祭にお金だけですますっていうのは、
とても失礼なことで、年上の人に叱られるヨ。
だから顔を出さないといけなくて、しょっちゅうあちこち行ってる。
それが大変なストレスだって。
え?
ワタシ?
ワタシは最初いやだったけど、今はすっかり、ここはいいところヨー。
以前はわからなかったけど、気に入ってるデス。
あら〜、ワタシ、しゃべりすぎですネ」
いえいえ、楽しかったです。
くすす。


ほぼしゃべりっぱなしのガイドさんが、
あらワタシったらいけないわ…と前を向いて静かになったらもう間もなく
島の北の済州国際空港から、島の南の中文観光団地にある
ハイアットリージェンシーチェジュに到着しました。




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びっくりしてしまうくらいくったくなく明るい人でした。(*´艸`)クス




2010年8月13日 (金)

済州島*2 最高のフライト

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荷造りが下手で、
やたらとたくさんの荷物を持って出てしまうのが常だったのだけど
少しずつ上手になってきた、と思うのです。
短時間でできるようにもなってきた、とも思うのです。
いちじくぬぎに気づかれないように、薬や化粧品や着替えを
こそこそっとまとめておいて
出発前日おっちゃんがパッキングするときに
ばばばっとやってしまう。
小妹へのおねがいメモを書いたりして
もきもきしながら眠るのです。


携帯のアラームを午前4時にセットしました。
まだ暗い。
東の空には月とオリオンがくっきりきれい、お天気はよさそうです。
わたしが起きたのでくぬぎは大喜びなのが、ちくちく胸をさします。
後ろ髪ひかれつつ、夜が明けるとともに鳴き出したクマゼミの音の中
関空へと向かいました。


午前7時過ぎの関空の大韓航空のカウンターは行列です。
チェックインの係の女性はとても美人で
「あの、もしかして妊娠されていますか?」とにっこり。
い、いいえ…。
「す、すみませんっ。失礼しましたっ」
い、いえいえ。
「若う見えたちゅーこっちゃで。なー。わはは」とおっちゃん。
着てるものが悪かった、ということにしておきましょう。
そ、そこまで太ってないもんね。
くすす。
空港内はまだ閉まったままの店が多く、ラウンジも8時からでした。
開くのを待って、ラウンジでコーヒーを飲みながら、つい見回しました。
ああ、テレビはないんだな。
広島の平和記念式典の様子、見たかった。


大韓航空に乗るのははじめてです。
なんとなくイメージがよくなかったけど、CAさんが美人だ
機内もきれいだ、とホッとしていたわたしに対して
「入り口でな、新聞はひとり一紙しかあかんって言うねん。
こんなんはじめてやで」とぷんぷんのおっちゃんです。
それは、ちょっと、せちがらいねー。
「ほんまやで、セコいっちゅーもんやで」
おっちゃんの大韓航空のイメージは「けち」
くすす。


飛び立った飛行機は和歌山を見ながら旋回し、淡路島を下に
瀬戸内海上空をいきます。
高度を上げないのです。
あそこが徳島だ、吉野川だもん。
あ、もう香川だよ、瀬戸大橋がそろそろ見えたらいいのにな。
弓削島は見えるかな、因島はどうだろう。
今治尾道ルート、わからないわからないなあ。
あ、もう四国は過ぎて、あれって、北九州だよ。
福岡だよ…。
もう13年も帰ってない福岡です。
左下に遠賀川とぼた山が確認できて、
それならあの海岸線が博多に通じてるんだ…。


たった1時間半の短いフライトだけど、軽食と飲み物がちゃんと出ました。
お寿司です。
お茶はありますか?「お茶?はい、あります」
暖かい緑茶をすすりながら、窓から目がはなせません。
下に見えるのは対馬じゃないかな。
うわぁ。。。
不機嫌もイライラももきもきも
すべてふっとぶ絶景なのです。
地図好きのわたしには、もうたまらない景色なのです。
飛行機の窓って紫外線を通すのかな。
通すんだったら、真っ黒になる。
海がキラキラして眩しい。
海に雲が映っています。


済州島が見えてきました。
あの街が済州市、ほら、空港がある。
大きく旋回して、着陸です。
はぁ、よかったなあ。
この距離だから、この高度。
沖縄はもっと高いところを飛ぶもん。
降り立った済州島の国際空港はさっぱりすっきり清潔な印象で、
外を見つめすぎたせいか目がしぱしぱしながらも
意外にも周りに日本人がいないという空気も感じてもいて
バゲージクレームを出たのでした。




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Banner_02海岸線も島も美しいのです。すばらしい〜〜〜




2010年8月12日 (木)

済州島*1 野望くじけて

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すっかり行く気が失せていました。
もうほんとにいやになっちゃってたんです。
わたしとしては、夏休みの旅行は去年のベトナムと同じくらい
5日間は日程をとれると思っていて
新しき野望がむくむくむく。
あそこにしようか、こっちにしようか
ううん、そっちもいいかも、どうしよう!


知ぃらない まぁちへ ゆぅきたぁぁい♩
どぉこか とぉーくへ ゆぅきぃたあい♩
これ、ちゅんたろーが窓の外を眺めていると
ついつい歌ってしまうテーマソングです。
知らない国に行ってみたい
知らない民族に触れてみたい
わたしの実感世界地図を広げたい
それは、おっちゃんの夏休みにかかっていたのです。


でも、いっちょん決まらん。
いつも新しく忙しくなるおっちゃん。
いいトシになっても変わらずそげなふうで
夏休みの日程どころか、ふだんの休日もろくにない。
クリニックの帰りに天王寺で集めた旅行パンフレットが全部役に立たないことになるのかも、と思うようになりました。
グアムはGWに行ったから、サイパンっていうのはどお?近いよー。
「そうやなあ…」
直行便で3時間半くらいだよー。
「うーん…。ゆっくり沖縄やったらあかんか?」
ん、えーーっ。


知らない国に行きたいのに、沖縄は知ってるし、思いっきり国内です。
知らない南の国でいちばん近いのは、あ、ああ、南というより西だけど
少しは南で海外でゆっくりできる、済州島っていうのがあるなあ。
よくわかんないけど、近い、はず。
調べたら、なんと、関空から飛行機で1時間半で着くのです。
「韓国かぁ。そやな、ゆっくりできるん?」
うん、済州島の南側はリゾート地みたいだよ。
「そやったら、済州島にしよか…」


なんだかやる気のない旅行計画となりました。
しかも、申し込み直前に日程がほぼ一週間早まったうえ
三泊四日のところが、二泊三日に短縮
それなのに旅行料金は同じ
夏休みのこの時期、グアムサイパン沖縄よりは安いけど
なんだか、どよーーんと気分が沈みました。


行きたくない。
計画する時点で全然楽しくない。
わくわく感ゼロ。
はぁぁ。
そんなに忙しいんだったら、別に付き合ってくれなくったってイイのよ。
旅行前にこんな気分は珍しい。
下調べも何もやらなかった。
いいもん。
沖縄より近いんだし、パスポート持ってくだけで、おんなじだもん。
遠くに行きたかったのに、なんだ、つまんない。


乗り気でなくても、出発日は近づき
もきもきは、いつものようにやってきて
苦しいばかりのちゅんたろーなのでした。




Banner_02_2「忙しい」って偉いの?ってな感じでした〜〜。くすす。






*追記です
「あなた、また歌詞を間違ってるわよ。
知らない街を歩いてみたい、でしょー。
もう、まったく…」
友だちから、しっこくメールが届きました。
わたし、また歌詞の改ざんをしてしまったようです。
で、でも、いつも「知ーらない まぁちへ ゆぅきぃたぁああい♩」と歌っているので
直さないもーん。
たぶん、行きたいけど、歩きたくはないなぁ…という気持ちを表現しているのではないかと思うのです。ええ。


六甲おろしにぃぃ たぁそがれぇて〜〜〜♩と歌ってしまっている
最近のちゅんたろーです。
(*´艸`)クス




2010年6月 2日 (水)

グアム*15 早朝便にてグアムより帰国です

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チャモロヴィレッジからのタモンへの帰りのシャトルバスは長蛇の列
どのくらい待たなくちゃいけないかわからなかったので
とりあえず、そうだよ、GPO(グアムプレミアムアウトレット)行きに乗って
そこからたくさん出てる赤いシャトルに乗り換えたらいいんだよ、
名案を思いつきました。
行列をうしろに、さくさくっとホテルに戻ることができ、それほど疲れも感じない。
楽しかったね、ナイトマーケット。
早めに眠って、3時半に起床です。
夜更けというには遅く、早朝というには早すぎる時間。
ベランダの外は静かで車の往来もほとんどなく
ぽっかりと本当の闇が広がる方向に海がある。
じわり湿度が浸みてくるころ、部屋に入ってしたくを始めました。
ぱんぱんにむくんだままの顔にお化粧をして、着替えて、最終パッキング。
「ほんまに、顔が横にばーんとふくれてるな。まぶたもぶわーっと。あはは」
うん、シワものびてるもんね…くすす。


チェックアウトをすませると4時20分。
早朝便で発つ人たちがロビーにいるので、それなりのざわつきがあって
さみしくない。
迎えのひとがすぐに見つけてくれて、まだ暗いホテルロードを出発です。
近くのウエスティンとニッコーホテルを回って、グアム国際空港まで
ほんの20分ほどです。


出国手続きが思いのほか厳しく、サンダルも少し大きなアクセサリーもはずさなければならなくて、テロへの神経質な厳重警戒ぶりです。
そういえば、入国手続きのとき、両手の全部の指の指紋と顔写真の撮影がされたんだった。
ここグアムはアメリカの基地の島だったんだ。
のんびりした青い海と地元のチャモロのひとたちの様子だけ見て過ごしてるうちに
すっかり忘れてしまっていました。


ゲートに到着し、搭乗を待ってる間に夜が明けていきます。
グアム国際空港は島の高台にあるから
海が見下ろせる。
青く青く晴れ渡った日がなかったのが少し残念かな。
でも、海に渡る雲も太陽に染まる雲も大好き。
7時のフライトが近づくまでぼんやり外を眺めます。
非常口の横の座席は、シートの前が広くって、伸ばす足が楽ちんです。
おいしくない朝食のあと、ぐぅぅぅぅぅと一眠りすると、日本時間の9時半には
関空に到着です。
超早起きでも深夜便よりはうーんと楽です。
とたんに、いちじくぬぎの影がはっきりくっきりうらめしげに浮かんできます。
ごめんね、忘れてたわけじゃないのよ、どうしてるかなあ。
早く家に帰らなくちゃ、と気が急きます。
4日のあいだに、近所のバラやツツジが咲いて、緑も濃くなったようです。
玄関を開けると、くぬぎが飛ぶように走ってきました。
嬉しくて声も出ないでいるのをぎぅぎぅと抱きしめるのです。




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Banner_02またどこか行きたくてたまらんちゅんたろーです。やはり、南へ♪



2010年5月30日 (日)

グアム*14 シシカバブの夕暮れ

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イタリアンブッフェランチを食べ過ぎました。
わたしもおっちゃんもちーっともおなかが減っていません。
プレートでごはんにおかずを選ぶのは、見るからに多いから
串を一本二本で買えるし、シシカバブにしよう。


シシカバブ、BBQチキン、BBQポークは1本1ドル25セント
フライドバナナは1本1ドルです。
少年が一心に焼いては注文どおり包んでいます。
カバブにチキンにポークを1本ずつくださいな。
写真撮っていい?
破顔一笑、とってもシャイでかわいい笑顔が、きゅーんと嬉しい。


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「あっち、あっち」とおっちゃんがゆう方向へ歩きます。
露店から一筋外側に出ると、日がずいぶんと暮れてきているのがわかる。
水牛に乗った女の子がシルエットになりかけて、もう顔がわからない。
小さなスタジアムがあり、ヴィレッジからはのんびりとした音楽と人々の声が混じりあって、空に拡散してゆきます。
ヤシの木がゆらゆら。


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「ほらな。やっぱり海やで」
ほんとう。
すごいよ、焼けて、雲が染まって、きらきら光って
波もなく穏やかな海は、されるがままに色を映して
まばたきするたび違う気がする。


波打ちぎわの岩に腰かけて、少年の包んでくれたシシカバブをぱくり。
お、おいしいぃぃ。
BBQソースは少し甘めだけど、レモンとチリがきいています。
どれも炭火でじっくり焼かれ、でも柔らかくて、うまーい。
「ビールが欲しい、ビールがぁぁ」と笑うおっちゃん。
振り向くと、人が集まってきていて、みな夕日をあびています。
暑いけど、暑すぎない。
昨日と違う今日が終わり
太陽は沈んでも、明日はまた昇るんだよ。
真っ暗になる前に、海が暗闇に消える前に
ホテルに戻ることにしたのでした。


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Banner_02_3おいしいし、きれいだし、たまらんです。




2010年5月29日 (土)

グアム*13 チャモロヴィレッジのナイトマーケット

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グアムにゆくときは日程に水曜日の夜が入るといいなあ。
ガイドブックを眺めながらずっとそう思っていました。
首都ハガニアにあるチャモロヴィレッジでは水曜日の夜
毎週お祭りのような屋台が出るというのです。
観光客だけじゃなくて、地元の人が集まるらしいの。


午後5時過ぎから、チャモロヴィレッジ行きのシャトルバスがタモン地区から出ます。
バス停で待っているとじっとり蒸し暑い。
バスで南西におよそ30分、日が傾き、海がひかりはじめました。
スペイン統治のころからの中心地ハガニアに入ると少しだけ街。
背の高いビルなどはなく、のんびりしています。


チャモロヴィレッジはすでにおっとりにぎわっていて
露店や屋台のしたくもすっかり整って、日が暮れるのを待つばかり。
女の子も男の子もおじさんたちも、とってもフレンドリー。
にこやかに笑顔をかわします。


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観光客より地元の人のほうが多いかもしれない。
プレートにごはんとおかず3~4品を選んで6~7ドルくらい、大盛りです。
売れてる売れてる。
行列ができる盛況さです。
くだものに、フレッシュやココナツのジュース、木彫りの置物、サマードレスや
アロハのようなシャツ、手作りアクセサリー、おみやげ、グアムTシャツ、などいろいろいろ。
ひやかして歩くのが楽しい。


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露店だけではなく、店舗もあって、何かおもしろいものはないかしらん
これはなにかな、楽器かな…カンカンコンコン、違うな、ヒモがついている。
あっ、そうか、ココナツのブラだよー。
おもしろがって、服の上からつけてみたらば、わたしには大きすぎてぱこぱこです。
お店の女の子が、黙って指さすのは、ちっちゃいココナツブラ。
あ、あれは、子ども用だよ…、くすす。


「なあ、ビールがないなあ…」
うん、のどがかわいたね。
「そやねん、どこにもビールが売ってないねん。誰も飲んでへんし」
夜店なのに、不思議だねー。
露店ではお茶やジュースしか販売していないのです。
探して入ったカジュアルなバーでようやくビールで乾杯したときは
思わず、ぷはぁーーーっ。
たっぷりと太った地元の人たちがゆきかうのを
木枠の古い窓ガラス越しに見るともなく目で追いました。




Banner_02_2地元のひとたちが楽しそうなのがなによりよかったです。




2010年5月27日 (木)

グアム*12 最終日のランチは「PALM CAFE(パームカフェ)」

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日曜日の午後7時、サザエさんの放映時間になると、ああ明日は月曜日、
楽しい休日はあっという間に過ぎ去って、いやだなあ。
もう帰国、と意識すると休暇の終わりが迫ってきます、いやだなあ。
帰国便は翌朝7時の出発で、ロビーに迎えが来るのが4時20分。
わたしは3時半には起きてしたくしなくちゃいけない。
今夜はもう荷物をパッキングして早く寝なくちゃいけない。
あーあ、いやだなあ。


おっちゃんは、すっかり廃人モードです。
ぼーんやり。
ぼぉぉぉぉぉっと、のびきったゴムのようになっています。
くすす。
やっぱり休みには大阪から仕事からすっかり離れるのがいいのです。


ほんとうは、ブログ友だちのmoccoさんが「もぅ、おいしぃのぉ♪」ととろける顔で教えてくれたマイクロネシアモールのプレッツェルのお店に赤いシャトルバスで行って、でき立てあつあつプレッツェルをはふはふとほおばる、
というのをしたかったのだけど、おっちゃんも付き合ってくれると言ってくれたのだけど
地図を見るとモールの形がハワイのアラモアナショッピングセンターを小さくした感じで、あのトラウマを思い出してしまったのです。
おいしいに間違いないのだけど
や、やめておこう。
こ、こわい。
欲張るとよくないもん。
ゴロゴロしてるうちにランチの時間。


ホテル内のPALM CAFE(パームカフェ)」で
ついていたルームクレジットの30ドルを使おうということになりました。
アジアン、メキシカン、モンゴリアン、チャモロなど、
日替わりでランチブッフェをやっています。
この日はイタリアン。
いちばんハズレな予感がしないではありません。
でも、まあ、いいよね。


パスタはその場で作り、前菜、シーフードマリネ、野菜のグリル、
チキンにポークにビーフなどなど、
ナスのパルメザン、ラザニア、ミネストローネスープ、ピザ、デザート、コーヒーなどなど盛りだくさんです。
少しずついろいろ選んで乗せて、テーブルにつく。
遅いな、おっちゃん。
「まずいはずやで、このパスタ」とパスタを取りに行って
戻ってきたおっちゃんがいきなり言う。
そうなん?
「おぅ。並んでるやんか。作ってるおっさん、もう飽き飽きしてるんがようわかるねん。
やる気、なしやなーははは」
あ、わかる、パスタ、のびてるもんね、くすす。
チキンがイタリアンとは思えなかったけど、
柔らかくてジューシーでとってもおいしかった。


そう、グアムにイタリア人がいるとはあまり思えない。
パスタ係のおじさんはチャモロ人だし、おいしいチキンもチャモロちっく。
日本人好み味チャモロ風イタリアンですね。
それはそれで、ね、のんびり楽しみました。
ビールをください、とチャモロ人のお兄さんウエイターに言う。
「ベツ?」
へ…ベツって…。
「チェック、ベツ」
ああ、お料理とは別料金ってことね、はい、OKです。
日本語に触れてはいるけれど、日本人が言いそうなことを
経験的に知っている程度の人が多い。
「ハッファデー!」とよく声をかけられます。
…なんだろう、とABCストアでレジの人に聞いてみました。
わっつ はっふ…?
「おお。ハロー♪コンニチハ」
なるほど、ハワイのアロハ。
はっふぁでー!
「イエス。ハッファデー!!」
くすす。


グアムの人の英語にはとてもクセがあって、
ただでさえ不得意なのに聞き分けるのが難しい。
こうなると、正しい日本語かはっきり発音のゆっくり英単語しかわからないおっちゃんは、ほとんどコミュニケーション不全におちいります。
廃人モードに拍車がかかります。
ぼぉぉぉぉ。
くすす。


午後もくもり、風が強くて大きなちぎれ雲ががおがお空を走っています。
トランクを整理して、昼寝をして
夕方からは、シャトルバスに乗ってチャモロヴィレッジ。
ナイトマーケットに出かけるのです。




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Banner_02パームカフェの窓際の席から眺めるビーチへの道です♪




2010年5月25日 (火)

グアム*11 「ら・ふらんす」でロブスターディナー

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バブルの時代がありました。
当時、愛媛の松山にいて、テレビや雑誌で伝えられるほど浮かれた消費行動は周囲に感じられることもなく、田舎暮らしに少々退屈気味な日々を送っていました。
それでも、市内から車で30分は走らなくちゃいけない何もない郊外に、かがり火を焚いた風景には不似合いのゴージャスなレストランができたりして、出かけて行ったりしたのは、バブルの時代のなしたことだったのだとあとから気づいたりしたのです。


そのかがり火のレストランのわたしのお気に入りメニューが、ロブスターを丸ごとスチーム、溶かしレモンバターをちょっとつけて、一匹全部ひとりで食べるというもの。
いつ行っても、それ。
「キミ、またそれかいな」
うん、これ、くすす。
20代のころのことです。


そのロブスターの丸ごと一匹蒸し。
アウトリガーホテルのレストランで食べられる、らしい。
「ら・ふらんす」
行くしかないでしょう!


案内されたテーブルは大通りに面した窓際で
DFSギャラリアのブランドショップの照明が華やかです。
メニューから、迷うことなくロブスターのコースを選びました。
本当は、ロブスターとスープ、サラダとパンくらいでじゅうぶんなのだけど
丸ごと1匹食べるにはコースしかないのです。
前菜にカルパッチョにオニオングラタンスープにロブスター、パンとデザートコーヒー。
久しぶりね、ロブちゃん。
あっちっちっと
バリバリっと
ぎっしりっと
ざっくりっと
ばくばくっと
もぐもぐっと
うまーい!
甲殻類、らーぶっ!
デザートはいらないくらいおなかいっぱい。
ああ、大満足。
「よかったなー。キミ、食べたがってたしなー」
うんうん、ごちそうさま。


DFSギャラリアに寄って、ブランドウインドウショッピングです。
日本で見るのと違って、ゆるゆるの雰囲気が気楽です。
GWだからかしらん、エルメスとカルティエではシャンパンとチョコレートを入ってきたお客さんにサービスしています。
グアム島はレディファーストが徹底しているそうで、まずは女性に、
だから、まずはわたしに。
気分よくシャンパンをいただきながら、たっぷり目の保養をしてきました。




Banner_02おら、ロブスターが好きだ~~~、また食べたいだよーーっ。



2010年5月22日 (土)

グアム*10 空と雲と海と太陽に

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昼寝のときにも悪夢を見て、シャワーを浴びて着替えなければ
カゼをひきそうな汗でした。
つらい、眠るたびにこれだもの。
おっちゃんはビーチに行っています。
外の風にふかれて、ペットボトルの水を飲む
湿度はあるけど、風が島の上を勢い通り抜けてるんだ。
大きな雲が次々
東から西へ
タモン湾のほうへ
フィリピン海のほうへ
太陽の沈むほうへ
大挙して走り去っていくのです。
獅子が2頭ゆき
牛がゆき
新聞を眺める後姿の紳士がゆき
リーゼントのヤンキーがタバコをふかし
それにうさぎが、くさいよっと文句をつけ
現れる雲の形が次第に雄弁さを増してくる。


海の色も刻々と変わる。
空と海は合わせ鏡で
射す光が驚くほど豊かな表情を見せてくれる。
その一瞬は永遠の一瞬。
最後の一瞬、はじまりの一瞬。


小さいな。
手を広げただけで、溶けてプランクトンになってしまいそうに
小さいなぁ。
小さいのは、わたし。


南の島が好きです。
うん。
よし、したくをしよう。
ディナーのためにドレスアップ。
おっちゃんが戻ってきたら、予約したレストランに行くのです。




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Banner_02海が広くて大きくて♪




2010年5月21日 (金)

グアム*9 ナナズカフェでランチを

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白い砂のビーチもプールサイドも、サングラスなしには
とにかく眩しくて、焼けつく太陽のもと、デッキチェアでのんびり寝ていたり、
子どもを遊ばせていたりしている水着姿の人たちは真っ赤に日焼けしています。
大阪を離れてしばらくすると、おっちゃんは、だんだんぼぉーーっとしてきて、
緊張がほどけてくるのが目に見えてわかるようになります。
ぼぉ…。
話しかけても、なんだか、ぼぉ…。
くすす。


ランチは、アウトリガーホテルとリーフホテルの間のビーチに面している
「ナナズカフェ」にしました。
お天気が変わりやすい、また、ぱらぱらと雨が落ちてきました。
バリ風のしつらいがされた薄暗い店内は空いています。
地元の人たちが食事しているテーブルにふと目が留まりました。
多い。
一皿が大きく、ボリュームありすぎです。
お、おっちゃん、ひとり分をシェアしたほうがいいと思う。
ねえ、そうしようよ、ね。
「そうかあ?」
うん。


お昼から飲むカクテルはモヒートがなかったのでピナコラーダ。
フローズンピナコラーダは、冷たくてほてったからだにしみます。
サラダバーがついていて、おっちゃんがとってきてくれました。
メインはシュリンプとフィッシュフライとペンネ、ガーリックブレッド。
ほら、すごいボリュームでしょう。
「ほ、ほんまや…」


味はね、大味です。
悪くはないけど「フツーにおいしい」というところでしょうか。
ふたりで分けてちょうどよかった。
サラダの中に、小ぶりのピーマンくらいの唐辛子があって
それのマリネがピリ辛スッパうまジューシー。
はじめて食べた種類の唐辛子で、名前が知りたかったな。


焼き魚や天ぷらの定食もあって、夜はビーチサイドでBBQが食べられるようです。
レシートを見ると、10%のサービス料込み、テーブルではなく
出入り口のカウンターで支払いをします。
チップがないせいかしらん、サービスに努める姿勢は見られません。
でも、だからかな、全く気が張らない。
カウンターのところに大きな水槽があって
ひしめき合うロブスターがおいしそう。
おなかいっぱいで、部屋に戻ると、疲れが出たのか
ベッドに転がってガイドブックを眺めているうちに
ぐぅぐぅ眠ってしまいました。




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Banner_02ギラギラで、まぶしぃーーーんですっ!



2010年5月20日 (木)

グアム*8 JPスーパーストアまで

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元気もりもりだわと気持ちよく眠りにつきましたが
不思議でしかたがないのは、これだけ環境が変わっても
ふだんと同じように悪夢を見、寝汗をびっしょりかくことです。
これはたまらん、と起き上がったのは朝6時半。
カゼをひかないようにすぐにシャワーを浴びます。
ベランダに出ると、むぅっとしてくもり。
海にはすでにプレジャーボートが浮かんでいます。
ビーチの波打ち際を走るのを習慣にしている人たちがいるようです。
穏やかなエメラルド色の海。
からだの力が抜けてきて、大きな息をすることができます。


朝食後は予定がない。
さあ、どうしよう。
おっちゃんは、プールサイドで本を読む。
わたしは、わたしは、ちょっと出かけてくるね。
「気ぃつけるんやで」
うん。


ホテルのロビーから、ザ・プラザの中のお店のウインドウを眺めながら
通りに出て、斜め向かいにあるJPスーパーストアへ。
信号が変わるのがとても遅くて、待ってる間にも強い陽射しがじりじりと照りつけます。
気温はそれほど高くは感じないし、大きな雲がどんどん流れて空を覆っているのに、
この眩しさだもの。
真っ青に晴れたら、焼けついちゃうな。
日傘を部屋に忘れたことを悔いて、急ぎお店に入ります。


グアムは、グアムは、おみやげものが、ないんだ。
ぐるりと見て回りながら、しみじみと理解しました。
ハワイかフィリピンかインドネシアのものばかり。
そうかあ、小さな島で、産業があるわけじゃないのね。
それでも、何かないかしらんとあれこれ手に取るのは楽しくて
中でも、バリ島やインドネシアの木彫りの猫の、
スーパーマンとバットマンは「ここのオリジナルです」との但し書きつきで、かわいい。
我が家の本棚にたくさん座ってる猫たちの仲間に入れようと、連れ帰ってきました。


外に出ると、スコールです。
大きな雨粒が坂道を叩いて、走る車がしゅるるるるるると滑る。
え、どうして滑ってるんだろう。
日本では長らく聞かない音なのです。
すぐにやみそうだったので、雨宿りして待っている間にわかった。
車のタイヤの溝が磨り減ってて、ない。
排気ガスをばっふばっふ出してる。
バンパーが錆びて朽ちかけてる。
しゅるるるるるるるるって、ブレーキも利いてない可能性大だわ。
車検っていうのがないのかも…。
怖いけど、笑えてきます。
こういう、南の国のいい加減さって、大好きだ。
くすす。


小降りになった瞬間に走って横断歩道を渡り、ザ・プラザの中に飛び込みます。
ABCストアの小物もじっくりチェックして、おっちゃんのところに戻りました。




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Banner_02ふだん引きこもっているから、もうもう、お店を見るのが楽しくって!!!



2010年5月18日 (火)

グアム*7 カルティエの悲劇

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アドレス帳を忘れたのです。
絵葉書を出したかったのに、しまった。
「帰ってから出したら、ええやん」
ダメだよ、消印がグアムだっていうのが楽しいの。
そんな、なんとなく不注意な感じ、というのはあったのでした。


ちゅんたろー、グアムの悲劇。
チェックインしたホテルの部屋で気づきました。
ない。
ないないない。
なーい!!
バッグの中にあるはずの、わたしの大事なボールペンがない。
ないよぉぉぉぉ。
機内持ち込みバッグにもトランクにも、そこらじゅうにも、ない。
なくした…。
なくしちゃったよぉぉぉ。


亡くなったお義父さんからもらったおこづかいで、
えいやっと思い切って買ったカルティエのボールペンなんです。
形見のように思ってた、ヘッドのところがトリニティになっている
とてもステキなボールペンなんです。
ああ…。


「家に忘れてきたんちゃうん?」
ううん、持ってきたもん。
「使うてへんやろ?機内での書類はボクのんで書いてたし」
ううん、ヘッドをくるりと回して使った記憶があるのよ。
ああ…。
「しゃあないて。そういうことはあるもんや」
う、うん…、そうだよね、そうだけど、そうなんだけど、ああ…。


落ち込みました。
あきらめきれず、ツアーデスクから、飛行機の中になかったかどうかも訊いてもらった。
なかったです。
がっくり。
がっくりし続けててもしかたがないから、ABCストアにとりあえずのボールペンを買いにゆきました。
メモするのにいるんだもん。
安くっていいんだもん。
なんでもいいんだもん。
ああ…。


DFSギャラリアのカルティエに、同じものがあるかどうか見にも行きました。
ここにはないけど取り寄せられる、日本に送ることができる、
1ヶ月くらいで届けられますよと言われたけど、そういう風に手にする気分じゃなく、
とっても高価でもあるしあるしあるし、やめておこう、ああ…。
何度も何度もがっくりしました。


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帰国して、PCに取り込んだ写真を見ていて気づいたんです。
これだ、このときにボールペンを使ったんだ。
ああ、もう、わたしのばかちんたれっっ。
「しょぼいんだぜ 機内食」とナフキンに書いた。
そして、写真を撮ろうとして、カメラのレンズのふたをはずしたり、あれこれしてるうちに、するりと落としたに、違いないんですーーっ。
ああ…。


ABCストアで買ったのはグアムの地図の柄のボールペンです。
帰国前に寄ったときに、偶然同じ柄のマグカップをプレゼントしてもらいました。




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Banner_02┏(|||`□´|||;;)┓ ←気づいたときのちゅんたろー。。。




2010年5月17日 (月)

グアム*6 ポエジャーズクラブラウンジの夕暮れ

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荷物をちゃっちゃとほどいて、ラウンジのカクテルタイムに出かけました。
最上階の21階にあるポエジャーズクラブラウンジは、
朝と夕方のみ開いていて、
簡単な朝食と夕方はビール、ワインなどアルコール類と前菜のようなおつまみ、
フルーツ、ケーキなどを楽しむことができます。
GW中とあって、ラウンジもいっぱいです。
窓際のテーブルがあいたら教えてもらうことにして、
まずは休暇を乾杯です。
「ちゃんと無事に来られてよかったなー」
うんうん、ありがとう。


えびのカクテルに揚げ春巻き、それからこれは骨付きポークの煮込みのようです。
機内食が軽かったこともあって、妙においしい。
特に骨付きポークの煮込みが柔らかくピリ辛甘で、脂っこくもなく、ついつい手が伸びる。
スタッフの案内で窓際に移ると、サンセットが近づいています。
恋人岬でもう太陽が傾いてると感じたのに、
ゆっくりの日没です。
すっかりいい気分で、ビーチに出てみることにしました。
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プールに出ると、すぐにビーチです。
ほんとにゆっくり日が落ちるんです。
さっきはオレンジ色だったのに、赤紫に染まっています。
刻々と色を変えてゆく空と海を多くの人たちが眺めています。
人々の表情はもう見えなくて、
わたしの腕も足も暮れなずむ色に溶けそうで、
じゅんっと、美しくしみる。
「さー、戻ろうか」


真っ暗になる前に、ホテルの正面に出たならば
まるでここは日本のような通りの人出です。
免税店のDFSギャラリアの買い物客の多いことといったら、さ、さすがにGWだと笑わずにはいられない。
日本人ばっかり。
でも、ひとりでちょっと歩いて回っても大丈夫そう。
ホテルの下のABCスーパーにも寄って、部屋に戻ると、かわいくラッピングしたざっくり大きな二枚のチョコチップとナッツのクッキーが届けられていたのが嬉しかったのです。




Banner_02海って好きだ~~~!!



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2010年5月16日 (日)

グアム*5 アウトリガー・リゾート・グアム

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野ぶたは、野ぶたは、いないかな、通らないかな。
わたしがそう言うので、ドライバーさんは速度を落として、
両側ジャングルの間はのろのろと走ってくれました。
「うーん。いませんデシタネ」
ちょっと残念です。


夕方5時が近く、帰路につく車で渋滞していました。
それでも、恋人岬から10分も走らないうちにタモンの中心地、
プレジャー・アイランドと呼ばれる最もにぎやかなところに到着です。
チャモロ人のドライバーさんと別れてホテルにチェックインです。
「なあ…。ここ、ホテルなんか?」とおっちゃん。
そうだよー。
滞在先はアウトリガー・グアム・リゾートホテル。
わたしが決めました。
「ロビーらしい落ちつきがないで…」
そう、ザ・プラザっていうショッピングモールと直結しているから。
「なんや、デパートの上階に泊まる感じやんか…」
そうだねー。
「キミ、知っとったんか?」
うん、知ってた。


どこのホテルにしようかあれこれ調べていて
このロビーについては、狭苦しいとか、うるさいとか、混雑しているとか、
いいや気にならんとか書かれていたのです。
でも、ザ・プラザに、ABCストア、道を渡った正面にはDFSギャラリア、
斜め向かいにはセレクトショップのJPスーパーストアがある。
ひとりで遊びに行ける、かも…。
うんにゃ、行ける。
グアム初心者や買い物したい人におすすめ、ともある。
アウトリガーに決定、ここがいい。


はたして、はたして、
部屋の大きなドアを開けると、スイートルームです。
リビングが広々
ベッドルームも広々
バスルームもシャワーブールが別だし広々
眺望もまずます
すごーい。
「お、ほんまや。これやったら、ええわー」と一転、
気分を良くしてくれたおっちゃんです。
ツアーパンフレットの旅行料金表の右の方、NとかMとかP
そう、ハイシーズンのGWはとっても高くって、
ひぃぃぃぃと言いながら申し込んだ。
アップグレードしましたって言われなかったけど、すごく嬉しい。
ああ、GWになんって贅沢なの!
舞い上がったとたん、留守宅を思い出し、
小妹に無事に着いたこと、いちじくぬぎをおねがいね、と連絡したのでした。




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想像では、野ぶたは、黒!



