「ももの村のおはなし」 Feed

2007年4月 5日 (木)

ももの村のおはなし 10(わしは、トラス)

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むかしむかしのはなしなんです

思い出してください
ももの村の村長と隣のおじちゃんがちびちゅんの家に飛び込んできたことを

「うわーーーっん!」
じょじょじょじょぉー

ああ、せいだいにおしっこもらしてからに
このキジトラネコ、怖がりだな、しょうがない
わしはそう思ったんだ
そして、やっかいなことになったのかなとも思った

「お、おい、おまえ、だれやねんっ」ってちびネコは泣いてる
「トラス」
「トラスなんて知らん、だれやねんっっ」
「トラスだ」
「それ、なに?うわんわん…」
「わしは、トラス。おまえこそ、だれだ」
「ボクはくぬぎ。くぬぎやんか、だれかて知ってるわ、うわうわん」
「知らない。わし、おまえとはじめて会うからね」
「おっちゃん、でかくてヘンやで。ボクを喰う?うわんうわーーん」
「おまえなんか食わん。ヘンでもない。わしは、トラス。おまえ、おしっこもらしたぞ。みっともない。見たところ、同じ科だがな、弱虫」
「なんやって・・ボクは弱虫ちゃうもん。科ってなに?うわーん」
「科も知らんのか。ネコ科の科だよ、ちび」
「ちびちゃうもん、ボクはくぬぎやってゆうてるのに。おっちゃん、ネコにしてはでかすぎやわ。ヘンやし」
「くぬぎ。わしはヘンじゃない。ふつうだ。泣くな、くぬぎ」
「ボク泣いてないやい、うわん。おっちゃん、顔とからだの色が違いすぎるで、うわん」
「まだおっちゃんではない。む、くぬぎはいくつだ」
「ボクは2歳や、まだ若いねんで」
「なんだ、同じトシじゃないか。おっちゃんゆうな」
「うそや!」
「ばかもの。うそじゃない、2歳だ」

ここまでくぬぎと話をしたところで、わいわい人が上がってきた
どうやら屋根裏部屋にもぐりこんでしまったらしい
やばい
ちびくぬぎのもらしたおしっこのにおいがぷいーんと気になる
わし、そうじしたい

「あんた、なんなの?」
ちっちゃい女の子が叫んだ
またか、また同じ質問だ

「わしは、トラスだ」
落ちついて言った
「そう、わしは、トラス。ネコ科。ネコは食わないぞ。そして、わしはヘンじゃない」
一気に、またふりそそぎそうな質問に回答しておいた
ああ、やれやれ
ぞろぞろとこわい顔してからに

「やっぱり、トラスだっ!はじめて見たわい」
あとでわかったけど、村長がわが意をえたり、したり
ふーん、そうなのか、でも、だからってなんだ、とわしは思うぞ
「私がはなしをする!おい、気をつけろ、でっかいな。なにするかわからんぞよ」
「どどどどどどけっ。わしが撃つ。ちちちちかよるな」
やめろよ、なんだよ、その筒のようなあぶなっかしいものは

窓の外にみずうみが見える
わし、なんで落ちたんだろなあ
うまく飛んでたのに
こんなヘマはないぞ

「あんた、足の毛がはげてるっ」ちっちゃい女の子が指さした
「いや、はげてるのではなく、ケガをして・・」
「だから、はげてるんじゃないの。あんた、顔はトラみたいなのに、からだはまっくろな豹みたい」
そ、そう、そのとおり
だが、はげじゃない、ケガだ
「オジちゃん、撃っちゃだめよ。はげを治さなくちゃ。くぬぎ、おもらししたのね、あーあ、ぞうきんをとってこなくちゃ。ううん、はげの手当てをしてからね」

女の子はちびたちゅんちゅん
村長や猟師おじさん、隣のおばさんとグレーのくぬぎよりちっこいネコ
泣き顔のくぬぎ

わし、はらがへった

風ががたがた窓をならした



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ももの村のおはなし
ももの村のおはなし 2
ももの村のおはなし 3(くぬぎのももの村)
ももの村のおはなし 4(くぬぎももの村をかたる)
ももの村のおはなし 5(つづきはいちじくちゃんにたのむわ)
ももの村のおはなし 6(トラス落下、かも)
ももの村のおはなし 7(あたしはね…)
ももの村のおはなし 8(あたくしは…)
ももの村のおはなし 9(ラベンダーの小道)