2010年5月14日 (金)

グアム*4 恋人岬に野生のニワトリ

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グアムはアジアだったんだ…。
世界地図を見れば自明のことを到着直後に気がついて
なんってぼんやりなんだ、わたし、こういう思い込みって
ほかにもたくさんあるんだろう、きっと…、うわぁぁぁぁぁぁ。
アメリカに行くつもりで、降りたらアジア。
頭を抱えそうになったけれど、ここですでに
ああ、来てよかった!という満足がありました。
アジアのグアムを楽しもう。


島のほぼ中央にあるグアム国際空港から、北へ向います。
白っぽい低い建物は、台風の影響なのでしょう、
沖縄の街の傷み方とよく似た錆びかげんで、そのまま気にされていないところが多く、道も街も入念なメンテナンスはされていません。
ホテルロードと呼ばれる、ビーチに面したリゾートホテルやブランドショップの並ぶ通りを抜けると、背の低い灌木と雑草が生えている島の北部に入ります。
北部には高い山がなく、石灰岩でできた土地は痩せています。。
木が大きく茂ることができないしょぼしょぼっとしたジャングルなのです。


ドライバーさんがブレーキを踏みます。
前を横切るのは二羽のニワトリです。
「あれは野生のニワトリ。野ぶたもいるンダヨ」
飼われていたものが台風で逃げ出して野生化したのだという話でした。
姿勢がよくて、りりしく走り去るニワトリ。
引き締まって、お、おいしそう。
くすす。


野ぶたも見たいなあと目をこらしてジャングルの中を探してるうちに
恋人岬に到着です。
日傘が飛ばされそうに風が強く、雲はあるのにまぶしいです。
午後4時ごろの陽射しはすでに傾いて海が光っています。
左手にタモン湾が一望でき、白い砂浜が弧を描いて、海の色が濃く変わるところが
遠浅のおしまい。
きれいだね。
「ほら、下をのぞいてミテ。帽子がたくさん落ちてるデショ。
風で飛ばされるンダヨー。クスス」


昔々、スペイン統治時代、チャモロの美しい娘がおったげな。
両親からスペイン人総督との結婚を強いられ、恋人のチャモロの青年と
島の北へ北へと逃げたとよ。
だめばい、もう逃げられんごたぁ。
永遠の愛を誓ったふたりは、お互いの長い髪を結び合って、
岬から身を投げてしまったと。
悲しい恋の話たい。


岬には白いチャペルがあって結婚式をあげたふたりの名前が
近くの石碑に刻まれています。
出身地と姓名がローマ字でくっきり、日本人ばっかり。
展望台のフェンスには恋人たちの名前を書いた南京錠がかけまくられていて、
永遠の愛を誓って帰ったようです。
しかし…
岬の断崖をのぞいてみると、海までは少し距離があり、しかも遠浅。
身を投げたら、崖に激突するのは必至。
海の藻屑にもなれません。
不幸だ…。
こ、ここで結婚式はあげとうはない、とは思わんのかのぅ。
いろいろ考えるちゅんたろーです。


水平線はまあるく、広い広い、見つめ続けられないほど眩しく美しい海です。
望むのはフィリピン海。
轟音が響いて、こっちにやってくるのはがっしりした軍用機。
「空軍基地がすぐそこだからネ」
グアムのアンダーソン空軍基地は住民の少ない北部にあります。
海軍はどっちにあるんですか?
「アプラ湾海軍基地はね、あっちあっち」ドライバーさんが指さす方向は南西です。
基地全体は島の三分の一を占めるそうです。




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サングラスをトランクに入れっぱなし、まぶしかった~~~~♪



2010年5月13日 (木)

グアム*3 グアムに住むのはチャモロ人

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ものたりないランチのあとは、くぅくぅ眠ってしまいました。
グアムの地に立つまではなぁんにも考えてなかったわたし。
ちょっこし、グアムについてちびた講座をいたします。


1521年スペインの飢えに苦しむマゼラン一行が世界一周の旅で到着してしまったのがグアム島の悲劇のはじまりと言えましょう。
その数十年後、世界をぶいぶいいわせてたスペインはグアムもフィリピンも
「おれんとこの領地や」と植民地にしてしまいます。
イエズス会がやってきて、キリスト教布教に努めますが、グアムに紀元前から住むといわれるチャモロ人のガンコな先祖崇拝を異教とし弾圧、つまり虐殺。
チャモロ人の人口はぐっと減り、布教は成功し、キリスト教文化の島として
営々とスペインに支配されてきました。
世界は変わる。
19世紀の終わりごろ、新興国アメリカとスペインの戦争で、国力をなくしていた
覇権者スペインはあっという間に大負けします。
スペインの植民地だったキューバは独立、プエルトリコ、グアム、フィリピンは
アメリカに割譲されました。
太平洋の真ん中、アジアに近い有人の島。
軍事拠点に大国や大国になろうとする国が欲しがる要衝の島。
太平洋戦争中の1941年から45年までは日本が占領する。
日本側からの攻撃でここは戦地となったわけです。
戦後、グアムは再びアメリカの自治となるも、アメリカの国土ではなく、準州として、
基地と観光とで経済を成り立たせる島として生きています。
米大統領の選挙権はありません。
グアム島民のおよそ半数がチャモロ人、25%がフィリピン人
アメリカ人は15%、あとはパラオ、中国、韓国、日本人という構成のようです。


沖縄に住むのは、うちなーんちゅ。
グアムに住むのは、チャモロ人。
グアム国際空港に到着したとたん、
そこで働く人たちがはじめて出会うチャモロ人ばかりだったことで、
わたしの頭はぐるぐるぐるぐる回り始めたのでした。
違う。
ハワイ・グアムをアメリカのリゾートの美しい島として、同じようなイメージで考えてた。
違うんだ。


どこから見てもアジア人、な少し浅黒い顔の人たちが笑顔で待つツアーカウンターで
ミネラルウォーターとおしぼりを渡されました。
間もなくチャモロ人のドライバーさんがやってきて、
トランクを受け取り車へと案内してくれます。
暑いです。
蒸し暑く、薄ぐもりなのにまぶしい。
「すぐに着きますカラ。20分くらいですカラネ」
はい。よろしくおねがいします。
「あ、うしろの席も、シートベルトおねがいネ。罰金トラレルノ」
あ、はい。
のんびりした口調のドライバーさんになごみながら
グアムのタモン地区へと向かったのでした。



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行ってしか理解できないピンとこないことって多いです。。。




2010年5月12日 (水)

グアム*2 コンチネンタル航空のアルコールは6ドル

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コンチネンタル航空の飛行機は大阪ー那覇を飛ぶ機種に似て
ちびたでございました。
通路はひとつをはさんで三人がけシート。
前方にビジネスクラスが少しだけあって、あとはエコノミー。
トイレに行きにくくても、いつものように窓際に座ります。


関西上空は薄ぐもり。
眼下に関空の全体を見ることができます。
飛び立ったのはA滑走路からです。
関空にはAとBの滑走路があり、B滑走路がオープンしたのは2007年8月、
羽田か関空かという立派な複数滑走路を備えた24時間運用可能な空港になっちゃったのだけど、B滑走路に飛行機の影はありません。
さ、さみしい。
がらーんとしています。
猫が寝てても大丈夫な滑走路です。
見たところ、ターミナルビルまで遠すぎて使いにくそうでもあります。
「そうやねんな。第二ターミナルを建設する金がないねん」
なるほど、そうじゃろうそうじゃろう。
利子を払うのに四苦八苦の関空ですものね。


関西、伊丹、神戸の三空港のゆくすえをぼんやり考えながら
山深い和歌山の上空を南下し、太平洋に出たころ、機内食が配られます。
おっちゃんが珍しく「腹減った腹減ったー」とごねています。
そして「はよう、ビールかスパークリングが飲みたいわ」
「やっぱ、休みやもんなー」
うん、そうだよねー。

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し、しかし…
コンチネンタル航空のグアム便のエコノミーではアルコールは有料なのだとアナウンスが入ります。
驚きです、初めてです、海外に行くのに
アルコールがサービスじゃないなんて、
せちがらくなっとるのぅ。
ビール、ワイン、カクテル、
すべて一杯6ドル。
どうするおっちゃん?
「ビール、もらおう、いや、買おう」
そうだよね、休暇のときは昼から飲むのがいいんだもんね。
CAさんが、新幹線の車内販売の人に見えます。
手早いカード決済です。


「これだけでは、足りひんわっ。
もっと食べたい、もう一個食べたい」
トウモロコシの粉を使ったと思われる薄いパンにチキンをはさんだサンドイッチに、
エビとインゲンのサラダ、
チャモロクッキー。
とっても軽すぎて、おっちゃんの食欲に火をつけちゃったランチでありました。






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チャモロクッキーはグアムのクッキーです♪



2010年5月11日 (火)

グアム*1 もきもきは衰えることなく…

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いつものように出発の1週間前くらいから
息苦しい、緊張が強くていてもたってもいられない
みぞおちをわしづかみにされて、ぶんぶん振り回されてるみたい。
もきもき最高潮で、行きたくない、どうして旅行なんて決めちゃったんだろう…。
いやだよぉぉぉぉ。
「沖縄2泊ではあかんか?淡路島やったらあかんか~?」
絶対ダメ、グアムです、3泊でよろしくです。
おっちゃんに強気で無理言ったのは誰だったんだろう。
それは、わたし。
ああ…。
毎回、新鮮に、もきもきもきもき…。
ああ、ああ…。


5月3日の朝、その延長線上の状態で苦しいぃぃぃとつぶやきつつ
いちじくぬぎに行ってくるね、となでなでしつつ
少し肌寒い、半袖で大丈夫かしらん、でもグアムは真夏だもの、したくして
大きなため息、青息吐息、玄関から外へ出ました。
トランクは大きなものをひとつだけ、おっちゃんにまかせて
わたしはショルダーバッグと機内持ち込みバッグのみ。
歩き出すと、この前の発作のときに半分に割れてはげた左足の中指の爪のところがちくちくずきんと痛みます。
外を歩くのが久しぶりで、痛むだなんて気づかなかった。
それだって、関空に到着するころには、慣れて忘れて
GWだというのに混雑していない関空の今後を心配したりするくらいに
落ちついてきました。


コンチネンタル航空11時グアム便。
隣のゲートはエアフランス、パリ行き、いいなあ。
映画の中にいるようなおしゃれなフランス人に会いました。
カジュアルなベージュのジャケットに黒いスラックス。
金髪で鼻が高いビジネスマン風のクールな感じのその男の人は
エルメスのダークブラウンのとても大きなバーキンを手に
ブラウンのバックスキンの靴がそれはまたおしゃれでカッコイイ
いけないと思いつつ、ついつい目で追ってしまいました。


グアム行きを待ってる人たちはほとんど日本人です。
今年の流行は、どうやらマキシ丈の花柄ティアードドレス。
こっちもそっちもあっちも、ティアードロングスカートかワンピース。
「ボクは、ええと思うな。あっちよりも断然ええわ」とおっちゃん。
あっち、とは、この冬に流行っていたデニムのショートパンツの下に
黒いレギンスをはくというスタイルです。
ほんと、季節的にもう重たいし、バランス良く着てる子はいないよねぇ。
カッコ悪いなあ。
ショートパンツなら素足でミネトンカのブーツのような組み合わせの方が
ずっときれいだよね。
ほら、あの人みたいな、ね。


わたしはといえば、ボーイフレンドジーンズの裾をロールアップして
白地にブルーグリーンの柄のあるTシャツに薄い水色のロングベストとストール。
お。
うん、いい感じです。
楽しくなってきました。
そろそろ搭乗です。




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グアム旅行記、しばらくお付き合いくださいませ~~♪



2010年5月 6日 (木)

グアムに行ってきました

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仕事に明け暮れるおっちゃんに、どうにかこうにか無理を言い
ツアー代金高値のGW真っ只中にはじめてグアムに出かけてきました。


完全に健康なのではなかろうか、とまたしても勘違いするほど
わたしは元気で過ごし
今朝早くの飛行機で関空に戻り、お昼前には家に到着。
すっかり気温が上がっていて、出かけるときより
緑がさらに濃くなっているように感じました。


小妹によると、いちじくぬぎはとってもいい子にしていて
暑かったからかあまりカリカリを食べなかったとのこと。
報告メモを読みつつ、玄関でぼふぼふにしっぽを膨らませて迎えてくれた
くぬぎが正気に戻り、コタツの中から出てこなかったいちじくをぎぅぎぅに抱きしめ
落ちつくのを確かめて
ランニングハイ状態のわたしは、一気に片付けにかかりました。
荷物をほどいて、即、洗濯機を回す。
さっさとトランクを元通りの位置にしまって、できるだけ旅行の痕跡を消し
コタツ布団をはずし、簡単に掃除をし、あれこれをしているうちに
どぉーーーーーーーんとからだが重たくなり、動きにくくなりました。


ありゃ…。
これは、昼寝をしろというサイン。
帰宅後、薄い掛け布団に取り替えたベッドにもぐりこみ
ぐぅぅぅぅぅぅ。
ああ、こりゃ、きつかばい…。
やっぱり、さすがに発熱しています。
無敵のからだになったような錯覚に陥っていましたが
毎度の気のせいに、自分でくすすと笑ってしまいました。


日本もすっかり暑くなっていて、ツツジの頃です。
よかった、暑いほうがからだがうんと楽だもの。
少し休んでから、旅行の報告日記を書きたいなと思っています。




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写真は出がけに凍りつく玄関でのくぬぎです。
ごめんね…と後ろ髪ひかれるのですーー。




2009年11月20日 (金)

アンコールワット*24 おわりよければ

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チェックインを済ませ、次に寄る窓口で何をするのか忘れていました。
「とぅえんてぃーふぁいぶだらーず」って聞き取れるのに、なんだっけ。
あ、そうだったそうだった、シェムリアップの空港では空港使用税がひとり25ドル必要なのでした。
手荷物検査もイミグレも並ぶことなく通りすぎると、
スタバのようなカフェ、たばこ・酒・チョコ等程度の免税店、
カンボジアのおみやげ、軽食がとれるカウンターだけのお店があるくらい。
とってもこじんまりしています。
手持ちのカンボジア通貨のリエルを使い切って、少しだけど残りは小児医療のためのという寄付箱に入れてきました。


待合室のゆったりめの椅子で一息ついていると、大きな窓からオレンジの光が射し込んでいるのに気がついて走り寄ると、西バライの方向に陽が沈もうとしているのです。
搭乗手続きがはじまって、タラップをのぼるまで、ゆっくりゆっくり
誰もが沈む太陽を見つめていました。


離陸するころには、すっかり夜の闇につつまれており
驚くのは、傾いた窓から見える灯りは、たぶん国道と思われる一筋がほとんどで、
街らしい点滅はすぐに遠ざかり見えなくなりました。
ちらちらと近く遠くに街灯りを探していると、ベトナムに入ってまもなくホーチミンだということがわかるようになります。
「すごいね、おねーちゃん。街やん、街。ホーチミンって街っちゃねー」
そう明るい声の小妹の気持ちがすごくよくわかります。
ね、小妹、ホーチミンの街に出たいね。
「そうやね、そうやねー。でも…今度ね、おねーちゃん」
うん、わかっとうよぉ。


乗り継ぎの手続きはやる気のないベトナムの空港職員さんたちによって、
時間がかかりました。
ちょうど、タイーベトナムのサッカーの試合が行われていて、テレビに釘付けの人が多数盛り上がっています。
愛想なしのお姉さんがホーチミンー関空の搭乗券とともに、ミールクーポンをくれました。
おお!ベトナム航空、ちゃんと気を遣ってくれるのね。
ちょうど午後7時半くらいです。
関空への乗り継ぎ便は午前0時5分。
夕食どきでもあり、待ち時間もたっぷりです。
空港ビルの3階の「ロータス」でディナーをどうぞ、というクーポン。
気が利いてるよね、ベトナム航空。


ディナーはこってりしてそうなトマトソースのパスタか
スペアリブのほにゃにゃらフライドライス添えか
牛肉のフォーだったので、
ほとんど迷わずあっさりフォーボー(ボーは牛肉)にしました。
香味野菜と麺とスープとどこの部位かわからないけどうまみのある牛肉が、
うまかった。
ここのフォー、おいしい…。
疲れたからだにおいしさがしみるんです。
もしかしてこの旅でいちばんおいしかったかもしれない。


夜の空港が見渡せる席でつるつるっと麺を食べくつろいでから、
小妹とおみやげやさんでキッチュな雑貨を笑いながらのんびりまわり、
それから客引きかまびすしい足つぼマッサージのお店に行きました。
ええ、これがもう、カンボジアのハズレマッサージを忘れさせてくれる
極楽の30分でございました。
すばらしゅうございました。
ショウガの入った甘めのお茶が乾燥していがらっぽい喉にやさしくてぴったり。
温めたストーンが入ったものを首から肩と目に乗せて、
オイルとストーンを使ったマッサージは極楽。
期待していなかったのだけど、とろける感覚にふわぁっとなるほど。
惜しい、頭と肩もやってもらえばよかったね。
「ほんとやーん。すごかぁ、いろんなところでマッサージ受けたけど、ものすご上手いよ」と小妹もです。


その後の待ち時間もリラックスしきったまま苦もなく過ぎ、夜のフライトで星空のまたたきを眺めながら寝酒し、眠り、寝ぼけたまま機内食も食べ、
朝の関空に無事到着です。
タンソンニャット国際空港での最後の数時間は、往路の悪夢がうそのよう、長い長い3泊5日の旅の締めくくりを予想外になんだかとても楽しいものにしてくれたのでした。



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またまた長い連載にお付き合いいただき、ありがとうございました!



2009年11月19日 (木)

アンコールワット*23 小妹のいやいやルームサービス

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オールドマーケットから戻ってしばらく休むとお昼です。
暑いからか疲れたからか、ふたりともあまり食欲がない。
もうチェックアウトまで部屋でゆっくりしていたい。
「だけどさー、食べんのはいかんと思うとよ」
うん。
「飛行機、夜やん?力をつけとかないかんっちゃない?」
そうやね、じゃあ、ルームサービスにしようか。
「…う、うーん」


小妹はベッドの上でころころころころ、何もする気配がありません。
メニューを見て、このアンコールクラブサンドイッチとピザでいいかなと提案しました。
英語のメニューに慣れてきたちゅんたろーです。
電話は苦手だから、ここにメモしたのを、おねがいね。
「…う、うーん。私、何か買ってこようか」
え。なんで?わざわざ行かんでもいいやん。
小妹はベッドにへばりつくくぬぎのようです。
疲れてるんだろうな、わたしの引率、気を遣うやろうし。
しょうがない、とわたしが受話器をとりました。
はろー!
ん?お兄さんが何か言ってるけど、英語がさっぱり聞き取れない。
とにかく、ルームナンバーと予定のふたつのメニューを伝えて、ばーい!
はぁぁぁぁぁ。
やだやだ、電話。


と。
「ほらね!だけん、私じゃないほうがいいと思ったっちゃん」
がばっと起き上がって、急に元気な小妹です。
「今のやりとり、私にはぜーーったいできんかったもん。わからんかったもんね」
いばらんでもいいやん…。
「おねーちゃんってさ、ここ何年も英語英語って言ってるわりに
全然成長せんやん?成果がないってゆうかさ。だけどさ、何でかわからんけど
相手の伝えたいことわかるみたいやんねー。会話が成り立っとうようやし」
なんだとーーっ。
「で、なんて?持ってきてくれんっちゃないと?」
うんにゃ、ようわからんけど、来るもんね。
まーったく、小妹ときたら…。
向こうは仕事なんだし、日本人には慣れてるし、なんとかするくさ、と言いたいわたし。
英語のやりとりしたくなくて、ベッドでころころしてたんだな、もぉぉ。


はたして
ええ、ボーイさんはからからとワゴンを押してやってきました。
むむ…。
どうやら、ピザがないからほかのものにしてくれないか、というお願いだったようで
わたしの注文したクラブサンドじゃないのものでもいいか、ということでもあったようで
そのカンボジア訛りの英語もわかりにくいったらありましぇん。
向こうの提案に、たぶん、わたしは「OKよーん」と言ったのでしょう。
ま、まあ、いいやんね。
わたしと小妹は、優雅にピザが化けた揚げ春巻きのせフライドライスと
これでじゅうぶんなクラブサンドイッチを
「ボリュームあるよねぇ」と言いながら、おいしくたいらげたのでした。


のーんびりした午後、ゆっくり荷造りをして、4時にフロントで迎えを待ちました。
シェムリアップの空港に送ってくれた日本語ガイドのお兄さんは修行中の身のようです。
ほぼ、なんて言ってるのかわからない日本語だけど、
空港送迎くらいはできるという状態。
遺跡のガイドができるまで、遠そうだけど、
シェムリアップでガイドさんはいい仕事なんだろう、がんばれ。
お兄さんに別れを告げ、小さな空港のチェックインカウンターに向かったのでした。




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どーせ、おねーちゃんの英語は上達しませんよぉーだ…くすーーん



2009年11月17日 (火)

アンコールワット*22 なんてったってオールドマーケット

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最終日、チェックアウトは午後4時前の予定なので時間がたっぷりあります。
行くべきは、やはり市場でしょう。
ホテルから遠くないところにシェムリアップのオールドマーケットがあります。
「ほんとに大丈夫?わかると?」
もちろん、わかるわかる。
ホテルのフロントでトゥクトゥクタクシーを頼んで、まずは料金交渉です。
「ひとり1ドル、ふたりで2ドル、だから4ドルネ」
ん?なんで?2ドルでしょう?
「ノー、往復で4ドル」
い、意味がわかりません。
ドアマンの人によると、マーケットに連れて行って、そこで待っていて、
ホテルまで連れ戻ってくれるその料金が4ドルだそう。
ふーん、でも、片道でいいんです。
だから、2ドルよ。


街中だというのにすごい悪路でひっくり返りはしないかと思いました。
スコールで水があふれたまるのが原因のようだけど、
土がそげて石がむき出しになって、よけもせずがったんごっとんゆくおじいちゃん運転手さんです。
「ココがまーけっと、ツイタヨ。待ッテヨウカ?」と2ドルを受けとりながら残念そうなのを
ふりきって、ありがとう。


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オールドマーケットの南側は、布や雑貨、貴金属におみやげものが中心で
北にいくにつれ、生鮮食料品のお店が並びます。
広くはない市場です。
買おうと思っていたのは、クロマー。
カンボジアの人たちの生活になくてはないコットンのストールです。
日本の手ぬぐいのように、巻く、包む、拭く、かぶる、に使う丈夫な布です。


観光客はふっかけられるからしっかり値切るのがセオリー、
というのを今年香港、ベトナムとでしっかと学んだので、実践実践。
まずは相場をつかみ、きっちり電卓でやりとりする。
「アナタ、ほんとに日本人~~?」
うん、日本人だよ。
売り子さんたちは日本語を話せる人がけっこう多いのです。
「モウ、アナタ、中国人かと思ッタヨー」
ち、ちうごくじーん!?
「ソウ、日本人はスグアキラメルのに、中国人、韓国人はネバルネー」
あ、そぉ。。
「日本人、値切るのヘタ、ヘタナノニ。スゴイネ…」
そ、そう…(悪かったわ…)
「日本のドコカラキタ?」
大阪だよ。
「オオキニ」
う、うん、ありがとう。
わたしの交渉ぶりにあきれる小妹。
「私やったら、もういいやって思ってしまうなー」
だけん、日本人は高くても売れるって思われるっちゃなーい。
ぼられるのは、いややん?
「そうやけどさ、めんどくさくなるやん…」
ダメ、そういうのはダメ、国際交渉能力アップあるのみ、よーん。


少々いい気になったわたしも、市場中央部の活気ある魚や肉の売り場に出ると
圧倒されてしまいました。
だって、ほら、鶏は丸ごと足をたばねられてます。


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生きてる魚たちは通路にすぐに飛び出してくる。


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唐揚げするばかりに皮をむかれちゃったカエルもぴちぴち。


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この干物は、どこから見てもヘビ。


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通路が狭いので、ひしめき合う中を歩くと、飛びかかってくるんじゃないかと思うほど
うしろで「ひぃぃぃぃ~~~」という妹の声が聞こえます。
わかる、そこにはほら、亀の首がにょーんと伸びて出てるもんね。


生鮮食品が新鮮だってことは一目瞭然です。
すぐそこで採れたて捕れたて獲れたてのものばっかりという感じ。
発酵調味料の強烈なにおいとあいまって、くらくらしてきました。


この日の空はよく晴れて陽射しも強く暑くなっています。
日傘持っててよかったな。
途中、見つけたスーパーにも寄って
街をぶらぶら歩いて迷わずホテルに戻りました。


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市場のやりとりも慣れるとゲームみたいで楽しいです♪



2009年11月14日 (土)

アンコールワット*21 ホテルで過ごす午後

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「後悔しようと~?」
うんにゃ、そういうわけじゃないっちゃけど、行きたかったなあと思って。
「まあ、いいやーん」
そうやねぇ。
前日と同じホテルのスパで全身マッサージ60分を受けてきました。
足つぼマッサージの感想に似て、うすぼんやりした仕上がりです。
いまいち特徴ないよね。
「まあね。でも、ゆっくりするのがいちばんやん?」
わたしをなぐさめる小妹です。


午後は、東アジア最大の伸縮する湖「トンレサップ湖」へ行き
水上生活の様子を見学して、オールドマーケットに寄り
「スパエク・トム」という影絵芝居を見ながらのディナーというプランと
ホテルのスパでマッサージ60分とアフタヌーンティのあとフリーというプランがあり
わたしの体力を考えて後者を選んだわけです。
「正解やったって。こっちにしといてさ」
うん、わたしもそうだと思うよ、もうふらふらやもん。
ラウンジのゆったりした椅子でプールのある中庭を眺めながらの
アフタヌーンティはなかなか優雅、いい感じ。
ティースタンドには、小さなケーキ、ドーナツ、にぎり寿司、巻き寿司。
「寿司って変わっとうよね…。コーヒーに寿司」
ホテルの中にお寿司屋さんあるけんかな。


トンレサップ湖に行きたかったなああああとしつこいわたしです。
「まだ言いようと?おねーちゃん、たぶんまたカンボジアに来ることになるけんさ
そのときに行ったらいいやん。
兄ちゃん(おっちゃんのこと)が話を聞いてボクも行きたいなぁって絶対言いんしゃあけんさ」
そうやね、そうやねー。


部屋に戻り小さなベランダから中庭を見下ろすと
欧米の人だね、プールサイドで昼寝をしたり本を読んだり、泳いだり、まぶしい。
ティースタンドに乗っていたものを部屋に持ち帰りました。
あまり食欲がなくて食べられなかった。


アンコールワット、見た…見たねぇ。
「え、どうしたと?」
いや、見たなあと思って、ほんとにちゃんと回れたっちゃねって
こみあげてくるとよー。
「あはは。そうやね。なんとかなったもんやねー。あの様子ではダメかと思ったもんね」


じわじわとこみあげてくる感動と、もう何もできない考えられない疲労感。
ホッとしているのに気持ちが昂ったまま、見てきたものが次々浮かんでくる。
ベッドに寝ころんでも、うまく眠れない。
やっぱり、さらに車でトンレサップ湖まで行って、クルージングしたりして
市場に行ったりするのは厳しかったな。
あらためて自分に言い聞かせてとろとろ、とろとろ過ごしたのでした。




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Banner_02おら、湖が見たかっただよぉ~~~((´д`))



2009年11月13日 (金)

アンコールワット*20 カンボジアのタイ料理ランチ

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ハスの花咲く池のほとりを右へ曲がり
みやげ屋が並ぶところを抜けようとすると
小さな女の子が寄ってきます。
「ネェ、コレ買ッテ」
いらな…
え?えええっ!?それ、わたしだ、なんでーっ。
遺跡入場パスをチェックされたとき写真まで撮るんだなあと思った、そのときの写真。
妙ちくりんな顔入りおみやげものにされておったのです。
「あはっはっ、おねーちゃんやーん。しかも、満面の笑みやんねーっ」と笑う小妹…。
むぅぅぅっ。
ちびた少女には悪いけど、いらん、そげなもんいらーん。
ディズニーランドのスプラッシュマウンテンできゃーーと叫んだあと
降りたところで貼って販売されてる写真と似てるようで違う。
子どもに売らせるところが腹立たしい。
ううっ、まったく。
「私、おなかすいたー」
とわたしの腹立ちをよそに小妹はマイペースです。


シェムリアップの街までがっくんがくがががっと1時間のドライブです。
途中、激しく雨が降ったあとがある。
広がる田んぼの稲は、植えて間もなかったり、すでに実っていたり
三毛作くらいはできそうです。
大きな水たまりのような池で男の子が釣りをしています。
カエルでもとってるのかも、おかずにするんだ、きっと。
放し飼いの鶏、痩せてるけどお肉が引き締まってそう、おいしかった手羽、小さかったもんね。
行きと変わらぬ風景を少々違った感慨でもって飽きずに夢中で眺めていました。


シェムリアップに戻るとちょうどランチタイムです。
タラ・アンコールホテルでタイ料理をいただきます。
ナスと豚のピリカラサラダ
チキンのグリーンカレー
プレートは、豚と野菜のタイ風オムレツ、フライドチキンのカシューナッツ添え
魚のフライ・レッドカレーとココナッツミルクソース和え 
デザートのフルーツ盛り合わせとコーヒー
わたしはアンコールビールもいただきます。


タイ料理というより、あくまでタイ風のカンボジア料理な味わいです。
グリーンカレーはおいしかった。
小妹も周囲の人も「辛っ」って言ってたけど、もっとくーーっと辛くていいな。
全体的にもう少しすっぱ辛いのがタイ料理、味付けは甘めです。


ああ、おなかいっぱいだね。
またわたしは小妹よりたくさん食べました。
ここで二日間同行した人たちとも、ガイドのボンちゃんともお別れです。
東京から来ていた一人旅のかわいい二十歳の女の子ともさよなら。
家に着くまで気をつけて、元気でね。
ボンちゃん、ありがとう、楽しく観光できました。
そうしてホテルに戻り、汗を流して、ベッドにもぐりこみました。



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バンテアイ・スレイにも行けたよろこび~~~♪



2009年11月12日 (木)

アンコールワット*19 バンテアイ・スレイへ

「おねーちゃん、めちゃくちゃ揺れるやんね。酔うかも…」
うううっ、わわわかかかるるるっ、もう寝ときー。
一応、ちゃんと舗装されてる道なのです。
路肩はないけど、この一本道しかない。
車窓の風景の写真を撮りたいと思ったけど、無理。
がったんごっとんがががっと揺れて、カメラ落としそう。
「ちょっと雨が多いとこの道は川にナッテシマイマス」
水に沈む道なんだ。
なるほど、道の両側にある家々は高床式です。
一階部分は、痩せた豚や痩せた牛や痩せた鶏やガリガリの犬たちがいます。
放し飼いです。
二階が住居部分のようです。
掘っ立て小屋といっていい。
テレビで見たことがある、こういう住まい。
裸ん坊の子どもが遊んでいます。
水牛がつながれもせず、大きな水たまりで髪を洗う女性もいる。
田んぼが広がる。
その向こうにジャングル。
田んぼが広がる。
背の高い高いヤシの木。
その向こうにジャングル。
掘っ立て小屋はたぶん農家です。
米を作る。
ヤシの木から砂糖を作る。
男の子がハンモックに揺られています。


1時間は走らなかった。
うっかりすると鞭打ちにでもなりそうな振動のなか到着したのが
バンテアイ・スレイ。
ここでもパスをきっちりチェックされ、写真まで撮られ、参道をゆきます。
なんって田舎なんだ、なんって貧しいんだと揺られた気持ちを抱えて振り切れぬうちに
ハッと広がるのは赤い石で積み上げられ、水に囲まれた遺跡です。


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バンテアイ・スレイ。
10世紀中頃の「女の砦」を意味するヒンドゥー教寺院。
シヴァ神(破壊の神)とヴィシュヌ神(太陽神・維持する神)に捧げられた寺院だそうです。
赤い砂岩とラテライトで作られていて、細かいレリーフが岩に彫られたとは思えないほど美しく、郊外のジャングルに埋もれていたからか、地雷がしかけられていたからか
さほどの盗掘もされずに残り保存されています。


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カーラ(時間を象徴する神で、やむやむ命ゆえ自分のからだまで食い尽くして顔だけになった怪物)の上に座るヴィシュヌ神(太陽神)。
この塔門をくぐって寺院の中に入ります。


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ヴィシュヌ神の妻のラクシュミーが、象の聖水で清めてもらっています。
その下にガルーダ(ヴィシュヌ神の乗り物で金色の羽の怪鳥、ワシだけれどからだだけは人間。ナーガの天敵)とナーガ(不死の象徴の蛇神、人間の顔にコブラの首ヘビの尾をもつ)が描かれています。


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踊るシヴァ神(破壊の神)です。
うーん、これは、ヒンドゥー教の物語を知ってるともっともっと楽しめそう。


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フランスの作家アンドレ・マルローが魅せられて国外に持ち出そうとして逮捕されたという、いわくつき「東洋のモナリザ」と呼ばれるデパター。
アンコールワットのデパターよりもやわらかな姿です。
今は、立ち入り禁止の枠が張られ、近づいて見ることができなくなっています。


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東西の壁面のデパターを拡大してみました。
アンコール・トムより、アンコール・ワットより1世紀以上古いものなのに、繊細なまま彫刻が残っているのは、赤い砂岩が上質なものだったからでもあるようです。


バンテアイ・スレイは、小さな寺院。
ぼんやり通り過ぎたレリーフも多い。
もっとちゃんと刻み込んでくればよかったな。
遺跡の観光はここが最後だとよぎる。
空を見上げたり、鳥の声に耳を澄ましたり
歩いて汗ばんだところにそよぐ風が思いのほか気持ちよかったり
伽藍は地面から燃え上がった炎なんじゃないかと感じられるほど
赤い赤い地面。
燃え上がって、灰になって、赤い地面にとけて
またジャングルに戻ってしまうのもいいのかもしれない。
そんなふうに生きて終わって自然に戻れそうだと感じられるから
ここの子どもたちの笑顔がとてもまぶしく映るのかもしれない。
圧倒的な自然の中で生きる貧しさと豊かさを少しだけうらやましく思いながら
ないものねだりのちゅんたろーは、はふぅと呼吸を整えたのでした。


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Banner_02これで遺跡を見るのはおしまいなんです~~~。



2009年11月11日 (水)

アンコールワット*18 シェムリアップから郊外へ

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早起きしたし、午前中はしっかり遺跡観光だし
たっぷり食べておかなくちゃいけないのにデジカメの調子が
気になって気になってしかたがありません。
なんかもう、とっても不幸、うう。
大事なことは、倒れることなく遺跡を見て回って、無事に旅行を終えること。
だから、カメラの調子が悪いくらいいいぢゃない。
と、理性では、わかーる。
写真を撮るのが目的じゃないのに、すごく写真が好きってわけでもないのに
なんか、落ち込むの。
「いいやん。携帯のカメラもあるしさ」と小妹。
まあね、そうよね、そうやんね、そうくさねー。


ぶつぶつ言いながらも、小妹よりもたくさん食べて、けっこう元気で
8時5分、ロビーでガイドのボンちゃんの迎えを待ち、出発です。
シェムリアップから北東へおよそ40km。
車で1時間ほどのバンテアイ・スレイへ向かいます。


まずはアンコールワットを抜けてすぐ北のプレ・ループに寄ります。
ワットより古い10世紀中頃のヒンドゥー教、ピラミッド型の寺院です。
ここは死者を荼毘に付す儀式を行っていました。
古い火葬場、です。
シンプルで、レリーフのデザインも剥離が激しいからか
ざっくりしたもののように思えます。


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階段をのぼると、すぐに汗がふき出してきます。
中央の祠堂の中で、どんっと胸を叩くと、響く音に祈る。
線香を一本。
高く狭い天井に小さく切り取られた空が見えます。


たぶん、とても危険なところにいるんです。
下をのぞくと、背筋がぞぞーっ。
柵もラインもなにもない。
あと一歩行くか行かないか、個人の判断にまかされている。
規制がないって、いいな。
自由で、いいな。


ちょっと車で来ただけなのに、もう街の影も何もない。
暑いね、今日も。
水、ちゃんと飲もうね。
マイクロバスは昨日と同じ、元は北九州の行橋警察署で使われてた
日本の中古車です。
「ミナサン、かならずシートベルトしてくださいネ」とボンちゃん。
ええぇ~~と思ったけど、確かにほんとによく揺れます。
車が古いせいというよりも、舗装されてるけど道が悪い。
ごごん、ごごんと揺られてるうちに、まあ、いいか。
写真がたっぷり撮れないことも、心の隅っこのカケラくらいになりました。


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写真の開けた方向にシェムリアップがある、はず。



2009年11月10日 (火)

アンコールワット*17 ちゅんたろー不幸になる

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ロビーにボンちゃんが迎えにきてくれるのは午前5時5分。
4時半には起きないといけないね。
夜明けのアンコールワットを見に行くんです。
小妹は寝起きが悪い。
機嫌が悪いとかではなくて、頭が動いてないように見える。
ちょっと笑える寝起きの小妹です。


この日も曇っています。
カンボジアは熱帯モンスーン気候。
5月から10月までが雨期。
11月から4月までが乾期。
暑いのは4~5月で日中は40度くらいに気温があがるそうです。
雨期の終わりの9~10月がいちばん雨量が多い。
わたしたちが行ったのは、その雨の多い10月なかばです。
降水予想100%ですもの。
気温は32~33度くらいで、雨が降ると気温が下がり、日が落ちても気温が下がる。
真夏の気温だけれど、大阪の夏よりずっと過ごしやすいです。


まだ暗い中をバスで北に、もう覚えてしまった道をまっすぐ。
左にシェムリアップにしては大きな建物があり、病院だって気がついていました。
そこに、幼子を連れた人の行列ができています。
日の出前なのに、どこから来たのかと思うほどの列です。
病院が、少ないから、早朝から並ぶしかない。
親に抱かれてる具合の悪い子は夜中をどう過ごしたんだろう。
早く病院内に入れる時間になって、診てもらえるといいと思わずにはいられません。


アンコールワットの人出にはちょっとびっくりです。
朝焼けに浮かぶ姿は美しい、らしい。
季節によって、太陽が昇る位置が変わって美しい、らしい。
らしい、らしいのですが、残念ながら、晴れてはくれませんでした。
それでも、朝の空気は格別。
到着したときは、懐中電灯がなければ、水たまりに突っ込みそうな暗さだったのが
蒼い空にシルエットが浮かんでくるんですもの。


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池に映った姿に、深いところがしーんとします。
雨期だから、水量もたっぷりです。
鳥のさえずり、というより鳴き声が空を見上げさせます。
ジャングルに消えていく。
ジャングルからあらわれる。
いいよねぇ。


「ホテルに戻って、朝ごはんやんねー」
うんうん、今日もがんばらんといかんけん、食べなね。
午前6時過ぎです。
西大門を出て、バスに乗る。
その前に、まっすぐ続きジャングルに消えてゆく道をカメラで撮ろうと思いました。


***メモリがいっぱいで書き込めません***


え。
えええっ!
ショ、ショック、ショーーック。
どうして、どーしてっ。
ちゅんたろー愛用のデジカメ、ロートルファインピクスちゃん
まだたいして撮影してないのに、メモリ満杯なのはなぜなのでしょう。
わ、わたしは、たぶん、顔をあおーくしてたと思う。
もう撮れん…どうしよう…。
「え?なーん、スペアのメモリは持ってきてないと~?」
うん、そんなん今まで必要やったことないもん。
「まあ、しょうがないやん。失敗しとう写真とかあるやん?削除したら~」
小妹はのんきに他人事です、にやにやしてるし…。


熱が出て動けなくなっても、こんなにショックぢゃないと思う。
予測してなかった事態に弱いちゅんたろー。
ああ…まだ旅はつづくのにぃぃぃぃ。。


あの背の高い木は、どうしてあんなに高いんだろうね。
さあ、わかんない。
どうでもいいぢゃん。
ちゅんたろー、もうカメラが信用できない、木の背が高いのがなんだってゆーの。
ああ…。
「おねーちゃん。朝ごはん、食べて、薬飲まないかんとよー」
はいはい…。


ホテルに戻る車中、途方に暮れまくるちゅんたろーでした。




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小妹の新しいデジカメを「わたしにちょーだい」と言いたいちゅんたろーでした。



2009年11月 8日 (日)

アンコールワット*16 伝統アプサラダンスとディナー

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日が暮れるとともに、真っ暗になる。
そういうことにとてもホッとさせられます。
シェムリアップの街に戻るバスの窓のそとをぼんやり眺める。
そうしている自分がどこか信じられないような気持ちです。


あと少し。
夕食は、伝統舞踊、アプサラダンスを見ながらのカンボジア料理。
舞台を前に、広々としたレストランです。
50種類の料理が並ぶブッフェ。
ここはやはり観光客が多く、欧米系の人もたくさん。
まずはアンコールビールを頼みます。


お料理を取りにゆくと、種類が多くて多くて迷ってしまいます。
見た目で、味がわかるようなわからないような。
食材が、わかるようなわからないような。
ごはんも麺もおかゆもパスタもお好み焼き風もたこやき風も
煮込みも、カレーも、シチュー風、煮魚、揚げ物、炒め物、サラダあれこれ
それから、スィーツ。
別に香草、ライム、チリ、ソース、調味料は好みで。
そんなにたくさん食べられないのがすっごく残念。
なんなのかわからないのは味見したいんだもん。


観光客向けと思いきや、案外どれもおいしいんです。
生春巻きだけは、えびが少し生臭くて、ひとくちでごめんなさい。
「え、そうなん?じゃあ、私もやめとこ」と小妹。
用心深いなー、くすす。
「ねえ、おねーちゃん、これってサバ?」
魚のぶつ切りの煮物のことです。
煮締まった感じだけ、ちょっとサバっぽいけど…。
小妹ぉ、この内陸でサバを食べるわけがなかろ?
「そうっちゃけど。ぢゃあ、これはなに?」
うーん…。


これは何かと訊ねられたらば、ここなら淡水魚だから
雷魚かなまずか、そういうのじゃないかなあ。
どっちだとしても、おいしいよね。


ひとしきり食べたころ
舞台がはじまりました。
伝統舞踊、アプサラダンスです。
遺跡の壁のレリーフに見ることができるアプサラを模したといわれる踊りは
思わず見入ってしまいます。
やせっぽちでは踊れない、手の動きが腕から指先まで美しい。


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*宮廷舞踊 アプサラダンス 5人の美女がハスの花びらをまきながら優美に踊ります。


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*ロアム・ヴォン(輪踊り)のトロラオク
収穫後、男女がココナツの殻を打ち合わせながら踊るのだそうです。


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*漁をしながら、民謡のような掛け合い歌を男女で歌い恋のさやあてをしていました。




あ、スコールだ。
スコールがバケツを引っくり返したように天から水をぶっちゃけています。
舞台では、男女がココナツをこんこんとぶつけ合いながらの踊りが楽しい。
庶民の踊りは、日常の生活の中での恋のやりとりの物語になっているようです。
音楽とスコールの音が混じり合います。


伝統舞踊は、ポルポト派の圧制のもとでその関係者の9割の人々が虐殺されたそうです。
生きのびた人が今こうして伝えている。
そんな風にも見えない。
たっぷり食べて、舞台に見入ってる人が多いのがいい。
夢中になりすぎて、舞台に上がってまで写真を撮り続けている欧米人のおじさんもいたりして
満腹とビールと疲労と踊りと、スコール。
気温が少し下がったようです。
たっぷり楽しんで、午後8時半ごろ。
ホテルに戻り、サービスの足ツボマッサージを30分受けました。
痛くもなく、さするようなもよよーんとしたマッサージです。
「いろいろ、あるよね…」と小妹。
う、うん、くすす。
いちにち、長かった。
明日は早いから、もう、おやすみなさい。




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ざぶざぶと降りました。スコール、すごいです。



2009年11月 6日 (金)

アンコールワット*15 プノンバケンからの夕日

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「プノンバケンのサンセット」というのが
丘を登ることだとは考えていませんでした。
プノンバケンは、アンコールトムの南大門の手前から登る
標高60メートルの小高い丘です。
そうだったんだ~~。
いや、いいーんです。
登るよ、登ります。
それなりの傾斜の赤土の舗装してない山道を20分くらい。
ふぅぅぅぅ。
苦しいぃぃぃ。
でも、ほんとに空気が濃い。
苦しいけど、気持ちもいい。
ずいぶん、太陽が傾いています。
丘の上に、遺跡があります。
ここの階段もなかなかの角度です。


思いました。
ここで発作を起こしたら、死ぬ…って。
ど、どうする…。
どうするもこうするも、ここは行くでしょう。
逡巡してる間によじ登っちゃえ。


欧米のからだの大きすぎるおばさまの中にはあきらめた人もいました。
なるほど、だから、かかともフォローできる歩き慣れた靴がいいですよって
あちこちに書いてあるはずです。


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夕日を見る絶好ポイントのようです。
いろんな国からたくさんの人がすでに陣取っています。
この日はくもり。
美しい夕日は拝めなくても、360度のパノラマはすばらしい。


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写真右前方には西パライがのぞめます。
古い古い巨大な貯水池です。
南にはシェリムアップ
北はずずずーーっとジャングルジャングルジャングル!!
ああ、ジャングルの中にいるんだって
地平線までジャングルなのです。


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南東の木々のあいだからアンコールワットが顔を見せてくれています。
すごいな、すごいな、すごいな。
あまり多くのことを考えることができなかった。
すごいな、すごいな。
ジャングルと水と遺跡。
人間の生活の気配はぐるり、ジャングルに埋もれてうかがい知れません。


日が暮れると真っ暗になります。
急な階段は登るより降りるほうが怖い。
真っ暗は怖い。
それでなくても、万が一が怖い。
ねえ、ねえ、小妹、早めに階段だけでも降りようよ。
「うんうん、そうしとこう」
わたし、案外身軽です。
からだが大きいからかな、ちゃんとストレッチをかかさないからかな。
そういえば、登る前に小妹からまたあの臭い漢方の茶色のカケラをもらって
かじったんだった。
そのおかげかも。
けっこう器用に降りて、そのあとに小妹が続きます。


一緒に回ってる人たちが集まってくるのを次第に暮れゆく中を待ちました。
気持ちがよかった。
ここでスコールに降られなくてよかったね。
「うんうん、ほんとだよ、大変だよね」
どんどん暗くなるよ。


一同集まって、プノンバケンの丘を下るときには、もう真っ暗で
ガイドのボンちゃんが懐中電灯で足元を照らしてくれる中
かえるがぴょんぴょん
小妹が「ひぃ、ひぃぃ~~~かえる、すかんっちゃーんっ」
くすす。
誰かと一緒だからこその闇の楽しさを味わいつつ
急ぎ足でやわらかな土を踏み下ったのでした。


ここは象で登り下りすることもできます。


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天気がよければ、茜色の空が見えたのでしょうね。
でも、わたし、がんばった~~~~~!!




2009年11月 4日 (水)

アンコールワット*13 アンコールワットへの道

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出発前にガイドブック「地球の歩き方」の他に「悲しきアンコールワット」(三留埋男)と
「地雷を踏んだらサヨウナラ」(一ノ瀬泰造)の二冊をを読みました。
「悲しきアンコールワット」は19世紀にフランス人アンリ・ルオーに再発見されてのちのアンコール遺跡が、植民地支配、戦争、内戦が続いたついこの前まで
国内外の盗掘者たちに持ち出され、
世界中に流通していたことの実際を調査研究して書かれたもの。
「地雷を踏んだらサヨウナラ」は浅野忠信主演の映画「TAIZO」の原作で、
報道写真家一ノ瀬泰造がカンボジアで行方不明になるまでの手紙や日記を
彼の撮った写真もおり込みつつまとめられたものです。


盗掘の実態は、さもありなんという思いで読み終えましたが
一ノ瀬泰造です、カンボジアでいなくなったくらいしか知らなかったけど、
なんとまあ、これほど無謀な人だったとは、あきれてもうげっそりです。
組織に属することを嫌い単独行動を好み、一攫千金を狙い写真を当ててやろう。
その野望をポルポト派支配下のアンコールワットを撮影することで叶えようとし、
夢見、夢見て、ひとりジャングルに入り、最後は行方不明。
まったく、用心深さのかけらも情報収集力も状況分析力も、見受けられない。
ああ、もう、死なんほうがおかしい。


飾り気なく、まっすぐで、偽善的でもなく、子どものような彼の人柄に惹かれてか、
映画化のあと、アンコールワットを訪れる若い人がとても増えたのだそうです。
ふーん。


本に掲載されている写真は、特にいいとも思わない。
ただ、1枚。
シェムリアップの街で、すぐ近くにあるはずのアンコールワットにたどり着くことができず、どうにかつてを頼ってみたり、ひとり近づこうとしては果たせず、もがいていただろう彼が撮った一本の道の写真は胸に残りました。
ジャングルの中に消えてゆく真っ直ぐな道は、アンコールワットに続いている道なのでしょう。
見たかったんだろうな、ただもう見たかったんだろうな。


シェムリアップの街から北へ一本道でした。
あの道は、この道。
あの街で人が大勢死に、ここでも虐殺が行われ、
ここに来る途中で処刑されてしまった。
彼は一瞬でも目にすることができたのだろうか。


そびえ立ついくつもの塔が、堀を渡り、門をくぐり、参道を歩くうちに形や高さを変え、
雨期の終わりの豊かな水をたたえた池の前で、
ああ、ここなんだね、これなんだねと思う。


見たかったんだろうな。
恋焦がれたんだろうな。
池の周りにはたくさんの観光客がいて、それぞれに写真を撮ったり、談笑しつつ眺め入ったりしています。
そのざわめきもシャッターの音も消えて、なんだろう、鳥が近くで鳴きはばたきました。




Banner_02すばらしかった。



2009年11月 2日 (月)

アンコールワット*12 仙豆のような漢方薬

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タ・プロームを出て、バスでランチに向かっているとき
「おねーちゃん、これをかじって」と小妹がごそごそっと出してくれたのは
怪しげな金箔のついた漢方薬の茶色のかけらです。
小豆くらいの大きさで、出したのが小妹じゃなかったら絶対断りたいしろもの。
「よぉく味わってゆっくり舐めるようにね」
う、うん。


まずいです。
臭いです。
でも、ちびちびかじった。
口の中に残りすぎるうえ、金箔が前歯の裏にはりついた。
「気色悪かろ?でも、それをよく舐めるのがいいとよ」
周囲の人に申し訳ないくらいの臭さ、だったはず。


バスは日本人女性がオーナーのアンコールクッキーの店に寄ります。
有名店です。
アンコールワットの形のココナツやハス味のクッキーがお土産にちょうどいい、らしい。
カンボジアの物価を考えるとかなり高い値段設定です。
でも、うん、けっこうおいしい。
ほかのお土産ものも品質はとてもよいようだ、とあとでわかりました。


ランチはカンボジア料理。
ここは、観光客御用達って感じのレストランンです。
のどが渇いたので、アンコールビールを、くぃーっと
カンボジアの米麺のクイティウ、チリとライムが欲しいところ、
そうすると引き締まります。
雷魚とココナツミルクの蒸し物のアモックトゥレイは、スパイスがきいておいしい、これは好き。
それから、さつま揚げに野菜炒め、ごはん。
デザートはジャスミンティーにかぼちゃプリン。
かぼちゃは甘く煮すぎてありプリン部分は甘すぎの激甘です。
ああー、食べた食べた。


外に出るとくもっていた空が青く、陽射しが強くなっていました。
あら、少し元気かもよ。
「効いたとよ、あの薬」
そうだ、ビールも飲んだしね、すごいなあ。
仙豆のような小妹の薬です。
このあと、いったんホテルに戻って休憩です。
即行でシャワーを浴び、ベッドにもぐりこみ
いつものように昼寝をしました。




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Banner_02なにはなくとも、昼寝!ですねー。



2009年11月 1日 (日)

アンコールワット*11 タ・プロームへ

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アンコールトムの象のテラスのところで待っていたバスに乗り込みます。
東に向かって5分ほど、ジャングルの中の一本道をゆき
南へ曲がるとまもなく、車やバイクタクシーのたまり場です。
そこからは赤土の道を、タ・プロームの西門へ歩きます。
10メートルほどの幅の道からはすぐにジャングルです。
分け入ったところにオオカミのように犬がいます。


数種もの楽器が重なり合う音がして、道の左側に民族衣装の男性たちが
座って黙って弾いているのです。
地雷の被害者の人たちです。
背の高い高いうっそうとした木。
たっぷりの水のお堀。
重たい重たい空気。
歩いていて、呼吸がとても楽です。
酸素が多いからです。
暑いけど、疲れたけど、楽。


生い茂る木々は遺跡を侵食しています。
クメール王朝が衰退して、滅びて、
ジャングルの中に置き去りにされた寺院。
タ・プロームです。




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ガジュマル(スポアン)の木肌は岩のような手触りです。
大きい。
食っちゃってる。
メキメキと闇に響く音がしたんだろう。
ガラガラと崩れる石に鳥たちがざわめいたんだろう。


ここが見たかったんです。
そう、ここが見たかったの。




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そこここが、成長し伸びてきた木に食い込まれています。
そして、崩れている。
崩れた壁は、そのままにされているところが多いです。




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想像以上の状態に圧倒されながら進みます。
レリーフも美しいのに、自然の力の激しさに気圧されてしまいました。


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ひれ伏すしかない。
明日、遺跡が崩れたと聞いても、驚かないと思うのです。
壁の内側を覗いてみると、補強はしてありました。
どのくらいの意味をなすのかはわからない。
この木、今だって成長してるのだろうから。




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タ・プロームの主は木々の精霊のようなものなんだろう。
生きてる滅びゆく遺跡です。




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ふたりのデパター(女神)です。
夜中、そっとしゃべったり笑ったりしているのじゃないかしらん。


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左のデパターを拡大してみました。


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右のデパターです。
ああ、もっとよく見ればよかった。
回廊のあちこちに美しいレリーフがあるのです。




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タ・プロームの補修はインドが担当しているそうです。
食い込んだ木を取り除くことは不可能でしょう。
周囲の大きくなりすぎたガジュマル(スポアン)は切られることもあるそうです。
倒れて折れて、枝が落ちてきて、ケガ人が出たこともあるとか。
補修の方針なんてたつのかしら…と思う。
人間の作ったものに永遠はないと微笑んでいるデパターたちです。




Banner_02きっといる、精霊が、いると思った~~~



2009年10月26日 (月)

アンコールワット*10 バプーオンを左に象のテラスへ

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バイヨン寺院を北に抜けてすぐ左がバプーオン。
ピラミッド型の遺跡は補修中で入ることはできません。
バプーオンまでの参道は、円柱にささえられています。
もぐりこんでみると、不思議な世界です。
この参道、地上と天界をつなぐ虹の架け橋の意味を持つそうです。


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ここから、王宮のあとや、女池・男池を見学しながら歩くのです。
ぼんやり。
暑いなぁ。
道はあるようでない。
雑草が茂って、人に踏まれて、でも、みずみずしくて、緑
土は赤い。
幼い子たちが物売りをしています。
4歳とか5歳とか、もしかしたらもっと小さいのかもしれない。
「コレ、1ドル」と言いながら、布や小物や写真ハガキを売り歩く。
小妹は「いやだな…。目が合うとつらいもん」と言っていました。
わたしは、
わたしは、欲しくなければ買うまいと、ひとりずつに「NO」とつぶやく。
小妹は「一度買うと、次の子を断れなくなりそうやん?」と言う。
わたしは、遺跡の周りにいるような子たちは、
貧しくてもまだマシなのじゃないかと思う。
笑うとたまらなくかわいい。
黒目がくるりと丸くてきらきらしてる。
大人の物売りもたくさん。
カンボジア人は自由に出入りができるんだね、ここ。
果物売りもいたし、チュニックのような服を売っていたり
ひらひらさせてホコリをかぶってるなあって布のバッグを見せていたり
遺跡をほんの数メートルでも離れると寄ってくる。
犬が、繋がれずにいます。
飼われてるのじゃない、野犬です。
生命力がギラギラとあふれ出てる。
昭和の昔には日本もそうだった。
野犬がたくさんいた。
かわいくないけど、痩せて筋肉質で精悍です。


王宮は木造で、黒檀などの高級木材で作られていたらしいけれど
跡形はありません。
ここで、どんな生活が営まれていたのだろう。
想像もできない。


たどりついたのは、象のテラスです。

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王宮前の閲兵を行ったテラスだそうです。
王宮の東にあたります。
アンコールトムの東にある「勝利の門」から行進してきた兵士と会う。
戦いに出て負けたなら、勝利の門より南にある「死者の門」から戻る。
ここで王に会うことのできた兵士たちの様子は、どんなだったんだろう。
広い広いテラス前の広場です。

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Banner_02ここで、いったんバスに乗ります。ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ……



2009年10月25日 (日)

アンコールワット*9 バイヨン寺院

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南大門をくぐり、そのまま北へしばらくゆくとあらわれるのがバイヨン寺院です。
クメールの宇宙の中心。
クメール最盛期の街の中心。
ヒンズー教と仏教が混合された寺院。
入ったすぐのところはビニールシートがかけられており、補修中でした。
ここの補修は日本の東大が取り組んでいるそうです。
風化が進んだ遺跡です。




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さらりと目の前にアプサラのレリーフがあらわれました。
触れるくらい…と思うとどきどきします。
アプサラは女神。
伝統舞踊のアプサラの踊りの手つきはこれがお手本。
まねしたくなります。
くすす。




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寺院はふたつの回廊でできていて、回廊にはレリーフがほどこされています。
クメールの歴史、戦い、貴族・庶民の日常が豊かに盛り込まれ
見ごたえがあります。
わたしが見たのは南の一部だけ、惜しい、と今思う。。
このレリーフは、チャンパ(ベトナム南部)との戦い。
このおかっぱ頭の戦士たちは、南ベトナムの人たち。
ちょっとしたたかでいぢわるな顔をしています。




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この戦士たちは、クメール人。
耳がたっぷりと長く、微笑みを浮かべているのが特徴です。
中国人は目が細い顔に彫られていました。
戦いに負けて船から落ちたなら、ワニに食われていたり
トラに襲われていたり、漁をして魚を料理していたり
興味は尽きません。


トラは本当にいたのだそうです。
今はいない。
ガイドのボンちゃんによると
「地雷で全滅シマシタ」
本当かどうかわからないけど、リアルに迫ってきました。
地雷。
地雷。




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回廊をめぐりながら、ふと見上げるとそこにもアプサラ(女神)がいます。
石、落ちてきても不思議なさそう、と思う。




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寺院内の石段をもうろうと昇ります。
「はい。コチラデスヨ」とボンちゃんについてゆくと
観世音菩薩像です。
これが、クメールの微笑み。
すぐ間近で見ることができ、大きく迫力があります。




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ツアーだけれど、それほど急ぎ足ということもなく
空を見上げ、息つくよゆうはちゃんとありました。
足元にもアプサラ。
自然の中のギャラリーです。




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バイヨンを南から入り北に抜けて振り返りました。
補修を待つ石がそこいらじゅうに置かれ、苔がはえています。
ずいぶん傷んでいる。
見学できるところは減ってゆくのかもしれません。




Banner_02レリーフはぜひもう一度じっくり見たいです。



2009年10月24日 (土)

アンコールワット*8 気づくとアンコールトム南大門

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マイクロバスでソカアンコールホテルの横の道を北に向かって走り出したとき、
体調の悪さを嘆くより、こうして外を眺めていることに感謝しました。
よかった。
とにかく、遺跡にまでは行けそうだから、よかった。
全体を見渡すだけでもできるかな。


ボンちゃんは、薄いベージュのシャツに紺色のズボンをはいています。
国が認定している遺跡ガイドの制服なのだそうです。
アンコールの遺跡群を見学するには入場券が必要です。
アンコールワットの手前にチェックポイントというところがあり
1日券20ドル、1週間券60ドルなどで近辺の遺跡を日程に合わせて好きに回ることができます。
ウェブカメラみたいなもので顔写真も撮影して、パスに印刷されます。
わたしたちは3日券40ドルです。
見学中は首にかけ、要所要所で水色のシャツに紺色のズボンの制服の係官にパスと顔を確認される検札があります。
なくしたら、再購入させられる上、その料金の5倍の罰金を支払う決まり。
なかなか厳しいです。


パスを首から提げ、再びバスに乗って北へ。
大きな堀に囲まれたアンコールワットが右に見ながら通り過ぎ、さらに北へ。
まずはアンコールトム(大きな町の意)に向かいます。
「さあ、オリテクダサイ」
わたしの目に飛び込んできたのは、象。
ふつうに歩いています。
この高い背に乗って観光することもできるようです。
欧米の人たちがよく揺られているのを見ました。
うわぁ…とぼんやりしていたら
「ここがアンコールトムの南大門デス」
アンコールワットから一本道。
突き当たりがこの四面仏の南大門。
不思議と、あっさり来てしまったような、当然のような
妙に現実感のない到着となりました。


アンコールトムは、南北西と東にふたつの5つの門を持ち
周囲12キロメートルという城壁の中に十文字の主要道路。
ジャバルマン7世によって建設されたその中心にバイヨン寺院が
クメール王国の繁栄を今に伝えているのです。




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* 今は、とーっても乗りたい!
このときは「ああ…象だ…揺れそう…」とぼぉーっと思っただけー。



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*南大門の四面塔のひとつの顔の長さは3メートル。
でっかいです。




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目の前にある実感が遠いのが残念だけど、到着ですー。



2009年10月23日 (金)

アンコールワット*7 カンボジアとシェムリアップの地図

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インドシナ半島の中央部にあるのがカンボジア王国です。
首都はプノンペン、人口は約134万人。
面積は日本のおよそ半分。
総人口は約1340万人。


メコン川からの水が流れ込む、東南アジア最大のトンレサップ湖は
雨期には琵琶湖の10倍になり、周囲に支流をはりめぐらせ、
豊かな稲作を支えています。
その6km北にあるのが、アンコールワットの街、シェムリアップです。
プノンペンから北西に250km。


ちゅんたろーが8月に行ったのは、ベトナムのホーチミン。
ベトナムは細長ーい国です。




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アンコール遺跡の周辺の地図を紹介します。
地図の中央にアンコールワットがあります。
その西(左)にシェムリアップの空港
アンコールワットから南へ車で15分、シェムリアップの市街地です。
ホテルからオールドマーケットまで徒歩15分くらい。
本当にこじんまりとしています。


アンコールトム(バイヨン寺院)
タ・ブローム
アンコールワット
プノンパケン山
パンテアイスレイ
メジャーな主だったアンコール遺跡を回るプランでした。




Banner_02自分で地図を描いてみたら、下手すぎでした…ぷひーん



2009年10月22日 (木)

アンコールワット*6 朝のブッフェにこぎつける

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夜中に苦しぃとうなされるように目が覚めるたびに
こりゃまずい、ほんとにまずいと思いました。
どうする、朝、起きられなかったら、小妹にはひとりでツアーに参加してもらおう、
わたしはここで寝てたらいいし、でも、なんとか遺跡を眺めるところまでは行きたいし、
いや、夜中にこんなこと考えてる場合じゃない、眠ろう。
喉から肩、胸が熱くて苦しくて安眠できません。
とは言ってもそれなりの時間は休めているはずです。


携帯のアラームで起き上がりました。
きつい、けど、とにかく支度しよう。
「おねーちゃん。どげん?大丈夫?」
そういう小妹もうつろな動きです。
水を飲んだりしているうちに、なんとかなりそうな気がしてきます。
日焼け止めをぬって、メイクをして、朝食ブッフェに行こう。


カーテンを開けると、ホテルの中庭が広がっていていい感じ。
プールが青くて、プルメリアの白い花が咲いている。
夜中に雨が降ったみたい。
雨期だものね。
曇り空は遺跡観光には幸いかもしれない。
寝起きがものすごく悪い小妹と1階のレストランにゆきます。
座席に案内されて、好きなものをとりにいく。
バイキング方式です。
お、カンボジアも朝から麺類を食べるようです。
麺が三種類、黄色い縮れ麺、黄色い平べったい麺、白い細い米麺
具はチキンにビーフにつみれ、野菜いろいろ、薬味にライム、
組み合わせはお好みでというのはベトナムと似ています。
好きなように選べるのがいい。
卵料理は熱々オーダーで、お粥にパン・デニッシュ・シリアルいろいろ、
焼きそば・フライドライス類にハム、ソーセージ、サラダに野菜の各種炒め物、フルーツ、ヨーグルトなどなど。
三日過ごして、それほど変化はなかったけれど飽きることはありませんでした。


旅行中の朝食はたっぷり、食べ過ぎないことに気をつけるちゅんたろー。
さすがに、すすみません。
何杯も飲んでしまうコーヒーも、うーむ…おいしくない。
麺は、白い米麺を選びました。スープは少し甘めです、ベトナムのフォーのほうがおいしいかなと思いつつ、つるつるっと。
食欲ないときにはおなかに無理がありません。
小妹はわたしよりうんと食べない。
「私、朝はあんまりいかんっちゃん」
チョコがけのドーナッツをもぐもぐしています。


食べてるうちに、これはなんとかいけるかもしれない。
元気には遠いけど出かけられそう。
そう思えるようになってきました。
部屋に戻って、いつもの薬と小妹が出してくれたいろいろ漢方セットを飲み、水や蚊よけのベープや冷えピタ、必要なものをチェックして、午前8時20分にロビーでボンちゃんの迎えを待ちました。




Banner_02きわどいです、まぢで。外で大発作がなければとひそかに祈ーる。




2009年10月21日 (水)

アンコールワット*5 ソカアンコールにチェックイン

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暗闇直前の蒼い空がこんなに重たい空気に映えて美しいなんて知らなかった。
小さな空港を出て最初に思ったのはそのことです。
迎えにきてくれていたツアーガイドさんはカンボジア人のボンピアさん。
「ボーンちゃん、ボンちゃんとと呼んでください」
マイクロバスには、ホテルもプランも違う人が10人くらい乗り込んでいます。
これからホテルのチェックインを済ませて、
中華風クメール料理のレストランへ案内してもらう、そういうプラン。
有名店だということで、楽しみにしていたのだけど、何かを食べるという力がない、早く落ちついてもう寝てしまいたい。
ねえ、小妹。キャンセルしたらいかん?
「きつい?」
ごめん。食べたかろ。
「うんにゃ、私も胃が変やもん。レストランとごはん、どんなんか見たいけど」
悪いけど、もう無理な気がする。


外は真っ暗で道の両脇に何があるのかほとんどわかりません。
「すみません。疲れて休みたいので、今日の予定はキャンセルさせてください」
すちゃっと小妹がボンちゃんに交渉してくれました。
「ゆうごはん、イラナイノ?」とびっくり顔。
一応、ツアー会社の日本人スタッフに連絡を取って、事情を話して、
キャンセルの書類にサインします。


空港からそんなこんなで15分。
シェムリアップの街のちょうど真ん中あたり、
ソカアンコールリゾートホテルに到着です。
5階建てのクラッシックな広いロビーでチェックイン。
冷たいジュースがとてもおいしかった。
ボンちゃんと明日の予定を打ち合わせして、おやすみなさい。


案内された部屋はアップグレードされた広々スイートルーム。
大きなバスタブにシャワーブースが別でシンクはふたっつ。
こじんまりしたベランダがあって、大きなソニーのテレビ画面。
ゆったりソファに、うん、不足なし。
居心地よさそうな部屋です。
時刻はまだ午後7時ごろ。
冷蔵庫を見ると、飲み物の種類が少ないし水も足りない。
フロントに言えばいいのだけど、どうする小妹、コンビニ行く?
「うん、行こ。おねーちゃん、ほんとにわかると?」
わかる、そういうのはわかーる。
ロビーから外に出て右に、通りを渡ったところのガソリンスタンドの中にあるの。
「ほんとぅ?」と疑わしげな小妹です。


雨が降ったあとの水たまりがあちこちにあります。
10月いっぱいは雨期だから、スコール。
水たまりをよけながら歩くなんて、子どものときにはそうだったのにね。
いつの間にかなくなっちゃったよね、日本には。


コンビニ店内はごくふつうの雰囲気です。
あれこれ物色する元気はなくって、必要なものだけカゴに放り込みます。
値段はドル表示。
50セント硬貨を使おうとしたら、ことわられました。
おつりは、現地通貨のリエルで渡されます。
1ドルは4000リエル。
50セントは2000リエルで。
カンボジアでは硬貨は流通していないようです。
紙幣でごそっとお財布がふくれます。


とにかく
荷解きをして、シャワーを浴びて、食べたくないけど
機内で、小妹がいりませんとCAの人に返そうとして、
持っていきなさいとぐぃぐぃ渡されたサンドイッチをかじりました。
ベトナムのパンが意外とおいしいんだよね。
ごめんね、夕ごはん、ダメになっちゃって、でも、よかった。
もう横になれると思うと、キャンセルしてよかったよ。


ウエルカムフルーツのちびたな赤いりんごを軽く洗って、切れないナイフでむいてくれました。
昔の素朴なりんごの味がします。
足がボンレスハムのようにむくんでいて、
クッションをベッドの足元に入れ高くしました。
睡眠薬をいつもより大目に飲んで、どうか明日は起きられますように。
熱いからだが鎮静することを願ってあかりを消しました。



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Banner_02フローリングが気持ちいい、シックな感じの落ちついたホテルです。



2009年10月20日 (火)

アンコールワット*4 夕闇にシェムリアップ

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アンコールワットの遺跡があるカンボジアの街はシェムリアップ。
小さな街だけれど、国際空港があり、リゾートホテルがいくつもあり
アンコールワットへの観光の拠点となっています。
シェムリアップの空港から市街地へは車で15分。
ホテルのあたりからアンコールワットまで車で15分。
小さな小さな街です。


タイのバンコクから入るという手段もあります。
ホーチミンからと同じくおよそ45分くらいで到着です。
ベトナム航空の小さな機体に乗り込むと、
査証と検疫と入国出国カードの用紙が配られました。
時間があまりないのですぐに書き始めます。
高度が上がってもガクガク揺れる中、えーっとこれは何?ここは何?
だんだん気持ちが悪くなります。
「お、おねーちゃん。私、ダメかも…」
小妹がトイレに走り去ります。
ああ、吐いちゃったのね、うん、わたしが書くからもうゆっくりしてなさい、大丈夫よ。
45分のフライトだというのに、サンドイッチが配られます。
食べるどころじゃないです。
いらん、いらんよぉぉ。


「ああ…、ピザ、用意しとけばよかったのかな…」といまさらの小妹。
何言ってるの、すぐのことじゃない、大丈夫だってばと励ますわたし。
日暮れが近づき、右側の窓の外には
トンレサップ湖が広がってるのがこっそり見えます。
窓際のシートがよかったな。
いっぱいで取れなかった。
トンレサップ湖は、東南アジア最大の湖で、メコン川のダムのような役割をしている湖です。
雨期になると琵琶湖の10倍にふくらみ、乾期には琵琶湖の3倍くらいの大きさにまで乾きます。
その水上で移動しながら生活している人々もいまだにたくさんいるのです。
左側の窓にサンセット輝くオレンジが映ります。
夕陽も、窓から見たかった。
しんどくても欲どぉしいちゅんたろーです。


「き、きぼちわるい…」
着陸はしたけれど、ベルトはずしてもいいよサインはまだのとき、
小妹は二度目のトイレに走りました。
ああ、アンコールワットは、ほんとにまぢで遠いのかもしれない。


シェムリアップの空港は、敷地がただただ広く、
そこにはわたしたちの乗ってきた飛行機しかありません。
タラップを降り、クメールの赤い屋根の平屋建てのターミナルへとことこ歩いてゆくのです。
これが国際空港なのか、ちびただなと驚きつつ建物の中に入るとすぐ左に査証の発行カウンターがあります。
写真とUS20ドルとパスポートを出すと、3分も待たずに査証は発行されます、ほんとに簡単。
在日カンボジア大使館よりeビザより、ここで手続きするのが楽に安くできる気がします。


入国審査では、各自の写真もパチリと撮られ、けっこう厳密です。
小妹は写真を撮られたことに気がつかなかったそうで、ぶーたれ顔をカンボジアに残してきたと思われます。
荷物をピックアップして外に出ると蒼い深い蒼い空。
ガイドさんが出迎えてくれて、バスに乗り込むころには突然のとばり。
周囲にいかに照明がないのかがわかる暗闇に驚くばかりでした。



Banner_02_4よろよろのちゅんたろー小妹姉妹でし。。。






*写真左:「伸縮する湖」アジア最大のトンレサップ湖を右隣の人の迷惑をかえりみずパチリ
*右上:ちびたな国際空港シェムリアップ空港
*右下:ベトナム航空の軽食セットはパンがけっこうおいしいサンドイッチ、ピリリあられ、水



2009年10月19日 (月)

アンコールワット*3 ホーチミンはくもりぞら

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小妹は仕事柄、漢方薬に詳しいんです。
どのくらい詳しいかはわたしにはわからないけど
とにかく、小妹自身の体質に合った薬には精通している。
つまり、わたしの体質にも合う薬ということでもあります。
姉妹でそっくりのあまり良いとはいえない弱々の陰で虚の体質です。
初日からせっせと「そろそろやね、ほら、これ飲んで」
時計を見ながら差し出される漢方を、黙ってありがたくいただきます。


ベトナム航空午前11時発のホーチミンまでのフライトはほぼ満員。
「おねーちゃん。けっこうきれいやん」
ほんとだ。前回のほこりっぽいよろよろの機体とは違います。
「よかった。マスクしとかないかんかと思っとったよ」
うん、そうだねー。
とにかく乗り込めて、離陸した安心感。
ランチを食べたら、ぐっすり眠ろう。


まずはスパークリングワイン。
和食洋食を選べる中で、洋食のチーズとポテトのサラダ
スモークサーモン、ポークパストラミ
鶏肉冶部煮、炊き込みご飯、野菜
パン、フレッシュフルーツ、ラズベリーヨーグルトムースを選びます。
デザート以外はビールとともにしっかりいただきます。
味覚が鈍くて、味はよくわからないけど、しゃべって食べて飲んで
それから、持参の枕と、100円均一で購入した首用のエア枕を使って
ぐぅぅぅぅぅ。
「よう寝とったよー。私がジュースもらったりしたの知らんやろ?」
うん。


ホーチミンまでおよそ4時間半。
曇り空のタンソニェット国際空港に到着です。
タラップで降り立ち、バスでターミナルへ移動します。
トランジットのカウンターは、さすがのベトナム、愛想なしです。
一応手荷物検査をするのだけど、やる気があるのかないのかさっぱりわからない。
いや、やる気はない。
まるで裏口のような通路から、空港のビル内へ入ります。


今回の旅行。
ホテルでごろごろするのが目的じゃない。
アンコールワットの遺跡観光をしよう。
でも、もしかしたらわたしはできないかもしれない。
そんな思いがよぎります。
喉が腫れて、からだがだるくてしかたがない。
売店でミネラルウォーターを買うのもしんどい。
ベトナムの空港はUSドルが使えます。
ミネラル1本、2ドルです。
その1本が腕に重たい。


2時間ほどの待ち時間がさらに30分長くなりました。
出発が遅れるらしい。
飛行機、まだそこに来とらんもんね。
はぁ、ねぇ、きつくない?
「うん。私もきついよ」と小妹。
どぉーんとトイレに行きたくなって、なんと、もうおなかがゆるゆるなのです。
早すぎる。
まだ機内食しか食べてないのに。


進むしかない。
カンボジアのシェリムアップに、行くしかない。
でも、はぁ、ベッドで寝たい。
すでにふらふらのちゅんたろーなのでした。




Banner_02_3しんどくてしんどくて、何かをうらみたくなりました~~~






*写真左:着陸直前のホーチミン市内。街の真ん中の空港です
*写真右上:スパークリングワインにJALのナッツ
*写真右下:機内食は「ウエスタン&アジアンテイスト」確かに何料理なんだかわかりましぇん



2009年10月18日 (日)

アンコールワット*2 関空のラウンジまで遠かった

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厳しくない残暑からの季節の移りに
体調は目に見えて悪くなってゆきました。
気温が下がる日には寝汗がひどく、
次に微熱が出る。
日中、眠る時間も増えてきました。
足が弱らないように、天気のいい朝は、駅までおっちゃんを送ってゆく。
そうすると30分歩ける。
できることはやっておこう。


いつものように、出発の日が近づくと緊張と不安で、もきもきが沸きあがってきて、胸が痛く苦しいぃ。
しかも、喉が腫れてきました。
明後日なのに、明日なのに、喉が腫れてる、どうしよう。
インフルエンザならとっくに高熱が出ています。
扁桃腺が腫れてるだけです。


前日にトランクを出して、少し慣れてきた旅支度をばばばっとやります。
いちじくぬぎは、それで察した様子。
喉の腫れが引くようにと願って早めの就寝。
携帯のアラームが5時半に鳴り、起き上がると
「もう起きるん?」とくぬぎが大喜びなのが切ないのです。
熱はない。
でも、首から肩から胸に熱感があって重い。
恐る恐る鏡で喉を見ると、赤いだけじゃなくて、白いぷつぷつ。
白いのはダメ~~~。


ああ、これは、かなりヤバイまずい状態だなって思いました。
どうしよう。
どうしようと思ったところで、このくらいで旅行をやめるわけにはいかない。
第一、やめたくなんかない。
イソジンでうがいして、喉の薬を飲んで、決心します。
行こう、とにかく南へ行こう。
小妹とは空港のチェックインカウンターで待ち合わせです。
おっちゃんがそこまで送ってくれました。


10月10日の関空の午前9時過ぎは
思いのほか混んでいて、手荷物検査に長い行列ができていました。
ああ、おっちゃんも一緒に行けたらいいのに。
ちゅんたろー、すでにピーンチ。
「おねーちゃん。大丈夫なん?喉?えええええっ」
出発ゲート近くのラウンジで、熱いコンソメスープを飲み
小妹はバッグから袋を取り出し、茶色の粉をシートにこんもり
「ほら、これ喉に効くはずやん。飲みぃね」
魔法使いのように漢方薬を差し出してくれたのでした。




Banner_02_2ラウンジに到着するまでにすでに消耗しました。



2009年10月17日 (土)

アンコールワット*1 小妹と行こうカンボジア

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海外に一緒に旅行しようね、わたしがプレゼントするけんね。
そう小妹に言ったのはもう何年も前のことです。
病院に付き合ってもらったり、夕ごはん買ってきてもらったりの日常のあれこれはもちろん、わたしとおっちゃんが旅行に出るときは、いちじくぬぎのお世話の留守番。
ほんとにね、ありがとう。
海外旅行をプレゼントと言っても、わたしと一緒に出かけるので
これまた、もきもきちうの心配から道中のお世話まで、
お仕事満載になるのはわかってるんだけど。
行きましょう、海外へ。


小妹は少人数で運営しているところのお勤め人なので
なかなか休みが取りにくい。
プランが現実になるのに時間がかかりました。


今年のシルバーウィークにどお?という話になったのだけど
思い立ったときにはもうよさそうなツアーは売り切れソールドアウト。
じゃあ、10月の体育の日をはさんだあたりで探して
グアムはどお?
「うーん、連休のグアムはいつも高いね」
うん。
「じゃあ、おねーちゃん、台湾は?」
台湾はあんたいつも仕事で行ってるやん。
「そやね、韓国は?」
ダメ、暑くないとダメ。
「そっかー」
ベトナムは?
「ええっ、おねーちゃん行ったばっかしやん」
うーん。


ね、アンコールワットを見に行くっていうのはどお?
「ん。アンコールワット、見たい!うん、見たい。でも、行けると?」
ほら、このプランなら、ベトナムのホーチミン乗換えで大丈夫だよ。
わたし、ホーチミンの空港ならわかるし大丈夫と思うな。
「行く?カンボジア、行く?」
よし、行こう!