Zynqauqf わしはささみはいらん 今日もぽちっとぽちっとおねがいよろしくです

2007年3月28日 (水)

ももの村のおはなし 9(ラベンダーの小道)

N1npguac むかしむかしのおはなしのつづきですのよ

あたくしの家には畑がありますの
ええ、ちびちゃむが自分で食べたくなった野菜を育てるのです
めまぐるしく動き回るちびちゃむですの

白アスパラガスとか
芽キャベツとか
うど
きゅうり、なす、トマトはもちろん
しいたけは干すほど!
ハーブもたくさんありますのよ

ちょこまか働いたらマダムハナのところへお茶にゆきます
マダムハナは、ももの村でたったひとつのお宿です
でも、桃の花のころだけしか人が来ないので
いつもは村の人がお茶を飲みにくる
そう、カフェですわね
村でたったひとつのカフェ

そのマダムハナのカフェは、ここからラベンダーの小道を歩いて少しいったところにあるのです
あたくしもいったことがありますのよ
その小道は、ちびちゃむが「んーー、一年中ラベンダーを咲かせるっ!」
そうゆって、いろんな種類のラベンダーを植えて作ったのです

ちゃんと咲いているかどうか、元気があるかどうか、新しい品種は成功したかどうか
毎日のように、ちぇきあぅっ!
小道のおしまいにマダムハナのお店があるのです

マダムハナは、猫にフレンドリーなところがいいですわね
「あら、くまたちゃん、ささみはいかが」
あたくし、おことわりする理由がありませんのよ
すてき

ちびちゃむは、ハーブを摘んでマダムハナのところへゆくのです
もものティーにブレンドするのが上手なのですって
「んーーーー、んまかったのっ、どしてっ?」
上機嫌とマダムの魔法のポットの不思議を持って帰ってくるのですわ

ラベンダーはねむたくなりますよの
ごろごろしたくなりますのよ
事件があったって、あたくしには関係ありませんわ

くるるーん




ももの村のおはなし
ももの村のおはなし 2
ももの村のおはなし 3(くぬぎのももの村)
ももの村のおはなし 4(くぬぎももの村をかたる)
ももの村のおはなし 5(つづきはいちじくちゃんにたのむわ)
ももの村のおはなし 6(トラス落下、かも)
ももの村のおはなし 7(あたしはね…)
ももの村のおはなし 8(あたくしは…)



Zynqauqf あたくしも、ささみが大好きですのよ 今日もぽちっとぽちっとおねがいしますわ

2007年3月20日 (火)

ももの村のおはなし 8(あたくしは…)

Zuhrspp5 むかしむかしのおはなしですわ

あたくし、ももの村にすんでいるのですわ
いもうとのもんたと
ちびちゃむと
ももの村のちいさな二階だての屋根裏部屋のある木でできた古い家にすんでいるのですの

しずかな村はのんびりまったり
あたくし、とっても気にいってます
眠ってひなたぼっこ
おなかがすくとアモンレーの魚をいただくのです
ちびちゃむがゆでて、ほぐしてくれ
ときどきは、またたび風味にむしてくれます
あたくしは、むした魚のほうがこのみです

雨がつづくと、魚がなくなるのですわ、漁に出られないからあたりまえなのですわ
そうしたら、ちびちゃむは、雨ガッパをがっつり着て
「ちょっと待ってて」って出ていきます
しばらくすると、カゴに大きなカエルを捕ってきてくださるの
そうね
チキンをゆでたのににてますのよー
おいしいわー
だから、あたくしは、雨もきらいではありません

でも、ねずみを捕るのは苦手ですのよ…
ああ、ゆううつですわ
ねずみ一族退治にさんかせねばならないのですが
ああああ、ゆううつですのよ
ねずみたちは、すばやいんですもの
どーでもよろしくってよ、あたくしには

もうじき、猫の集会がありますわ
ももの村の猫は集会のときだけはみんな出てまいります
あたくしも、おっくうですけど、参加いたしますのよ
あたりまえですわ、ももの村の猫ですもの
ねずみをどのくらい捕ったかってゆうおはなしになると
帰りとうございます