ベトナム旅行を経てからこそのカンボジアプランです。
いきなりは浮かばなかっただろうと思います。
年初の旅行をしまくりますの抱負もよかった。
元気なくてもひねり出そう。


日程を決め、どこを観光するか決め、旅行会社に申し込んでもらって
ホテルの部屋がスィートにアップグレードされて、おおっと喜んで
蚊がたくさんいそうだから、携帯用ベープを買って。
ベトナム旅行の興奮が全く覚めていない、9月の初旬のことでした。




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ふたりで海外ははじめてでした。旅行記、またしばらくお付き合いくださいませ。



2009年9月18日 (金)

ベトナム番外編 いわゆる旅行者下痢症

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おっちゃんは、軽い熱中症になった日からずっとおなかがゆるゆるで、
帰国便の中でも、帰宅してからも治らなかったのです。
「もう帰ってから3日もたつのにずっとや。なんや気持ちが悪いし、
病院で診てもらってくる」
うん、気になるようならそれがいちばんだよね。


そういうわたし。
旅行2日目からゆるゆるで、帰宅してもずーーっとゆるゆる。
おなかが痛い下痢ならたまらないけど、そういうわけじゃない。
便秘しておなかが重たい上に、発作のリスクがあることを考えたら何倍もラッキー。
そう考えていたので「まあ、いいじゃないね。そのうち治るし」とおっちゃんほど困った感はなかったのでした。


おっちゃん、病院で、固まり出したらすぐに中止するようにとの注意があっての下痢止めと、整腸剤のビオフェルミンが処方されました。
水分の摂取と消化のよいものを摂りながら治癒を待てってことでしょう。
「何があかんかったんやろ?」とおっちゃん。
うーん。
食べたものはほぼ同じです。
ベトナムのミネラルウォーター。
冷たいものには氷も入っていた。
生野菜も食べたし、ホテルでだけれどカットフルーツもたくさん食べた。
ハーブも香辛料も油も、わかんないなあ。


「なあ。何があかんかったんかなあ」
うーん。
ま、まあ、そういうものなんじゃないの?
海外旅行先でおなかおかしくする人は多いし、たいしたことなかったし
あたるも八卦あたらぬも八卦って感じじゃないのかな。
はじめてお目にかかる微生物もいるだろうしね。、
そのうち治るってば。
「そやけど、こんなんおかしいで」
う、うるさいなあ。


調べてみました。
ボクもワタシもゆるゆるでしゃーしゃーでしたという体験談がたくさんありました。
つまりは「旅行者下痢症」というものなのだそうです。
厚労省東京大学医科学研究所のページに詳しくあります。
海外、特に発展途上国へ出かけた人が渡航5日以内にかかる確率はとっても高く、
なんと7~8割。
なんといってもまずは水。
日本は軟水で、海外はたいてい硬水です、沖縄も硬水。
コントレックスのようなミネラルウォーターは硬水。
マグネシウム等の量がかなり違うので、一時的に下痢になる人が多い。
それから旅行の疲労やストレス、環境・飲食物の変化などなどからが原因の場合で早くて3~4日、遅いと10日以上下痢が続いて帰国後も治らないらしい。
ほら、ピッタリおんなじ!


細菌性の大腸菌下痢症も、2割。。
水様性の下痢、腹痛、嘔吐、発熱。
急性胃腸炎にそっくりです。
トイレから離れられないくらいの症状になると脱水がひどくなり怖いので病院に行きたいところです。
おっちゃんは、帰国後1週間、わたしは3週間ちょっとでほぼ治癒しました。


うちの小妹に聞くと「海外ではこれはヤバイかもって勘が働いたら手を出さないことにしてるから、大丈夫」
わたしのヘルパーさんは「そういえば、バリ島に行ったときはずっとゆるゆるでしたねぇ。帰国したらあっさり治ったと思いますけど、まあそんなもんかなって」
友だちのJちゃんは「台湾に行くとおなかこわすの。暑いから冷たいスィーツがおいしいのよねぇ」と食べすぎの感ありです。

Photo_3ゆるいくらいで、食べることもできて、旅行が続けられるのならいいけれど
ひどいことになるのは避けたい。
神経質になりすぎると楽しくないから、衛生状態の見極めと「野生の勘っっ」を大切に、
十分な休養をとりながら旅をするということが大事だってことなのでしょう。




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まったくこりてないちゅんたろーでし♪むふー。




2009年9月16日 (水)

ベトナム*21 さよならサイゴン

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北はハノイ(河内)、南はサイゴン(西貢)
サイゴンがホーチミンと名を変えてから四半世紀になろうとしているのに
サイゴンのほうがしっくりくる。
ちょっと訪れた外国人が何を、と言われてしまいそうだけど
それがここに住む人たちから伝わってくる気分なのかもしれない。


タンソンニャット国際空港に向かうバスの中から眺める風景は
慣れてもすごいと思うバイクの洪水です。
この無数のバイクはいったいどこへ行こうとしているのだろう。
いつもいつも、袖振り合うようにして、お互いの排気ガスにまみれながらクラクションを鳴らす。
ガソリンスタンドがありました。
「ガソリンは1リットル80円デス。高いデス。油田はあるけど輸出スル。ベトナム人の平均収入は月に2万円くらい。少ないデス」とベトナム人ガイドさん。
それでもホンダのバイクを買い、高いガソリン入れて乗るんだな。


排気ガスと騒音の道端では居酒屋のような露店が並んでいて、低いテーブルの下にずらりと飲み終えた缶やジョッキを置いてはおしゃべりしています。
ホッヴィロンを盛ったプラスティックの籠も見える。
そこここがお祭りのような人出です。
室内と路上との境が曖昧なのかもしれない。
どんな家に住んでいるのか知りたいな。
尽きない興味に、空港はあっという間に到着です。


あふれる人にどうしたことかと思いました。
午後10時近いのに出口付近は大混雑なのです。
ガイドさんが「ベトナム人は帰ってくる家族友だち知人をみんなで迎えに来るデス。多い人は40人とかで迎えマス」と教えてくれました。
いやはや、ところ変わればおもしろい習慣があるものです。
ガイドさんと別れ、のろのろしたチェックインに少しイライラしてから出国手続きをすると、すごく地味な免税店が少しだけあります。
何かを食べる気にはなれず、わたしだけビールを飲んで、
次第に疲労と眠さにぼんやり。
搭乗待合室は狭く、同じく深夜の便を待つ疲れた顔のアジア人でいっぱいです。


手続きがはじまる直前まで、ベトナム航空の空港職員さんたちは手元のおやつを食べたりしています。
どこでも気にせず食べるんだなあ。
深夜のタラップを上るのははじめてかもしれない。
乗り込むとすぐに就寝前の薬を飲みました。
帰りはおっちゃんのシートのリクライニングが壊れています。
意識がどんどん遠くなって、離陸して、街の灯りが次第に寂しくなり
夜空に満天の星がきらめくのをどこかで覚えています。




Banner_02 長い連載、お付き合いくださりありがとうございました~~~!!
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2009年9月15日 (火)

ベトナム*20 マジェスティックホテルのエムバーで

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ホーチミンから関空への帰国便は深夜0時過ぎ。
ツアー会社の人がホテルロビーに迎えにきてくれるのが9時過ぎです。
ホテルのチェックアウトを18時にしておいて大正解。
おっちゃんの調子もよくないことだし、ぎりぎりまで部屋でゆっくり過ごすことができてよかった。


チェックアウト後もトランクはホテルで預かってもらえます。
さて、どうしよう。
おなか、すいてないんだよね、おっちゃん。
じゃあ、足ツボマッサージで疲れを取ろうよ。
「そやな。まずそうしよか」
2日目に行った店が近くていい。
そこで1時間ゆっくり。
外に出ると日が暮れていて7時。
「ボク、メシ食うゆう感じちゃうねん。でも、キミは食べたいよな」
無理して食べないほうがいいし、わたしもそんなでもないの。
「うーん。マジェスティックホテルのバーに行こう」
う、うん。
お酒飲んで大丈夫かな。


マジェスティックホテルは、1925年、フランス統治時代に建てられた古い様式をそのままに、今もサイゴン川に沿う道で宿泊客を迎え送り出しています。
ベトナム戦争やサイゴン陥落のときなど、日本の報道関係の人たちもここに滞在して取材の拠点にしていたそうです。
沢田教一も近藤紘一も、このバーでグラスをかたむけつつサイゴン川を眺め、この街のゆくえ、戦争の状況、明日の取材、何を思い、また立ち上がったのでしょうか。
屋上の8階のエムバーの入り口のところには、ベトナム戦争を取材した開高健の写真が、カトリーヌ・ドヌーブやミッテラン大統領の写真と並んで飾られていました。


ポツポツ雨が降り出したオープンエアのテラスから屋内に避難してくる人がいます。
遅い時間の中途半端なスコールです、夜空に稲妻が光ります。
ひさしのあるテラスの端の席に案内してもらいました。
サイゴン川がすぐそこに照らし出され、道行くバイクのクラクションはやむことはありません。
ビールよりカクテルがいいな、とモヒートを。
おっちゃんは、マルガリータ。
冷たくて、ミントの香りがすっきり、おいしい。
で、でも、なんともぼやけた味だとも言えます。
「そやねん、マルガリータもそうやねん」
くすす。
ピーナツをつまみつつ、やっぱりぼやけたピナコラーダもいただきました。
暑くはない。
でも涼しいってほどでもない。
動くのがいやになっちゃうな。
でも、これから帰らなくちゃいけないんだ。
またきっと来るから、とサイゴン川に別れを告げると
急にからだがだるくなってきた気がしたのでした。




Banner_02 このホテルにぜひ泊まりたいのです。(*`д´)b




2009年9月14日 (月)

ベトナム*19 ランタンとオーダーブラウス

Photoゆりちゃんへのランタンは、ベンタイン市場の中では見つからなかったのだけど、市場の北の出口からすぐの照明屋さんで発見。
小躍りしてしまいました。
で、でも、その小躍りが失敗。
まずは値段交渉をして、
ふーん、それなら買うわ。
そう冷静にいなければいけなかったのに、思った通りの色と形と大きさで、値段を聞く前に絶対欲しいオーラを満々に出してしまったの。
その時点ですでにわたしは分が悪い。


「旅の指さし会話帳」というよく使う言葉を絵とベトナム語とカタカナで描かれている本を持って行っていて「まけてーっ!」とゆう絵を指さしつつカタカナで発音したならば、お店のおねえさんはすかさず「これが適正価格よ!」という絵を見つけて指さし、笑顔で返すという頭の回転の速さ。
脱帽でございました。
ほんのちょっとだけ割り引いてもらって、それでも気分良く買い物できました。
ごうかーく。


軽い熱中症のおっちゃんはホテルで休んでいてもらって、わたしは、オーダーブラウスの出来上がりを引き取りに出かけました。
約束は午後2時です。
わたしがお店についたのは午後1時50分過ぎごろ。
「コンニチハ。あ、あと7分待っててください~」
はい。お店の中を見ながら待ってます。
だけど、7分って、おもしろいな。
刺繍のバッグやミュール、アクセサリーいろいろ、シルクのポーチ、
布、チュニックのような服、この店のセンスはいまひとつ、かなあ。
オーダーしておいて、それはないよね。
くすす。


ほんとにおよそ7分後、
2時ぴったりにバイクに乗ったお兄さんが店まで届けてくれました。
できたてのほやほや。
わたしの目の前で縫い糸を始末して、ボタンのスペアもつけてくれました。
うん、かわいい。
すごくかわいい。
「また、貯金してここに遊びにきてねー」
うふふ、そうするね、さよなら。
ランタンは気に入ったのが見つかったし、アルミのやかんは残念だったけど
ブラウス、オーダーできた。

Photo_2からだは疲れてるはずなんだけど、
気分がすごく軽くて嬉しい。
ホテルのすぐ近くまで戻ったところのドンコイ通りにある雑貨屋さん、グエンフレールに寄りました。
マジェスティックホテルのまん前です。
薄暗い店内はアンティーク家具がどっしりと置かれ、新しいのも古いのも、アクセサリーにバッグにストールに布に雑貨に…と宝探しをする感じ。
ベトナムの少数民族のものが多いのかしらん。
値段も高くないのです。
お店の人もほうっておいてくれる感じが気楽でとてもいい。
大きな貝のペンダントとストールになりそうな布がよかった。
濃いピンクの紙で包んでくれ、カゴバッグに入れてくれたのがすごく嬉しかった。


おっちゃん、大丈夫かな。
わたしも少しお昼寝しておこう。
それから荷物のパッキングをして、チェックアウトは6時だから、まだ時間がある。
今日もぼちぼちスコールが降るかもしれない。
たくさんは買えなかったけど、目的が果たせて満足。
ホテルに戻る道にもすっかり慣れました。
ホコリっぽい午後は、のど飴が欲しくなるのです。




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Banner_02 小妹が選んだのは若草色のブラウスです。また作りたいなあ。




       

2009年9月12日 (土)

ベトナム*18 おっちゃん、熱中症になる

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ちゅんたろー、ぴーんときました。
おっちゃん、これって、熱中症になりかけてる。
過去、いったい何度外出や旅行先で熱中症になったことかわからないちゅんたろー。
おっちゃんが今どんな段階か、想像できちゃって、ひぇ~~。
バッグから冷えピタを取り出し、おっちゃんの首のうしろにペタリ。
ペットボトルのお水を飲んでもらって、すぐ涼しいところで休憩しなくっちゃ。


左にサイゴン大教会、大きな駅舎のような中央郵便局を眺めつつ
あったあった、正面の香港上海銀行のビルの一階はスタバのようなカフェです。
エアコンもしっかりきいています。
よかった。
冷たい飲み物を注文します。
ここの値段設定はスタバより、ドトールより高めかも、です。
アイスカプチーノのミルクはこっくりしてておいしい。
おっちゃん、ぐったりしんどそうです。
とにかく、どんどん水分を摂ってもらいました。


おっちゃん、実は便秘ぎみでホーチミンにやってきて、
そのまま出ないという腹具合の悪さ。
あんまり長引くとよくないので、わたしの緩下剤を昨夜ナイトマーケットから戻ってきて服用してもらったところ、夜中にさくっと効果が出てすっきり。
すっきりした段階で終わればよかったんだけど、なんだか今度はゆるゆるになってしまったおっちゃん。
ちゃんと水分摂ったら大丈夫だから、と言ってたんだけど、そのあたりの調子がうまくいかなかったのが最大原因です。
緩下剤はひとつぶでよかったなあ、と後悔しましたが後の祭り。
ただ、ふだんは二つぶ飲んだところでそんなことにはならない、そうじゃなかったっていうのは旅先だったということもあるだろうし、食べたもの、飲んだものに何かあったのかもしれない。
疲労もたまっていたからかな。


とにかく
暑さで参ったおっちゃんです。
もう帰ろうよ。
「中央郵便局も見て帰ろうな。それに昼メシ食わんとな」
ええぇ、でも、食べられないんじゃないのかな。
ホテルに戻っていったん休んだほうが…。
「大丈夫やって。もうちょっとしたら、郵便局は見ていこう」
う、うーん…。


はたして、中央郵便局は、立派なものでございました。
フランス統治時代の建物で、細やかなデザインはなかなか見事です。
天井のアーチが美しい。
中央部にはおみやげ売り場もあり、一通りチェック。
切手好きな人がいたら、買っていくんだけど、と思いながら出てきました。

Photo_4「何、食べていこか」
戻って休まなくってもいいのかな。
「大丈夫やって」
うーん、だったら、そこにフォー24があるよ、
フォーなら食べられるんじゃなあい?


フォー24は、フォーのチェーン店です。
マクドナルドみたいにあちこちにあります。
「そやな。ようけあるし、一度食べとこか」
うん。
木立の中の悪くない場所にあります。
清潔な雰囲気の中、テーブルに座るとセットメニューのランチョンマットのシートです。
じゃあ、フォーガー(鶏のフォー)とスープとプリンのセットにする。
それで38000ドン(200円くらい)
おてふきを使ったから、それが2000ドン。
お店の人が揚げパンのようなものを持ってきました。
でも、これはサービスじゃあないの。
食べたらちゃーんとチャージされるんです。
だから、食べなかったもーん。
知ってるもーん。
くすす。
持ってきたものはサービスっていうのは日本の常識で、
ベトナムでは違うんです。


おっちゃんの様子が気になるけれど、ちゃんと食べられたみたいでよかった。
お昼からお鍋をつついてる人たちや、OL さんと思しき人がひとりでフォーのセットに向かっていたり
ベンタイン市場あたりとは雰囲気が全然違います。
ビジネス街の一角なんだなってわかる。
ドンコイ通りの一等地には、店頭のディスプレイに新製品は並んではいなかったけどルイ・ヴィトンもグッチもある。
変わっていくんだろうなあ、急速に。
ギラギラっとした中国人につい目線がいってしまって、思ったりする。


あ、そんなことより。
早くホテルに戻ろうね。
香港上海銀行のビルの前でタクシーに乗り、間もなくホテルについたなら
急いでポカリスェットの粉末をミネラルウォーターに溶いて
しつこくしつこくおっちゃんに飲むようにすすめたちゅんたろーなのでした。



Banner_02_2 熱中症は怖いですから~~~~




2009年9月11日 (金)

ベトナム*17 統一会堂から歩き出したところで

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「サイゴン陥落の舞台やで。やっぱり見とこうな。
大教会も郵便局もささっと回って戻ってきたらええやん」
そうだなあ、それを言われると統一会堂は見学しておきたくなる。
1975年4月30日、北ベトナム解放軍が一気に戦車で突破して乗りつけた大統領官邸。
今の統一会堂は、国賓があったり会議が行われるとき以外は見学できるようになっています。


渋滞の中をタクシーで38000ドン(約200円)
車は急に止まれないなんてウソだねってくらい上手な運転手さんで、
す、すごい…とつぶやいたら「ふふっ、ベトナムではこれがあたりまえさ」
わたしが感心しきりなのが気分良く伝わったようでした。


広々とした前庭に、小さな堀があって、ほったらかしだけれどハスの花が咲いていました。
統一会堂内部は、本当に使われているのだろうかというほこりっぽさで、
いちいちわたしは、これはありえないこれはあんまりだと言い続けてしまいました。
だって、チーク材かなにかの立派な床は、10年はワックスかけてないよねというガサガサぶり。
立派かもしれない絨毯はほこりが積もって、古いシミが居座っていて、
クリーニングして掃除機をかけて欲しい、ぜひ。
高い天井からかかったカーテンは汚れてどよーん。
たぶん立派な漆の家具は磨かれた気配なく、艶なく、くもりに年季入り。
ソファや椅子の張り地の布もシミが目立ち、どうか張り替えてちょーだい。
写真映りがいいのが不思議です。
写真映りがいいからほったらかしなのかも。
歴史の重みよりも現在の管理の態度のほうが
どうにもこうにも気になったちゅんたろーです。


中国からの団体観光客が大勢、ガイドの説明を受けながら見学していました。
多いなあ、中国人。
開放的な造りは熱帯ならではなのでしょうか。
ここもエアコンは入っていません。
暑いね、だんだん気温が上がってきたね。
「そうやなあ。サイゴン大教会のほうまで行って休憩しよか」
うんうん。


ユナン通りを5分くらいも歩いたでしょうか、右にサイゴン大教会のふたつの尖塔が見えてきます。
おっちゃんの様子がなんだかおかしいの。
言ってることが冴えないし、変だなあ。
「なあ、ボク、なんや頭痛いわ…」
え、どんなふうに?
「うーん。なんかこう、ここいらへんが…」
しんどい?
「うん…。しんどい。休んだほうがええかも…」
う、うん。


わたしじゃなくって、おっちゃんが。
珍しい展開と相成ったのです。




Banner_02 わたしが国賓ならあのソファには座りたくありましぇん。。
   



2009年9月10日 (木)

ベトナム*16 お祭りみたいなナイトマーケット

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さっき「ベトナムハウス」でおなかいっぱい食べてしまったことを後悔しました。
ここまで来ればよかった!
昼間のベンタイン市場とは全く違った顔のナイトマーケットです。
毎晩6時くらいから、市場の東の西の通りに沿った両脇に露店が並びます。
市場側にはずらっとごはん屋さん。
その向かいにはお土産屋風のあれこれ。
わたしの視線はもっぱらごはん屋さん群で、足が止まって動かないの。


おいしそう。
おもしろそう。
すごい活気。
BBQのようにじゅぅじゅぅ焼いてるのは新鮮な魚と肉です。
鉄板でも何か焼いてる。
大鍋でゆだってるのは何だろう。
知らない大きな魚の目が網の上で煙に巻かれながらまだこっち見てます。
肉は串刺しにしてある何か。
ザルにはさまざまな貝が盛ってあったり
生きたカエルもヘビもいる。
あのアヒルの孵化する前の卵をゆでたホヴィロンもあるある!


地元の人に混じって、観光客もたくさん食べてます、盛大に。
テーブルの上にはビールにお皿に自分で好きにトッピングできる山盛りのハーブに
それぞれ注文したお皿があれやこれや。
ああ、もう、わたしもここに混ざりたい。
知らない何かが多すぎるんだもの。


さかんに客引きの声がかかります。
「タベテッテ、タベテッテ」
いや、おなかいっぱいだし、残念。
「ほら、キミがじーっと見てるから客引きされるんやで」
あ、そうか。
「ココデ、タベテッテー」
そうしたいのは山々だけど、くすん、ぜひまたくるからそのときにね。


夜な夜なお祭りのようなナイトマーケット。
路上がエネルギー補給の生活の場なのです。
朝は、すぐ近くの通りにフォー屋さんが並ぶらしい。


まだ全然足りない、知り足りない。
見足りない、食べ足りない、歩き足りないホーチミンなのです。




Banner_02 オレンジの矢印があひるの孵化前のゆで卵「ホッビッロン」です。
鶏スープと若鶏とゆで卵の味が渾然一体でうまい!らしいの。





2009年9月 9日 (水)

ベトナム*15 しかたなく「ベトナムハウス」

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午後はまたスコールです。
大きな稲妻が暗くなった空を裂くように走り、
一瞬落ちたとはっきりわかる光の叫びが聞こえると気分すっきり。
びくりとしながらも、稲妻の形を追いかけ、ざんざん降る雨を見ていたら眠たくなる。
スコールは昼寝しなさいの合図のようです。


広げていた地図やガイドブックを珍しくおっちゃんが見ていました。
「晩飯、ここのレストランに行こう。ええ感じや。日本語メニューもあるみたいやし、
タクシーも使わんでええしなー」
あ、近いねー。うん、タクシーは気分悪いもんね、そうしよう~。


ドンコイ通りを横切り、グエンフエ通りに出て右にゆくとまもなくあるはずのレストランが見つからない。
通り過ぎて、戻ってみたけど、ない。
「おかしいなあ」
仕事を終えたらしい人たちが、本屋に入ったり、道端の露店に立ち寄ったり、
あわただしくものんびりとした日暮れです。
どうやら目指す流行っているはずのレストランは閉店してしまったらしい。
せっかく来たのにね、どうしよう。
「ほんまやなあ、どないしょう」


このときに限って地図もガイドブックも持ってこなかった。
じゃあ、ドンコイ通りの角にあったレストランにしようよ。
「ああ、あそこな。そうやなあ…」
ちょっとがっかりのおっちゃんです。


しょうがなく入った「ベトナムハウス」です。
雰囲気は悪くありません。
地元の人は見かけない、欧米人や日本人ビジネスマン。
ドンコイ通りの真ん中という場所柄なのでしょう。
窓際のテーブルにはロウソクの灯り。
日本語メニューを持ってきてもらいました。
まずは前菜4種、揚げ春巻きにもっちりさつまあげ
あっさり焼き豚に紫蘇色の葉でくるまれたビーフ。
パリっとしたゴマ入りライスペーパーとイカの辛いサラダ
おっちゃんが選んだ「魚のシチュー」はシチューじゃなくって
不思議な魚の煮付けです。
ごはんに合う味付けは、うーん、ヌクマムとココナツミルクを使ったこっくり甘辛。
魚介のビーフン炒めを食べるころには、また頼みすぎたねと笑いました。
一皿の量がたっぷりです。
333ビールをふたりで4本。
食べすぎ飲みすぎ、だね。


おいしい。
ホーチミンにきて、食べたものはみんなおいしい。
もっといろいろ試したいな。
もう明日帰るんだよ…。
「ボク、もうはらがいっぱいで、苦しいわ」
う、うん。


腹ごなしに
ベンタイン市場の東西の通りのナイトマーケットまで行ってみることにしました。




Banner_02 ベトナムも日本と同じくお箸の国なのです。




2009年9月 8日 (火)

ベトナム*14 ベンタイン市場

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美容師のゆりちゃんは、わたしがベトナムにゆくと言ったら髪を切る手を止め
急いで雑誌を取りに走ったのです。
「これ、きれいでしょう。行きたいと思ってたんです。見てきてくださいな」
SAVVYのベトナム特集を読んでたところだったんだって。
広げたページのベトナム中部の町、
ホイアンの夜のランタンの灯り浮かぶ写真は幻想的。
ゆりちゃんの彼は、心斎橋筋から一筋東の通りで小さな焼肉屋さん「ヒロミヤ」をはじめたところ。
「お店の前に赤い丸い小さなランタンかけたら似合うなあと思うんですよねー」


うんうん。
ホイアンは行けないけど、その赤い丸い小さなランタンを見つけてこよう。
市場に行きたいし、はっきり目的があると腰がすわるもの。
サイゴン、ベンタイン市場は街の真ん中にある生鮮食料品から雑貨、衣料、おみやげと何でもそろう大きな市場です。
今は観光市場とまで呼ばれるようになって、地元の人の暮らしとは少し離れてしまったそうだけど、それでも興味ある、ぜひのぞいてみたい場所です。


探したいものは、ランタンとアルミのやかん。
アルミのやかんはコンビンザン(メシ屋)の外に出されてるテーブルの上で使われていたのをがすごくレトロでかわいくて欲しいと思ったものです。
買って帰りたい。


レロイ通りに面した北側、大きな体育館のような白い建物があり、
それがベンタイン市場です。
中にはいったいいくつのお店が入ってるのかわからない。
ごちゃごちゃで、ぷぃーんと漂うにおいは複雑混沌。
遠くを見渡すなんてできない、物が積み上げられ、人が立ち働き、
あるいは座っておしゃべりし、客と思しき人にすかさず話しかける。
「オネーサン、ナニホシイ?」
「サンダル、イラナイ?ヤスイヨ。ミテッテ~~」
「ハス茶、モウ、カッタ?ベトナムコーヒー、オミヤゲニイイヨ」
「ツメ、ソコデヤッテルヨ。アシノツメ、ヌッテッテヨ」
わたしは一目で日本人ってわけです。
一緒にいるおっちゃんはちっとも話しかけられないのに、
ひっきりなしにオネーサーン、オネエサン、ナニホシイ?


アルミのね、やかんを探してるの。
「オー、ヤカンネ。ツレテッテアゲルヨ。コッチキテ」
手を引っ張って日用品売り場に連れてってくれました。
あ、そうそう、これのね、もっと大きいのがいいの。
「コレ、オオキイヨ」
ううん、それは大きすぎる。もっとこう丸くてこのくらいの…
「ソンナノ、ナイ。コレデイイデショ?」
だめ、それは小さいもん。
「コーヒー、ミテッテヨ」
ごめん、コーヒーはね、もう買ったの。


市場の働く女性たちは簡単な日本語ができます、すごい。
市場にいる座っている男たちは、あまり働いてない、ダレダレです。
「オネーサン、ナニホシイ?」
ランタンがね、欲しいの。
「ランタン、ココニハナイヨ。コーヒー、ミテッテ、ヤスクスルヨー」
う、うそつきだ…。


市場の北半分くらいを歩きました。
国営デパートのときとは違い、おっちゃんもおもしろそう。
食堂もあり、その向こうでは、肉の解体もやっていて、その隣では花が売られている。
人々のまったく人目を気にしていない様子がときどき仰天させられます。
ねえ…気がついた?
「おお、そうなんやー。鼻をほじりまくってんねん」
そうっ!しかも、丸めてたりしてっ。
「その手で食べもん触ってるし、すごいねーん」
もう何人も見ちゃったもん。
「ボクもや。女の人もやねん」
他人の目って、どうでもよさそうだよねー。


市場の中はエアコンはなし、です。
蒸し暑くて汗がだくだくになります。
ベンタイン市場を出て、レロイ通りを東へ少しいったカフェで休憩です。
ココナッツジュースは20000ドン(100円ちょっと)
おしぼりを使ったら、それが2000ドン。
中の果肉をスプーンでこそいで食べるんだよって教えてもらいました。
通りから、物売りの女性がしきりにセンスを買って欲しそうにきて、
困ってしまいました。



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Banner_02 アルミのやかんは結局見つけることができませんでした。
残念だったなあ。





 


2009年9月 7日 (月)

ベトナム*13 国営デパートってどんなところ

Photo_3フエ料理のギースアンから西へ
路地でごはんを食べたり、おしゃべりしたり,、そこで生活している人たちの間を少し歩くと、市民劇場です。
フランス統治時代に建てられ、ベトナム戦争中には南ベトナムの国会議事堂として使われたものを復元したもので、バロック風のライトアップに映える建物です。


右にコンチネンタル、左にカルベルといった有名ホテルを見ながら西へ、
バイクと車のゆきかう大通りをゆくと
右の角にはコロニアルスタイルのレックスホテル、左に目指す国営百貨店があります。
煩雑な通りにしては浮かび上がる姿は夜空に映えてのーんびり。

Photo_6このあたりの道幅は広く、最初は渡るのに躊躇しました。
バイクも車も途切れることがないからです。
でも、そう、ここは焦らずゆっくり渡るにかぎる。
とにかく歩き出すんです。
そうすると、バイクも車もちゃんとぎりぎりで避けてくれる。
お互いの存在を意識し合っての往来です。
走ったり、急に止まったりするのはとっても危険だと思う。
渡ってるよーってオーラを出しながら歩けば問題なし。
案外あっさり慣れました。

Photo_7国営百貨店。
中国北京にもあった、と思う。
国営っていうのがどういうことなのかいまひとつピンとこないのだけれど
ここはエアコンのきいた清潔な建物です。
「Saigon Tax Trade Center」
1階は、世界共通よくある化粧品売り場と貴金属ジュエリーコーナー、銀行があり、2階のタックススーパーと2~3階の雑貨店でおみやげのほとんどは買うことができるようです。


スーパーでは手荷物は預けるシステムです。
地元の人も、欧米人も、入り混じっての定価での買い物なので気楽です。Photo_8
でも…
赤い買い物カゴを下げてぐるぐるりと回ってはみたけれど、商品が多すぎて選べない。
スーパーは大好きなのに、めまいがしそうに苦手なちゅんたろー。
はじめての異国のスーパーでの商品選びとはハードルが高いというものでしょう。
調味料もたくさんあるけど見えてこないのがとっても残念。
欲しい、でも買えない。
ちゅんたろーメモにある商品も、ベトナム語では判別がつかないの。
うわーん。


いっぺんにいろいろするのは無理なのです。
「国営百貨店にきた」ということが大事。Photo_9
ちょっと飲み物、ちょっとおつまみなどを買ってみてレジを出て、2階から3階の市場風の雑貨売り場を回ってみます。
ここは値段交渉が必須のようです。
そんなに高いの買えないいらないって顔をすると「オネーサンいくらなら買う?」とくいさがってきます。
買うつもりでも、気に入っても、そこはクールにいかなくちゃ。
相場をわかって、やりとりする能力が問われるようです。
それは地元の人でも同じなのだとか。
黙って払ってしまって「ぼられた」なんて言うのはちょっと違う。
このやりとり、元気なときにはゲーム感覚だけど
疲れてるときにはうんざりしそうですね。Photo_10
いろんなものが売られていました。
こうもりの標本まであります。


おもしろくなさそうなおっちゃん。
「ええもんがあったらおもろいけど、
別になあ…」
ああ、これだから男の人は、イカン。
つまらない様子だと気になって買い物する気が消えてゆきます。
まあ、わたしもこのときははっきりくっきりした目的を持っていなかったのがいけなかったのです。


国営デパートはこじんまりした4階建て。
中央が吹き抜けになっているので、ごちゃごちゃしていても閉塞感はありません。
誰か「これ、いいんだよー!」って教えてくれたらなあ。
でもでも、ベトナムにはまだコンビニがほとんど見当たらないので
観光客にこのタックススーパーはほんとに便利だと思うのです。




Banner_02_2 いわゆるコンビニがないって、思ったより不便に感じますよー。




2009年9月 5日 (土)

ベトナム*12 「ギースアン」でフエ料理を

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戦争証跡博物館から帰るタクシーは、ホテルの近くでわざわざぐるぐる遠回りをして
メーターをつりあげようとするやからでございました。
運転手もわかってやっていて、あわよくばどんどん上がるメーターの料金をぼろうというつもり。
おっちゃん「なにしてんねやっ」と怒る怒ーる。
わたしも、ついつい声を荒げる。
結局、だいたい適正価格を支払って降りることができました。
日本人にするとわずかな額なんだけどあからさまだと許せない気持ちになる。


「メータータクシーは便利でほぼ安心だけれども、最後まで気を抜かないように」
パンフレットにあった案内がしみじみよく理解できるというものです。
遠回り、メーターを倒さない、「この数字は一人分だから、二倍だよ」なんてふっかける
あわよくば、あわよくばもぎって野郎がいっぱいいるの。


むかちくーーと言いながら部屋に戻って、333(バーバーバー)ビールをぐぃっと。
ゆったり流れる茶色のサイゴン川、渡しの船、バイクや人のゆきかう様子を眺めていると、いろんな気持ちが鎮まってくるのです。
「夕めし、どうする?昨日のホアンイエンでもええけど、違うところにするか」
せっかくだもんね、フエ料理のお店があるよー。
フエはグエン王朝の都があったベトナム中部の都市です。
伝統料理といきましょう。


ホテルからは徒歩5分くらい。
このあたりのはずだけど、と探していると
「May I help you?」とバーから出てきたスマートなベトナムお兄さん。
ギースアンってどこですか?
「Ok Come on」と路地を入ったところのお店まで連れてってくれました。
あ、ここなのね、カームオン。
カムオンはベトナム語でありがとう。


おっちゃんは、やりとりの一切がわからんかったそうです。
わたしについといで、おっちゃん。
くすす。


シックで落ちついて清潔なレストランです。
二階に案内され、セッティングされたテーブルにつきました。
まずはモヒート。
日本語メニューもあって助かります。
セットメニューが4つあって、その中のひとつを選びました。
とてもかわいい少しふっくらとした若い女性がサーブしてくれます。
アオザイがすてきです。


まずは小皿ごと蒸したバインベオ、スプーンでこそぐようにしてたれでいただきます。
もっちりしてうまい。
次に海老と豚肉入りタケノコサラダをフエ風のぱりっとしたライスペーパーと
ヌクマムソースで
海老の甘酸っぱいカィンチュア(スープ)はとってもヘルシー
マムルオック(フエの海老を発酵させたたれ)のスパイシーなポークリブを
海老、豚、ハスの実入りのハスの葉ごはんに乗せていただくと、
そろそろおなかがいっぱいです。
どれも洗練されていてさっぱりと食べられ、おいしい。


デザートにぜひ食べてみたかったチェーが出されました。
チェーとはベトナム風あんみつのようなもの。
フルーツ、ナタデココ、ハスの実などトッピングは好みで、氷を入れた冷たいものもあるのだけど
これはあたたかいタロ芋のココナッツミルク入りのチェー。
ココナッツミルクと緑豆がやさしい甘さで、うん、悪くない。


おなかいっぱい。
時間はまだ早いから、国営デパートに寄ってから帰ることにしました。


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Banner_02 ベトナム料理はギトギトしたところがなくってヘルシー。
日本人に合う味です。




2009年9月 4日 (金)

ベトナム*11 戦争証跡博物館

Photo広島・長崎へ訪れた外国人にはぜひ原爆記念館へ足を運んで欲しい、と常々思っているのです。
だから、やはり行かなくちゃね。
「そりゃそうやろ。はずせへんやろ」
うん。


楽しく訪ねる場所ではない、重たい。
ホーチミン、戦争証跡博物館に向かいます。
ホテルの前でタクシーに乗り、行く先の名と住所をベトナム語で書いたメモを見せます。
通りの名前と番地が住所なので、地図で指さすより確実。
スコールが終わり、道路はすでに乾き始めているけれど街のホコリや喧騒がいったんおさまり空気がすっきり、涼しくもあります。


ひとり15000ドン(約80円)の入場券を求め、日本語のパンフレットをもらいます。
米軍の戦闘機や戦車が展示してある間を抜けて博物館へ。
重たく苦しく悲惨な現実がまだそこにありました。
戦争終結は1975年4月30日、北ベトナム軍によるサイゴン陥落のその日です。
博物館ができたのは同年9月のこと。
まだ四半世紀しかたっていない。
ベトナム戦争のことをすっかり忘れてた自分がいて、遠い昔に読んだ本や見た写真、テレビニュースがよみがえり、目の前の戦争報道写真や展示品と一気に結びつき、胸に悪いものがこみあげてきました。


目をそらしてしまいたかったのは、枯葉剤の影響と考えられる障害者たちの今です。
日本ではベトちゃんドクちゃんのことが有名だけど、彼ら以後も生まれ続けている数々の人たちの写真展にはやるせないなどとは違う暗澹とした息苦しさに最後まで見るのがやっとでした。
枯葉剤被害者の今を撮影したカメラマンは日本人。
世界に現実を伝えるために撮影されることを承諾した人たちの実名もあげられています。
この人たちに明日の希望はあるのだろうか。
誰か希望を持って生きるようにと言える人がいるのだろうか。
今なお300万人の枯葉剤の影響による障害者がおり、枯葉剤2世3世が生まれている現実。
アメリカは枯葉剤散布との因果関係を認めていません。


博物館内はエアコンがなく、扇風機があちこちで回っています。
欧米人の見学者が多く見かけられました。
何か飲みたくて、もうホテルに戻りたくて、外に出ると閉館の時間が近いのか片付け始めています。

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バイクをよけながら道を渡り、歩き出すと、子どもたちが大勢歩道に立ってなにやらにぎやかです。
あ、学校だ。
授業が終わって、迎えのバイクを待ってるみたいだよ。
「ほんまや。ふたり乗り三人乗りで、帰ってる帰ってる」
道端の露店のおばちゃんからジュースを買って飲んでいる子もいます。


タクシーがなかなかつかまえられなくて
ベトナムワンコに挨拶することができました。
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Banner_02 ベトナム戦争のときまでは前線での取材が可能で
記録がたくさん残っているのです。。。




2009年9月 3日 (木)

ベトナム*10 「ニューラン」のバインミー

Photoわたしはブラウスのオーダー
おっちゃんはホテルのプール
それぞれに午前中を過ごして、さあランチ。
「あんまりおなか減ってへんけど」
うん。
「キミ、なんたらゆうサンドイッチが食べたいんやったよなあ」
そうそう、バインミー!


街角で買えるという、皮がパリパリバケットに野菜やハムをはさんだものをバインミーといいます。
ちゅんたろーメモによるとホテルから歩いていけるところに有名なベーカリーがあってそこで買えるから。
「ほな、そこ行こう」
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ちょうどお昼時、コムビンザンと呼ばれる大衆食堂の前にはバイクがずらりととめてあって、にぎわってるにぎわってる。
おいしそうだけど、入って食べるにはちょっと勇気がいるかな。
歩道にも小さなテーブルと椅子を出して、しゃがむようにして人がいます。
外で食べるのはごくふつうのことのようです。
そこのね、角を左に曲がったところの右のお店だよ。


ここは間違いだろう…と思いました。
わたしが向かっているのはベーカリーのはずだもの。
ガイドブックにそう書いてあったもの。
でも、目的地にあったのは、さっきのコムビザンとどこが違うのって風の「ニューラン」なのです。
ショーーーック。
こ、これがパン屋さんだなんて…。Photo_3
頭がぐるぐるしていたら
「ここやろ。ほら、作ってんで」
どうしよう…と何がどうしようなんだか、ここで買って食べてもいいものだろうか大丈夫なのだろうか、どうしよう。
指さす一角で男の人がどんどん挟んで作っています。
回転は早いみたい。
ぐるぐるぐるぐる。
実際にお店の周りや、中を歩いてみます。
ぐるぐる。
「とにかく、買おうな」
買うんだ…。
手際よく、ばばばっとニューラン製のハムやら、たまねぎやらきゅうりやらをぎゅぎゅっとはさんで、ビニールに入れてくれて1個15000ドン(約80円)Photo_4

「とにかく、座ろうな」
座るんだ…。
周囲を見回すと、みんな定食みたいなのや麺やパンやいろいろを盛大に食べてます食べてます。
「飲み物、何にする?」
注文しちゃうんだ…。
う、うん、わたしはアイスコーヒーがいい。
カフェ・スア・ダァーです。
おっちゃんは、フルーツのミックスのジュース、シン・トー。
メニューを指させば問題ありません。


バインミーはひとつをおっちゃんと半分ずつにしました。
おなかがすいてたわけじゃなかったからちょうどいい。
のどが渇いてたわたし、氷がいっぱい入ったカフェ・スア・ダーをくくくーっと。
甘い、甘いけどおいしい。
ミルクが濃いです。

Photo_5ふぅ。
何かを突破した気分でした。
何かって、自分の衛生意識とか、あれこれ想像すると何も食べられないよねとか、地元の人の中に入ってゆく勇気はないかもなとか、そういうちょっとした何かをです。
「さあ、行こうか」
飲み物がふたっつで、22000ドン(約120円)


外の古びたカーキ色のパラソルをしまい始めています。
空がなんだか暗くなってきていて、風に不穏な気配。
スコールが近いんだってわかった。
「一度、ホテルに戻ったほうがええなー」
うん。


南のほうから黒い雲がどんどん近づいてきます。
ホテルの部屋の窓辺に立って間もなく、ぽつっぽつっ。
大きな大きな雨の粒がざーんと降り始めました。
ちょうどよかった。
スコールの間、ぐっすり昼寝をしたちゅんたろーです。



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Banner_02 夜に「ニューラン」の横を通ったら、
ちゃんとパン屋だってわかりました。
ほら、食パンも
ラスクだって売ってます。





2009年9月 2日 (水)

ベトナム*9 ブラウスをオーダーする

Photo_3

ベトナムは雑貨天国と言われています。
刺繍、ビーズ、漆器、陶器と様々な手仕事が上手く、
器用な民族なのだと感じました。
隣国の中国とかつての宗主国フランスの影響を受け
取り込んで組み合わせて、自分たちなりのものに作りあげていく。
ぜひ、もっとあちこち見て回りたい ベトナムです。

Photo_4

さて、わたしの最大ミッションは、服をオーダーしてみること。
ベトナムにはテーラーがあちこちにあります。
オーダーして翌日仕上がりというお店もあるようで、
観光客にも人気。
ベトナムの民族衣装アオザイは、上半身ぴたぴた、幅広パンタロンもベルトなしでからだにぴったり、20ヶ所もサイズをはかってオーダーで作るものなのです。
どこでもアオザイは作ってもらえるけれど、仕立てても日本で着る機会はほとんどないでしょう。
いまどきを取り入れたお店の商品や日本の雑誌を見て、デザインを選び作ってもらうというのがもっぱらのようだけど、わたしは自分の気に入りのブラウスを持っていきました。
同じものを仕立ててもらうつもり。
きっとそのほうが間違いがありません。


ホテルから日本でいえば銀座のような目抜きのドンコイ通りを5分ほど北へゆくと右側に間口は狭くうなぎの寝床のような「dudu」があります。
もちろん調査済み。
入り口あたりでは判子のオーダーを受けてお兄さんが彫っている。
雑貨やバッグ、サンダルの棚を眺めながら奥へ奥へ。
突き当たりの壁3面に布がぎっしり。
ここには日本語のわかる人がいる、はず。


オーダーお願いしたいんですけど。
「はい。ん?それと同じの作る?」
そう。綿でね、仕立てて欲しいの。
「同じにできますよー。ここあたりが綿。かわいいいっぱいあるよ。
好きなの選んでー」


わたしのと、小妹のおみやげにするのと、2枚オーダーするつもり。
思いのほかかわいい布がたくさんあって、選ぶのに迷ってしまいました。
結局、迷って迷って、4枚作ったら5パーセントまけるよって言われちゃって、
そのほうが後悔しなさそうだし。
じゃあ、4枚とも作ってくださいな。


セーラーカラーで胸元にリボン、半袖で身幅はすとんとしたデザイン。
両胸のポケットのボタンも布に合わせて選んで、ディティールを確認します。
水曜日の午前中に注文して、出来上がりは帰国する金曜日の午後2時。
ブラウスは1枚25~28ドル、このお店の表示はUSドルでした。
布によって値段が違い、4枚で109ドル。
すごく楽しみ、少しだけ不安。
自前のブラウスも「これ、あったほうが同じにできるから」と預けました。


金曜日にね、と手を振り店を出ると、ふぅ。
目的をひとつ果たした満足感でいっぱいで、清々して肩の力が少し抜けました。
ドンコイ通りを今度は南へサイゴン川に向かって戻ります。
雑貨屋さんが通りの両脇にいくらでもある。
無理せずに2軒だけちょっとのぞいて、
店頭に絵葉書を置いてる古本屋さんで、おじいさんから絵葉書とホーチミンの地図を買いました。



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ちゅんたろーの場合、目的をきっちり持って、決心して、
が大事です♪





2009年9月 1日 (火)

ベトナム*8 ベトナムの朝はフォーから

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ちゅんたろー、緩下剤なくお通じを得ることはほとんどありません。
便秘をしないことは、てんかんの発作を防止するのにわたしの場合とても大事なので少々神経質になります。
それがベトナム二日目にして「お。これはいらないぞ」となった。
下剤、いらーん。
自然なお通じです。
ゆるーいです。
ラッキー。


おなかが軽いので、朝のブッフェもおいしい。
ルネッサンスリバーサイドホテルはふだん1階のカフェが朝食ブッフェの会場になるところが、改装中で5階エレベーターを降りたすぐ前の21階まで吹き抜けのフロアーでとなりました。
外は見えないけれど開放感があって、いい。


「Coffe or tea?」が毎朝聞き取れなかったんです。
往復の飛行機でも聞き取れなかった。
こ、これって…。
わたしに言われたくはないだろうけどベトナム人の英語の発音に問題があるんだ。
コーヒーか紅茶か訊ねる場面だってわかるから「コーヒーを」と答えます。
わかってて聞き耳立てても、うーん…訛ってる。
英語の訛り方にもいろいろあるんだな。
ベトナムはフランスの植民地だったから、もしかしたらフランス語に近い発音なのかもしれない。
教えるプログラムがよくないとか。
とにかく、フロントの人の英語もわかりにくかったし、ちゅんたろーベトナムミッションを果たすには苦難が待ち受けてるやもしれません。


そんな朝食フロアーには、日本、韓国、中国の観光客に欧米、中国のビジネスマンが連日静かにもくもくとパクパクと精力的に皿に盛ってはたいらげ、再度再々度、席を立ち、目新しくおいしそうなものはないかと探し、食っちゃうということを繰り返しておりました。


わたしも同様でございます。
スープ代わりに、まずはフォーから。
焼きたてオムレツをサーブしてくれるところは増えましたが、ここはフォーを作ってくれます。
初日はチキンのフォー。
チキンともやしとハーブに生の唐辛子、赤い味噌、黒い味噌、ライム。
組み合わせはお好みで。
二日目はトマト味のスープのちぢれ麺、三日目はレアの牛肉のフォー。
連日、違った麺が楽しめました。


フランスの影響でしょう、パンがとってもおいしい。
ハム類やソーセージもよくて、焼きたてワッフルもあります。
ごはん、おかゆ、点心類もあり、多国籍対応です。
控えめに選んでもおなかいっぱい。
味見がしたいんだもん。
南国のフルーツは最高で、マンゴーパパイヤ、スイカにレイシ
ドラゴンフルーツにさくらんぼに似た何かとか。


生野菜がいけないとか、カットフルーツにも注意とか。
ホテルのだから大丈夫よねとあっさり忘れたちゅんたろーでした。




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Banner_02 ほんとにね、旅行先の朝食はいっぱい食べられるのが不思議です。




2009年8月30日 (日)

ベトナム*7 くせになりそなマッサージ

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到着した日の夜と帰る日の夕方の2回
足ツボマッサージを受けにに行きました。
海外旅行の楽しみのひとつです。


ホテルの中にもあるけどどうせなら街へ出たい。
でも遠くはいやだよね。
ちゅんたろーメモ中のホテルから徒歩3分のところにある「ロイヤルフットマッサージ」へ。
店の扉の前で、ピンクのアオザイがとてもかわいらしい
ぷっくりした女の子がビラを配っています。
「こんにちは。いらっしゃいませ」
日本語です。


受付の笑顔女性たちも日本語がぼちぼちできて、待合はゆったりした雰囲気で落ちつけます。
ぬるめのお茶を飲みながら用意ができるのを待ち、案内された3階の部屋は薄暗く、ジャスミンの香りに満ちています。
香港で連れていってもらった足ツボマッサージのお店と似たつくりです。
ゆったりしたソファに、オットマンをいくつか組み合わせて施術を受ける形です。
おっちゃんともども、上下とも着替え、ふぅ~~。


足湯、足ツボマッサージ、きゅうりパック、頭・肩・背中を簡単にもみほぐして1時間。
もう一度受付近くのテーブル席で、蓮茶をたっぷり、蓮の実、ココナッツ、ショウガの砂糖菓子とともにいただきます。
ティーポットにたっぷりの蓮茶を、さかずきのようなお湯のみで何杯もおかわりするのが流儀のようです。
砂糖菓子もちょっぴりつまむのはどれもとってもおいしい。


上手な日本語なので、聞いてみたら大阪と名古屋にいたことがあるとのこと。
ゆっくり丁寧できれいな日本語でとても感じがいい女性です。
大学で日本語を学んでいるという女子大生もアルバイトでいました。
この子はとてもよくしゃべるのだけど、その日本語は3分の1も聞き取れない。
在住日本人のおっさんが「優秀な学生さんや。キミの日本語カンペキやで」と褒めまくり鼻の下を長くしているのを見聞きして、罪作りなおっさんだと頭を抱えたくなりました。


ベトナムはチップの習慣はないのだけれど、ホテルのベルボーイやルームサービスとマッサージ店によっては渡す必要があったりするそうです。
マッサージ店で必要な場合は、マッサージ師さんの収入はチップのみということになるので、必須ですよね。
「もっとくれ」光線で悩むことも多し、とあったので、料金はチップも込みでのところにしました。
曖昧なチップ制度は迷うのでとっても困ります。
ロイヤルフットマッサージの足ツボコース1時間はひとり200500ドン。
およそ1070円です。
安すぎる、と思いました。


夜のサイゴン川は昼とはまた違った顔で見あきることなく
それでも睡魔はすぐにやってきて、ぐっすりぐっすり眠ったのでした。




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Banner_02 おっさんは、間違いなくカンサイ人。まったく…(" ̄д ̄)p




2009年8月29日 (土)

ベトナム*6 ホアンイエンでベトナム料理ディナー

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ベトナムの通貨は、ベトナムドン(VND)です。
レートは両替する場所によってかなり違うらしいということは知っていましたが、
安いところを探す手間と時間を考えたらホテルでするのがいちばんよさそうです。
まずは1万円をドンに替えました。
1万円はおよそ1860,000ドン。
1円は、186ドン。
ええ、これじゃわけがわかりません。
「ボクもようわからへん」とおっちゃん。
1万ドンがおよそ53円。
ここがポイント、だと思いました。
10万ドンはおよそ530円。
このあたりが目安かな。


ベトナムは社会主義国です。
日本と比較するとまだまだ物価は安い。
現地の人の生活を考えずに旅行者の立場では、
助かる!ラッキー!!というのが本当のところ。
街中ではアメリカドルも使えるらしく、ああ算術が苦手なちゅんたろーには緊張を強いるところでもあります。


とにかく。
街に出るしかありませんよね。
わたしとおっちゃんは、ホテルのすぐ近くのレストランを目指しました。
目指すといっても、ドアボーイに見送られておよそ1分。
ホテルの正面から左に曲がって最初のレストランが「ホアンイエン」です。


そこそこの広さで、清潔で、インテリアは中華風です。
2階に案内されました。
ディナーには早いのか人影まばら、じっとこちらを見つめる店員さんいっぱい。
さて。
わたしとおっちゃん、英語は苦手で、もちろんベトナム語はできません。
ガイドブックには日本語メニューがあると書いてあったのに、ない。
メニューの数は多く、英語表記はあるけれど、ピンとこない。
どうしよう。


写真と英語表記を参考にお兄さんたちに見守られる中、一生懸命選びました。
ビールは333(バーバーバー)。
真ん中上は、ポークの冷製で、にこごりの中の豚がめっちゃおいしい。
前菜だけどボリュームがあります。
日本でも人気の生春巻きは、ぷりぷりのえびと野趣に富んだハーブがうまい。
ただ、ライスペーパーが硬くて、わたしとしてはもっと柔らかく戻してくれたらなあと思いました。
実はベトナムでは生春巻きより断然揚げ春巻き、がもっぱらのようで
生春巻きは、1本2本で注文をとるけれど、揚げ春巻きはあっさり1皿。
そして1皿で10本がどーん。
キャベツに似たものとバジル、ミント、どくだみが大盛りで添えられていて、
それで揚げ春巻きを包み甘酸っぱいタレにつけていただきます。
おいしい!!
ビールにもぴったりで次々いけてしまいます。


空心菜の炒め物はごくふつうに食べられるものらしく、頼んでみたら、これもいい。
写真右下は、チキンジンジャー。
ベトナム語ではなんていうのかしら。
ジンジャーと言っても、生姜焼きというのとは味が全く違います。


多かったね、おっちゃん…。
「おお、頼みすぎたなぁ。1皿がどのくらいかわからへんもんな」
お客さんが少しずつ増えてきて、周囲のテーブルに見知らぬメニューが並びはじめました。
あれは何?あ、おいしそう…、じゅるる。
途中、どんぶり大に山盛りのごはんが運ばれきたけど、首を横に振りました。
「NO.ごはん?」
はい、NO.ごはんです。
とてもじゃないけど食べられない、おなかいっぱいだもの。
こっそり見回すと、ふつうひとり一品とごはんというのが通常のようです。
残して帰るのが忍びなく、持ち帰りにしてもらいました。
これで合計365000ドンです。
ビールは4本、たっぷり5品。
日本円で、えーっと1935円くらい?
現地価格としてはどうだかわからないけど、安いです。


店員さんの中に、まだ子どもといってもいい少年がいたずらな目で
興味津々わたしたちを見ていました。




Banner_02_2  ホアンイエン、めっちゃおいしいです。ぜひぜひおすすめ。



   

2009年8月28日 (金)

ベトナム*5 ルネッサンスリバーサードホテルサイゴン

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サイゴン川に沿った部屋からの眺めが素晴らしい。
ホテルの評判を調べていて、よくある感想がそれというのがルネッサンスリバーサイドサイゴンに決めたいちばんの理由です。
もしかしたら、一日部屋で過ごすことになるかもしれない。
眺めがよければそれだけで十分楽しめる。
寝たり起きたりしながら、窓辺でほぉっとする。
好きです。
そういうのが大好き。


15階の部屋はコネクティングルームだったので、わたしがわがままを言ってそうでない17階の部屋にかえてもらいました。
どうも、あの部屋の中の隣に繋がってるドアが気になってしまうのです。
神経質に過ぎるかしらん。
おっちゃんが交渉してくれて無事に移り、荷物をほどいて整えると、飛行機到着は午後2時前だったのに、すでに4時近く。
室内はとてもきれいで、ほどよく広く、居心地がいい。
バスルームのシャワーはヘッドが固定されたタイプだけれど、とても清潔です。


窓の外にはサイゴン川。
向きはたぶん東。
北から南に流れる川の前で、ちょうど船着場があります。
渡しの船がひっきりなしに往復しているのです。
乗り込むのは、バイクバイクバイク車ひとひとひと。
対岸は大きな大きな中州のようです。
川はここからではわからない規模で蛇行しています。
茶色の水の川はよく見ないことにはどちらに流れているのかわかりません。
ときおり、緑の藻なのか、木の切れ端の何かなのか、切れ切れに流れゆくさまで河口の方向を知ることができます。
対岸の船着場から伸びているらしい道の両端には家々がありますが
中州全体は緑に覆われそれほど開発されている様子はありません。
湿地なのかもしれない。


繰り返し思うそういうあれこれがたまらなく好きでした。
おっちゃん、プールを見に行ってみようよ。
そこで何か飲もう、喉がかわいちゃったしね。
「そやな。行こ行こ」

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21階にはフィットネスジム、スパマッサージがあり、少し階段を上がると屋上、プールサイドバーとプールです。
周囲はぐるりと景色が眺められるようになっていて、プールはなかなか快適に見えます。
パイナップルジュースのサービスがあって、ありがたくいただきました。
ふだん、ジュースって飲まないのだけど冷たくておいしい。
プールで、アジア人の男性がひとり泳いでいました。
川をのんびり飽きず眺めている若い日本人のカップルもいたりして
静かとはいえないけれど、のんびりと時間が流れています。
屋外だけどそんなに暑くはありません。
「夕ごはんはどうしようか。チェックしてるとこあるんやんな」
うん、何軒かあるけど、近くがいいなあ。
あ、ここってもうそこだよ。
ちゅんたろーメモとガイドブックで提案しながらおしゃべりします。
日頃忙しいおっちゃんは、大阪を離れてやっとリラックスできるのかな。


2時間の時差があります。
ホーチミンの6時は、日本の午後8時。
日が暮れるまでには少しありそうだけど、早めの夕食に出かけることにしました。




Banner_02 川を渡る船の動きもときどき失敗してたりしておもしろいんです。。




2009年8月27日 (木)

ベトナム*4 マジェスティックホテル前のジュースおばさん

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タラップを降りるとちびたなバスに乗り込みターミナルへ向かいます。
むわぁっとするけど、暑さも湿度も大阪ほどじゃありません。
「空港、ほんま立派になったもんやで」とおっちゃん。
新しいけど天井が低いよね、とわたし。
無駄のなさそうな造りです。


新型インフルエンザの流行で検疫が強化されて、体温検査をしていました。
入国審査のお兄ちゃんの顔の怖いことといったらありません。
ひとりにかける時間も何をするやらじっくり長い。
みるみる長い列ができました。
トランクをピックアップして出口へ。


ツアーに含まれているのは往復航空券、ホテルの宿泊、空港ーホテルの送迎です。
現地係員のベトナム人お兄さんが迎えてくれました。
ツアー参加者をゆっくりゆっくり集めるので、だんだん暑くなってきます。
道路が濡れていたのが乾いてきて、蒸してきているようです。
スコールだったんだ。
「遅いのぅ。それに、目つきの悪いオトコたちはなんやねん」
うん、ゆっくりすぎるかも。あの人たちはタクシーの客引きだよ。
熱心じゃない客引きさんがたくさんいます。
じろじろ見てる。


バスに乗り込み発車するとすぐに喧騒の中です。
すごい!
聞きしに勝るバイクの洪水です。
窓のすぐ脇をひとり乗り、ふたり乗り、ときどき三人乗りのHONDAのバイクがそれぞれの走り方でぶんぶんぶーぶー行き続ける。
車の10倍はバイクが走ってます。
いや、もっとかもしれない。
道路はボコボコしているし、歩道はあるけどガタガタです。
スピードを出せる道路じゃないけど、怖ろしすぎて日本人がすぐに運転できそうじゃあない、じゃないじゃないじゃなーい。
歩道には、ベトナム人がただ座っていたり立っていたりジュースを飲んでいたり、じっと通りを見るでもなく見ています。
「ふーん、こういうのは10数年前とたいして変わらへんなあ。おお、なつかしい感じや」とおっちゃん。
そうなんだ。
「もっと自転車が多かったけどな、バイクが増えてるわ」
排気ガスがたまらない自衛策でしょう、布のマスクを覆面のようにかけてる人がたっくさんいます。
なんだか、パワフル!

Photo_2
日本で言えば銀座のような目抜き通りドンコイ通りに到着しました。
わたしたちの滞在先はルネッサンスリバーサイドホテル。
その前にすぐ近くのマジェスティックホテルに寄って、人を降ろします。
待っている間、外を眺めていました。
おばちゃんが道端にしゃがんで何かをしています。
ライムを包丁で半分に切って、搾ってる。
どんどん切って、どんどん搾ってる。
まな板はあるのかないのか、ほとんど地べたです。
ちょうど日本の炊飯器くらいの大きさのボックスを開け、コーラのような色のペットボトルを取り出しました。
ライムを搾りまくったグラスに、コーラ色の何かを注ぎ入れて
赤いボックスから、3本ほどのペットボトルを取り出し、中にたまった水を歩道にじゃじゃーっとこぼす。
そして、ゆっくりと赤いボックスの中のたぶん溶けかかっているであろう氷をグラスにばばっと入れ、そしてこれまたたぶん洗ってないマドラーでぐるぐるっとかき混ぜて冷たいジュースのできあがり。


キャーーーーーーーーっと叫びたくなりました。
おばちゃん、そのジュースを持ってすぐ近くのドアの中に消え、手ぶらで戻ってきました。
注文のジュースを配達し終わったようです。
おばちゃん、さらにライムを半分に切って、新たに搾る搾る搾る。
ライムは惜しげなく、です。
キャーーーーーーーーー、ぜったい飲んだらダメ、あの氷!


ほんとだ、水と生野菜と氷には気をつけるようにとガイドブックにも情報サイトにもあったもん。
ほんとだほんとだ、ほんとなんだーっ。

Photo_3
ホーチミン。
温室育ちのちゅんたろーはいきなりの衝撃に呆然としつつ、よろよろっと滞在先、ルネッサンスリバーサイドホテルにチェックインしたのでした。




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おじさんがお金払ってましたもの…。
売り物ですわ…。




2009年8月26日 (水)

ベトナム*3 ベトナム航空のほんとう

ベトナム航空に乗るのははじめてです。
鈍いブルー地に金色の蓮の模様はなかなかおしゃれ。


精神安定剤のホリゾンをひとつぶ飲んで
好きじゃない自分の姿はぐぐっと忘れることにしました。
乗客は多く、機内はいっぱいです。
なんって古そうな飛行機なんだろう。
「そうやなあ。エアバスかあ」
なんとゆうか、ホコリっぽいよね。
「なんでやろな」
ああっ、ほらほらあのシートの下に食べかけの
ソーセージとお弁当の包みみたいなのが掃除されないまま放置されちゃってるよ。
「ほんまや…」
べ、ベトナムって…。
飛行機でこんなのははじめて見た。
ホコリっぽいのは掃除機がかけられてないのではなかろうか。
うわーん、あれ、片づけて欲しいよぉ。


ベトナム航空のくすんだ赤のアオザイのCAさんは、無愛想です。
ジャスミンの強い香りのおしぼりも、いるならあげるわよ、な感じ。
メニューもめんどくさそうに配ってます。
もしやサービス業に就いている自覚があまりないのかもしれない。
変なの、おもしろいなあ。
ベルトサインが消え、リクライニングしようとすると
わたしのシートは動かない。
前の人もおっちゃんのも倒れているのに、動かないよぉ。
壊れているようです。
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スパークリングワインをもらって、乾杯します。楽しい休暇にいたしようよね、おっちゃん。
少し眠くなって、気持ちも落ちついてきて、うん大丈夫。
機内食は、パスタとグラタン、ベーコンサラダにフルーツ、ケーキとパン。
ケーキは重ためもっさり系、腹7分目くらいにいただきました。


わたしはそれなりに眠ったようです。
鼻がぐしゅぐしゅし出して目が覚めました。
はーくしょんっ、とくしゃみも連発。
と、おっちゃんも同じく鼻をすすりハンカチで押さえています。
アレルギーだよー。
「そやねん。通路を歩く人でホコリが舞うみたいやねん、すごいわ」


窓の外に赤い地面が目に飛び込んできました。
映画で見た色と同じ、赤い大地に豊かな緑、地面と同じ色の屋根。
家が増え、道が縦横に走り出し、高度が下がるにつれ街が迫ってきます。
ホーチミンのタンソンニャット国際空港は街のど真ん中にあります。
茶色の川を横切ります。
サイゴン川かしら、違うのかな、あ、船が。
ゴゴゴゴゴーーーッ。
「操縦はうまいやんなー」とおっちゃん。
外の景色に釘付けになっていたら、どどんっ、着陸です。
「へぇ、でっかいきれいな空港になったもんや」


タンソンニャット国際空港の国際線ターミナルは日本の政府開発援助(ODA)で作られました。
ホーチミンと大阪府は友好都市です。


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そのわりに大阪にベトナム料理屋さんって少ない気がします。




2009年8月25日 (火)

ベトナム*2 出発は最悪気分で

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クリニックの先生は「え?ええっ?ベトナムですか、南ですしね。気をつけていってらっしゃい」と苦笑してらっしゃいました。
あなたの好きなように、水分の摂り方にはじゅうぶん注意して。
そういう顔の先生に見送ってもらいました。


「え?今度はベトナムね。はいはい。おねーちゃん、元気やねー。
いちじくぬぎのことは心配せんでいいけんね」と小妹。
うん、ありがとう、いってくるけん。


さあ、ホーチミン。
地球の歩き方とベトナム語の旅の指さし会話帳を買い
ネットであちこち情報収集をしました。
ホーチミンから遠くへゆくのはやめておこう。
メコンデルタは興味津々だけれど、クチトンネルにも行ってみたいけど
欲張ってもいいことはないから。
ホテルで過ごして、近くの行けるところをピックアップ。
やりたいこと、食べたいもの、買いたいもの。
できそうなこと。
選んで、決めて、シミュレーション。
地図見て、想像して、頭に入れる。


考えすぎて、一度、頭がぱんぱんになって、疲れて、休んで、もう一度考えて。
出発前日、荷造りをする頃には胸は痛いし落ちつかないし
そう、いつものもきもきを避けずにはやはりいられないのでした。


いちじくぬぎの心細さの期間は短いほうがいいから、ぎりぎりまで知らん顔をしてました。
ばばばっとパッキングして、ふつうの顔して当日の朝。
くぬぎはいつものようにうれしそうに、ふにふに、うわんうわーん。
あまり眠れなかった。
いえ、ちっとも眠れなかった。
しかたがない、飛行機で眠ればいい。
植物へ水遣りをしたり、猫トイレの掃除をしたり、荷物チェックをしたり
だんだん息苦しくなる。
どうしてもこれを経ずして出かけられないみたい。
それもしかたがない。
感じが悪いのはおっちゃんです。
わたしが、苦しいよぉとゆっても。
電車に乗るのがいやだなぁとゆっても。
気にかける様子なし。
知らん顔をしています。


関空はいつになく人が多い、お盆すぎたばかりだから、ああ、いやだな…。
「たいしたことないやん。こんなん多いて言わへんで」とおっちゃんはゆう。
わたしがそう感じ、いやだなと思えば、それはそれ、否定される理由はないわけです。
なんでそんな風な言い方をするのよ、と抗議する。
いやなものは、誰がなんと言おうといやなのです。
何かとの比較は関係ない。
なんなの、おっちゃん、なにかにつけものすごく感じ悪いよ、おっちゃん。
こんな態度の人とはいられない、と思う。
できることは誰に何を言われなくてもできるし、やる。
その中で、無理なことや苦しくてつらいできない苦手なことは伝える。
それを無視するような態度はどういうことなの。


「このとこ続けて海外行ってるし、キミ大丈夫そうやしな。どうなんかなあって試してみてたんや」とおっちゃん。
なんてことするんだろう、試すって何、最低だって思うと涙が出てきます。
もう、ボロボロボロボロ、とまらないの。
チェックインして、手荷物検査が近づいてもとまらない。
そうだよ、わたしは、このところとっても元気。
元気だけれども、できないことは助けて欲しい。
そうじゃないんなら航空会社のサポートの人の仕事のほうがよっぽどいい。
突き放して試すだなんて、どこからそんな発想が出てくるのかわからない。

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しまった…という様子のおっちゃん。
悪かった…という顔のおっちゃん。
「ごめん。ごめんな」って謝るおっちゃん。
疲れてるのかもしれないけど、許せない気分いっぱいのわたし。
とにかく、ラウンジでコーヒーを。
いえ待って、コーヒーの前に熱いオニオンスープを飲もう。
すでにへとへとです。
泣くことは大嫌い。
苦しくて疲れきるだけで、いいことなんてひとつもない。
一粒だって流したくない。
感情熱帯低気圧通過中。
搭乗手続きがはじまります。
日本航空とコードシェアのベトナム航空、ホーチミン直行便です。




Banner_02  やさしいおっちゃんですが、とんだしっこくです。まぢで漆黒でございました。



2009年8月24日 (月)

ベトナム*1 ちゅんたろーホーチミンへゆく

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「夏休みはお盆明けくらいになりそうやから、キミの好きなところで行きたいとこ考えといて」とおっちゃん。
そ、そお?わたしの好きなところでいいの?
よし、グアムにしよう、そうしよう。
旅行会社のパンフレットを集めてもらって検討をはじめました。


「ロタ島ってええみたいやで」とおっちゃん。
えーっと、ロタ島はサイパンの隣の小さな島で、人口は実質1000人くらい、主なホテルはみっつ、ビーチはあくまで美しい。
のんびりするしかないようなところのようです。
ダイビングをする人にはとってもよさそう。
でも、ホテル部屋の感じはいまひとつに思える。
眺望がよさそうでもなく、食べ物がおいしいわけでもなさそう。
しかも、けっこうな旅行代金。
だめだ、おっちゃんの希望とあっても、わたしはつまらん。
行きたい気持ちがわいてこないの、ごめんね、おっちゃん。
「しゃあないで…つまらんのやったら。な」
うん。


夏休みのグアム島は子ども連れで賑わうようです。
どうやら、日本人の子連れ家族が楽しめるようにできているあれこれです。
フライトは3時間。
ハワイより近くて行きやすいからなのでしょう。
お盆明けとはいえ、これまたけっこうな予算がかかってしまいそう。
一瞬、沖縄にしようかとも考えましたが、こっちはこっちでそれなりの費用になるのが夏休みたるゆえんです。


「予算」とか「費用」とか、久しく考えたことがありませんでした。
たぶん、今年3回目の海外旅行ということが、そういう思考回路を動かしている。
節約したいのかも。
それもおもしろいではありませんか。
そんなとき、ふと目に入ったのが7月のある日の夕刊の旅行広告。
「デラックス&ラグジュアリーホテルに泊まるホーチミン4・5日間
49.800円より」
ホーチミンかあ、ベトナムだよぉ、いいなあ、しかも、安いっ。


往復の航空券、サイゴン川を前に立ち、中心地にも徒歩で行ける眺望の良いホテルの宿泊と全朝食、空港ーホテルの送迎つきです。
突然のひらめき、何かが降りてきたような高揚感。
予定の日程で行ける、費用もちっとも高くない、ベトナム料理は好きさ。
サイゴンからきた妻と娘(若い頃感動した近藤紘一の本です)
なんだか知らないけど、これがいい、ホーチミン行きたい。


「グアムに行きたかったんちゃうの?ホーチミンねぇ」と急展開に驚くおっちゃん。
だめかな?
「いや、ええで、ええけど。ボクはホーチミンよりハノイのほうがな…」
そうだった、おっちゃんは以前、ハノイとホーチミンへ行ったことがあったのでした。
「いや、まあ、キミが行きたいんやったら、ええんちゃう?そないしような」
もうひとつ乗り気ではなさそうなおっちゃんでしたが
すでに、わたしの心は見知らぬホーチミンへ飛んでいます。
予定ホテルを調べてみると、部屋はきれいでゆったり。
プールもプールサイドのバーもいい感じ。
おっちゃんはそこでのんびり過ごしてもらえます。
うんうん。


旅行社に支払う料金は、ふたりでゆくホーチミンがグアム旅行のひとり分。
うーん、すでにちゅんたろー大満足。
出発まで、ゆっくり下調べをしたのでした。




Banner_02 旅行記はじめます。しばらくお付き合いくださいませ♪



2009年7月25日 (土)

香港*23 ちゅんたろー無事帰国する

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困ったことになったって、頭が真っ白になったまま、歩き出したサポートの男性スタッフさんについてゆきました。
しょうがないけど、ああ、もう、
どうしよう…。
背の高い人だな、肩幅が広くて、背中が大きいです。
へ?ああ、パスポートですね、はい、と渡します。
出国審査の列を左にして、いちばん右側のゾーンでするすると審査を受けます。
パスポートの写真と実物のわたしをじろじろり。
ああ、感じ悪いなあ。
スタッフさんが待っていてくれました。
あら、若いお兄さんなんだ、20代なかばくらいかな。


手に持っていたペットボトルはもちろん没収されたけれど
手荷物審査もするするっと終了です。
キャセイ航空のスタッフのお兄さん、なかなかスマートなエスコートで悪くないです。
ふーん…。
少し落ちついてきました。


エレベーターでぐんぐん降り、さらにエスカレーターで降り
シャトルの駅です、地下鉄です、すごくいやです。
息が詰まってきます。
「おーさかにもしゃとるあるでしょう?」と英語でお兄さん。
「ここは地下だけどおーさかは外ですよね」
あ、はいそうです。
香港空港は広いし、シャトルの車両も多いみたいです。
「そうそう。おーさかは2両ですよね」
はい。


驚愕です。英会話です。スタッフさんとても感じがいいです。
しかも、ハンサムさんです。
シャトルはすぐにやってきました。
駅のいちばんうしろに立ったのは、
乗り込んだそこに椅子があるからだって気がつきました。
うながされて座り、2~3分で到着です。
今度はエスカレーターでどんどん上がってゆきます。
さらに、まだまだ歩く。


「しゃとるにのらないで、歩いてくることもできるんですよ」
振り向くと、はじまりがどこだかわからないほど長い通路です。
歩いたら何分くらいかかるんですか?
「うーん。10分ちょっとかな」
ということは15分はかかる。
空港のスタッフさんはみな足が速いのです。
「2ヶ月前におーさかにいきました。にほんは物価がとても高いでしょう?」
あ、そうですね、香港のほうが安いです。
日本語はできますか?
「いえ、ほんの少しだけ。ありがとう、こんにちは、いくらですか?くらいですよ。
香港はどこに滞在していたのですか」
友だちの家です。
「ずっと?」
そうです。
「どうでした?」
おいしかった。
「はっはっは」
すごくいい人でした、ハンサムだし。
空港のはずれのような人の少ない売店さえほとんどないようなゲートでしばらく待ち、お兄さんのエスコートでこれまたするすると搭乗しました。
さよなら、どうもありがとう。
「いえ、さようなら」

Photo_2二人席の窓際に座り、ホッとしてもう眠い。
白ワインを飲むとぼんやりしてきて
ビーフカレーはぜーんぶ食べて
台湾の山脈の上空をフライトしてることは確認したけれど
あとはもうぐっすり。
あっという間に関空に着陸です。
サポートはここでもまたきちんと連携されており、日本人の女性スタッフさんが付き添ってくれ、トランクもすでにピックアップしてあって、すばらしい。
キャセイ航空のサポートサービスのおかげで最後まで安心して旅することができました。

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出口には、おっちゃんが…、
い、いない。
いないんです。
いないではありませんか。
えーーーーーーーーーーーーーっ。
目がぐるぐる回りはじめます。


どうして…
ここにきてひとりぼっち…という心地でぼうぜんとしていると
おっちゃんが笑顔で走ってきました。
「まだやろなと思って、トイレ行ってた。すまんすまんー」
到着する時間にト、トイレだとーっ。
なんだか妙に腹立たしく理不尽な気分。
キャセイ航空のサポートの連携、すばらしかったのに。
香港のお兄さん、スマート、ハンサムだったのに。
ふんっ!