え?
ええ、ぞんじています
ちびちゅんとちびちゃむは、ご学友ですもの
ちびちゅんのところのいちじくとくぬぎも顔見知りですわ

むももぉ酒?
ええ、ええ、ぞんじておりますわよぉっ
ちびちゃむがつくる、ヘンなお酒のことですわ

くるるーん





ももの村のおはなし
ももの村のおはなし 2
ももの村のおはなし 3(くぬぎのももの村)
ももの村のおはなし 4(くぬぎももの村をかたる)
ももの村のおはなし 5(つづきはいちじくちゃんにたのむわ)
ももの村のおはなし 6(トラス落下、かも)
ももの村のおはなし 7(あたしはね…)



Zynqauqf あたくしは、くまた。むももぉ酒を飲むのですわ 今日もぽちっとぽちっとおねがいデス


2007年3月17日 (土)

ももの村のおはなし 7(あたしはね…)

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むかしむかしのおはなしなのよ

あたし、くまたねーさまとちびちゃむといっしょにももの村にすんでるの
あたしは、もんた
もんたんこっ!!

ちびちゃむはね、こども
ちびちゅんと同じくらい、こどもなの
こどもだけど、ちゃんと桃のしごとをしています

ちびちゃむはね、お花がだいすきなの
それもね、ちいさなお花がだいすきなの
それで、桃の花もちいさいほうがいいなっておもって
ちいさい桃の花がコデマリみたいにいっぱい咲く桃の木をひんしゅかいりょうしました
すごいでしょ!

でね、でね
ちいさな花がいっぱい咲く桃の木には
ちいさな桃の実がいっぱいなるのよ

ちびちゃむは、そのちび桃の実でお酒をつくります
むももぉ酒

むももぉ酒はね、マニアの間ではゆうめいなの
おいしい、らしいのよ
だってね、ちびちゃむは、むももぉ酒がころあいになったときに
ちび桃の実をひきあげるのだけど
「んーーーー、んまい!」ってゆうの
その「あんばい」がむずかしくって
ちびちゃむがみつけたひみつなの

ちび桃の実はね
「んーーーーー、すっぱい!」らしいのよ

ちいさな花のいっぱい咲く桃の満開のときはね
「んーーーーーーーーー、きれいっ!!!」ってさけんでる
うん、咲いてるあいだは毎日裏庭でさけんでる
「んーーーーーーーーー、きれいっ!!!」

花のころにやってくるお酒問屋さんたちは
ちびちゃむのところにもやってくるのよ
「むももぉ酒、わけてください、ちびちゃむちゃん」

ちびちゃむはね、いばって「少しならね」ってゆうの

ちびちゃむとちびちゅんちゅんは、おともだちなのよ
ちびちゅんちゃんのところの、いちじくちゃんとくぬぎはね
あたしとくまたねーさまとは顔見知りなの


村のひとたちは、みーんな知りあいだけどねー

あたしは、アモンレーのゆでたお魚がだいすきよ
ちびちゃむはね「たまには蒸してみようか」ってやったりみたりするの
桃の木のおせわにむちゅうになると、ごはんを忘れちゃうのがときどきありえないでしょ!





ももの村のおはなし
ももの村のおはなし 2
ももの村のおはなし 3(くぬぎのももの村)
ももの村のおはなし 4(くぬぎももの村をかたる)
ももの村のおはなし 5(つづきはいちじくちゃんにたのむわ)
ももの村のおはなし 6(トラス落下、かも)



Zynqauqf もんたんこ、登場〜!むももぉ。 今日もぽちっとぽちっとおねがいデス

2007年3月14日 (水)

ももの村のおはなし 6(トラス落下、かも)

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むかしむかしのおはなしなのをおぼえていただいたかにゃー

村長さんがあわてて帰っていってから掃除をすましたちびちゅん
お隣のおばちゃんとのお茶のじゅんびをしてたの

今日はちびちゅんが焼いた天然酵母スコーンにもものティー
おばちゃんがマダムお手製のいちごジャムを持ってきてくれるのにゃって
やかんがしゅんしゅん音をあげていますのにゃ
風が窓をことことたたいているの
ねむくなってきたにゃー

そのときにゃ
村長のおじちゃんが息せききって戻ってきたの
すぐうしろからお隣のお隣の猟師のおじちゃんも顔をまっかにして走ってきた
「やっぱり、こっちにきとるのだ!」と村長さん
「ちびちゅん、だ、だ、だ、だいじょうぶだかっ!?」と猟師おじちゃん

ちびちゅんは、もものティーのかおりにうっとりしていたので
ちょっといやな気持ちになりました
お隣のおばちゃんとオーブンの余熱の良い使い方について楽しく話し合うつもりだったのにゃにゃ

お茶のしたくの手を止めてちびちゅんはゆったの
「午後にさわいではいけません、村長さんもオジちゃんもしずかにしてちょうだいな」

「おい、ちびちゅん、たいへんだ、どうやらこっちへきたのはまちがいないんだ」
「わしも見ただよ、黒い大きなケモノ、あ、あ、あ、あやつはたぶんトラスだに」
「ももの村はじまっていらいのことだ、トラスが落ちてくるだなんて…つまり、私もトラスは見たことがないのだが、トラスなら、トラスなら、どうしよう…」

ワタシ、トラスなんて知らんもん
ちびちゅんだって、もちろん知らないのにゃ
もう、うるさいにゃー
うとうとしてたところなのに

「村長さん、トラスってなに?」ととうぜんの質問をするちびちゅん
「うむ、トラスとはな…」

う、うわーーん
うわぁーーーーっん

ちびのひめいが聞こえたの
ちび、たぶん、ちびった




ももの村のおはなし
ももの村のおはなし 2
ももの村のおはなし 3(くぬぎのももの村)
ももの村のおはなし 4(くぬぎももの村をかたる)
ももの村のおはなし 5(つづきはいちじくちゃんにたのむわ



Zynqauqf トラスとはっ!!! 今日もぽちっとぽちっとおねがいデス

2007年3月12日 (月)

ももの村のおはなし 5(つづきはいちじくちゃんにたのむわ…)

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むかしむかしのおはなしのつづきやで

ボクんちのほうへ村長さんが走ってきたとこまでおはなししたよな
そやねん
なにかがあったんやと思う
ボクはバタバタしてるオトコのひとがなんや怖い
走る村長さんは怖い

そやけど、ボクは見届けなあかん
だって、ボクんちに走りこんでいったからです
ボクもおいかけました

「おい、ちびちゅんや、ここにだれかこなかったか?」
「ううん、こないよ、どうかしたの?」
「いや…それならいいのだが…こっちのほうへ逃げたらしいのだ」
「何が逃げたの?」
「うむ…わからんのだが、空から降ってきたのだ…」
「だから、何が?」
「わからんのだよ、ちびちゅん、だから、気をつけておくれ、何かあったらすぐに逃げるのだよ」
「…うん」

そうゆって、村長さんはあわただしく外へ出て別のところ、たぶん、猟師の怖いじいちゃんのところへ走っていったんや
なぞを置いていかんといて欲しいやんな

ちびちゅんは、ぽかんとしてたけど、すぐにおそうじにもどりました。
ボクは
ボクは屋根裏から屋根にのぼって外をながめることにしたんや

ももの村のいちばん北にあるボクんちの屋根からはな
南に広がるももの村がええ感じやん
近所に点在してる家の屋根が木々の間からのぞいて
その向こうにアモンレーの水面が見えます
ずーっと遠くに種島のカゲがあって森の緑と空がとけあうねん
ええねんでぇぇ
たまらんわ

ボクは屋根の上でじっとしてるうちにようそのまんま昼寝をしてまいます
いちじくちゃんは、リビングの玄関から誰がはいってくるかようわかって窓から外が見える棚の上で寝るのが好きです

それにしてもさっきの村長さん…
なんやったんかな…
眠うなってきた…

う、お、なんやねんなーーーーっ!!!