「よかったなあ、無事で」とにこにこ顔のおっちゃんと
関空駅のほうへ歩き出したなら
ただいま、ありがとう。
心配はしないようにしていたいちじくぬぎのことが
突然マッハで心に刺さってきたのでした。



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みなさま、香港旅行記をお読みくださいましたありがとうございました~!
次の旅行記が書けますように。




2009年7月24日 (金)

香港*22 さみしいけど再訪再会は遠くないから

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少ししか眠れないまま朝を迎えました。
やっぱり緊張しちゃうんだな。
東の空が白々としてくると、一斉に鳥のさえずりがはじまり、響きます。
湿度の高い風が一瞬冷たく感じるのは一抹のさみしさというものでしょう。
旅行の終わりのすーすー感。
充実していた証拠です。


一足先に仕事に出かけるごくちまだんなしゃんに感謝と
再会を約束してお別れしました。
それから最後のしたくをすませ、ホクとラニともお別れして
ごくちまちゃんのさみしい顔が忘れられません。
長逗留で疲れちゃっただろうな、でも、またくるね。
ありがとう。


広い香港空港がそれほどの人ではないのが幸いです。
10時5分、66ゲートから離陸。
66ゲートだなんて、いったいいくつゲートがあるのでしょう。
広いわけです。
キャセイ航空のチェックインカウンターで、サポートの案内がされました。
9時5分までににカウンター脇の待合室にきているようにとのこと。
そこで座って待っていると、迎えにきてくれるのです。


迎えにきてくれたのは、なんと男性です。
心の中でえええええっと叫びました。
苦手だもん。
女の人とばかり思ってた。
いやだないやだないやだな。
会話ができない場合、女性より男性とのほうが意思疎通がむずかしい。
これ、失声していたときしみじみ思い知ったことです。
女性のほうが勘が良い。
男性は文脈を正しく最後まで説明しないと理解してくれないところがある。
話ができないとき、男性店員さんのところでは買い物しなくなったくらい
いやだなー。


声は出るけど英語はでけん。
ちゅんたろーの弱点のひとーつ。
女性のスタッフさんはいませんか、代わってもらえませんか。
言えたら、言えたら、言えたら。
黙って歩き出したちゅんたろーでした。




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  「ちゅんたろー、また来るのぉ?」ってなことになりますように。くすす。



2009年7月23日 (木)

香港*21 最後の晩餐はキュイジーヌ・キュイジーヌで

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ずいぶんゆっくり滞在させてもらうことになるなあと思ったいたのに
あっという間に明日は帰国という夜になりました。
ジェイドマーケットを楽しんでごくちまちゃんちに戻ったあと
少しだけ休んで、荷物のパッキングをしました。
スーパーに行かなかったなあと思っていたら
ごくちまちゃんちにあるワンタンメン類をたくさん出してきてくれて
ありがとう!
なにやかやもらってしまって、最後まで至れり尽くせりです。
ホクとラニと遊びながら暮れてゆくのがしみる。


香港島の雰囲気には慣れてきました。
よく通る道も覚えてしまった。
街の傾斜も、特徴のあるビルも、親しみを感じるようになってきたの。
ごくちまだんなしゃんのお仕事が終わるのを待って合流して向かったのは
中環セントラルのIFCモールにある、キュイジーヌ・キュイジーヌ。
スターフェリーの乗り場がすぐ近くのIFCモールのすてきなレストランの大きな窓からは、対岸の九龍のビル群がのぞめます。
この景色も親しいものになりました。


すてきにおいしく楽しい最後の晩餐になりました。
ピータンに、グルテンと木耳、チリソースなどあれこれをつまみながら
北京ダックができあがり、サーブされるまでの時間の待ち遠しく楽しみなことといったらありません。
フォーシーズンズの北京ダックもおいしかったけど、ここもまたすばらしい。
皮はこちらのほうがもちもち系、香りが違うのがとてもおもしろい。
甲乙つけるのは無理です。


北京ダックのお肉の部分が気になっていて、むしりながらお酒を飲んだらおいしいんじゃないかなあとゆったらならば
ごくちまちゃん、ウェイターさんにそう伝えてくれたんです。
そうしたら、せせりの部分をカットして持ってきてくれました。
弾力があって、ローストしてある分あっさりしていてうまい。
紹興酒が飲みたいです。


サックリングピックもレタスカップも青菜炒めも
フライドライスもはずれなし。
おなかいっぱいなのに、フライドライスをたいらげてしまったわたし。
6年前サンフランシスコでも「ちゅんたろー、きみって、スリムなのによく食べるよね」と無口なごくちまだんなしゃんの衝撃発言に続き
「ほんと、よく食べるね…ねぇ、ちゅんたろー」とまた言われてしまいました。
白ワインも香りよく、いい感じに酔いが回ってきました。
デザートの味を覚えてないのがその証拠。
ヒスイ色のストライプのあれはなんだっけ。
くすす。


わいわいおしゃべりしながら帰宅して
最後の夜はぎゅぎゅっとふけてゆきました。




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Banner_02 とってもすてきなサービスのレストランでした。最高!




2009年7月22日 (水)

香港*20 香港島の赤タクシーの361度のスニーカー

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香港空港からタクシーに乗るときは
赤、緑、水色の3種類のボディのタクシーがあって、行く先によって違うので気をつけなくちゃいけません。
九龍の北の新界地区は緑、空港のあるランタオ島は水色。
観光客が主に滞在する香港島と九龍地区は赤いタクシー。


「あ、ほらほら見て。タクシーの上にスニーカーが乗ってるんだよ」
えっ?
ふつうは、TAXIと白地に赤い文字のシンプルなものが
控えめに乗ってるだけなのだけど、
大きなスニーカーが鎮座ましましてるのが走ってるんです。
「あれねぇ、361度ってスポーツ用品の会社の広告なんだよー」
へぇ、知らない会社だよ。
「中国のメーカーなんだけど、あれで効果あるのかなあ」
そうだねぇ。


中国福建省のスポーツメーウェア会社で、バトミントン・卓球用品に強いらしいメーカーで中国のスポーツ用品販売でのシェアは第8位。
わたしの滞在の直後、香港での上場をはたしたようです。
宣伝効果のほどに関しては、ある意味、あったといえましょう。
ちゅんたろー、滞在中ずっとスニーカー乗せタクシーをカメラにおさめるべく、
奮闘し、実際こうやって小さなところではありますが、紹介しております。
「361度」です。
変な名前、です。


走るタクシーを撮影するのはむずかしゅうございました。
「ほらほら、ちゅんたろー、スニーカーきたよ!」
おたおた取り出し、パシャ。
通り過ぎたあとだったり
遅すぎて車体の一部だけだったり
運転手さんと目が合ったり
ぶれぶれだったり。


ごくちまちゃん、失敗ばかりのわたしを笑っていたけれど
わたしほどには撮れていまいと思われます。
ふふ。




Banner_02 今後、この会社はどうなってゆくでしょうか~~むふー。




2009年7月21日 (火)

香港*19 玉器市場ジェイドマーケットにゆく

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クリスタルジェイドで坦々麺を汗だーだーでいただき、そうか、汗だくになるって、すっきりするけどちょっと恥ずかしいんだなって実感しつつ、さあ、行こうと向かったのはジェイドマーケットです。
ここもちゅんたろーリクエスト。
ヒスイの市場に行ってみたかった。


油麻地(ヤウマティ)はペニンシュラのある九龍(カオルーン)の南端から北に向かってネイザンロードを上がったところにあります。
そのまま北に行くと、次回はぜひゆきたい旺角(モンコック)。
普段着の香港が広がる地区です。
玉器市場(ジェイドマーケット)は緑のバラック小屋のような広くはない一角の中に縁日の出店のように立ち並ぶヒスイのお店たちの総称です。


赤い門は、縁起と風水によるものでしょうか。
その門をくぐると、ワンダーランド。
蒸し暑さもおおいに手伝ってめまいがしてくるようです。
ごくちまちゃんに、あのストラップやブレスレットのお店はどこかなと聞きます。
ひとりでふらりと立ち寄って何かを見つけ、買う自信はなし。
お店も商品も数が圧倒的なのですもの。


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事前に、にせものもあるらしい、着色してたりするらしいと聞いていたことで少しは「ここは違う」とかって感じることができたりもします。
でも、わかんない。
おみやげにしたかった、ヒスイのデザインブレスレットを選びます。
「すぐに買うってゆっちゃダメだよ」とごくちまちゃん。
うん、わかった。
夏の自然素材のファッションにぴったりのデザインのものがたくさんある。


売り手の人は、どうやら3倍くらいはふっかけてきたもようです。
もし、ごくちまちゃんがいなかったら、わたしはどうしただろう。
値切ったとしても、英語もうまくないし…微妙です。
このあたり、さすがです、ごくちまちゃん。
言い値の三分の一の値段までがんばってくれました。
「あなたには参ったわ…やるわね」という顔で無事交渉成立です。
ごくちまちゃんえらい!
観光客には特に高めに言ってくるのがふつうだから、しっかり値切る。
相手も強気なので、そこは負けずにというのを学んだちゅんたろー。
学んだ、でも、はっきりゆって、自信なし。。


ニセモノのような石から、上等な石を扱うお店まで、お客の目の良さ次第。
ちょっと上等なお店にも寄ってみました。
小さい細工のものが高いけれど、その細工が美しかったり、ヒスイそのものの透明感が断然美しかったりします。
もう、このあたりで、汗がべっとり、沸騰してきます。
天井もあり塀で囲い込まれているので、蒸し暑さが半端ではありません。
ここで働いてる人はすごい。
小さな入り口しかなく覆われていて、もちろんエアコンはないんです。
もう暑くて蒸し風呂のようで長くはいられない。


ブレスレットひとつが10香港ドルくらいになりました。
1香港ドルが13円ですから、安いです。
でも、とってもかわいい。
気に入ったヒスイはあたたかい力に満ちてるような気がします。
ヒスイは大好きなんです。
濃いヒスイはいちじくの瞳のようで
薄いヒスイはくぬぎの瞳のようで
微妙に変わるそれぞれの色が、いちじくぬぎの変化する瞳の色のようで。
近しい石なのです。


多くの店の中で、同じ広さながら地味にコンパクトに佇んでいるお店があります。
本物で細工が繊細で上等なヒスイを置いてあるところがそういう雰囲気。
比べて見てると品質の差は歴然で、価格も、ええ、本気。
買うのに勇気がいります。




Banner_02_2  今、ちゅんたろーの家にくるともれなくブレスレットをプレゼント♪



2009年7月20日 (月)

香港*18 九龍ハーバーシティの翡翠拉麺小籠包(クリスタルジェイド)

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香港島、銅鑼灣コーズウェイベイのヌーン・ディ・カーン(午砲)のあたりから海底トンネルに入ります。
車で5分も走ったでしょうか、外に出るとそこは九龍カオルーン。
北は大陸に続く地なのです。
ごちゃごちゃしたビルのうしろに高層ビルがそびえています。


明日帰国だよ、ちゅんたろーの行きたいところ、回れたらいいけど、体調はどうかな。
よく眠ってまずまずです。
8時ごろ起床してカフェオレとくるみパンをぱくぱく。
ゆっくりしたくして10時過ぎにごくちまちゃんちを出ました。
少しずつ靄が晴れてきます。
九龍につくとすぐにDFSギャラリアのチャイナケム店に行きます。
海外に行くと免税店にはぜひ寄りたい。
思わぬディスカウント品に出会ったりしちゃうのです。
香港はすでに夏のクリアランスセールがはじまっていました。
もれなく免税店でもセール!


ひとりで見て回るより、うんと楽しい。
これいいねかわいいね、うわぁ高いねー。
こんなに安くなってるけど、どーする?
あっという間に正午を回っています。
おなかすいたよね。
うん。


車窓から左に九龍から香港島、右にかのペニンシュラホテルを
落ちつきなく、あーとか、おぉーとか言いながら、眺めながら
目指すはハーバーシティです。
大きなショッピングモールだけど、出かける前にちゃんと地図と建物の中の寄る予定のお店の位置を確認していきました。
方向もモールの形もイメージどおりです。

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おいしい飲茶、北京ダック、四川料理につづく、ちゅんたろーリクエストに応えるべく、ごくちまちゃんが連れていってくれたのが、クリスタルジェイドです。
わたしのリクエストはおいしい坦々麺。
午後1時を過ぎても、お店はとてもにぎわっていました。
香港の人のランチの時間は12時じゃなくて1時なのだそうです。
少しだけ待って、テーブルに案内されます。
小龍包も食べたいな。
うん。
わたしはもちろん坦々麺。
うんうん。


待っているあいだ、周囲のにぎやかな食べっぷりがいやがおうにも目に入り空腹感がつのってきました。
おいしそうなものを食べているんですもの。
ちゅんたろー、ここの麺はね、そこで打っててね、切れ目がないんだよ。
一本なんだよー。
ああ、あのぐぃーんと伸ばして折って、伸ばして折ってばんばんっを繰り返して打ってゆく麺のことだね。
楽しみ!


小龍包は、レンゲに乗せて、つまみの部分をちょいと噛み、熱々のスープをずずっと吸います。
んまーーい。
はふはふしながら、一気に食べきる。
口の中をヤケドをするかしないかの熱々をもれなくすする。
あっという間の至福。
贅沢なお料理です。


坦々麺もおいしかった…はぁ、また食べたい。
スープの真っ赤で少しどろっとしたところをレンゲに取り、麺をからめながらいただく。
辛旨の極楽です。
またしても、汗がぶわぁーっと出てきました。
スープを少し残しただけで夢中で完食です。


おなかいっぱい、汗かいてすっきり、気分よし。
おいしかった?よかった。
じゃあ、ちゅんたろー、行こうか。
うんうん。
次なる目的地に向かったのでした。




Banner_02 香港はほんっとにうまいです。。。



2009年7月18日 (土)

香港*17 銅鑼灣コーズウェイベイのすし廣でうっとり

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わたしの場合、と限られることです。
てんかんの発作のあとは、ぐぅぐぅ眠ります。
自然に目が覚めるまで眠って、シャワーを浴びたり、水分の補給をして、
できればおっちゃんが夕食の買出しをして早く帰ってきてくれるとありがたい。
飲んだり食べたりしゃべったりしているうちに元気が出てくる。
そううまくはいかないこともあるけれど、気分の入れ替わりができて、ふぅーーっとなることが多いのです。


「ちゅんたろー。お寿司は食べられる?」
うん。
「じゃあ、近いから、行こうねー」とごくちまちゃん。
簡単にしたくをして、車でぶーん。
中環セントラルで仕事を終えたごくちまだんなしゃんと合流して銅鑼灣コーズウェイベイに向かいます。
中環から東に向かって走ります。
トラムの駅にして金鐘アドミラルティ、灣仔ワンチャイ、そして銅鑼灣コーズウェイベイ。
中環がオフィス街なら銅鑼灣は商業地区です。
ショッピングセンターにレストラン、ブランドのフラッグショップ。
人通りもセントラルからするとカジュアルになります。
日本人らしき人も多く見かけるような気がする。
なんとなーく、日本人じゃないかなって感じるだけなのだけど。


走る車窓から、あれは何、この道はどの道?ねえねえあれは?
「ちゅんたろーってば、1年分の香港しか私も知らないのよー」とわたしのあれこれうるさい質問に閉口するごくちまちゃんです。


お寿司は、なんともなんとも、素晴らしゅうございました。
板前さんは、見るからに日本人。
店員さんは香港人だけれど、とてもきれいな日本語で感じがいい。
メニューは価格だけが香港ドルで日本語、素材は日本全国津々浦々からの取り寄せのようです。
こ、これは…日本で食べたって高価です…とわかるちゅんたろー。
漠然としたことはわかる、さすがに、わたしだって。
わかったからって、ちぢこまっていては味がわからなくなるから
それはそれ、これはこれ。
ええーい、もうっ、ありがとうのごちそうになっちゃいます、なのです。
「えんりょしちゃダメだよ、ちゅんたろー」
うん!


お刺身も天ぷらの盛り合わせもおいしかった。
カワハギのお刺身は肝がすてきで、卵焼きは板前さんの腕前を物語っていました。
握り寿司は、板さんおすすめを8貫。
桃のシャーベットでもう大満足です。


外はもうすっかり夜なのだけど、街はまだ息づいています。
ぽつぽつと雨粒が落ちてきて、道行く人の足取りが速くなり、ネオンがにじんでくる。
お寿司だったからか、街の雰囲気のせいなのか、ここがどこなのかわからなくなる。
香港のタクシーの運転手さんは英語がそんなに上手じゃないのもとても親近感がわくというものです。




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Banner_02 ほっこり、とっても元気が出ました~~。
 



2009年7月17日 (金)

香港*16 香港でもてんかん発作

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気持ちが高揚して興奮して楽しくて
眠りが浅くて、薬もちゃんと飲んだけど治まらなくて
眠れなくてもからだを横にしてじっと目をつむって
休むことは怠らなかった。
それだから、てんかんの発作が起こったことは
もうしかたがなかったと思うのです。


夜中過ぎ、たぶんそろそろ4時か、5時が近いころだったようです。
ひどいひどい頭痛で目が覚めて、ああまずい…と思いながら再度眠りにつきました。
その後は、からだの不快な感覚と残った頭痛と
右腕に残った小さな擦り傷で発作があったことは間違いないことがわかっただけで
今となっては午後4時くらいにリビングのごくちまちゃんのところにゆくまでのことは覚えていないのです。
聞いたところ、朝には一度起きてきて、何かを言い、バナナを食べて薬を飲み
「また寝てくるねー」とゾンビのような顔をして寝室に戻っていったそうです。
もっと何かしたかもしれない、言ったかもしれない。
本当に心配をかけてしまったと思います。


でも、彼女はごくごくふつうにしていてくれ、様子に変わりがないかどうかを見ながら、わたしが自然に起き出してくるまで待っていてくれました。
もうなんとゆうか、わたし、気持ちがとても助かった。
「ちゅんたろー、大丈夫?」って声を聞いて、うん大丈夫。


あ、発作だ…と異調に気づいたときの鳥肌が立ちそうにぞぉっとしたこと
忘れられないかもしれない。
いちじくとくぬぎがいつもそうしてくれているように、
ベッドにホクとラニが一緒に眠っていてくれたのが、心からありがたいって思った。
手を伸ばすとあたたかかった、ふわふわだった。
足にどすんとよりかかってくれてた。
発作が起きたからって、誰かがわたしを責めるわけではないのだけれど
わたしもまたあたたかいのかもしれない。
存在していることを許されるような気がするのです。
無事でよかったんだって感じることもできるのです。


帰国して、クリニックの先生に報告しました。
たぶん。
睡眠不足や興奮したこともあっただろうし、高温多湿も刺激になったんでしょうね、
でも、あなたはそのマイナスより自信をつけたようだから。
はい、複雑ですが、あまり怖がりたくはないんです。


あたたかいものをゆっくり飲んで、へたっぴなゲームの大画面を隣で笑いながら見ているうちに、だんだんからだの輪郭が戻ってきました。
遠かったごくちまちゃんの声も、自分の声も元通りに聞こえるようになるころには、
よかった晩ごはんちゃんと食べられるって思えたのです。



Banner_02 心配かけちゃいました。まったく、わたしって、これですもの。




2009年7月15日 (水)

香港*15 香港ドルを使ってみる

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海外旅行でのわたしの楽しみのひとつは
外貨を使うことです。
旅行用のお財布に、外貨とクレジットカードを入れて持ち歩くのが決まり。


改めて貨幣に向き合う新鮮な感じがいい。
お金ってなんだっけ、と考えさせられるのがいい。
何気なく使えない、この品物がこの数字ってどうなのっておたおたするのもいい。
日本円に対してはなんの感慨も持てないから
お金って当たり前のものじゃないような落ちつかない気分になるのがいいんです。


香港はドル、香港ドルです。
1香港ドルは100香港セント、およそ13円でした。
驚いたのはそれぞれ3つの銀行から発行されているんです。
いまでもよく理解できないけど、種類が多い。


事前に調べたら、クレジットカードが使えるところはそうするのがいちばんレートがいいということでした。
でも香港ドルを使いたい。
いつも慣れる前に帰国してしまうのが残念でならないのです。
今回もそう。
コンビニやマーケット、ランチのときなどに使ってみたけれど
頭の中でなかなか日本円に換算できないまま、払うのに精一杯。
ごくちまちゃんがいてくれたので、間違いはないのだけど、ああ、もうちょっと使ってみたかった。
地元の人とのお金のやりとりで見えてくるものもありますものね。


香港は、空港や免税店では日本円も使えるところがあるのだそうです。
人民元の表記のところもありました。
ホテルやレストランではチップも必要です。
文化が入り混じるところは不思議。
異文化との遭遇がおもしろいから外国にぜひ行きたい。


わたし、みんなが外貨を使うことを楽しむのかと思っていました。
ち、違うみたい。
友だちのJちゃんにゆうと「へ?そんなことのどこがおもしろいの?」と言わんばかりの表情でした。
そういえば、うちのおっちゃんも一緒に行くけれど、特に感慨もおもしろさも感じてないもよう…。
中国の元もタイのバーツも、わたしがボラレるんじゃないかとえらく警戒をしてたおっちゃんです。
信用がありません。
確かに日本人観光客はふっかけられやすいのですけどね。


違和感が苦手で弱くもあるのに、違うってことがおもしろくてたまらない。
少し残った香港ドルは、また出番があるはず、です。




Banner_02 そんなにヘンじゃないですよねー。




    

2009年7月11日 (土)

香港*14 お留守番の夜はガツンと四川料理

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天気が変わりやすい香港のその朝は霧が出ていました。
「ちゅんたろー、今日の感じはどお?」
うん。
さすがに疲れた、と感じたので、一日ゆっくりぼんやりすることに決めて
午後からは留守番です。


およそ1年前、ごくちまちゃんが買った黄色の胡蝶蘭がずっと花を咲かせ続けているというのが不思議で不思議でしかたがなかったのだけど
この湿度の高さ、濃さは想像以上です。
街路にハイビスカスが咲いていたり、南の国のつやつやとした大きな葉っぱが緑のうちわを揺らすように走る車を見送ったり
高温多湿の気候がもたらす明るい豊かさがここにはあります。


突然、ばらばらと大粒の雨がトントントントン窓ガラスをたたいたり
さあっと晴れて視界がよくなったかと思えば、遠くで雷が鳴って
靄がかかってきたりもする。
ベッドに横になったまま、ブラインドを上げて外の天気で変わる景色を眺め、そのうちうとうとと眠ったりして過ごしました。


おいしい飲茶も食べたいし、北京ダックも食べたいし、四川料理もいいな。
注文出し放題のちゅんたろーです。
夕方、ホクとラニが迎え喜ぶ声がしました。
あ、帰ってきたんだ。
ごくちまちゃん、三希楼の四川料理を持ち帰ってくれました。

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おお、まっかっか!
「あのね、すぐに舌がばかになるからね。すごいよ、辛いよー」
うん、じゅるる。
辛いのは大好きです。
茹でた豚のスライスは、にんにくと生姜たっぷりのタレで。
とっても柔らかい豚でからだが温まりそうです。
麻婆豆腐はほんとに辛い、辛いけどうまい。
麻婆茄子の茄子は皮が剥いてあり、これまた辛うまい。
ソフトシェルクラブのニンニクチップたっぷりはさくさくでうまい。
驚きは、唐辛子の中にうもれてる鶏とカシューナッツ。
フォークを入れると、鼻腔に辛さが刺さるんです。
うをっと言いながらぱくり。
うまみがね、あるんです、どれにも。
唐辛子はたっぷり使ってあるのは見たとおりなのだけど、山椒がとてもきいていて、ただビリビリするような辛さとは全然違います。
「胃が辛いってゆってるー」とごくちまちゃん。
わたしは、
頭が辛いって主張してます。
玉の汗がどぉーーっ。


四川省の厳しい気候、きっとやってられないほど暑くて
がまんならないほど寒い。
気付け薬のようにガツンと辛味をきかせて代謝を促す。
暑さ寒さをはらう、一瞬でも。
そういうお料理です。


それにしても、わたし、好き嫌いがなくて、というか好きなものが多くて
しあわせでございます。



Banner_02 苦手な食べ物って…あるのかちゅんたろー…。。。



2009年7月10日 (金)

香港*13 フォーシーズンズ龍景軒北京ダックディナーより

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おいしい飲茶も食べたいけど、北京ダックも食べたい。
ごくちまちゃんにそうも伝えました。
贅沢ゆってます。
「ホテルのレストランを予約したから、ドレス持ってきてねーん」とごくちまちゃん
きゃーーっ、わかった、持っていくねーっ。


はたして、荷造りの中でいちばん最初に決まったのはドレスアップ用の一式です。
黒のワンピースにきらきらスパンコールのついた黒のストールに
わたしにしてはヒールの高めのミュール。
完璧だ、と思っていましたが、小さなバッグを忘れました。
しっこく。


たまにきれいにして出かけるのはとても華やいで嬉しい。
「ちゅんたろー、どっちがいい?」ってごくちまちゃんのドレス選びも手伝って、したくも楽しくあわただしいディナー前です。


暮れかかった窓の外は九龍カオルーン。
フォーシーズンズ香港の龍景軒です。
北京ダックが苦手ってひと、いるのかしら。
アヒルのローストの皮をきゅうりと白ネギと一緒に薄い皮に包んで
甘味噌たれをつけて巻いてぱくり。
んまーい。
丸焼きを見せてくれ、手際よくそいでゆく様子を見るのも
イベント感たっぷりで食欲がわきます。
ソムリエさんの美しいサービスでのワインもステキで
うっとりです。


北京ダックとともに食べてみたかったのが、サックリングピッグ(写真下、上右)です。
子豚をローストしたものの皮と肉かしら、カリカリ、さくさくとした歯ごたえ
口の中でじゅぅっと溶けてうまみが広がります。
これも甘い味噌を少しつけていただくのだけど、香港の食の技の高さを感じずにはいられません。
うーむ、うまい…。
これも、また食べたい…。
またひとつ好物が増えました。


どれもこれもおいしかったのだけど、ゆっくりサーブされるのでだんだんおなかがいっぱいになってきました。
やむやむ大王、ときに頼みすぎ女王ごくちまの面目躍如です。
「足りないかと思ったけど、トンポーローとカニつめフライは多かったねー」
う、うん、くすす。


おいしい中華料理ばかり食べています。
和食は食べたら作り方が想像できるけど、わからない。
調味料がどのように使われているかが、わからない。
旨みの種類が多いと感じます。
甘さも砂糖甘いのとは少し違う。
料理場をのぞきたい、興味津々です。


お通しのように出されたのが3種の調味料です。
にんにく辛子醤油、チリソース、そしてXO醤。
このXO醤、おつまみにしながらお酒を飲むとたまりません。
そうやってアテにするのだそうです。
龍景軒でも瓶詰めが売られていました。
とても人気だということで、少々値が張りますがおっちゃんにおみやげ。
材料は干し貝柱、干しえび、紹興酒、チリ、にんにく、しょうが、オイスターソースなどでしょうか。
ここのXO醤、調味料に使うとそりゃあいいのでしょうが
なんだかもったいないの。
そのまま食べたいXO醤です。


きっと、こうやって、香港リピーターになってゆくんです。



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Banner_02 香港に住みたい、、、食いしん坊バンザイです。。。




2009年7月 9日 (木)

香港*12 腹ごなしにコンビニ上海灘

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コンビにに行きたい。
できるだけわたしの希望をかなえてくれようとしてくれたごくちまちゃんです。
ワンタン麺のランチのあと、近くを少し歩きました。
ちっちゃなセブンイレブンです。
広さが10帖くらいしかない。
天井も低いです。
そこに一通りのものがぎっしり置いてあります。
日本のスナック菓子やカタカナ表記の飲み物もあり
おにぎりやお寿司からお酒に薬や日用品、なんでもです。
歩道にはみ出すように商品が並べられ、ドアはありません。
昔はなんのお店だったんだろうな。


狭い店内にひしめき合うものと人のあいだを「お待たせ」と飛び出して
次に向かうは「上海灘(シャンハイタン)」。
中国のブランドで、オーダーの服からアクセサリー小物、インテリア雑貨までセンスのいいものがある、とガイドブックにあって見てみたかったのです。
バッグにつけるチャームと、髪飾りと、ルームフレグランスを選びました。
色遣いもデザインもなかなかすてき。


入り口とは違うドアから出ると狭い路地です。
「ほらね、ここ、印鑑を簡単に彫ってくれる露店が出るんだよ」
ブランドが立ち並ぶすぐ隣に倒れそうな露店。
対比がおもしろいなあ。

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バスも路面電車(トラム)も二階建てです。
イギリスの支配だったから、かな。
キティちゃんや、冷えピタシートの広告の電車も走っていて、日本のものはとても人気があるのだそうです。
歩くのはけっこう平気なのだけど
なにしろ蒸し暑い。


そんないつもの蒸し暑い日曜日。
香港ならではの、ヘルパーさんたちの集会の風景を見かけました。
フィリピンやタイ、インドネシアからきているお手伝いさんたちが、あちこちの歩行者天国やアーケードや公園でおのおの自由に座り込んで
日曜日を終日仲間たちと情報交換やおしゃべりをしながら過ごすのだそうです。
民族衣装に着替え、何かのお祝いでしょうか。
楽しむ様子もありました。
年齢も服装もまちまち。


ここではごくふつうの日曜日の光景で、特別な空気はなにもありません。
それぞれいろんな事情をかかえているのだろうな。
だけどなごやかです。
外貨が欲しいアジアの国と女性の労働力が必要だった香港。
日本もインドネシアの介護ヘルパーさんを受け入れはじめたところだったって思う。
欧米人をそう多くは見かけないことが意外で
香港人はほとんど漢民族で、中国人で、インド、ネパール、パキスタン
インドネシアにタイ、フィリピンに
日本に韓国に台湾と肌の色はそっくりで
異なる民族の似たような肌の人の中に混じりこむのが
悪くない気分の旅行者ちゅんたろーなのでした。




Banner_02 アジア人の髪は黒色です。茶髪のわたしはむしろヘン!くすす。




  

2009年7月 8日 (水)

香港*11 黄枝記のワンタン麺事件

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接する機会が少なくて好物じゃなかったものっていうのがあるんですね。
そういえば、実家ではワンタンメンを食べる習慣はなかったし
おっちゃんと一緒になってからも食べたことがない。
エー○コックのワンタンメンももしかしたら未経験。
つまり初ワンタンメンです。


黄枝記。
ワンタンメンとお粥のお店でいつもは行列ができてるらしいのだけど
ラッキーなことにするするっと席に案内されました。
日本語のメニューがあって、迷いそうだったから
いちばんふつうの蝦ワンタン麺にします。
ごくちまちゃんは、蝦の子ロウミン。
はて、ロウミンとはなんでしょう。


外は蒸し暑いけれど、どこのお店もエアコンがとてもきいていて涼しい。
よく食べてるのに、おなかがすきました。
ワンタンメンの作り方の看板を眺めたり
「お金を持ってる人はワンタンメンを食べるものだ」との達筆な掛け軸を笑ったりしながら待ちます。
おなかがすく自分がこわいです。


ロウミンって、焼きそばのような感じに見えるけれど
ロウが茹でた、ミンが麺という意味だそうです。
蝦の子を混ぜて食べます。
スープ付き。
ちょっと味見は、うん、おいしい。
あっさりしています。
少しぱさっとしてるけど初めての食感がおもしろい。


わたしの蝦ワンタン麺は
ええ、もう、めちゃくちゃおいしゅうございました。
蝦がぷるっぷる。
ワンタンの麺は、とても細く歯ごたえのある独特の不思議な麺。
スープはあっさりすっきり、塩も控えめでうまみがあっていい。
これは!!


ずるずるっと、ぷりぷりもぐもぐっと、ちゅるちゅるっと
スープをずずずぃっと、夢中でいただきます。
途中で、テーブルの上にあったトーチーのような調味料が目に入りました。
スープに加えてみます。
旨辛でたまりません。
そこで事件です。


旨辛の豆辛味噌が鼻と喉にぐっときて、むぐっときて、がまんしたけど
ぶふーーっ。
ごめんくださいませ、吹いてしまいました…。
ああ、もう、恥ずかしい。
だけどね、辛いだけじゃなくて、旨いんだもの。


ごめんよぉ、と言いながら、さくっと立ち直り食べ続けます。
すると、次なる事件です。
わたしの顔から汗が噴き出してきたのです。
顔だけじゃなく、首も、胸元も、玉のような汗が、なのです。
驚いたなんてものじゃありません。
暑かろうと辛かろうと汗が出なくていつも困っているちゅんたろーです。
それが、、ええええっ。
ハンカチで拭う。
カットソーに汗がうつっています。


「ちゅんたろー、すごいよー」
うん、びっくり。
「もしかして、足ツボの効果かも」
あ、そうかも~~!!
「だってね、顔がつやつやなんだよー」


そうなんです。
そのときの写真のわたしの頬は
つやつやっとピンクで、蝦がぷりっと包まれていそうなくらい。
おそるべし香港。
おそるべし蝦ワンタン麺。
腸粉につづき、好きなものがまたひとつ増えました。




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 大阪でおいしいワンタン麺が食べられるお店を知りませんか~~~?




2009年7月 7日 (火)

香港*10 ごくちまちゃんお手製ディナー

うながされるままに昼寝にゆきました。
気持ちが昂っているのは知ってる。
うとうとしたような、目が覚めるとホクとラニが一緒にいてくれて
1時間くらいは眠れたのかもしれない。


リビングにゆくとキッチンからいいにおいです。
「ちゅんたろー。眠れた?」
ごくちまちゃん、ディナーのしたくをしてくれていました。
お料理、上手だから楽しみ。


趣味の陶芸の作品を見せてもらったり
おしゃべりしながら作品の底にやすりをかけたりして
そのうち大きな窓の外の香港の街にとばりが降り、夜の顔が浮かび上がります。
からだの感覚がすぅっととけて、さっき飛んでたトンボは本当だったんだろうか、海の向こうは中国のモンゴルのシルクロードの大陸って本当なんだろうか。
遠くに広がる未知の世界に心惹かれずにはいられない。


「ちゅんたろー、パスタの茹で加減どうかな~?」
うん。
「生めんみたいなパスタでね、書いてある時間より長く茹でたのにまだみたい」
隣の鍋にはソースがたっぷりできあがっています。
「じゃあ、この取り皿をテーブルにね」
はい。


ホクやラニにも声をかけながら、シャンパンで乾杯。
サラミ、おいしいよ。
チーズもいけるし、これねスプーンごと取って、遠慮しないで。
もちろん!
友だちの心づくしの手料理をおなかいっぱい。


ちょっと外に出てみました。
むぅぅぅぅぅっっ。
すぐに腕がぺたっと湿ってくるのが感じられます。
ミストを浴びたようです。
景色を眺めるのもそこそこに室内へ。
早寝早起きのごくちまちゃんちです。
照明が少しずつ消えていって
にぎやかだったリビングも静かになりました。




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Banner_02 また、連載がいつ終わるかわからんごとなっています。。。。




2009年7月 6日 (月)

香港*9 中環(セントラル)で足ツボマッサージ

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アヘン戦争後の1842年から1997年に中国に返還されるまで香港はイギリスの植民地になりました。
まず、ここ中環(セントラル)が金融や流通の要所として開発されたのだそうです。
超高層ビルがにょきにょきと林のようでいて、その合間に古いごちゃごちゃしたビルや建物がそのまま生きて使われています。
どうやら香港島にはほとんど平地というものがなく、ヴィクトリアハーバーを前に振り返るともうすぐに登り坂になっています。
その狭いところにいったいどれだけの人が暮らしているのでしょう。


道路沿いには古いビルも小さな店もひしめきあう看板も細い路地もあって、活き活きとしています。
見上げればめまいがしそうな高さを忘れてしまいそうな生活感が不思議におもしろく、過去と未来を行き来しているようで、ほらまたすぐに振り返りたくなります。

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ランチのあと、歩いていけるところにある足ツボマッサージに連れていってもらいました。
漢方薬やハーブの香りのするお湯に5分ほど足を浸したのち、ぐいぐいと押してもらいます。
痛い、でも、気持ちがいい。
おも湯を飲みながら、薄暗い室内でぼーんやり、痛いよぉ。
ああ、香港にきてるんだな、香港でマッサージ受けてるなんて、すごいなあ。
イタタ。
おなかが、ぎゅるるっと動きます。
腸が動いてるのがわかるなんて珍しい。
うう、イタタ。
最後は肩を軽く、だけどぐぃぐぃっともんでもらって終了です。
もう、そこで眠ってしまいたい気持ちのよさで、
ずずーん、はぁぁぁ。


ビルの19階から外に出るとき、
台風の警報の看板が目に入りました。
確かにお天気はよくない。
坂道山道くもり空。
ああ、神戸みたいだな、そうそう横浜。
そうだ函館。
港町は坂道の街、夜景の街。
アジアの貿易を引っ張ってきた街。


少し眠たくなってきました。




Banner_02 足ツボ、サイコーでし!