ももの村のおはなし
ももの村のおはなし 2
ももの村のおはなし 3(くぬぎのももの村)
ももの村のおはなし 4(くぬぎももの村をかたる)


Zynqauqf ももの村のおはなし、どうしたらいいのかしらん… 今日もぽちっとぽちっとおねがいデス

2007年3月11日 (日)

ももの村のおはなし 4(くぬぎももの村をかたる)

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むかしむかしのおはなしがつづいてるけど
ええよなー

あのな
ボクといちじくちゃんはアモンレーの魚が好きやねんけど
雨が続くとそうもいかへんようになる
そしたら、どうするかゆうたらな
ちびたちゅんちゅんの失敗した天然酵母パンを食べないかんようになるんや
つらいです
いちじくちゃんは、ぷいっと出ていきます
ボクは おなかがすいてるし
少しは食べるんやけど、バケットのほうが好っきやねん
皮がパリパリしてるのがええねん
失敗パンはもっそり硬うてたまりません

パン焼きに失敗するのってしょっちゅうやねん
ちびちゅんはおなかペコペコで泣きそうになってお隣にゆきます
「おばちゃん、あのね、またなの…っうっうっ」
「ちゅんちゃんや、ケーキ食べる?チキンスープもあるわよ」
ちびちゅんちゅんは、あったかいものにありつくねん
ええよなああ
はよぅ、食べられるもんをつくれるようになったらええのに
あかんたれです

「おばちゃん、失敗したのをないしょにしててね」
ちびちゅんは、そないにおねがいしてるみたいやけど意味あらへん
おばちゃん、やさしいからにっこり笑って「はいはい」
おばちゃんは、ボクらがおうちにはいっても怒らんええひとや
「くぬぎちゃん?あら、チキンのかけら食べる?」
ボクはありがたくごちそうになります

お隣のおばちゃんはやさしい上にチーズ作りも上手やしええねん
怖いんはお隣のお隣のおっちゃんや!
おっちゃんは、おじいちゃんゆうたほうがええかもしれへん
ヒゲに白いもんが混じってんねん
猟に出るひとやから大きな犬がいてて、それだけでも怖いねんけどな
近道するのんに、おっちゃんの家を通ったら、首をつかまれてほうりだされてんか!

あ。
それにしても いちじくちゃん、ぷいって外に出ていって
どないしてるんやろ…
おなか減ったってゆわへんなあ

お水はボクらんちの前に村の人が汲みにくるくらい大きな井戸があって
そこで飲むねん

なんや村長さんが走ってきました
どないしたんかな、あわててるやん
村長さんは桃の木のお医者さんもしてはるわ


ももの村のおはなし
ももの村のおはなし 2
ももの村のおはなし 3(くぬぎのももの村)


Zynqauqf ももの村のおはなし、どーなるんだろー 今日もぽちっとぽちっとおねがいデス

2007年3月 9日 (金)

ももの村のおはなし 3(くぬぎのももの村)

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むかしむかしのおはなしやねん

ももの村ゆう小さなふるい村があってな
ボクといちじくちゃんとちびたちゅんちゅんは一緒に住んでてん
ボクらはしあわせやった

ももの村はもも酒をつくってくらしてた
でもボクはもも酒をなめたことがないねん
ふしぎなにおいがすんねんけど
なめたいゆう気がせえへんからなあ
そやけど、人気があるらしいてよう売れてるみたいです

ボクにはあんまし関係あらへん
ごはんがあるかどうかのほうが問題や
ボクらのごはんは、アモンレーで獲れる魚です
魚はちゅんちゅんがゆでてほぐしてくれます
おいしいでー

そやなあ
雨がふると魚がなくなるんがこまるねん
アモンレーゆうのんは
ももの村のまんなかにある湖です
よなかにボクはひとりで行ったことがあるよ

いちじくちゃんはボクが出ていくんを見てたけどついてけえへんかったの
まっくらなアモンレーはこわかった
黒い穴が大きくぽっかりあいてるみたいやったし
そうかと思たら 波がうちよせる音がごぉぉぉぉってうなるねん
とおくのぼんやりした灯りは、種島のなまずじじいの家や
ボクはいちじくちゃんが恋しゅうなって
帰ろうとしてんけど 前にもうしろにもすすめへんかった
ぴちょん
何かがアモンレーの水面を打ちました
ボクはまっしぐらに家へ走ってってちゅんちゅんのベッドにもぐりこんだんや
たまらんわ
ぞくぞくや
ちびるかおもたわ

夜はおもろいけど 昼とはちがういきもんがおるねん
会いたいけど会いたない
会いたないけど見てみたい
いちじくちゃんがきてくれたらええのに
そしたらへいきやのに たぶん

いちじくちゃんはな、家のちょっとはなれたところまでしか見まわりせえへんの
おもろいのに 
いっしょに行こうゆうてんのに

今日はお天気やから
アモンレーではお魚釣りの人がぎょうさん出てるはずやねん
釣れた魚入りのバケツにいたずらすんのも ボクはすきです
「ちゅんちゅんとこのくぬぎかーー!」って
しかられます