2009年7月 5日 (日)

香港*8 フォーシーズンズ龍景軒の飲茶でランチ

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もしも発作が起きたときの薬と
まさかだけれど病院へゆくようなことがあった場合の処方書を、まずは渡しておきました。
心配しすぎはよくないのだけど考えておかないのはもっとよくない。
忘れてしまっていたいけどそういうわけにもいかない。
そのあたりはいつも揺れるところです。
パニックも起こしやすいから、用心はしなくちゃです。


行ってみたいと思うところはどこ?って聞いてくれました。
どこでも連れてってあげられるよ。
うん。
ガイドブックであちこちチェックしてみても距離感がつかめないんです。
たくさんのショッピングセンターがあり、数え切れないほどのブランドショップが入ってる。
露店街もくもの巣のようにめぐっていて、無数にあるように思えるレストラン。
どれだけ広いんだろう、とくらくら。


「最初はね、私もそう思ったけど、ぜーんぜんだよ。狭いよー。車でちょーっとで行けるんだよ」
ほ、ほんとぅ?
「うん、ホント。すぐに家に帰って休めばいんだからねー、大丈夫」
うん、ありがとう、ちゃんと言うね。
ガイドブックの地図をはぎとって、テーブルの上でいつもチェックするようにしました。
どこを通ったか、どこにゆくのか、確認する。
ボールペンで印をつけて、地図上のイメージと実際を合致させてゆくのは、安心もするし楽しくもあります。Photo

行動した主なエリアは、九龍(カオルーン)と香港島です。
ごくちまちゃんちは香港島。
ランチに出かけた先は、香港島の中環(セントラル)。
「おいしい飲茶!」のリクエストに予約してくれたレストランは、フォーシーズンズの龍景軒(ロンキンヒーン)。
案内されて座った目の前に広がるのはヴィクトリアハーバー。
フェリーがゆきかい、対岸のカオルーンの摩天楼がすぐそこです。


メニューを読みます。
漢字と英語のダブル表記なので想像しやすいのが幸いです。
なんかもう雰囲気といいお茶をサーブしてくれる人の気遣いのよさといい、落ちつくし、全部おいしそうです。
期待いっぱいで待つか待たないかのうちに
次々と運ばれてきた点心の数々は、
ええ、すばらしくおいしうございました。
ロブスターもえびもぶたもぷりぷりだし
皮はつるりっと、もちもちっと、のどを通ってゆき
おなかに重たくありません。
野菜の風味と歯ごたえがとても活かしてあって、あ、たけのこ
あ、マシュルーム、ああっ、インゲン。
素材が際立ちます。
ぷりぷりもちもちぷるぷる、はぁ…うまい。
ぱりぱりさくさくじゅるる、むぅ…たまらん。


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そろそろおなかいっぱいかしらんというころ
フライドライス(炒飯)がやってきました。
帆立と卵の白身とインゲン豆の炒飯は、お米がぱらぱらで、んまいっ。
もう入るまいと思ったときのデザート
ああ、マンゴープリンがこんなにおいしいとは…。
ゴマ団子もぷわっとしてさくっとして
デザートはパス、と思っていたのに
ぜひともいただきたいマンゴープリンです。
繊細でうまくって満腹で呆然とした最高のランチでございました。




Banner_02 今まで食べた飲茶ってなに?ってな具合でございました。やむやーむ♪




2009年7月 4日 (土)

香港*7 朝はメゾンドショコラのエクレアを

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まだ夜が明けるかどうかのころ
ホクとラニがやってきてお布団をほりほり。
足元にどすっとラニ
枕元にするっとホク
一緒に眠ってくれました。
なんともしあわせなとろとろの朝寝です。


のろのろと起き上がり少し飲みすぎた頭でリビングにゆくと、すでにごくちまちゃんは起きていました。
「私も飲みすぎたみたい~。頭いたたたた」
そうだろうなぁ、同じくらい杯を重ねていたものね。


最近、朝はたっぷりのカフェオレとバナナなの、と伝えておいたので
キッチンにちゃんとバナナが買っておいてありました。
「ねぇ、ちゅんたろー、メゾンドショコラのエクレア食べる?」
え、うんっ、食べるっ。


メゾンドショコラ!
以前「世界うるるん滞在記」のヴァレンタインの特集で、パリのメゾンドショコラの工房におじゃまして、
ヴァレンタインのディスプレイのチョコレートを作るというような企画がありました。
そこで見たチョコレート工房が古く、その中の作業台の大理石やピカピカに磨かれたステンレスの道具が
使い込まれ手入れをされ、いつでも出番を待っている様子がとても魅力的だったのです。
この冬、はじめてここのチョコレートを食べる機会がありました。
今までベルギーのものがいちばんと思っていたけれど、こっちのほうが好き。
恋愛の国フランスのしゃれたエスプリがとろり。
味もすてきだけれど広がる香りにくすぐられます。


日本には東京に2店舗あるけど、エクレアは売ってないのです。
うれしい。
チョコレートとキャラメルとを切ってもらいました。
どちらもすごくおいしい。
どちらかというならわたしはキャラメル。
「うーん、私はチョコレートのがいい」とごくちまちゃん。
交互にじゅうぶん味わってごちそうさま。


「さてさて、ちゅんたろー、お昼はランチにお出かけするからね。
少し寝ておいで」
うん。
遠慮なく、横になりにゆきます。




Banner_02 食いしん坊バンザイ♪むふ。




2009年7月 3日 (金)

香港*6 香港やむやむデリバリ事情

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「ちゅんたろー、今日はもうどこにも出かけたくないよね?」
うん。
「だったらねー、スペインがいい?タイがいい?」
スペインもタイもどっちも好きだよ。
「じゃあ、ジャンケンっ」
チョキ!でスペインの勝ち。
くすす。


到着日の夜はスペイン料理となりました。
PCの画面でメニューを選んで電話をする。
待つこと1時間で届きました。
すごい。
香港はレストランの宅配があるんだよって聞いていたのだけど、やはり驚きでした。
本格的なんだもん。
日本の宅配専門店のとはあきらかに違っていて
これはちょっとうらやましいです。


スペインのカバで再会を祝って乾杯です。
カバはすぐに空いちゃって、赤ワイン。
チョリソのパエリヤはレモンをぎゅっとしぼって
海鮮パエリヤはうまみたっぷりです。
タパスもおいしいし、はじめてなのにそうじゃない感じにリラックスできてしあわせ。


日本との時差は1時間。
香港が夜10時なら、日本は11時。
飛行機では眠れなかったし、おなかもいっぱい。
ワインもずいぶんいただきました。
夜景がとても美しくて何度も何度も窓辺に立ってしまいます。
「明日からおいしいもの食べに行こうねー。だからもう寝て寝て。おやすみなさい」
うん、おやすみなさい。


ごくちまちゃんは、やむやむ命。
やむやむとは、子ども言葉で「おいしい」ってこと。
わたしもおいしいものは大好きだけど
ごくちまやむやむ大王には遠く遠く及びません。
香港やむやむ三昧の日々のはじまりでございました。
むふー。




Banner_02 調子に乗って飲みすぎました。



2009年7月 2日 (木)

香港*5 ヴィクトリアハーバーを越えて

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台北を飛び立ってから、入国手続きと健康診査の書類が配られました。
新型インフルエンザの検疫のようなものでしょうか。
体温検査をするようなことも書かれていました。
香港が近づくと、日本人CAのYさんが空港の構造について説明してくれました。
その段階ではどのゲートに到着するのかまだわからない。
香港空港はとにかく広くて、簡単には説明できない。
スタッフが待っているはずだけど日本語ができるかどうか確証がないので
どうしても不安な場合は戻ってきてもらえれば自分が出口まで案内するので
心配しないで欲しい、とのこと。
はい、わかりました。


台湾の人たちに混ざり、台北よりさらに強い熱気の中に押し出されました。
むぉぉぉっ。
人の流れに乗って少しゆくと、赤い制服を着た人が「ちゅんちうちうさん」と間違った名前のパネルを持って待っていてくれました。
香港の人だけれど、とてもきれいな日本語を話す人で、てきぱきと案内してくれました。しかも、きりりと美人。


この人も足が早いです。
関空でもそうでした、ついてゆくのがやっとの早足です。
はじめての空港なのに違和感があまりないのは関空に似ているからなのか、アジア人ばかりだからか、特有のにおいを感じないからか、よくわからない。
ただ、ほんとに広いです。
出口からそれほど遠くないゲートに着陸したようなのに、かなり歩きました。
バゲージクレームを右へ、B出口へ向かいます。
ごくちまちゃん!
手を振って、出迎えてくれてるの。
ごくちまちゃーん。


カートごとトランクとわたしをごくちまちゃんに引き渡し、きれいな空港スタッフさんにお礼を言い別れました。
無事に会えて力が湧き上がってくるような、無事に到着できて力が抜けてゆくような。
目の前から景色が消えてゆきました。
ホッとした、ほんとにホッとしたのです。
なつかしく親しいごくちまちゃんの声が迎えの車まで連れていってくれ、トランクを乗せてくれ、空港をあとにしました。
おしゃべりしたい、景色を見たい、でも目に入らない。
どうやら右に香港ディズニーランド
しばらく走って左が、かの九龍(カオルーン)。
地下にもぐると間もなく香港島です。


ごくちまちゃんちに到着すると
2003年にサンフランシスコで会って以来の
なつかしのホクとラニが大歓迎してくれました。
覚えてくれててありがとう。
テーブルの上には白いバラ。
なんかもうこう、気持ちのいいリビングの床にぺたりと座り込んで
そのままおしゃべりし続けたのでした。


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Banner_02  もう90パーセントごうかーく!って気分ですねっ。




 

2009年7月 1日 (水)

香港*4 香港国際空港はくもり

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沢木耕太郎の「深夜特急」の一巻をバッグに入れていきました。
ずいぶん前に読んだのだけど、
彼が香港で何を思ったのだったっけと本棚から探して放り込んだのです。
さすがに緊張してワインを飲んでも眠気がこないし、台北での待ち時間もあることで、これ幸いとページをめくることにしました。


1974年、香港がまだ中国に返還されるずっとずっと前のこと。
26歳の彼は仕事もやめすべてを処分しドルに替え旅に出ます。
最初の寄港地が香港。
少しでも長く旅を続けるために
節約をしながらの貧乏バックパッカーは地図も持たずに飛行機に乗るのです。


台北に到着すると人はほとんど降りてゆき、機内の空気が一気に変わり
蒸し暑さがなだれこんできました。
エアコンもきかなくなり、これは厳しい。
用意しておいてよかった。
冷えピタを首のうしろに貼り、水分を摂ります。

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台北からの乗客はマスクマンが多い。
インフルエンザの流行の加減が違うだろうけど、なんとなく滑稽な気がしてしまいます。
日本人がいなくなったので、機内アナウンスの言葉が変わります。
台湾って台湾語だったっけ、広東語と似てるのかしら。
隣に座ったおじさんは、香港と台湾の両方の記事が出ている新聞を読んでいます。
蒸し暑い機内で配られたのは「チキン アンド ライス」のみです。
あら、ぎゅうにくとぱすたはないのね、とおかしくなりながら、おかわりはいかがかと聞かれ、丁重にお断りしました。


沢木耕太郎の地図も持たない若者の貧乏旅行と重なるところは何もないけれど、
香港の蒸し暑さと雑踏のイメージが近づいてくるにつれ思い出されるのは
遠い日。
高校の修学旅行に参加できることになってすぐ、ガイドブックをすみずみまで読み、調べて、たぶん誰よりも京都に詳しかった。
大学受験を東京にひとりで飛び、ホテルに泊まり、詳しい地図をめくりながら下見に行き、当日を迎え、寄り道の計画までたてたりして、楽しんだ。
おかげで落ちるはずのない大学を落ちちゃったりしたけど
そうだった、地図を読みながらせいいっぱいの想像をしてから出かけるのが好きだったんだったとよみがえる。
大好きだったんだ。


高度が下がり、眼下にビルの林が立つ、
そう地図と同じ形の香港が近づいてきたのでした。
高速船でしょう、マカオに向かっていると思われるフェリーが白い大きな波しぶきを残しゆきかいます。
マカオの東を旋回し、広がる海は茶色です。
香港国際空港は、霧がかかったように白くくもっていました。




Banner_02_2 ごくちまちゃん、着陸したよーーーっ!くすすー。




2009年6月30日 (火)

香港*3 キャセイ航空のサポートは

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キャセイ航空のチェックインカウンターでは並ぶこともなく搭乗券を受け取れました。
すぐにサポートの人がやってきて、黄緑色のバッジをつけるように言われ「さあ、行きましょうか」
いきなりおっちゃんと別れることになりました。
「気ぃつけてな。しっかりな。大丈夫やからな」
うんうん、いってきます。


手荷物検査もイミグレもするすると通り、シャトルに乗ると座るようにうながされ、
あっという間に搭乗口です。
「お時間になりましたら、またご案内しますのでお待ちくださいね」
にこやかにとても親切。
バッジが少し恥ずかしいけど、そんなことは問題じゃないですもんね。
すぐ近くのラウンジでアイスコーヒーを飲みながら、
ごくちまちゃんとおっちゃんにメールをします。
もうじき行くよ、迎えにきてねーっ。


搭乗便は台北経由の香港ゆき。
最初は直行便だったのだけど、不景気と新型インフルエンザの影響かキャンセルになり、経由便に変更になりました。
経由とは、乗り換えのことかと思ったのだけどそうじゃないのです。
台北でどどっと降り、簡単な清掃があって
台北からどどどっと乗り込む。
その分、直行便より時間がかかるということでした。
台湾にも一応着地するちゅんたろーです。


1便キャンセルになったというのに、乗客はそれほど多くありませんでした。
後部の二人座席の窓際を指定していて、隣は空席だったのがラッキーです。
離陸して座席ベルトサインが消えると日本人のCAの人が挨拶にきてくれました。
心配はないですか、何かあったら2名の日本人スタッフが乗り込んでいるから声をかけてください、
台北では外に出ることもできるがどうしますか、あ、はい機内に残られますね、
また様子をうかがいにきますね。
機内でも親切です。
ホッとして、ふぅ。


スタッフの人は皆水色のマスクをかけています。
男性CAさんが多く、香港の人たちかしら。
黒いふちのメガネに髪を七三に分けてる人が3人、区別がつかないの。
くすす。
さて、のどが渇いてきました。
スパークリングワインが飲みたかったけれど、ありません。
なので、白ワイン。
偉い、わたし、一応やりとりは英語ですよー。

Photo_2

機内食は2種類から選びます。
「とりにくとごはん?
ぎゅうにくとぱすた?」
努力の日本語がちょっと笑えますね。
間違いなくパスタはのびているから、とりにくとごはんにします。
それにフルーツとちびたキットカットがついています。
チキンは照り焼き風で、ごはんはお寿司風の不思議な組み合わせ
なんだけけっこうおいしくて、完食いたしました。
順調な空の旅です。




Banner_02 ぎゅうにくとぱすた、もとても気になりました。




  

2009年6月29日 (月)

香港*2 もきもきしちゃって眠れない

ぎりぎりまでいちじくぬぎに気づかれないように
トランクを出して荷造りするのは前日にしました。
「パスポートと薬さえ持ってたら何を忘れたって大丈夫なんだからねー。
あ、おぱんちゅは忘れずにねー、くすす」とごくちまちゃん。
そうなんだ、なんとでもなるんだ、借りることもできるし買えるんだもん。
なのにしたくを考えると、出発を考えるのと同じくらい、くわぁーっとなってくる。
旅行準備が下手です。
すごく下手。
今回もまたコンパクトな洋服選びができず、途中でもきもきが沸きあがり、
胸が痛くて苦しくなりました。


おっちゃんに「もうだめなのかも」と泣きついてみたり
ごくちまちゃんに「選べない、わかんない、どうしよう」とメールしてみたり
毎回騒がずに出かけられないのかと情けなくなります。
「そやけどな、そうやってもきもきしてしまうのもキミの個性やしな。
それだけ楽しみに旅行に出かけられる人なんてそうはいてへんって。
到着しただけでしあわせやろ?ええやんか、な。」とおっちゃん。
うん、そうかも、そう、確かに着いただけですごく満足すると思う。
なるほど、一粒で二度おいしいグリコのキャラメル。
一回で三倍楽しいちゅんたろーの旅行ってなもんよね。


したくをはじめてから、次第に落ちつきをなくし、不幸の色を濃くしてゆくいちじくぬぎに
過剰に反応しないようにしながら、出発の朝を迎えました。
おっちゃんが「ボクは帰ってくるから心配せんでいいんやで」と声をかけたのにもかかわらず、いちじくはベッドの横のテーブルの下にもぐりこんでしまい、
くぬぎはおいてけぼりになる不安を全身で表してくれ、
緊張して早く目が覚め、もきもきが高まっているわたしの、
玄関ドアを閉める手を振り切らせるのをほんの少しだけ躊躇させたのでした。
ごめんね、いってきます。


南海電車の駅は通勤ラッシュで人が走っていましたが
関空への特急ラピートはガラガラです。
関空に着くとすぐ予定していたおみやげを買い、トランクに詰め込み
国際線のチェックインカウンターに向かいました。

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Banner_02  いつになったら香港につくんでしょうか…。また?

2009年4月18日 (土)

*19 ちゅんたろー大阪へ帰る

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Photo_2ホテルのエレベーターで何に驚いたといって
乗り込んだ人たちが誰も開閉ボタンを押さないことです。
ゆぅっくり自動で閉まるのを待っている。
せっかちに(>l<)でドアを閉める人なんていないの。
ちなみにエスカレーターを歩く人もいません。


戸惑って、乗るたびに押すか押さないか観察しているうちに
のんびり閉まるのを待つことに慣れました。
大阪を離れたぞって感じでしょうか。
大阪だけなのかもしれないしね、すかさず開閉ボタンに手が伸びるのがふつうなのはね。


ホノルル空港を離陸して
見下ろせばワイキキです。
窓の外が雲で真っ白になると、ふぅ。
乗り込んだとたん、ここ機内は日本。
さよなら、オアフ。
また来るもんね。
髪飾りをはずし、しょうがない気分が満ちてきます。

Photo_3選べる機内食は、ビーフ100%の挽肉と完熟トマトを使ったホノルル線オリジナルキーマカレーと、ハワイ産の豆腐を使った和風マヨネーズソースで小海老を和えた新鮮なグリーンサラダをマウイオニオンポン酢で、とチョコレートサンデー。
(JALのメニュー表通りの記述です)
素晴らしそうなメニューだけど、片栗粉でとろみをつけたようなカレーにしょぼしょぼっとしたサラダにすごくおいしくないアイスクリーム。
おっちゃんは、脂身の少ない鶏モモ肉のオイスターソース煮込み。
ふむふむと味見をし、スパークリングワインも手伝って、眠たくなりました。
ぐぅ。
どこでもちゃんと昼寝をするちゅんたろーです。
3時間くらいは寝てたそうです。
気流の影響で本を読んでいられないくらい揺れたらしいのだけど
「きみなぁ、飛行機が揺れるとほんまいつもよう寝るねん。知らんやろ?」
へぇ、知りまへん。
くすす。


行きは6時間半、帰りは8時間半。
偏西風が飛行時間を2時間も変えてしまいます。
「あかん。ボク、飽きてきたわ」とおっちゃん。
「なあ、ヨーロッパって13時間はかかるんやなあ」
うん。
「どないしょ、しんどいで13時間って」
うんうん、そうだねー。
でも行きたいよねー。
返事をしながら、わたしはゲームに興じていたのでそうでもない。Photo_4
「違うねん。
この狭いんがいややねん」
そりゃあ、エコノミーだもの、
しょうがないじゃなーい。
くすす。
二度目の機内食が配られます。
ハワイスタイルのスウィートロールパンでつくったハム&チーズのサンドイッチ、トロピカルフルーゼリー、地元で評判のクララのクッキー(JALメニューからです)
ポテトサラダが添えられています、ものすごくおいしくないサンドイッチです。
「なんってまずいのっ!?」と心で絶叫しながら半分いただきました。


着陸のしたくがはじまって、ゲームもできなくなったので
外を眺めていました。
到着は午後6時ごろの予定です。
太陽が傾いています。
あれは、徳島かな。
帰ってきちゃったんだな。
Photo_5
淡路島上空から関空へ、
ごごごごーーっ、ががががっ、
ずずずーーっ、ぐぉーん。
とうちゃーく。
固まったからだを伸ばすようにして機外へ出ます。
急ぎ足のひとたちは、さっそくエスカレーターを駆け下りて、エレベーターボタンをがしゃがしゃ押しています。
携帯で無事帰国を伝える大きな関西弁の声が響き渡り
せわしない大阪に散っていきました。


おっちゃん、すでに眠たそうです。
ハワイ時間では午後11時過ぎだものね。
わたしは昼寝をしたから、疲れてはいるけど大丈夫。
南海線の駅のホームはガラガラです。
ラピートに乗って、いちじくぬぎの待つ我が家へ戻ります。
鼻がぐしゅぐしゅしてきました。
アレルギーがもう出てきました。
あ、おっちゃんの喘息のひぃひぃ音も久しぶりに聞きます。
「もう出た。すごいな、空気が悪いってことやなぁ」

Photo_6

生きる場所って
自由に選べるようでそうじゃない。
長く暮らしてる大阪は気に入ってるし好きだけど、
ときどき出て行きたくなる。
また旅行しようよねと話しかけたら
おっちゃん、ぐっすり眠っています。
時差ぼけ決定です。
ラピートのシートの模様は、
派手さ抑え目グレーの豹柄です。
さすがです。
髪をきっちりセットして和服のおねえさんたちはたぶん出勤中。
ワンカップを抱えた無精ひげのおっちゃんが馴染み
通天閣がもっそりライトアップされています。
おー、ぐれいと!
難波に向かうラピートの中、にんまり。
ここは大阪なのだもの。




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長らくの旅行記お読みくださいましてありがとーございます。
療養旅行記は、第二弾もある!はず。





2009年4月17日 (金)

*18 帰国日も晴れ

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Photo_2
まだ時間はたっぷりあるとはいっても
最後の日の朝は
さみしい。
6時過ぎに起床です。
見おさめなの日の出。
帰りたくないなあ。
いちじくぬぎが待ってるから…。
でも、こんなにからだが楽なのに。
帰りたくない。


もっと早起きしてビーチに散歩に出たらよかったな。
ミネラルウォーターのボトルを持ったまま
ぼーっとラナイで過ごします。
飽きない景色。
いつもより波が高いようです。
サーファーが日の出とともに
沖合いに向かっています。
滞在中、いちばんのサーフィン日和なのかも。


Photo_3
ホヌラウンジで、最後の朝食です。
おっちゃんはここで新聞を読むのが決まり。
パイナップルって大阪ではちっとも欲しくないのに
暑いところではすごくおいしい。
沖縄でも、見たら食べたいパイナップルです。


Photo_4
9時ごろにトランクを取りにきてくれることになっていました。
チップを用意して、すっかり部屋は片付いています。
がらーんとしてしまうと
急によそよそしくなります。
「そろそろ行こか?」
うん。
飛行機の時間は午後2時50分なのに
集合は10時20分と早い。
一応ツアーですものね。
チェックアウトは並ぶことなくさくっと終了。
トラブルが何もない。
何もわたしたちを引き止めない。
後ろ髪引っぱってくれないの。


Photo_5シェラトンワイキキのバス乗り場のところで待っていると
バスではなくリムジンがやってきました。
そうだったんだったっけ?と思いつつ
初リムジンに乗り込みます。
不似合いです。
カジュアルな帰国スタイルがまったく合いません。
確かにソファの座り心地はいいけれど
車内では動き辛いの、とっても。
クリスタルのピカピカなグラスも、
不似合い違和感200%。
モアナサーフライダーホテルから乗り込んだ2人も同じく超カジュアルです。
もぞもぞっと居心地悪そうです。

Photo_6
カウンターや壁や手すりなど、使い込んだ木製だからかでしょうか、とても落ちつくホノルル空港に到着。
ここでも並ぶことなくスムースに手続きがすすみ、時間はたっぷりあります。
「ちょっと軽く食べとこか。ハンバーガーにしよ!」
うんうん、機内食が出るから、
半分こにしようよね。


ふだんハンバーガーって食べないちゅんたろー。
ど、どうなのかな。
「そやな。日本のマクドナルドよりはうまいってとこかな」とおっちゃん。
バーガーキングのチーズバーガーとポテト、コーラです。
Photo_7

関空と違って買い物エリアが広く長く、出発前の時間を楽しめるようになっています。
人もそれなりに多い。
ここでもフラの生演奏とダンスです。


27番ゲートまで、距離があります。
のんびり歩くのも悪くなくって
頭もからっぽで、いいお天気だね。
時間があるよ。
そうやな。
そこで何か飲もうよ。
そうやな。


ゲートの隣のレストランはほぼ満席です。
モヒートがないなら
マイタイをふたっつ。
Photo_8

「オーケィ、ID見せてね、オーケィ」
わたしとおっちゃんのパスポートの生年月日を確認です。
ええっ、いくらなんでもね。
わたしたち、立派なちうねんなのにね。
くすす。


窓の外にははるか遠くダイヤモンドヘッドが見えます。
ツアーでなければ、もっとゆっくりホテルを出てきてもよかったんだな。
だけど、どっちでもいい感じ。
待ってるのも気が急かない。


どこかで小石を拾って記念に持って帰るつもりだったのに
すっかり忘れていたことに気づいて
思わず振り返ってしまいました。




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 ハンバーガー、ここのレストランのほうがおいしそうだったーっ。(*´艸`)クス




   

2009年4月14日 (火)

*17 郷に入ればしたがってみたい

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ハワイに行ったら
カクテルを飲もう。
モヒートとピナコラーダを
飲もう飲もう。
小さく心に決めていました。
ひとつのミッション。


ハワイに行ったら
ムームーが着てみたい。
ムームーってどこで買ったらいい?
ごくちまちゃんに問い合わせたのは、出発の10日ほど前です。
「ん?欲しいの?どこで着るの?目的は?」
えーっと、えーっと、レストランとか…。
な、なんとなく着てみたいって感じ?
「探して試着して買うの、たいへんだよー。次のときとか、
一緒に行ったときとかの楽しみにしようよー」
うん、そうだよねー。
初めてなのに欲張りすぎだよね。


ただ単に着てみたい、なんでもやってみたいだけの
ちゅんたろーでした。
ふたつめのミッションは中止、のはずでしたの。


出発の前日の夜遅くのことです。
携帯にメールがぴろぴろりーん。
「なんちゃっての安いのでいいけん、アロハかムームーを着てさー、
ビーチで写真撮って送って~♪」
うぷぷぷぷと笑ってしまいました。
福岡の高校時代の友だちからのメールです。
彼女が期待する写真とは、この絵のようなポーズでなくちゃいかん。
むふふ。


おっちゃんに、かくかくしかじかなことをやりたいんだけど?とゆってみました。
「やめとき、やめときー。あほなことばっかりゆうて」
…うう、まあ、写真を撮るのはおっちゃんだし。
ごめんね、すずらんちゃん。
ミッションは果たせませんでしたのよ。
Photo_2
せめて。
2日目だったでしょうか
ホテルの売店で、髪飾りを買いました。
白にしようか、ずいぶん迷ってこちら。
左の耳の上にずーっと
飛行機に乗り込むまでつけていました。




Banner_02  いつか着る、いつか着るもんね。(*´艸`)クス



2009年4月 9日 (木)

*17 最後の夜はラムファイヤーで

Photo_7トロリーバスでワイキキに戻り、しばらく休みました。
おっちゃんったら
「アラモアナパニック」だなんて笑わなくてもいいよね。
でも、笑えるくらい元気は回復してきて、すっかり落ちつきを取り戻しました
夕方、ワイキキビーチを散歩しようよ。
サーファーも海からあがり、ビーチの人はぐっと少なくなっています。
アート、が残っていたり、
金属探知機でなくしものを物色ちうの人がいたり
最後のカタマランヨットがビーチに到着です。


Photo_3大きなバニアンの木のもとの広場でフラの生演奏に見入っている人が大勢います。
午後6時半ごろから毎夜演奏とダンスが見られるそうです。
青を濃くしてゆく空。
裸足の足の砂をはらって、サンダルをはきます。
もっと、ビーチの散歩に出たらよかったな。
サーファーのまっちょなデュークの像の前をホテルのほうへ向かいながら、
明日帰ることを浮かべずにはいられません。
Photo_4
ディナーは、ロイヤルハワイアンセンターの東の端の、チーズケーキファクトリーでとる予定。
でもでも、なんと待ち時間が40分。
人がごったがえしています。
あらためて疲れが出てきて「もうホテルに戻るか?」うん。
簡単にしたくって、二度目のラムファイヤーです。
Photo_5
周囲が英語だらけ(日本語も通じてます)の環境に慣れてきたような気になっていました。
わたしとおっちゃんの英語力はひどいです。
学生時代はわたしの英文課題を辞書なしでさくっと訳してくれてたおっちゃんも、今は昔。
聞き取りとコミュニケーション能力はわたしに遠く及びません、というか、うーん、できなさすぎ、かも。
かもかも!


ラムファイヤーではナンバーワンギタリストなんですという人とバンドの熱い生演奏の真っ最中で、話し声が聞き取りにくいほどです。
のどが渇いていたので、ビール。
とっても大粒のホタテを鉄板で焼いたものと、なんだっけたぶんポークチョップ。
おいしいねー、火の通り加減が絶妙です。
ここははずれがありません。
「ビールおかわりいかがですか?」というようなことを彼女は言ったと思うのです。
おっちゃん、表情を変えずに「…いえ…」とつぶやいたら、行ってしまった彼女。
わたし、あーあ、ビールのおかわりがきちゃうぞ、と思ったの。
おっちゃんは「なんで?ボク、なーんもゆうてへんもん」ときっぱり。
Photo_6
はたして、とーぜん、ビールはやってきました。
「とほほ、ボク、いらんのに」とおっちゃん。
「いぇっ(おかわりねーん)」と伝わったはずだもん、くすす。
ふふふ、発音もわたしのほうが数段いいとです。


部屋に戻ってやることは、さあパッキングです。
済ませてしまうとさみしいね。
明日帰るんだね。
今夜も遅くまで誰かが歌いつづけています。




Banner_02英会話、どげんかせんといかん。。。と思ったとですたい。




 

2009年4月 7日 (火)

*16 アラモアナのトラウマ

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「ゆっくりできるのは今日だけやな」
うん。
「ヨットに乗りたないの?」
うん、乗りたくないの。
「ボク、乗りたいねんけど」
わたしはいや。
冬に沖縄に行ったとき、
気持ちよくセーリングしたはいいけど、
その後微妙に体調にカゲを落としたことがちびたトラウマになっているちゅんたろー。
「カタマランヨット、よさそうやのに」
いやだもん、乗らない。
と、ハノハノルームで朝食バイキングをとりながら
いやなことは、いやだもーんのちゅんたろーです。


Photo_2
ワイキキビーチからセイリングできるクーポンがあったんです。
おっちゃん、ごめんね、却下です。
「そしたらな、トロリーバスに乗ろうな」
トロリーかあ、あれも気持ちよさそうだよね。
「ダイヤモンドヘッドのほうに行くんがあるやんな」
うんうん、1時間くらいだよ。
「よしよし、そうしょー」


アラモアナショッピングセンターにも行ってみたかったのだけど、何しろ、わたしのお買い物に付き合うおっちゃんのつまらなさそうなことといったらありません。
顔に「おもろないわ…」と書いてある。
その顔が、ぶらぶら何かないかしら買い物の気勢を、げそっと削ぐんです。
ヨットはいやだと主張したことだし、ダイヤモンドヘッド方向へ1時間の周遊ってことで楽しむことにしました。


トロリーバス乗り場はDFSギャラリアの北側にあります。
ピンク、赤、ブルーのラインがあって、アラモアナ方向へゆくピンクラインには人がかなり並んでいます。
JCBカードか旅行社から渡されたカードを提示すれば無料。
そうでなければ2ドル。
Photo_4
ダイヤモンドヘッド方面はブルー。
係りのおじさんが「これに乗って」と指示してくれ乗り込んだのは、トロリーじゃなくて、ふつうの窓ガラスが黒い大きなバス。
「ボク、トロリーがええねん。こんなんいややで」
そしたら降りようよ。
ちょっとぐずぐずするおっちゃんを引っ張って降りてしまいました。
「アラモアナのほうに行こうな。な、きみ、行きたいんやろ。ほんまは」
え、ええ、まあ、でも、買い物つまんないでしょ?
「うん、つまらんけど、ええやん。行こ行こ」
Photo_3
突然の方針変更です。
ピンクのラインは本数が多くて、次々にやってきます。
ほとんど待たずに発車です。
運転手さんは、小錦みたいにおっきな人。
「チャントスワッテクダサイ。キヲツケテ」
日本でオープンカーに乗ると、
湿気で髪が爆発してしまうけど
さらさらハワイのトロリーは気持ちがいいったらありません。
グルメツアーのガイドのアレックスは、ハワイの人は運転が下手だから気をつけなくちゃだめなのよと言ってたけど、大阪のことを考えると全然そんなことないって思う。
車の数も多くないし、のんびり、乗ったり降りたり、遊園地で遊んでいるみたいです。
ワイキキのホテルをぐるりと回ってゆくので遠回りではあるけど、急ぐわけでもないし、それもいいよね。


Photo_5いやぁな感じがしたのは、スタジアムのような外観です。
アラモアナショッピングセンターはでっかいのだった、そうだった。
トロリーを降りたのは、ノードストローム前です。
ここがアラモアナの北側、ということはわかる。
ノードストロームの1階に入ったあたりから、だんだん落ちつきがなくなってきました。
2階のまんなか付近で、頭の中がわからんごとなってきました。
建物が、おしゃれにも重層構造なんです。
こ、怖い、駅のコンコースが怖いのに似てます。
ぱぱぱパニックです。
おっちゃん、帰ろう、もういいから帰ろう。
「わかった、わかった、帰ろう帰ろう」
エスカレーターで降りたら、広いフードコートです。
たぶん、こっちがノードストロームの反対側だから。
外に出たなら、駐車場とトロリー乗り場。
ヤシの木も目に入りました。
胸が苦しいのをおさえて、呼吸をどうにか整えます。


「あかんかったなあ。すぐホテルに戻れるしな」とおっちゃん。
トロリーの風に吹かれて気持ち良さそうです。
気持ちの準備をして出かけなかったわたしの失敗。
アラモアナのトラウマ。
うわーん。
靴とか靴とかおみやげとかおみやげとか、買いたかったです。




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ヨットセイリングをむげにことわったからでしょうか~~とほほ




2009年4月 5日 (日)

*15 アランウォンズでディナーを

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今から予約がとれたら行こう。
夕方5時過ぎです。
コンセルジュの若い日本人の女性が笑顔で電話をしてくれました。
6時半にアランウォンズ。
ごくちまちゃんからもおいしいよってすすめてもらっていたレストランです。


「一品の量が多いです、ええ、日本人にはかなりのボリュームです」
やっぱり、ごくちまちゃんもそうゆってた。
「いろいろ食べられるコースもおすすめですよ」
どんなコースなのか、おおよそ教えてもらいました。
それ、おいしそう。
メニューが読めない可能性大だもの、日本語でもイメージできないお料理って多いのに、英語ならいっそうわからんはずです。


少しだけおしゃれして、ホテルが手配してくれたタクシーで向かいます。
ワイキキから少し北西へ。
暮れかけの街に灯りがともる少し前です。


すでに席はかなり埋まっています。
ベランダ席から外が開放されていて、圧迫感がありません。
想像していたより気の張らない感じでホッとしました。
男のウエイターさんたちはみなパリっとした白いシャツの袖をきちんと折り、
姿勢よく無駄のないスマートな動きでサーブしてくれます。
Photo_2
メニューはやはり、よくわからない。
5つと7つのテイスティングコースがあり、
5つのコースを選ぶことにしました。
さて、飲み物をどうするか、大問題です。
ワインリストを見てもさらにわからんでしょうし
相談するにも、日本語ができる人はいなさそうです。


たぶん、そういう人がてんこ盛りにいるからかも。
5つのコースに合わせたワインをこちらでお選びいたしますコースがあるのに気がつきました。
お料理に合わせてくれるなら、ゆうことなしだもの。
「これにしよー」
うんうん。


まずはアイオリソースと焼きたてパン。
このソースがすごくおいしくて、うっかりパンを食べてしまいそうになるのをぐっとこらえました。
持って帰りたいようなソースなんです。


前菜は2種。
ワンタンの皮に包まれたアヒとスープ。
スープの上に乗ってるのは、パリパリのチーズとフォアグラのケサディア、かな。
サーブしてくれる人もソムリエさんも、小さいな声で早口なんだもの。
違うかも、です。
このときのワインはカリフォルニアの白ワイン。


ロブスターのポテトケーキ、じゃがいもというより長芋のようなふんわり感で
グリーンのオイルはたまねぎの風味、のりがよく合うんです。
白ワインは3種類いただきましたが、フランスイタリアのものはなかった、と思います。
やわらかい味で、お料理によく合っていました。
温度も絶妙だったと感じました。


お魚はオナガ、って聞こえたの。
表面はパン粉がこんがり焼けて香ばしく、生姜が乗っていてソースには味噌が使われています。
黒ゴマもぱらり。
オナガって何かなって、でもおいしいねって、この白ワインもよく合うねって。
顔がほころんでしょうがありません。
でも、そろそろおなかがいっぱい。


赤ワインの印象は、ほろとろグリルカルビとぷりぷりエビのおかげで
残っていません。
コチジャンのソースで、味は少し濃い目です。
ごはん欲しい味だよねと言っていたら、ほんとに添えられました。
合う、ごはんにとっても合います。


デザートはチョコレートケーキと、ココナッツのシャーベットとタピオカ、フルーツ。
キールロワイヤルにコーヒーです。
ココナツのシャーベットがとってもおいしい。
お肉のあとには最高です。
ああ、もう満足。
「ハワイってうまいもんあるやんか。なー」とおっちゃんもご機嫌です。


日本の調味料が使われていて、それがすごく上手。
調味料の生い立ちを知っていて自由にアレンジしている。
素材もおいしゅうございました。
外に出ると真っ暗で、さらさらの風が気持ちがいいから。
ホテルまで歩いて帰ることにしました。
「街は歩かんとな。わからへんもんな」
ゆっくり歩いて30分くらいかしらん。
ABCストアでお水を買って、ホテルに着いたころには
おなかが少し軽くなっていました。




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タクシーの運ちゃんが遠回りしたの!
地図読みで方向感覚ばっちりのちゅんたろー、わかるんでし!