生の魚よりゆでたんがええな


ももの村のおはなし
ももの村のおはなし 2


Zynqauqf ももの村のおはなしはいかが? 今日もぽちっとぽちっとおねがいデス

2007年3月 8日 (木)

ももの村のおはなし 2

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ももの村の人たちはにゃ
みーんなもも酒にかかわる仕事をしてますのにゃ

おいしい桃の実のなる木の苗を作り植えるひと
桃の木をおいしい桃の実のなるように剪定するひと
桃の木のまわりをきれいに草むしりするひと
桃の木の肥料をつくり、ころあいにあげるひと
桃の実にふくろかけするひと
桃の実をお酒にするのにちょうどよいときに収穫するひと
もも酒造りに使う樽をつくるひと
もも酒のビンを作るひと
古もも酒の管理を専門にするひと
もも酒のソムリエ
もも酒入りチョコボンボンをつくるひと
などなど、もっといろいろいるのにゃ

村のひと、みーんなでもも酒をつくるの
ちゅんちゅんはもも酒を仕込むひとなの
あんばいよーく、仕込むのにゃ

それから
村の人たちは、とくいなことをひとつ!
それを持っていると尊敬されるの
だから、ちゅんちゅんは、おばちゃんから習いました
何をにゃって?
天然酵母のパンを焼くことですにゃ
ちゅんちゅんはパンがだーいすき
だーいすきなパンを焼いて みんなに食べてもらうのですにゃ
もう少しじょうずにならなくちゃいけないってゆってる
まだまだしっぱいばかりなのにゃって

うちの隣のおばあちゃんは
牛を飼っていて チーズを作るのがとくいなの
ちゅんちゅんは、おばあちゃんのチーズがだいすきです

村の家々は、大きかったり小さかったり、みーんな古くて
古い家を だいじにしゅうりして住んでるの
ももの村はおちついた村ですにゃ

ただ…
古い村ゆえに
ねずみ一族のあんやくがあるのにゃなー

どこのうちにも猟をする犬か、ねずみをとる猫が必ずいるの
ワタシはねずみをとるのはすきじゃないのにゃ〜〜
ふみゃー




Zynqauqf 明るいのに冷え込んでます、気をつけて! 今日もぽちっとぽちっとおねがいデス

2007年3月 6日 (火)

ももの村のおはなし

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むかしむかしのことなのにゃ

ちゅんちゅんがちいさかったころ
ちびたちゅんちゅんは、ちいさな里村に住んでたの
村のなまえは
ももの村

桃の季節には遠くからももの村はそのありかがわかったものなのにゃ
桃色に染まって浮き出る桃形の村はふだんはどこにあるのかわからなくなるの
桃の季節にだけ、もも酒の問屋さんは買いつけにやってくることができるの

ももの村はもも酒を作って暮らしている村ですにゃ
ちゅんちゅんは、ちびたな家のちびたなキッチンでもも酒をつくっていました
もも酒を作るのがじょうずだったの

こどもなのになんてゆうのはやぼなのにゃ
もも酒はとってもすてきなお酒なの
赤もも酒
白もも酒
もももも酒
眠らせた古もも酒
ヌーボーもも酒
あ、ヌーボーは秋だから
村の人しか飲めないにゃー

ちびたな家の裏の小高い山に穴蔵がありました
そこには古いもも酒がしまってあるの
ひんやりした穴は、もも酒をほぞんするのにぴったりなのにゃ

家の裏の穴蔵の裏にちびたな入り口があるのにゃ
それは、ワタシとちびの出入り口
夏の暑いときは穴蔵のお昼寝がさいこう

ちびとは
でっかいくぬぎのことにゃ!

夏に元気なちゅんちゅんは
桃の実のなる夏にいそがしくしてますにゃ

おしごととは
もも酒のしこみですにゃ
だいじなのは「あんばい」

ちびたちゅんちゅんは「あんばい」がとってもじょうずだったの

ワタシとちびは
ももの村のちゅんちゅんといっしょにくらしておりました。




Zynqauqf コメントのお返事おくれております…今日もぽちっとぽちっとおねがいデス

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