*14 いちにちは太陽とともに

Photo_15ワイキキの夜を散歩しました。
賑わってるレストラン、チーズケーキファクトリーの横を通り
モアナサーフライダーホテルのフラを見て
街頭の演奏を楽しんでいたらスティールドラムを叩いている女の人に話しかけられたりして、ABCストアに寄ってから帰ります。
ゆるゆる過ごしつつ眠くなったら眠り
夜半の月光を浴び
目覚めれば朝日です。

Photo_8

今日はいい天気。
今日も気持ちいい。
今日も元気。
気がとっても良いんです。


ホテル30階のハノハノルームでバイキング朝食。
部屋からはダイヤモンドヘッドが見えるので
西の海側の席につきました。
うーん、5つ星ホテルのハレクラニです。
Photo_9「食べ過ぎない」をモットーにいる(つもり)ので
ほどほどに選びます。
なかなかバランスいいでしょう。
担当してくれたウエイトレスさんは
メキシコ系。
とても気のつく人でした。


ちゃんと日焼け止めを塗らないとたいへんだよ。
「おお、わかってるし」
わたしも、顔だけじゃなく、腕も足もしっかりカバーします。Photo_10すでに、顔は赤いほてりが取れなくて、
ビーチサンダルの跡がくっきりついている。
手強いぞ、南国の太陽、なのです。
おっちゃんはビーチに。


わたしはのんびりいつものミニ散歩。
どんどん慣れてくるのがうれしい。
もうちょっと足を伸ばしたいけど、見回しながら、陽射しをよけ、休憩。
暑いです、ほんとは発汗してるはず。
まったく感じないのは湿度の低さがなせるわざなのでしょうね。
シャワーを浴びると必ず欲しいボディローション、いつも忘れがちなのに。
乾燥するんだろうな。
ABCストアにもいろいろ置いてあるのも納得です。


正午をすっかり過ぎたころ「今日はめっちゃ暑いわ…」と
日陰で目を細めて本を読んでいるおっちゃんのところにゆきます。
プールサイドで寝ころぶ姿は馴染みすぎていておかしい。
ヤシの木陰は涼しいからチェアを少し動かします。
Photo_11
「腹へってるわけちゃうねんけど、のど乾いたなあ」にわたしも同意。
ホテル一階のイングリディエントへ。
30ドル分のクーポンがあったのです。
見るとやっぱり買ってしまうな。
サラダとアヒの巻き寿司。
アヒ(まぐろです)がおいしいんです。
おいしい赤身をたれにつけて巻いてある。
うーん、食べた~。


気持ちはいいけど陽射しの強さに負けそう。
「君はもうようないと思うわ。部屋に戻っといたほうがええな」
うん。
Photo_12
欧米の人は真っ赤になりながら横たわっています。
いいのでしょうか、痛いかも、と心配なくらいです。
あれはきっと皮がむけますむけます。
老いも若きもそんな感じ。
日本人の女性は、日焼けをはっきり嫌っています。
長袖を着ていたり、手袋をしてる人もいます。
長袖はいいけど手袋は無粋だなあ。


ちびたちゅんたろーは夏休みが終わるころ、
どれだけ黒く日焼けしたかが自慢だったりしてたのにな。
じっくり日焼けはするけど、自分の限界の黒さも知っている。
ほどほどのところまではあっという間に黒くなるけど、それ以上にはならなかったなあ。
そんなことをなつかしみ、ゆく午後です。
Photo_13さて
「なあ。今日くらいはレストラン行かへんのか?行きたいんちゃうの?」とおっちゃん。
ホヌラウンジでぽりぽりとポテチを食べながら話し合います。
うん…行きたいけど行きたくないの。
「そんなん。一回くらい出かけような」
うん…行きたいけど行きたくない。
でも、行きたいかも。


困ったちゃんのちゅんたろーです。
ラウンジのコンセルジュの若い女性に相談することにしました。




Banner_02_2からだが冷えないのでお通じも大合格!




2009年4月 4日 (土)

*13 ラムファイヤーからの夕日

朝寝坊に昼寝もぐっすり。。Photo

3日目はよく眠れました。
ビーチサイド読書を終えたおっちゃんが戻ってきて
カクテル飲みにいこうと提案しました。
もちろん簡単に身支度を整えて
ホテル一階のラムファイヤーへ。


ここはプールやビーチに開放されている
ダイニングバーです。
カクテル、ワインにタパス(小皿料理)で楽しめる。
気軽なバーで、観光客だけでなく賑わっています。
Photo_2
生演奏が音量遠慮なしになされているので、
静かでなくちゃという人には不向きかもしれません。


おっちゃんはモヒート
わたしはピナコラーダ。
はぁ~~~~~っと。
温泉じゃないのに
ふぅーーーーーっと。
気持ちいいねー。
Photo_3
タパスといってもたぶん一皿の量はたっぷりだから、もっと注文しようとするおっちゃんを止めて、
アヒポケとチリ・カラマリ
カラマリって、イカの唐揚げって書いてあったんだけど
「これは唐揚げとちゃうで」
うんっ。
「そやけど、めっちゃうまいなっ」
うんっっ。
Photo_4
シアード・カルア・ポーク・ケサディアって何?
「わからへんけど、ほらな、うまそうやなって思ったんや」
ポークと甘いオニオンをはさんであって、チャツネが添えてあってそれがぴったり。


席を立ってビーチに人が向かいます。
太陽がもうじき沈むのです。Photo_5

振り向くとダイヤモンドヘッドもワイキキビーチも林立するホテルもオレンジに染まっています。
海辺にいても肌はさらさらのまま。
風を受けながら、海の遠くへ隠れてゆくのを見つめていました。





Photo_6








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日没を見守る人がたくさんたくさんいて、そのゆったり加減が最高でした。




    

2009年4月 2日 (木)

*12 ちゅんたろーの行動範囲

Photo

買い物は好きです。
出歩くのも好き。
ただ、はじめてのところやひとりでというのが怖くて苦手になってしまいました。
1年前に引っ越して近くの大型スーパーでひとりで買い物するまで何度往復したことでしょう。
入り口まで、入ったところまで、カゴを持ってみただけ、牛乳だけは買った、バナナも買えた、というふうに少しずつしか中に入っていけなかったのです。


最初の2日間のうちにおっちゃんと行ったので
きっと大丈夫と言い聞かせ、散歩がてらに出かけていたのが
黄緑の星印のABCストアとDFSギャラリア。
どちらもすぐに座れるところがあり、特に扉もなく開放的で
店員さんがフレンドリーというのもよかったです。
行っては部屋に戻り
また行っては戻りしているうちに、商品が見えるようになってきました。


DFSギャラリアの4階にジャックポッドというスロットマシンがあって
旅行者は1日1回遊べるようになっているので、行きます。
ちびたボールペンつきストラップにはじまり、マリオットホテルのスパの割引券、5ドル買い物券に、マウイダイバージュエリーの25ドル買い物券を手にしました。
ええ、スパ割引券以外はおっちゃんの5ドル券もわたしが使いました。
チョコレート翌日引換券も2回もらってしまったので、ちゃんといただきにいきました。
「君なあ、お店の戦略やってわかってるよな?」
へぇ、とーぜんわかってますえ。
「ほんっまに、そういうのが好きやなあ。くすす」
へぇ、ものすご好きです。
くすす。


お財布の中から、日本円をすっかり出してカードとUSドルだけにしました。
ABCストアでちょこちょこっと使うのが楽しい。
コインの種類がわからなくなって「んーーー…」と迷っていたら
レジの女性が一緒に「んーー。くすす」
お財布を引っくり返してコイン全部出して、教えてくれながら数えたり。
ピカピカのお札をぐしゃっとしたり、ペンで印をつけたりするのが不思議だったり。
すぐ前のおばちゃんが、ベタベタの日本語のまま、お土産用の袋まで要求してふつうに買い終えちゃってびっくりしたり。
レジの台にお酒を置いたら、顔をじーっと見られたり。
棚を眺めて歩くだけだったり。


猫のなわばりほどの行動範囲の見回りで
じゅうぶん堪能したちゅんたろーです。




Banner_02  USドルに慣れてきました~~~~。




 

2009年4月 1日 (水)

*11 なんにもしてないけど楽しい

ああもうすべて終わっちゃったわ。
これからはずーっとだらぁっとして
何にもしないことにします。


グルメツアーを終えて、あらためて宣言です。
ナニモシナイナニモシナイ。
「ふーん。それでええんか?」
うん、もちろん、それがいーんです。


ホヌラウンジでのんびりワインまでいただいて
ケトルタイプのポテトチップをつまみ
部屋に戻ってシャワーを浴びたりして
さあ、どうする?
どうするって、ディナーのことです。
メイクもさっぱり落としました。
何も考えてなかったもん。
Photo
「また、あれにしょう」
すっぴんぴんのまま、ちゅんたろー御用達となった近所のABCストアにゆき、パスタサラダやトルティーヤやビールやあれこれ買い込み戻ります。
ハワイで放映されている日本語の一日遅れニュースの
おっとろしく適当にしていいかげんに編成されてるのを見たりしながら
すでに眠たいおっちゃんです。
気楽で満腹で適当で笑いながら瞬間熟睡。


Photo_2

疲れて熟睡してても寝汗が出ます。
着替えようと起き上がると、乾いてしまうのがすばらしいんです。
まあいいや…とそのまま眠り、朝シャワーを浴びたらすっきり。
三日目の朝はくもり。
少し空気がひんやりします。


ホヌラウンジで簡単朝ごはん。Photo_3
ワイキキの海は日の出とともにサーファーが出ています。
沖に出るまでの影は、メダカのようです。
お、乗ってます乗ってます、おお、落ちました落ちました。
眺めていてあきないワイキキです。


「ぼくはプールサイドで本読んで、ちょっと泳ぐけど君は?」
わたしは部屋でゆっくりしてる。
「そしたら、お昼過ぎごろきてな」
うん。

Photo_4
ラナイに出たり、ベッドに寝ころんで地球の歩き方をめくったり
なんとひとりでABCストアまで行ったり
なんとなんとひとりでDFSギャラリアまで行ったり
充実すぎる時間を過ごしてから
プールサイドでごろーんとしてるおっちゃんを探しにゆきました。
芝生にはすずめが、ちゅんちゅん。

Photo_5

「さあ、ランチ、どないする?」
ホテルの中にテイクアウトもできるカジュアルレストランがあるよ。
「ほな、そこで買うてきてここで食べよう」
うんうん。
イングリディエントで初スパムむすびとチキンサラダとビール。
ボリュームがどどーん。
昨日からずっと外で食べてるね。



Photo_6
ゆるゆるぅぅぅっと、午後も時間が流れてゆきます。








Banner_02 スパムむすびは、あたたかくして売られています。知らんかった。




2009年3月28日 (土)

*10 シェラトンワイキキ ホヌラウンジ

Photo_4
シェラトンワイキキに宿泊するプランについていた特典に
ホヌラウンジの無料利用というのがあります。
これがなかなか使えるんです。


朝は6時から11時
コーヒー、紅茶、ジュースなど飲み物
クロワッサン、マフィン、シリアルやフルーツ
夕方は16時から19時
ビール、ワイン、おつまみなど
自由に楽しむことができます。
朝日、日経が一日遅れだけど読むことができ
インターネットの利用も可です。


ね、いいでしょう。
朝、そんなに食べたくないときもちょうどいいし
夕方、さあ、ばんごはんどうする?とワインを飲みながら
疲れたねーとビールを飲みながら
のんびり話すのにぴったりなんです。
ここのラナイの景色もすてきで
ダブルレインボーはここで見ることができました。
ホヌ、とは海亀さん。
泳いでいる海亀さんを目撃することもできるそうです。


二日目の朝もここで軽くクロワッサンとバナナ、パイナップルとコーヒーをいただきました。
「このちびたマフィン、激甘や、歯が痛うなりそや」
おっちゃんは新聞を読みながら、です。
B級グルメツアーから戻ってすぐにもここへ。
ビールとポテトチップスで、とりあえずのどを潤します。
くーーーーーっと。


コンシェルジュも日本語堪能か日本人。
訪れる人も日本人。
外国を味わうには、ち、ちょっとね…だけど
語学に不安がある人には情報を得るにもストレスがありません。
レストランの予約もここで相談に乗ってもらえます。
問い合わせも気楽にしてくれました。
労を惜しまない笑顔が頼もしい。
滞在中、何度も通ったラウンジです。




*9 パールハーバーUSSアリゾナ記念館ビジターセンター

ドライバー兼ガイドの金髪アレックスは
ロシアでスナイパーの訓練を受けたのだそうです。
その後、南アフリカのアルジェリアに渡り
南米のアルゼンチン、ブラジルに渡り
それから北欧へ行ったそうです。
そこここで語学を学び、どういう経緯かはわからないけどハワイヘ。
「ハワイにきてもう18年よ」
結婚された方が日本のひとなのではないかと思われます。
元、ロシアの軍人のアレックスです。


ドール・プランテーションを出て、ハイウェイを南下します。
向かうはパールハーバー。
1941年12月7日、日本では12月8日のことをアレックスなりの思いでもって熱心に語ってくれました。
右手につらなる山々。
真珠湾攻撃は、海からのものではなく北の山の谷に隠れながらの攻撃で
レーダーに映った影を自国の軍機であると勘違いし、報告が遅れたことが日本の作戦の成功につながったなど意見も熱く
日本人もアメリカ人も自分たちの国の歴史について知らなさすぎるよ、とアレックス。

Photo

穏やかな明るい港です。
立ち寄ったのは、USSアリゾナ記念館のビジターセンターです。
米軍の管理下にあり、セキュリティがとてもきびしく、バッグや大型カメラのケースなどの手荷物は持ち込めません。
お財布とカメラ、携帯電話だけを手に、バッグは置いての入館になります。
入り口には、攻撃によって沈没した戦艦アリゾナのイカリが展示してあります。
各国語に訳されたパンフレットの日本語訳をとり奥へ。
さっぱり整った庭に出ます。
対岸の白く小さく見えるのがアリゾナ記念館。
沈んだ戦艦アリゾナの真上に作られた記念館で、真珠湾観光としては船で渡って見学するのが一般的なようです。

Photo_2

ビジターセンターの観光客はまばらで、入場口には軍人さんがきびしい顔して立っています。
もっといろいろ考えられるようなはっきりした意識だったらよかった。
疲れてぼんやりしている。
ただ、ものすごく居心地が悪い。
ここを攻撃した側の国の人間なんだと思うとたまらない気持ちになる。


ひとつだけお願いです、とアレックス。
「ここでVサインをして写真を撮る日本人がいて、彼らはとても怒っています。
ビクトリーって意味ですからね。そんな意図がないにしてもそれだけはしないようにしてください。写真を撮るのは自由ですよー」
悪意がないのがさらに反感を買うということでしょうか、悪意ととるのでしょうか。
写真を撮る気が失せてしまいました。
日本はここで多くの人を奇襲で殺した、許せない、記念館がある。
アメリカは広島長崎で軍とは関係のないごくふつうの人たちを何十万人と殺したじゃないか、許せない、記念館がある。
記念館を残せない貧しいアジアやアフリカの国々の戦争の傷はと巡り、苦しくなる。


12月7日真珠湾の戦艦の上で働いていた若い若い海軍兵士の笑顔の写真が展示されています。
戦艦内で使われていた食器も焼けた鍋も、そこに生活があったことを教えています。


バスに戻り、置いていったバッグにカメラやお財布を元通りにして
そろそろツアーもおしまいだって傾いた太陽が教えてくれていました。
最後にモアナルア・ガーデンへ。
日立のCMで有名な「この木なんの木きになるきになる木」のモンキーポッドのある
ゆったりとし公園です。
傾きかけているのに日差しは強くて、木の下の大きな陰に入るとひんやり。
良い気に満ちています。
疲れたおっちゃん、芝生に寝転んで、黙っていたら眠ってしまいそう。
重たかった気持ちもあっさり去ってしまい、渋滞のはじまった道をワイキキへ。
楽しかったよ、アレックス、マハロ。
またきっと来てね、アロハ。
握手をしてバスを降りました。

Photo_3

2009年3月26日 (木)

*8 ノースショアに波はなく

Photo_6

Photo_7ジョバンニのにんにくえびを食べたいがために、このツアーに申し込んだといってもいいちゅんたろーです。
すでに目的は果たされた気分になってぼーっとしはじめたのは
その後の写真が少なく、冴えないことでよくわかります。
夕日が美しいというサンセットビーチ、風は強いけど波は穏やかです。
海のほうを向いて、人はじっと立ちつくしてしまう。
何も考えなくなるのが、いい。
ただ見て、しばらく見て、アレックスのバスに戻りました。

Photo_8

「海亀には、会えるかどうか、たぶん会えるはずなんだけどね
たまに、会えないこともあるんだよ」とアレックス。
絶対に触らないように、と注意されました。
「日本人はかわいいぃって言うけど、指を噛み切られたり、するんだよ。
それに、守られてるからね、赤いロープの外から見てください」


ごつごつとした岩を用心して歩きながらビーチで甲羅干ししている海亀さん。
Photo_9
見学に訪れた観光客が多くって、ちょっとかわいそうな気にもなってしまいました。
ふたりで話をしたい。
海亀さんと話、したい。
でも
どうやら、ツアーの時間が押してきているようです。
後ろ髪ひかれつつ、ハレイワノースシェアの怖い顔した女性サーファーの顔をおがみ
サーファーの街、ハレイワに到着です。
マツモトストア、シェイブアイスのお店まで徒歩5分。
行列ができていて、待ち時間がかかりそう。
「すぐ隣のアオキズのシェイブアイスでも同じよ。ぼくとしてはひまそうなアオキズに行ってほしいな」とアレックス。
「そんなにおいしくないのにふしぎー」とアレックス。
バスをとめたのは、アラマ・マーケットというスーパーの前です。
現地のスーパーって好き。
中をぐるり。
あれ、マカデミアナッツ農園で見たようなコーヒーがとっても安い。
手にとって見ていると
「でしょ?安いのよ。だからぼく、買いなさいって言わなかったでしょー。ドンキ行ったらいろいろ安いよー」のアレックス。

Photo_11

もうちょっと何か食べたいかも、とよぎったころ
ドールプランテーションに到着です。
ここのお庭で、フリフリチキンとパパイヤをいただきます。
長い鉄の串に丸ごとチキンを刺して、くるくる回し脂をほどよく落としながら焼いたもの。
マッシュポテトとともに。

あっさりしてるのにジューシーで、イケます。これもおいしいです。
ただただ外でごはんを食べる気持ちよさを味わって
せっかく来たけど、DOLL農場のことはちっとも記憶にありません。
パイナップルアイスがとってもおいしいそう。
それを試さなかったのが残念です。
Photo_12



ぐるり一周、オアフを南下しています。
向かうのはパールハーバー。
ちゃんと起きてアレックスのうんちくを聞くつもりのちゅんたろーです。



*7 ジョバンニのシュリンプ

Photo


以前から、食べてみたいなあと思っていたのです。
なんともいかにも、ぷりりとおいしそうで
にんにくが暑いお昼にがっつん!


アレックスのバスは海沿いを走り
ポリネシアン文化センターやモルモン教寺院を左に眺めながら
北へ北へ。
おなかへった。
Photo_2



Giovanni’s ジョバンニ、きました!
エビの屋台とでもいうのでしょうか
バスと軽トラがざくざくっととまっていて
いくつかのテントに
テーブルが適当に並べられています。
らくがきだらけのバスがトレードマークです。


すでにお客さんがいっぱい、欧米系の人が多いです。
「他にもそっくりなお店がたくさんできたけどねー。小さなえびととうもろこし油を使ったりしてけちったのねー。
つぶれちゃったよ。ジョバンニは最初から大きなえびをオリーブオイルで揚げたわけ。おいしいわけ」とアレックス。

Photo_3

ええ、ええ、がっつり、おいしゅうございました。
手づかみなので、オイルのついた指をペロリとなめたりして。
これ、午前中ビーチで泳いだりしたあとなら最高だろうな。
見回すと、ふつうに注文すると、わたしたちの量の2倍強です。
多いです、すごいです、これでじゅうぶんちょうどよかったのに。
パワフルです。
パイナップルスムージーも冷たくてさわやかな甘みがすっきりさせてくれます。



Photo_4

シュリンプのバスとスムージーのバスの間に
新聞のかわいい販売機がありました。
なぜ…。
そういえば、滞在中一度もハワイの新聞を手にとりませんでした。
日本の新聞は,
少し遅れて読むことができます。
紙面が小さくて、黒いインクが手についてしまうのが新鮮です。
ああ、これ、買ってみたらよかったなあ。






Photo_5

カフクには、えびの養殖場がたくさんあります。
すぐそこで獲れたばかりのえびってことですね。
「外でごはん食べるのって、すごくいいよね」
「そやなー、ものすご合うてるわ。まあ、うまかったな」


満足して満腹して
そろそろわたし、ぼんやり眠いし、
疲れてきました。




ここですここ!!!
ごくちまちゃんのブログでもっと知りたいジョバンニがよぉくわかります。
むふー。

2009年3月25日 (水)

*6 アヒポケ、うまーい

Photo_3
オアフ島の東はおよそ海岸線の一本道です。
ルート83を北へ北へ。
快適なドライブだけど日差しが強くて顔がちりちり焼けているのがわかります。
ああ…と思うけれど、なんだかもうしょうがないのかも。
ハワイで日傘を差すのは無粋な感じで持ってこなかったし
帽子も部屋に忘れてきました。
日焼け止めはもちろんぬったけど、バッグに入れ忘れた。
あとで後悔することにして、気にしないことに決めました。


左に連なるとんがった山々は数々の映画の舞台になったそうです。
ジェラシックパークにゴジラ。
わかる、見たことあるある、ここかあ。
ガイドのアレックスは、ときどき俳優のアルバイトもしていて
「ロスト」に出たよーと写真を見せてくれました。


チャイナマンズ・ハットと呼ばれる島が見えてくると、クアロアビーチパーク。
ここでちょっと写真休憩です。
強い日差しで暑いのだけど気持ちがいい。
じっとり汗なんてないのがすばらしい。
建物の中より車の中より、外がいちばんいい。


アレックスによると、ハワイにはホームレスの人がほんっとに多くて
社会問題なのだそうです。
若くて仕事をせずにホームレスでも、月に150ドルだかの支援が受けられる。
麻薬にかかわって中毒になったホームレス。
夜にはダウンタウンやチャイナタウンへ行かないようにと注意を受けたりもしました。

Photo_4
アレックス、お笑いから芸能ゴシップから社会問題、話題が豊富です。
オアフ島、想像したより広いです。
もしやグルメよりドライブ観光メインかもと思い始めました。
ああ、おなかすいた…。
ONO(おいしい)PUPU’S(前菜)
AHI(まぐろ)POKE(魚にんにくしょうゆなどのたれ)などと書かれた看板の前でアレックスのバスは止まります。
いただくのは、アヒポケです。


Photo_5
外にテーブルがあって、道を渡ればビーチ。
「どこで食べてもいいよー。」とアレックス。
このアヒ(まぐろ)は、すごくおいしいの。
まぐろの赤身のとてもいいところ、な感じ。
ポケの味もにんにくがきいてうまい。
ごはんが欲しくなる味です。


お店の名は、CHING’S STORE陳さんの店、おお、チャイニーズ。
アヒポケにきざんだネギが入ってたのも納得。
コンビニのような小さな食料雑貨店です。
中に入ってぐるり。Photo_9

ドッグフードやお米は、紙袋にざっくりと。
お豆腐はふつうに、干し椎茸までおいてあります。
レジの隣に古い古いファミリーの写真。
日本人もだけど、中国人も渡ってきたんだ。
はじめて日本人がハワイに渡ったのは1868年広島から。
「中国人のお店はつぶれないよ」とアレックス。
「椎茸の写真、撮るの?」とアレックス。
そりゃもう、ずーっとアレックスでした。
くすす。


Photo_7










*アヒポケ食べたら
もっとおなかがすいてきました。
このちびたな量は、アレックスの戦略でしょうか。。。



Photo_8




*5 オアフ島B級グルメツアー

あまりに期待と想像と知識がふくれあがって
自分のプランにつぶされそうになってしまったので
とにかくもう「なんにもせん、どこにもいかん、食べすぎ禁止」と決めたんです。
「オプショナルツアー、どこか行かへんの?」とおっちゃん。
到着日に、ツアーデスクで説明を受け、オプショナルツアーはいかがですかとすすめられてるときです。
「うん、行かない。いいの」とすげなかったのに
一枚のパンフレットが目に入りました。


オアフ島一周B級グルメツアー


わたしは、これに行きたい!
明日行く、明後日はいや。


気持ちをフラットにしておくと
何かしら降ってくるものだなって思いました。
おっちゃんも賛成。
あっさり決定です。
ねー、魅力ある響きでしょう。
B級ぐるめつあ~~~。
むふふ、ゲンキンなちゅんたろーです。


二日目、朝8時40分
ホテル玄関前に集合です。
迎えにきてくれたのは、金髪のロシア人アレックス。
ドライバー兼ガイドさんです。
アレックスの運転する白のちびたバスの一行は22人。
こじんまりしてちょうどいい感じ。
参加者は全員日本人です。
アレックスは、日本語でしゃべり続けます。
8時間ぶっとおしで休まずしゃべり続けます。
黙っていても誰も責めないと思うのにしゃべります。
ロシア人の明石家さんちゃんのようです。
黙っていることがストレスになってしまいそうな勢いのおかげか
わたしはほとんど眠りもせず、ずーっと話を聞いていました。
ええ、8時間。
楽しゅうございました。
おっちゃん?揺れるとすぐに眠るオトコでございました。
くすす。
ワイキキを出て、ハワイ大学を右手に見ながら
ビショップ・ミュージーアムのところを右折、ルート63を行きます。
山道です。
Photo
オアフの東海岸に抜ける前に寄ったのは、マカデミアナッツ農園です。
コナコーヒーとナッツの試飲試食をたっぷりどうぞ、とのこと。
でもね、マカデミアナッツはオアフではとれないのだそうです。
木が根付いたのはハワイ島、コーヒーのコナもだそうです。
味見だけして、つまらなかったかといえば、そんなことはなくて
いいお天気だったこの日は、とにかく外が気持ちがいい。
山の気が満ちていて、大きなモンステラがそりゃあもう伸び伸びと
遠慮なく濃い緑の葉を広げていました。Photo_2



*終わりません…ちっとも…
まだ何も食べてないし…


2009年3月24日 (火)

*4 ワイキキの夜

到着日ですもの、さすがにくたびれてきました。
ホノルルフェスティバルのパレードを眺めながら
おっちゃんに提案をしてみます。
「疲れちゃったし、何か買ってってお部屋で食べることにしない?」


却下されるだろうなって思ったの。
えー、レストラン行こうな、って。
「そやな、そうしよ。何買っていこ」と快諾。
びっくりです。


ホテルの部屋の小さな冷蔵庫はからっぽにしてありました。
それぞれが好きに使うのがいいでしょうってことでしょうね。
日本のホテルとはいろいろが違います。
アメニティも簡単だもの。
歯ブラシもひげそりもシャワーキャップもありません。
パジャマもゆかたももちろんありません。
シャンプー、コンディショナー、ボディローションと石鹸のみ。
ドライヤーは置いてあります。
そういうもののようです。


ちゅんたろー御用達になったABCストアの真上にあるロイヤルハワイアンセンターのフードコートに行ってみました。
ホテルから50m、近いんです。
「マウイタコス」で、タコスのセットをひとつ。
ここに日本人はいませんでした。
お店の女性もアメリカ人。
英語のみ、という感じ。
Photo_7
ソースやライムは好きなだけセルフサービスです。
ABCストアでコロナビールにシャンパンに牛乳など飲み物いろいろ。
おつまみやサラダを選んで戻ります。


「ハワイはこんなんが合うなあ、イケるでこのタコス」とおっちゃん。
うんうん、おいしいよね。
ライムをたっぷりもらってきちゃったので、コロナビールにしぼって、いい感じ。
食べている途中でおっちゃんすでに眠そうです。
外はすっかり暗くなってダイヤモンドヘッドは海と消えてしまいました。




Photo_8
ラナイに出て、すぐ下は
ピンクパレス
すっかり改修の終わった
ロイヤルハワイアンホテルです。
ピンクのホテルは目立ちます。


Photo_9






そのまま右に目線を移すと
シェラトンワイキキの
夜のプールからワイキキの海。
灯りが消えることはありません。






Photo_10左を向くと、カラカウア通りから、にぎやかな音楽や歌声が聞こえてきます。
山のかなり上まで住宅地があるようです。


ワイキキは決して静かとは言えません。
夜12時を過ぎても、どこかで誰かが歌い
スティールドラムの音がする。
だけどそれはイライラする騒音とは違い
楽しんでいるのがわかる。


カーテンは開けたまま眠りました。
刺すのはなんだろう。
目を開けたら、月光です。
月の光がラナイに近いわたしのベッドを照らしているのです。
まぶしいなあ…。
すでに、わたしは、じゅうぶんここにいる。


それでも、ちゃーんと寝汗をかいて
悪夢もどどーんと見るところがわたしたるゆえんです。



Photo_11




*3 到着日はロミロミから

「やりたいこと、考えとってなー」とおっちゃん。
いやだ、何もしないんだもん、考えないもんね。
でも、着いた日のことは考えておいたほうがよさそうです。
6時間のフライトのあと、睡眠不足で動き回ればしんどいはず。


わたしは経験上、あまり時差ぼけで困ることがないのです。
「今を生きるんだ、ちゅんたろー」なわたし
あっさり現地時間に慣れて、日本時間を忘れてしまう。
それに、日頃、熟睡昼寝を2~3時間しているおかげか、いつ眠ってもぐっすり熟睡してしまえる。
意外なところにラッキーはひそんでいます。


ホノルル到着は現地時間午前9時過ぎ。
でも日本時間では午前3時過ぎですもの。
「なんや、眠うてたまらん」
チェックインした12時過ぎは、日本時間の午前6時。
おっちゃんの反応は正しいです。


「のど乾いたな、腹も減ったし、これからどうする?」
ごはん食べて、ロミロミ受けようよ。
「ん?そやなあ、でも、どこがええんかわかるんか?」


調べておきました。
ホテルから近くて日本人スタッフばかりで気を遣わず受けられそうなところ。
アロハハンズ。
じぇったい日本人が出るから、予約してねと電話してもらいました。
空いてる時間は午後3時。
ランチをとるのでちょうどいいです。


トランクの荷をほどき、部屋を快適に使えるようにします。
それから、身軽な夏服とサンダルにかえて、外へ。


Photo

ホテルからほんの50m、ロイヤルハワイアンセンターが東西にのび
西に歩いて最初の角のカフェ風のお店に目が留まりました。
オープンエアで開放的、ここでええんちゃう、のどかわいたよね、うん。
P.F.CHANG’S  CHAINA BISTRO
中華だとか、ビストロだとかはメニューを見てから気づきました。
ふたりともぼんやりしています。
とりあえず「ビール」
それから、ランチメニューの中からわたしは四川風鶏肉炒め
おっちゃんは、モンゴル風ビーフ、です。
添えられたお米は、パラパラのインディカ米。
Photo_2
あら、ふーん、もうちょっと辛いといいのにな。
でも、けっこうおいしい。
ビールは最高。
わたしは素直に受け入れましたが、おっちゃんはどうも違う。
なんとも微妙な顔をしています。
まずいわけでもなく、おいしいとも言えない。
異文化との遭遇です。
Photo_3

「妙な味や、理解でけへん。変な食べ物やと思わへんか?」
中華の味付けじゃないって言う。
アジアの国でこんな気分になったことはないって言う。
おっちゃん、実感と納得が必要なオトコです。
「アメリカ、なんやろなあ」
そ、そうかなあ…、
モンゴル風だし、じゃないのかなあ。


Photo_4P.F,チャンズからアロハハンズまで
カラカウア通りを北に渡って100mくらい。
DFSギャラリアのスタバの隣の小さなビルの8階です。
アロハ~~~!
ほんとに気さく、フレンドリー、
完全日本語おっけーです。
60分のロミロミコース。
わたしの担当はたぶん地元の
からだの大きな女性です。
手のひらが大きくて分厚い感じ。
てすぐに眠たくなってきます。
おっちゃんは、あっという間にくぅっと寝息、
ごぉぉといびき。
「60分、何をされとったんかわからへんかった。ほんまにマッサージしてもろてたん?」
くすす。
お水をたくさん飲んでくださいね。
リンパマッサージで悪いものがどんどん出ていきますからね。
はい。


Photo_5

からだがぐっと軽くなりました。
到着日のロミロミ、大合格です。
カラカウア通りは、パレードで通行止めになっています。
知らなかったけど、ホノルルフェスティバルのフィナーレなのだそうです。
兵庫の園田高校の女の子たちが踊りながら近づいてきたり、オープンカーのホノルル市長さんが手を振りながら通り過ぎます。
しばらく楽しんでから、通りを渡りホテルに戻ります。
あ、その前にハワイのコンビニ、ABCストアに寄って水を買わなくちゃ。
ワイキキのこの通りには50mに1軒ABCストアがあってとても便利です。


ラウンジのラナイで白ワインを飲みながら、海を眺めていたら、
晴れているのに雨が降ってきました。
さらさらとした雨です。
たちまち、虹がかかるのが見え、声をあげてしまいました。
きらきらして、二重にもかかり出して、ひかり降るような虹です。


ワイキキに歓迎されているような気がしました。
ほんとに来れたんだなって、こんな日も来るんだなって
何か、こう、からだがほぐれていきながら、
力がすぅっとゆきわたるような輪郭の軽さは
わたしの知るはじめての感覚でした。
Photo_6




2009年3月23日 (月)

*2 ホノルルは晴れ

JALウエイルズ、関空ーホノルル便は満席です。
ま、窓際の席になってしまった…。
真ん中がおっちゃん、通路側は若い女の子。
エコノミーの席はせまいんだもん。
トイレに行きたくなったら困るやーん。
ま、まあ、きっと大丈夫。
行かなくてもすむ気がする。
9時25分離陸で、到着は6時間後だもん。
寝てたらすぐだもん。
よし、行かないことにしよう。


さっさと靴と靴下を脱ぎ、ペディキュアを塗るときに使うピンクのあれを
五本の指にぎゅうっとはさみこみました。
むくみ防止策です。Photo_2
どこも締めつけないゆったりデニムのゆったりワンピースだから楽ちん。
えらいぞ、ちゅんたろー。
もきもきしてるわりに、
いろいろ気がつくちゅんたろーです。


簡単な飲み物リストがあって、
おっちゃんとふたりスパークリングワインをいただきます。
泡もの、最高。
休暇に乾杯です。


Photo_3就寝前の薬を早く飲んで寝たい、けど、一応機内食のチェックもしたい。
軽食ですね。
オムライスにフライドポテト、ポテトサラダお豆添え、ブタの冷しゃぶ
あっさりゴマだれ和えにリンゴ
それからなんと堂島ロール。
へぇ…ふーん…むーん…うう…
一口ずつ味見して、
ごめんなさいのごちそうさま。Photo_4
このとき、同時に朝食用のちびたあんぱんと北海道ミルクパンと水が配られます。
パンはバッグに入れてしまって水だけ手元に。
薬を飲んだら、じきにぐぅ。


わたしは3時間は眠ったそうです。
シートを元に戻してくださいのアナウンスで目覚めました。
もう少し寝ていたいところで到着。
早かったって印象です。
窓の外は青い青い海、
ほんとに来れたんだって感慨がいっぱい。
ホノルルは晴れ。
光をあびれば時差ぼけもふっとぶというものです。
Photo_5

北京は八角の、バンコクはナンプラーの、独特な香りを感じました。
ホノルルは、甘いココナツや花のような香りがします。
やわらかい空気です。
さらさらと
風がそよいで気持ちがいい。
いいね、いいねー。
酸素がたっぷり、呼吸がとっても楽にできます。


トランクはホテルの部屋まで運んでもらえて
リムジンバスでワイキキのツアーデスクまで行き
そこでクーポンを受け取ったり簡単な説明を受けたりして
なーんにも悩む必要なかったです。

Photo_6
ビルを出てすぐ右の横断歩道を渡り
DFSギャラリアのビルを右に見ながら左へ。
大改装が済んだロイヤルハワイアンセンターの向こうにあるのが
滞在先のシェラトンワイキキ。
ダイヤモンドヘッドが見える29階のそれほど広くないけど開放感のある部屋のカーテンを開けラナイに出ると広がる眺望は
朝も昼も夜も夜中も、わたしを楽しませてくれました。




Photo_7


*寝てるうちに到着しちゃったので
トイレに行かずにすみましたー。


*1 ちゅんたろーオアフにゆく

ずっといつかヨーロッパに行こうと話していたのです。休みがとれたら、
そのときはヨーロッパ、フランスとスペインにな。
でも、おっちゃんは勤続疲労がたまってたまって、わたしは冬を過ごしたあとで、
取れそうな休みは3月の1週間。
それなら、南の島でゆっくりのんびりのほうがお互いいいんじゃないか。
うん、それじゃあ、念願のハワイにしよう。
ヨーロッパにも行きたかったけどハワイにも行きたい、香港にもグァムでも
どこにでも行きたい欲どおしいちゅんたろーです。


ワイキキの間違いなく部屋からの眺望の良いホテルにしようとごくちまちゃんに相談に乗ってもらって、いろんなことを教えてもらって、プランを立てました。
パスポートもあるし、エスタの登録もしました。
クリニックの先生も「ぜひ!」と喜んでくれ、薬もたっぷり、英語の処方箋も書いてもらいました。
なんの心配はないはずなのに、わたしの緊張は高まる一方で、日々苦しくなっていきます。
おっちゃんは、休みを取るためにさらに忙しく「着替えを入れるだけやんなー」と旅行のことどころではありません。
もきもき。
もきもきもきもき。
ああ、もう行きたくない、行きたいけど行きたくない。
自宅から関空まではいいんです。飛行機もまだいい、新幹線や電車のほうがつらい。
ホノルルからワイキキの空間が未知で、そこでの自分を想像できないのが怖ろしい。
ガイドブックですっかり地理は覚えてしまいました。不安の種はないはずなのに怖い。


3月15日の午後9時25分の飛行機です。
緊張しすぎて、気持ちが悪くなり、おなかをくだしてしまいました。
胸が詰まってきて「いきたくなくなった」とおいおい泣き、もういやだいやだと言いながら少し早めに家を出ました。
南海ラピートはがらがらです。
空港も人が少ない。
ツアーデスクでチケットを受け取って、荷物を預けてすぐにX線チェック、
出国審査を済まし、時間はまだたっぷりあります。
Photo

「軽くなんか食っとこなー」とビールにソーセージ盛り合わせにサラダにカツサンド。
おっちゃんは、いつも少し多めに頼み、きっちり半分をわたしに食べさせようとします。
「このカツサンド、思いのほか、ふつうにうまいなー」うんうん。
機内食はきっと10時過ぎにしか出ないはず、食べずにすぐに寝るつもりです。


はぁ、なんとかなりそうかも。
おなかがくちくなって、やっと気持ちが落ちついてきました。
「はじめてやなあ、1週間の休みやなんて」としみじみしてるおっちゃん。




こんな調子で書いてたら、いつ終わるかわからない…。
どーする、ちゅんたろー!?




*コメントのお返事、ごめんなさいです。
ハワイから携帯で投稿して、コメントもチェックして、不思議な気分でうれしかったです。
心配もたくさんいただきました、ありがとうございます。



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